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2022年11月24日更新
フルリフォームで理想の住まいを造る!知っておくべきメリットとデメリット
家のフルリフォームしたいと思ったとき、何から始めるべきなのか迷う方も多いのではないでしょうか。この記事では、フルリフォームとほかのリフォームとの違いやメリットやデメリット、費用相場や工期、使える補助金などフルリフォームの際に知っておきたい様々なことをご紹介します。
中古住宅に長年住んでいると、様々なところに問題が出てきてしまいます。
よって、中古住宅を改装したいと思う時も来ると思います。
そのような時は、フルリフォームがおすすめです。
そこで今回は、中古住宅のフルリフォームについての詳細や、建て替え・リノベーションとの違いについて解説します。
また、フルリフォームのメリットだけでなくデメリットも紹介しています。
フルリフォームのデメリットも知った上でぜひ検討してみて下さい。
目次
フルリフォームとは?
家を全面的にリフォームすることを指す「フルリフォーム」ですが、そのほかにも「スケルトンリフォーム」や「建て替え」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
ここでは、それぞれのリフォームの意味と違いについてご紹介します。
フルリフォームはスケルトンリフォームと同義
「フルリフォーム」とは、住宅の内装、外装、設備などを全面的に改装することです。
フルリフォームは「スケルトンリフォーム」と呼ばれることもありますが、スケルトンリフォームとは、住宅の柱や梁などの骨組みや基礎部分だけを残して、全面的にリフォームすることに限定した呼び方です。
建て替えは住宅の骨組みも解体するリフォーム
「建て替え」とは、既存の住宅を全て解体して、同じ場所に新しく家を建てることです。
住宅の骨組みも解体して建て直すので、新築同様の住宅を建てることができます。
フルリフォームでも既存住宅の大部分を解体しますが、骨組みや基礎部分を残す点が建て替えとは大きく異なります。
フルリフォームでは既存住宅の骨組みが残されているので、柱の位置などは変えられませんが、建て替えでは間取りや設備など、すべてを変更することが可能です。
リノベーションとは違う?
リノベーションとは、大掛かりな工事によって新築時よりも性能・機能を向上させたり、使いやすくしたりすることをいいます。
一方、フルリフォームとは、建物の基礎や柱を残した状態で家を新たに造り直すことをいい、フルリフォームの中でも性能・機能を向上させる工事はリノベーションになります。
つまり、フルリフォームの中にリノベーションが含まれており、フルリフォームをする際にはリノベーションをすることが可能となっています。
フルリフォームでできること
フルリフォームで可能となるリフォームについて、以下の5つをご紹介します。
間取りの変更
間取りの変更とは、部屋の壁を取り払って2部屋を1部屋にしたり、壁を作り空間を分けたりすることです。
フルリフォームで間取り変更をするメリットは、住宅の構造や配管・配線を見直せること、ライフスタイルの変化に合わせて部屋の大きさを変えられること、新築を買うよりも安く好みの間取りにできることなどが挙げられます。
間取り変更の費用相場は、間仕切り壁の設置が約8万円~約25万円/箇所、間仕切り壁の撤去が約7万円~約23万円/箇所です。
配管・配線の交換費用相場は、給排水配管が約5万円〜約20万円/箇所、電気配線が約3万円〜約10万円/箇所です。
ただし間仕切り壁の設置や配管・配線交換によって耐力壁の増設や仕上げの変更、設備機器の交換や外部桝の交換等追加費用がでるケースもあるため、事前に確認が必要です。
耐震補強工事・断熱工事
耐震補強工事とは、地震が起きた時でも建物が倒れないように、基礎や壁の補強・老朽箇所の取替えなどをする工事です。
また、断熱工事とは、住宅の室内温熱環境が外部の影響を受けにくくするための工事です。
具体的には、外壁・天井・床などに断熱材を入れるなどします。
耐震補強工事の全体の費用相場は、約150万円です。
築年数が経つほど、費用は高くなります。
一方、断熱工事の相場費用は、約20万円~約120万円です。
なお、価格は家の広さにもよります。
水回りの工事
水回りの工事とは、キッチンやお風呂、洗面所、トイレなどに施工する工事のことです。
フルリフォームでは、水回りの位置を変えることもできます。
水回りを使い始めて約10年~約20年後が、工事の適切なタイミングです。
また、水回り工事は複数箇所を一度にする場合が多いです。
水回り工事の費用相場は、キッチンの全体交換は約50万円~約250万円、浴室全体の交換は約80万円~約350万円、トイレの全体交換は約15万円~約50万円、洗面台・洗面所の全体交換は約10万円~約50万円です。
表層リフォーム
表層リフォームとは、キッチンやお風呂・トイレなど古くなった水回り設備のみを新しくしたり、和室をなくしてLDKへと間取りを一部変更したりといった目に見える部分的な工事のことをいいます。
つまり、基礎や柱のみを残して工事をするのではなく、一部分のみの工事となります。
表層リフォームの費用相場は、工事内容によって異なります。
例えば衛生機器のみを交換する表層リフォームにおいて、トイレのリフォームでは約5万円~約30万円、洗面所のリフォームでは約10万円~約30万円です。
外装リフォーム
外装リフォームとは、外壁の塗装、また屋根のリフォームや、外装の防水・耐震改修なども含んだ外観全体のリフォームのことをいいます。
外装リフォームにより、建物の寿命を伸ばすこともできます。
外装の劣化具合により、リフォームの内容は異なります。
外装リフォームの費用相場は、種類によります。
外壁補修であれば約80万円未満、外壁塗装であれば約80万円~、外壁材新調(張り替え、重ね張り)であれば約150万円です。
フルリフォームの予算別の施工内容
マンションの場合のフルリフォームの内容について予算別にご紹介します。
なお、戸建ての場合は足場や解体の費用が発生するため、マンションや団地に比べると費用がかかります。
予算200万円のフルリフォーム
予算200万円のフルリフォームでできる内容は、①水回りリフォーム、②内装リフォーム、③間取りの変更などです。
①は施工費用の相場が、キッチン約50万円~約250万円、トイレ約5万円~約30万円(便器の交換)、洗面所約10万円~約30万円(洗面化粧台の交換)、浴室約80万円~約350万円です。
よって、予算200万円では水回り全てをリフォームすることはできませんが、いくつかを組み合わせたリフォームは可能です。
②は壁のクロスや床の張り替えを行います。使用する素材のグレードによって、費用は変わってきます。
③は、間仕切り壁を解体したり、増設したりします。
費用相場は、約20万円~約50万円です。
予算500万円のフルリフォーム
予算500万円のフルリフォームでできる内容は、①水回りの設備全入れ替え、②壁紙・床張り替え・間取り変更、③外壁、屋根のリフォームなどです。
①は、先ほど相場を述べた通り、予算500万円では水回りを全てリフォームすることが可能です。
また、水回り4点セットなどパック商品を利用すれば、さらに費用は抑えられます。
②は、壁紙・床・フローリングを張り替えたり、間仕切り壁やドアの新設、間仕切り壁撤去などが可能です。
③は、築10年以上の場合は外壁塗装を、築20年以上の場合は外壁の張り替えや重ね張り、屋根の葺き替え、重ね葺きを行います。
予算700万円のフルリフォーム
予算700万円のフルリフォームでできる内容は、①水回りやLDKなど複数箇所を組み合わせたリフォーム、②キッチンの変更・増設を含むLDKのリフォーム、③水回りや外装修繕などです。
①は、水回りを一新するだけではなく、複数の部屋をつなげて広いLDKにすることが可能です。
②は、キッチンをアイランドキッチンや対面キッチンに変更したり、増設したりを含めLDK全体のリフォームが可能です。
③は、水回り全体と、外装の修繕が可能です。築年数が長い場合は、外装の修繕をリフォームの候補に入れるのがおすすめです。
予算1000万円のフルリフォーム
予算1000万円でリフォームできる内容は、①大掛かりな耐震補強工事、②水回りの配置を変更するなどの間取りの変更、③水回りは既製品を使用せずオリジナルのものを使用などです。
①は、基礎の補修・補強や壁の補強・増設、構造体を軽くするなどといった工事を行います。
②は、水回りを一新するのに加えて、配置を変えるため配管なども全て位置を変えるリフォームが可能です。
③は、キッチンなどの水回りを一新する際に、既製品を使用せずオリジナルの商品を使用できます。自分好みの水回りにできます。
フルリフォームの施工事例
フルリフォームの施工事例をご紹介します。
水回り中心のリフォーム
建物種別 | 戸建て |
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施工費用 | 約388.3万円(税込) |
施工期間 | 約1カ月 |
施工会社 | みやこリフォーム |
水回り中心のリフォームをした事例です。
クロスや床材を一新することで気持ちが良い空間となりました。
また白色のクロスで部屋全体が非常に明るい印象に仕上がっています。
建具も内装の基調カラーに合わせて交換しました。
まるで新築のようなお部屋です。
700万円で外装・内装フルリフォーム
建物種別 | 戸建て |
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施工費用 | 約800.4万円(税込) |
施工期間 | 約2カ月 |
施工会社 | みやこリフォーム |
外装・内装をフルリフォームし、まるで新築のような仕上がりとなりました。
水回りも一新し、キッチンは明るく開放的になっています。
こだわり素材でおしゃれな1LDK
建物種別 | マンション |
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施工費用 | 約397.3万円 |
施工期間 | 約2カ月 |
施工会社 | みやこリフォーム |
こだわり素材でおしゃれな1LDKにリフォームした事例です。
床には無垢材を使用しており、素足での踏み心地も良くなっています。
また、壁には調湿性・防臭性に優れた珪藻土を使用しております。
デザイン面だけでなく、機能面にも優れています。
間取りは変えずにハイエンドなフルリフォーム
建物種別 | マンション |
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施工費用 | 約968.7万円(税込) |
施工期間 | 約1カ月半 |
施工会社 | みやこリフォーム |
間取りは変えずにハイエンドなフルリフォームをした事例です。
ユニットバスやキッチンの他、クローゼットなどの建具でも最高級グレードのものを使用しています。
高級感にあふれ、使いやすい設備となっています。
キッチン中心のおしゃれなフルリフォーム
建物種別 | マンション |
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施工費用 | 約787万円 |
施工会社 | 株式会社バレッグス |
キッチン中心のおしゃれなフルリフォームの事例です。
セパレートタイプのアイランドキッチンを採用しました。
アイランドキッチンは、家族の様子がわかりやすく、コミュニケーションをとりながら料理ができます。
また、作った料理をすぐに配膳することも可能です。
ライフスタイルの変化に合わせた戸建ての全面フルリフォーム
建物種別 | 戸建て |
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施工費用 | 約2027万円(税込) |
施工期間 | 約3カ月 |
施工会社 | みやこリフォーム |
ライフスタイルの変化に合わせた戸建のフルリフォームの事例です。
外観のフォルムを四角くしており、モダンな雰囲気に仕上がっています。
また、白と黒を基調としており、スタイリッシュな印象です。
内装はライフスタイルに合わせて間取りを変更しました。
フルリフォームで明るいイメージに一新
建物種別 | 戸建て |
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施工費用 | 約800万円以上 |
施工期間 | 約1カ月~約2カ月 |
施工会社 | フレッシュハウス |
フルリフォームで明るいイメージに一新した事例です。
非常に開放的なリビングに仕上がっています。
また、アクセントとしての壁紙はブルー系の色で爽やかな印象です。
全体的に明るい雰囲気になっています。
フルリフォームのメリット
フルリフォームのメリットを解説します。
理想の間取りを取り入れられる
フルリフォームでは、住宅全体をリフォームできます。
給水、排水管も含めて移動させることもできるため、キッチンやお風呂など水回りの位置も自由に変えられます。
また、間仕切り壁の撤去や増設も可能です。自分用の書斎をつくったり、クローゼットを増設したりもできます。
そのため、まるで注文住宅のように自分の理想の間取りを取り入れられます。
自分のこだわりの間取りがある方は、フルリフォームがおすすめです。
耐震性・断熱性アップの工事もできる
フルリフォームでは、骨組みだけの状態にします。
そのため、腐食した柱を交換できます。
その際に土台や柱の間に斜めに入れる部材である筋交いなどで補強ができるため、耐震性アップにつながります。
また、壁や天井に断熱材を入れることが可能なため、断熱性アップもできます。
このように、フルリフォームでは、内装だけではなく機能性アップにも寄与するリフォームが可能です。
特に古い家では、耐震性も断熱性も低いことが多いため、リフォームすると安心して快適に過ごせるようになります。
建て替えよりも費用がかからない
建て替えとは、住宅の基礎の部分も取り壊して一から住宅を建てることをいいます。
一方、フルリフォームは基礎や柱部分は残してリフォームします。
そのため、基礎や柱の解体費や処分費、建築費がかからずにすみます。
その分建て替えよりも費用が安くなります。
また、建て替え時には不動産取得税や登録免許税などの税金がかかりますが、フルリフォームの場合は不要です。
こういった点からも、フルリフォームのほうが費用を抑えられます。
税金など諸費用の軽減措置がある
リフォーム時に適応される減税制度は複数あり、フルリフォーム時にも適応される場合が多いです。
例えば、耐震リフォームでは耐震工事をした際に所得税の控除が受けられます。
控除額は最大25万円です。
また、バリアフリーリフォームではバリアフリー改修をした際に所得税の控除が受けられます。
控除額は投資型、ローン型共にリフォーム費用に対する割合により算出されます。
そのほかにも、省エネリフォームや同居対応リフォーム、長期優良住宅化リフォームなどをした際に、所得税の控除や補助金を受けられます。
フルリフォームのデメリット
フルリフォームのデメリットを解説します。
予定より費用がかかる場合がある
解体してみないと家の内部の状況がわからない場合があります。
解体してみた結果、思っていた以上に腐食が進んでいた場合、追加の費用がかかる場合があります。
また、そのような場合は工期もさらに長くなってしまいます。
基本的には建て替えよりも費用が安くすみますが、家の状況によっては建て替えよりも高くなってしまう可能性があるのです。
フルリフォームは予算の目処が立ちにくいことが多いことは、デメリットの一つといえるでしょう。
大きな工事の場合は仮住まいが必要になる
大きな工事の場合で、工期が長い時は仮住まいが必要になるため、賃貸住宅を借りるための敷金や礼金、家賃が必要になります。
工事の規模が大きいほど工期が長くなるため、その分仮住まいの期間も長くなり費用がかかります。
仮住まい費用を考えておかないと、予算オーバーになり、施工したい内容のリフォームが行えない可能性もあります。
フルリフォームは時間がかかるため、予想外の出費とならないよう仮住まい費用も考えて予算を組んでおく必要があります。
集合住宅の場合は規約内でのリフォームになる
マンションをリフォームする際には、管理組合の事前許可が必要となります。
管理組合の許可なくリフォームすることはできません。
また、管理組合の許可が下りたとしても、規約内でのリフォームとなります。
さらに、リフォームができる場所は専有部分のみとなり、共有部分はリフォームできません。
ただ、専有部分であってもリフォームできない場合もあるので、規約など事前に確認が必須です。
フルリフォームを検討する時期の判断基準とは?
フルリフォームをするタイミングは、主に「家の資材設備の耐用年数が過ぎたとき」「ライフスタイルの変化が起こったとき」「災害が起こったとき」の3つだと言われています。
それぞれについて見ていきましょう。
資材や設備の耐用年数が過ぎたタイミング
住宅に使われている資材や設備には耐用年数が定められており、その耐用年数を過ぎる頃がフルリフォームを検討するタイミングの1つだと言われています。
「耐用年数」とはその設備や資材の性質や性能を維持できるとされている期間のことです。
耐用年数が過ぎた資材が使われたままの住宅は、安全性が保証されません。
特に、外壁材や屋根材などの風雨や直射日光にさらされている建設資材は劣化しやすく、耐用年数を過ぎても使い続けた場合、雨漏りなどを引き起こす原因となる可能性もあります。
一般的に木造住宅の耐用年数は30年前後だと言われているため、その築年数に近づいた頃にフルリフォームを検討し始めるといいでしょう。
ライフスタイルの変化したタイミング
フルリフォームをするタイミングとして、ライフスタイルの変化も挙げられます。
子供たちが独立したときや、両親と同居を始めることになったときなどに、フルリフォームが検討されます。
子供が巣立って使っていない部屋が増えた場合には、複数の部屋をつなげて大きな空間をつくるフルリフォームや、2階建てを平屋にするフルリフォームが考えられます。
また、両親と同居する場合には、段差を減らしたり、車いすでも通れるように出入り口や廊下の幅を広げたりするバリアフリーリフォームや、新しく部屋を増築するなどのリフォームが考えられるでしょう。
災害が起こったタイミング
災害もフルリフォームを検討するタイミングの1つだと言われています。
災害のニュースを目にして住宅の耐震性に不安を覚え、耐震性を向上させるためのフルリフォームを検討される方も多いといいます。
また地震や水害などで家の一部に被害を受けてしまった際に、その部分だけではなく、フルリフォームを選択するというケースもあります。
フルリフォームの費用相場と工事期間の目安とは?
フルリフォームでは、リフォームする場所や工事の規模によって、費用や工事期間が変わってきます。
ここではよくあるフルリフォームの例を挙げながら、それぞれの費用相場や工事期間についてご紹介します。
水回りのフルリフォーム
水回りとはキッチン、浴室、トイレと洗面所のことで、水回りのフルリフォームではこれらの設備の交換や壁材、床材の張り替えなどが行われます。
1箇所ずつリフォームすることも可能ですが、水回りすべてをまとめてフルリフォームするほうが費用が安くなる傾向があります。
水回りのフルリフォーム価格の相場は、導入する設備のグレード等によっても大きく異なりますが、約100万円~約250万円が一般的で、工期の目安は約1カ月~約2カ月です。
内装のフルリフォーム
内装のフルリフォームでは、すべての部屋の破損部分や劣化部分を新しいものに取り替え、壁紙や床材などをすべて新しいものに取り換えるリフォームが行われます。
和室を洋室に変更する工事等も内装工事に含まれます。
内装のフルリフォーム費用の相場は、建坪25坪ほどの住宅で約1000万円前後で、工期は約1カ月~2カ月半が目安です。
外壁のフルリフォーム
外壁のフルリフォームでは、住宅の骨組みにあたる部分を残して外壁を解体し、断熱材を入れて外壁材を張り直したり、既存の外壁を塗替える等の工事が行われます。
外壁のフルリフォーム費用の相場は、1平方メートルあたり約2000円前後で、工期は約1カ月ほどです。
内装と外装の同時フルリフォーム
内装と外装を同時リフォームするケースでは、断熱性や耐震性を高める工事も行うことができるため、家の外と中を一新できるだけでなく、家の機能性も大きく向上させることができるでしょう。
相場価格は約1200万円~1500万円で、大掛かりなリフォームとなるため工期は3カ月前後が目安です。
内装と外装の同時フルリフォームと共に窓サッシを替えるリフォーム
内装と外装のフルリフォームの際に窓サッシを替えるどうかでも予算は大きく変わってきます。
アルミサッシ自体の相場価格は数万円~約25万円と大きく幅があり、入れ替えるサッシの数とグレードによってリフォームの総工事費用が大きく左右されるのです。
このリフォームはフルリフォームの中で最も大掛かりなリフォームとされており、工期も3カ月以上かかることもあるでしょう。
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使用する外装材や建具のグレードにより大幅に予算が変わるので十分に検討すべきところです。
フルリフォームの資金計画に組み込むことのできるローンや補助金とは?
フルリフォームを行う際に利用できるローンには「住宅ローン」や「リフォームローン」があり、条件さえ満たせば地方自治体で用意されている補助金なども利用できます。
ここではフルリフォームで使えるローンと補助金について紹介します。
フルリフォームで使えるのは「住宅ローン」と「リフォームローン」
住宅ローン
住宅ローンは住宅を購入する際に使えるローンとして知られていますが、フルリフォームの際にも利用することができます。
住宅ローンのメリットは、借り入れ可能額が高くて金利が低く、返済期間も長く設定できる点です。
フルリフォームに必要な多額の資金の返済計画も立てやすいでしょう。
しかし、万が一返済できなくなった場合に備えて抵当権を設定しなくてはならないことや、審査に時間がかかる点などはデメリットです。
住宅ローンでの借り入れを検討する場合は、時間に余裕を持って準備することが大切です。
リフォームローン
リフォームローンは文字通りリフォームを行うための資金調達に使えるローンです。
リフォームローンのメリットは、担保を必要とせず、借り入れが決まるまでの審査期間が短い点です。
早くに融資を受ける必要がある場合には有効でしょう。
しかし、リフォームローンの借入限度額は住宅ローンよりも少なく、上限500万円程度が一般的です。
そのためフルリフォームに必要な金額をまかなえきれないケースも考えられます。
加えて、住宅リフォームと比べて金利が倍近く高い点も大きなデメリットです。
借入期間も10年間ほどと短めに設定されているものが多いため、返済計画をしっかりと立てる必要があります。
住宅ローンで減税措置が受けられる場合もある
フルリフォームの際に住宅ローンを利用した場合、一定の条件を満たせば、住宅ローンの減税措置を受けて控除額分が戻ってくる制度があります。
自身が所有する住宅について100万円を超える工事を行うことや、年収が3000万円以下であることなどが条件です。
工事内容が耐震、省エネ、バリアフリーを目的としたリフォームであれば、固定資産税の減税措置が受けられる制度も利用できます。
いずれも確定申告する必要があるため、会社員であっても忘れずに申告を行いましょう。
フルリフォームの際に利用できる補助金制度
国や各自治体では、リフォームを行う際に一定の条件を満たすことで、補助金を受給できる制度が用意されています。
下記でその一例についてご紹介します。
長期優良住宅化リフォーム事業
長期優良住宅化リフォーム事業とは、国が主導で行っている補助金制度で、住宅の耐久性や耐震性、省エネにも優れている住宅に変えるためのリフォームに対して補助を受けることができます。
補助金額は、住宅の性能によって異なり、一戸にあたり100万円~250万円まで交付されます。
耐震リフォームのための補助金
自治体によっては、旧耐震基準で建てられた家屋について耐震性を高めるためのリフォームを行う場合に、補助が受けられる制度があります。
耐震診断費用、耐震リフォーム設計、改修工事費用のそれぞれについて助成が受けられるケースも多いため、利用することで費用の負担を減らすことができます。
耐震リフォームを検討されている場合は、このような補助金制度がないかお住まいの自治体に問い合わせてみると良いでしょう。
バリアフリーリフォームのための補助金
要介護者の住宅について手すりの設置や段差の解消等の対象工事を行う場合に、上限を20万円として費用の7〜9割について補助が受けられる、介護保険の制度があります。
また、そのほかにも自治体独自でバリアフリーリフォームのについての補助金を交付する制度を設けているとこもあります。
こちらもお住まいの自治体に問い合わせてみると良いでしょう。
エコリフォームのための補助金
省エネ対策のためのリフォームに対して、国や各自治体が補助金制度を用意しています。
太陽光発電や蓄電池の設備導入や窓の断熱化などのリフォーム費用について補助が受けられるものが多いため、これらの設備の導入を考えている方は、お住まいの自治体に問い合わせてみると良いでしょう。
まとめ
以上、フルリフォームについて解説してきました。
フルリフォームにはデメリットもありますが、非常に多くのメリットがあります。
リフォームを検討している方は、自由な間取りが可能なフルリフォームを検討してみるのはいかがでしょうか。
フルリフォーム・リノベーションに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたフルリフォーム・リノベーションは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
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この記事の監修者プロフィール

atelier comado
岩本 祐子 大学卒業後、建築設計事務所にて主に住宅、公共建築、店舗、マンションの設計に10年以上関わる。
住宅においては、基本設計から監理業務まで一連のフローに携わる。
その後大手インテリア関連企業にて7年間インテリアとリノベーションをメインに業務の幅を広げる。
現在代表をしているatelier comadoでは、インテリアコーディネート、リノベーション、住宅設計をメインに活躍中。

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