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2020年11月10日更新
【ダイニングリノベーション】 L・D・Kのスタイルから解説!
近年、リビングとダイニングをつなげて、家族でゆっくりとくつろげる間取りにするリノベーションが人気です。今回は費用の相場や、ダイニングリノベーションに使える補助金や税制優遇制度まで詳しく解説していきます。
目次
ダイニングリノベーションとはどこをどのようにするものなの?
ダイニングリノベーションとはどこをどのようにするものなのでしょうか。
ここでは、リノベーションの内容などについて、詳しく解説をしていきましょう。
リフォームとリノベーションの違い
一般的にリフォームとは、建物の老朽化した部分や壊れたところを新しくきれいにしたり、修繕したりすることです。
賃貸物件で入居者が退去した後に、原状回復工事としてリフォームをする場合もあります。
一方、リノベーションとは、既存の建物に大ががりな工事を行い、住宅の性能を元の状態よりグレードアップさせて価値を上げることです。
リフォームとリノベーションは、よく混同されがちなものですが、工事の規模や住宅の性能がそれぞれ違います。
リフォームはキッチンの入れ替えなど比較的小規模な工事が多いですが、リノベーションは解体工事を伴う大規模な工事も少なくありません。
また、住宅の性能が新築並みとなる工事はリフォームとされていますが、新築以上の性能を付加する工事はリノベーションとして位置付けられています。
リビングとはどのような場所か
住宅の間取りを表記する場合に「LDK」や「DK」という語句が用いられますが、意味合いとしては「L=リビング」「D=ダイニング」「K=キッチン」というものになります。
リビングとは「リビングルーム」を略した語句で、家族が在宅している時間、長い時間を過ごすスペースを指します。
近年の住宅では洋室の部屋が多く、ダイニングやキッチンとつながっている間取りが多いです。
そのため、ダイニングとしてだけではなく、キッチンやリビングの一部と考えてリノベーションするケースが多いようです。
リビングのスタイルとリノベーションの費用相場
リノベーションの費用相場は、リビングのスタイルや広さによって違いが出てきます。
リビングをリノベーションする際には、リビングとキッチン、ダイニングとの間取りをどうとらえるかを考えなくてはなりません。
ここでは、それぞれの間取りについての特徴や、費用相場を見ていきましょう。
L(リビング)
リビングのリフォームは、広さや使用する内装材のグレード、工事の内容などによって、かかる費用が大きく変動します。
一般的に、リビングだけのリノベーションの費用相場は15~150万円程度が多いようです。
しかし、間仕切りを撤去してリビングを広げたり、デザイン性や素材を重視したりすると、200万円を超える工事になることもあります。
LK(リビングキッチン)
リビングとキッチンを同時にリノベーションする場合は、キッチンの流し台などのグレードや、流し台の配置の移動などで費用が大きく変わります。
例えば、賃貸アパートなどによくあるローグレードの小さな流し台を交換し、クロスを貼り替えするだけなら100万円もあれば十分です。
しかし、人造大理石のワークトップがあるハイグレードな高級流し台の場合、クロスや床を張り替えたり、間取りの変更などをしたりすると300万円近くかかることもあります。
間取りの変更とは、例えばキッチンとリビングが壁で仕切られている場合、壁を取り壊して壁付けされていた流し台を対面式の流し台に変える等の工事を指します。
LD(リビングダイニング)
以前はリビングとダイニングが分かれた住宅が良く見られましたが、近年では、食事とリラックスするときのスペースが一緒になったリビングダイニングの間取りが人気です。
リビングとダイニングの間仕切りを取り壊してリノベーションする工事では、100〜200万円以上かかることもあります。
壁や天井などのクロスや、フローリング床材などの交換だけでしたら、50万円未満でリフォームすることも可能です。
しかし、消臭効果のある壁材など高額の材料をを使用すると、やや高めになります。
また、ダイニングを新しくすると、結果的にテーブルセットや照明などを一新することになる場合も多いので、インテリア費用も別に試算しておくと良いでしょう。
LDK(リビングダイニングキッチン)
LDK(リビングダイニングキッチン)を丸ごとリフォームする際の相場は、広さや流し台などの住設機器、クロスなどの内装材のグレードによって違いがありますが、300万円以上は見ておくのがよさそうです。
工事内容としては和室を洋風のリビングに変更し、キッチンとつなげて一体化させたり、キッチン付きのダイニングとリビングの間仕切り壁を撤去して、広々とした空間に生まれ変わらせたりする工事がよく見られます。
LDKについては、キッチンの設備機器をどう配置するかで「LDK」「L・DK」「LD・K」などと分類されます。
また、料理研究家などのおしゃれなキッチンでよく見られる「キッチン一体型」も人気です。
キッチンカウンターとダイニングテーブルが一体になったキッチンで、家族だんらんをキッチン回りに求めたいご家庭にぴったりでしょう。
生活感を出したくない方はドアなしの別室型キッチンがおすすめです。
ドアなしで、リビングやダイニングとつながっている場合は行き来もしやすく、料理の配膳にもあまり支しつかえません。
価格帯別できるダイニングリノベーションとは
ここでは、価格帯別にできるダイニングリノベーションをご紹介します。
50万円までのダイニングリノベーション
ダイニングの壁や床、天井クロスの貼り替えのみの場合は50万円未満でリフォームができることが多いです。
一般的なビニールクロスを使用した場合の壁紙交換費用は、平米あたりの単価が1,000〜3,000円が相場なので、8畳のダイニングの場合、約10万円程度です。
ダイニングの床材と壁紙を張り替える場合は、一般的な素材の場合、リフォーム費用は8畳で約30万円程度を見ておきましょう。
100万円までのダイニングリノベーション
50〜100万円でできるダイニングリノベーションでは、カウンターを設置したり、それに合わせて内装をリノベーション、収納などを設置をしたりする工事ができます。
この価格帯でしたら、素材やデザインにこだわった内装も可能です。
水気がこもりやすいダイニングの壁に、珪藻土とエコカラットなどの内装材を使用しても良いでしょう。
また、床暖房などの機器設置もできますから、冬場の寒さ対策にも最適です。
150万円までのダイニングリノベーション
150万円までの予算では、大幅に間取りを変更するダイニングリノベーションも可能です。
ダイニングとリビングやキッチンなどの間仕切りを撤去するような、大がかりなリフォームができます。
同時に壁や天井などのクロスを交換する場合は、使用する内装材や工事面積によって費用が大きく変わることもポイントです。
200万円までのダイニングリノベーション
200万円までの費用の場合、内装材に自然素材を使うなど、素材やデザイン性にこだわりを持つことが出来ます。
気密性や断熱性など住宅の性能も向上させたり、子どもが勉強をするコーナーを作ったり、家族が暮らしやすい家へとグレードアップさせるのもおすすめです。
もちろん、間取りの変更や、和室から洋室へのイメチェンなど、現在の家族構成にぴったりの思い切ったリノベーションも実現します。
ダイニングリノベーションを行う際の留意点はあるの?
それでは、ダイニングリノベーションを行う際の留意点には、どのようなものがあるのでしょうか。
ダイニングならではの注意点などについて、詳しく解説をしていきます。
どのようなダイニングにしたいのか明確なビジョンを持つ
ダイニングリノベーションをする際には、インテリアのスタイルを決めることが重要です。
ダイニングにはテーブルセットや食器棚などの家具が付き物ですが、自分が好きなインテリアのタイプをイメージして、内装材や住設機器を選ぶようにしましょう。
例えばカントリースタイルなどの明るい雰囲気のインテリアが理想でしたら、明るい木目調の床や家具にするなど、インテリアの種類によってふさわしいカラーがあります。
あらかじめ、どのようなダイニングにしたいのか明確なビジョンを持ってからリフォーム計画を立てるのがおすすめです。
動線を意識したテーブルの配置や広さの確保
導線を意識してテーブルやキッチン流し台の配置をすることも重要です。
ダイニングにはテーブルが必需品ですが、調理してからスムーズにテーブルに料理を運ぶためにも、動きやすい動線にテーブルの位置があるようにしないと効率が良くありません。
また、人が通りやすい広さを確保することも大切です。
ストレスなく食事やリラックスをするために、広さにはある程度の余裕を持ってリノベーションをしましょう。
マンションの場合は管理組合への申請や専有部分と共用部分の確認をする
マンションの場合は、管理組合への申請が必要です。
専有部分内であれば、基本的にリフォームを行うことは所有者の自由ですが、例えばキッチンの配置を変更する場合、配管工事の範囲が専有部分以外の共用部分や他の住戸に及ぶ場合は工事ができません。
そのため、まず最初にリフォームしたい部分が専有部分内で済むかどうかを管理組合にきちんと確認してから、工事契約をするようにしましょう。
ダイニングリノベーションに使える補助金や優遇制度は?
ダイニングリノベーションには、国や各自治体が実施している補助金や税制の優遇制度が使えます。
これらを賢く利用してお得にリノベーションをしていきましょう。
ダイニングリノベーションに使える補助金
国や各自治体が実施している補助金や助成金制度は、以下のようなものがあります。
それぞれ、条件や申請期間があり、下記以外にも自治体によっては増改築・間取り変更・床暖房設置などに補助金が支給される場合がありますから、お住まいの地域の自治体に確認するようにしてください。
次世代省エネ建材支援事業
住宅の屋根や壁などに断熱リフォームをしたり、断熱効果の高い窓と交換したりなど、省エネ・断熱リノベーション工事をし、住宅の性能が高まる場合、最大200万円が国から交付されます。
次世代住宅ポイント(2019年10月から実施)
次世代住宅ポイント制度とは、消費税率10%が適用される一定の省エネ性、耐震性、バリアフリー性能等を満たす住宅や家事負担の軽減に資する住宅の新築やリフォームをした人を対象に、様々な商品と交換できるポイントを発行する制度です。(申請受付は2020年8月31日で終了)
部屋リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた部屋リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は見積もり比較のステップへ行きましょう!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

一級建築士事務所アルド住宅研究所
弘中純一一級建築士、宅地建物取引士。プレファブ住宅の開発からスタートし、以来40年にわたり住宅産業に従事。建築設計事務所・住宅リフォーム会社の経営を経て、現在は住宅の悩みを解決する、コンサルティングを中心に活動中。

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