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2020年11月10日更新

500万円でマンションをフルリフォームする方法

マンションのフルリフォームには多額の費用が必要であると諦めてしまう人もいるでしょう。しかし、実は500万円あればマンションをフルリフォームすることが可能です。予算500万円でできるリフォームの内容と、費用を抑えるためのポイントを解説します。

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

予算500万円でできるフルリフォーム

築年数が経過してきたり、ライフステージが変化したりすることによって、住まいの補修やリフォームが必要になることがあります。

しかし、経済的な問題から大規模なリフォームは諦めざるを得ない方もいるのではないでしょうか。

実は、部屋数の少ない70平米ほどのマンションであれば、予算500万円以内でフルリフォーム(スケルトンリフォーム)することができる場合があります。

リフォームの費用はどこをリフォームするか、またどの素材を選ぶかなどによって金額が大きく変わってきます。

一般的にキッチンや洗面所、浴室などの水回り設備のリフォームは一番費用がかかる部分であると言われています。

だからと言って水回りのリフォームを諦める必要はありません。ポイントさえおさえておけば、機能性やデザインを多少グレードの高いものにしても、予算内の費用に抑えてリフォームすることが可能です。

フルリフォームの金額例と内訳費用

実際にマンションをフルリフォームする場合は、何に対してどの程度の予算が必要となるかを知っておくとリフォームの計画を立てやすくなります。

ここでは、マンションをフルリフォームする際の費用の例とその内訳について紹介します。

以下は予算を500万円としてマンションのフルリフォームをする際の費用の一例です。

クロスの張り替え:30万円
フローリングの張り替え:70万円
間取りの変更:30万円
システムキッチンの交換:150万円
洗面所の交換:30万円
ユニットバスの交換:120万円
トイレのリフォーム:70万円
合計:500万円

クロス(壁紙)

クロスはグレードの違いによって価格帯が大きく異なります。

壁の面積が広ければその分費用の総額も大きくなるでしょう。

低価格で、スタンダードなタイプの量産品の単価は、1平米あたり約800~1,100円です。

量産品のクロスは色や柄のバリエーションがあまり豊富ではなく、汚れ防止や消臭などといった機能性も高くはありません。

しかし、量産品だからと言って品質が悪いわけではないため、選択肢の一つとして考えても良いでしょう。

一方、量産品よりもグレードの高い1000クラスと呼ばれる一般品の単価は、1平米あたり約1,000~1,500円です。

色や柄のデザインが豊富である上に、汚れ防止や消臭、マイナスイオン、アレルギー抑制などといった機能性の付いたものを選ぶことができます。

次に、クロスの張り替えをする際に気を付けたいポイントを紹介します。

壁の汚れが気になるからといって、該当する部屋の壁のみ張り替えをした場合、他の部屋との調和が乱れてしまうことがあります。

たとえ同じ型番のクロスを使用しているとしても、クロスを張り替えた部屋の壁と、経年劣化した状態のクロスが張られている隣の部屋の壁では色味が異なります。

一部のクロスを張り替えたことによって、張り替えをしなかった部屋の壁が相対的に汚く見えてしまうということがあります。

そのため、クロスの張替えをする場合は一度に全体的に張り替えをすることがおすすめです。

マンションの6畳1部屋(45平米)の壁・天井を張り替える際の費用と工期の目安は次の通りです。

量産品(1000円/1平米):4~6万円
一般品(1500円/1平米):6~8万円
工期:1日

マンションの2LDK(350平米)の壁・天井を張り替える際の費用と工期の目安は次の通りです。

量産品(1000円/1平米):30~40万円
一般品(1500円/1平米):45~55万円
工期:4~7日

フローリングは洋室居室の床の張り替えにおいて、多くの人から選ばれている人気の高い床材です。

フローリングはダニが発生しにくく、また掃除がしやすいという快適性と利便性を併せ持ちます。

既存の床材からフローリング(6畳の場合)へ変更する際の費用と工期の目安は次の通りです。

フローリングからフローリングへ変更:8~12万円
カーペットからフローリングへ変更:8~20万円
畳からフローリングへ変更:15~20万円
工期:1~2日

間取り

マンションにはラーメン構造、壁式構造という2種類の構造があります。

まず、ラーメン構造のマンションは柱で建物を支えています。そのため、ラーメン構造のマンションであれば問題なく壁を撤去して間取り変更することができます。

一方、壁式構造のマンションは壁で建物を支えています。そのため、壁式構造のマンションの場合は壁を撤去することができず、間取りの変更が困難です。

なお、5階建て以下の低層マンションの場合、ほとんどが壁式構造となっています。

また、水回りのリフォームを行う場合には、排水管の経路などを変更する必要が出てくるケースもあるでしょう。

しかし壁式構造の場合はリフォームできる範囲が限られるので注意が必要です。

次に、マンションの間取り変更に関する費用と工期の目安についてそれぞれ紹介します。

・2部屋を1部屋にする場合
壁を撤去して間取り変更する場合:18~30万円
工期:4~6日

・1部屋を2部屋にする場合
壁とドアを取り付ける場合:12~24万円
引き戸を取り付ける場合10~16万円
工期:1~3日

・追加の工事
コンセントの増設:1~3万円
照明の増設:1~2万円
照明スイッチの増設:8千~2万円

キッチン

マンションでは配管の位置などの事情により、キッチンの位置を動かすことができないことがあるので注意しましょう。

また、マンションの電気供給量の制限によっては、ガスキッチンからIHクッキングヒーターに変更ができないことがあります。予めマンションの電気供給量や配管の位置などを確認しておくと安心です。

キッチン設備のリフォームに関する費用と工期の目安についてそれぞれ紹介します。

・キッチン設備を交換する場合
I型キッチン:60~90万円
L型キッチン:75~120万円
対面型キッチン:80~130万円
工期:7~10日

・キッチンのタイプを変更する場合
L型キッチンへの変更:170~200万円
対面型キッチンへの変更:200~300万円
工期:15~20日

洗面所・浴室

洗面所は家族全員が手を洗ったり、化粧をしたり、髭剃りをしたりと様々な用途で使われます。

洗面所の高さや収納など、家族で相談して決めることで家族全員が快適に過ごすことができるでしょう。

洗面所・浴室のリフォームに関する費用と工期の目安についてそれぞれ紹介します。

・洗面所のリフォーム(スタンダードグレード):15~30万円
工期:1~4日

・ユニットバスへのリフォーム(スタンダードグレード):70~100万円
工期:2~8日

トイレ

タンクレストイレは、タンクがない分スペースが広くなり、掃除をしやすくなるというメリットがあります。

しかし、マンションの水圧の関係で設置できないことがあるので注意が必要です。

トイレのリフォームに関する費用と工期の目安についてそれぞれ紹介します。

・便器のみの交換
タンク付きのトイレに交換する場合:5~10万円
高機能なトイレに交換する場合:10~15万円
タンクレストイレに交換する場合:15~25万円

・トイレ全体のリフォーム
タンク付きのトイレに交換する場合:30~60万円
高機能なトイレに交換する場合:40~70万円
タンクレストイレに交換する場合:45~80万円
工期:1日


マンションフルリフォームで費用を抑える方法は?

マンションのフルリフォームにかかる費用を抑える方法についていくつか紹介します。

まず一つ目は、リフォームの優先順位を明確にすることです。

予算に際限がない場合は別として、限られた予算内でリフォームを行う場合は全ての要望を叶えることができるとは限りません。

住宅のどの部分を重点的にリフォームするか、優先順位を設けて計画を立てるようにしましょう。

二つ目は、場合によっては納得できる範囲でリフォームのグレードを下げるという選択肢を視野に入れることです。

リフォームしたい箇所が複数ある場合、それぞれのグレードを下げることによって広範囲のリフォームを行うことが可能となるでしょう。

三つ目は、メーカーにこだわらないということです。

似たようなデザイン、性能の建材や設備機器であってもブランドによって価格が大きくことなる場合があります。費用を抑えたい時には敢えてノーブランドのものを選ぶというのも一つの手段です。

また、後々延長コードを多用しなくて済むように、家電品の配置は将来を見越して十分検討してください。

最後に四つめは、エコリフォーム補助金やリフォーム減税を利用することです。

国や自治体が定める補助の要件を満たしていれば、補助金や減税を受けることができます。リフォームを行うタイミングで、どのような補助事業が実施されているか調べてみましょう。

フルリフォーム・リノベーションに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきたフルリフォーム・リノベーションは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!

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