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2022年05月06日更新

エコキュートにするべき?メリット・デメリットや、価格・費用を紹介!

高効率給湯器のエコキュートですが、価格も高い場合が多く導入を悩まれている方も多いのではないでしょうか。ここではメリット・デメリット、寿命や交換費用について詳しく紹介していますので、導入を検討されている方は参考にしてみてください。

エコキュートの仕組み

エコキュートとはどのような仕組みの給湯器なのでしょうか。

分からない方も多いと思いますので、ここではエコキュートの仕組みについて紹介していきます。

エコキュートはヒートポンプユニットを使用して大気中の熱を集めて約80度のお湯を沸かし、沸かしたお湯を貯湯タンクに貯めています。

お湯を使用する場合にはタンクのお湯と水を混合させて使用するため、タンクに保管しているお湯の量よりも多いお湯を使用することができるのです。

エコキュートのヒートポンプユニットには自然冷媒(CO2)が使用されており、地球環境への負荷を抑えた工夫がされていて、動かすための電気も夜間の安い電気を使用するため、地球にも経済的にも優しい給湯器と言えます。

電気を使用してお湯を沸かす給湯器として電気温水器が挙げられます。

電気温水器はヒーターのみで水からお湯を沸かしているのに対して、エコキュートは主に大気熱を利用しているため、電気の使用量が大きく異なります。

一般的には電気温水器の約4分の1の費用でお湯を沸かすことができるため、大気熱を利用しているエコキュートはエコであると言えるでしょう。

また、夜間の電気を使用しているため、電力のピークシフトにも貢献しています。

以上を踏まえると、多方面にわたってメリットの大きい給湯器がエコキュートなのです。

エコキュートの価格と費用

エコキュートの設置を行う場合、現在の給湯器の機能や給湯器の種類によって必要な工事の内容が大きく変わります。

また、商品の選定においてもタンクの大きさや追い焚き機能の有無、高圧力タイプなど、さまざまな種類があるため金額が上下しやすいです。

ここでは一般的な追い焚き機能付きのガス給湯器から370Lの追い焚き機能付きエコキュートへ入替工事を行う場合の目安の費用を紹介します。

商品価格

  • エコキュート本体(370L追い焚き機能付き) :約27万円
  • リモコンセット:約1万5千円
  • 脚部化粧カバー:約7千円

小計:約29万2千円

仮設工事

  • エコキュート用コンクリート土台:約5万円
  • 仮設ボイラー:約1万円
  • 養生費:約3千円

小計:約3万3千円

電気工事

  • エコキュート用電源工事:約4万円
  • 電力会社への申請費用:約3万円

小計:約7万円

入替工事

  • 既存給湯器処分費:約1万5千円
  • エコキュート本体設置費:約4万5千円
  • 水道工事 4.5万円
  • リモコン設置費:約3万円 ※新規でリモコン線を引く場合

小計:約9万円

その他

  • 残材処分費:約3千円
  • 片付け・清掃費:約千円
  • 現場管理費:約3千円

小計:約7千円

合計費用:約49万2千円

工事費はあくまで事例に基づいた目安の工事費であり、実際には選定する商品や設置状況によって大きく異なります。

複数の専門業者に現場調査を依頼し、見積もりを貰って見比べることをおすすめします。

現在使用している給湯器がエコキュートの場合には入替工事のみで済むため、比較的安価に交換をすることが可能ですが、他の種類の給湯器から交換をする場合には前述で紹介した通り、さまざまな工種が絡むことになります。

そのため、エコキュートを導入する場合の費用は従来の給湯器よりも高額です。

しかし、エコキュートの最大の利点は導入後のランニングコストがどの給湯器よりも安価という所にあります。

プロパンガスを使用しているガス給湯器や電気温水器の場合には約4分の1程度のランニングコストに、都市ガスの給湯器の場合でも約半分程度のランニングコストで使用することができます。

実際に10年程度使用を続けることで、大抵は導入費の差額を回収することが可能です。

導入を検討されている方は参考にしてみてください。

エコキュートのメリット・デメリットとは?

エコキュートには従来の給湯器と比べるとどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

メリットとデメリットに分けて確認してみましょう。

エコキュートのメリット

エコキュートのメリットを簡単に5点紹介します。

光熱費が安い

前述している通りエコキュートにかかる光熱費は安く、設置工事費の差額を回収できます。

また、回収後は節約に繋がっていくため大きなメリットと言えます。

環境にやさしい

自然冷媒を使用しているだけでなく、電力のピークシフトにも貢献しているため環境に優しい給湯器と言えるでしょう。

非常時にタンク内のお湯が使える

エコキュートはタンクに貯めてあるお湯を非常時に生活用水として使用することができます。

飲用はできませんが、断水時に生活用水を確保できるというのは生活していく上で安心ではないでしょうか。

操作方法がわかりやすく管理しやすい

液晶タイプのリモコンのため操作がわかりやすいです。

操作も基本的にはボタン1つで済むものが多いため、管理もしやすいでしょう。

火を使用しないため安全

従来のボイラーは熱源を燃やすことで得た熱を使ってお湯を沸かしているため、不完全燃焼などで火事を引き起こす可能性があります。

エコキュートは大気熱を圧縮して得た熱でお湯を沸かすため、火事の心配もなく、安全です。

エコキュートのデメリット

エコキュートのデメリットには下記の項目が考えられます。

設置費用が高い

本体費用、工事費用ともに高額になりがちなのがエコキュートです。

すぐにお湯が出ない・湯切れの心配がある

エコキュートはお湯を出す際にタンクのお湯と水を混ぜてお湯を出すため、すぐにはお湯が出ません。

また、タンク内のお湯が無くなってしまうとお湯が出なくなってしまうため、湯切れの心配があります。

湯切れについては使い方次第で防ぐことができますが、気をつけなければならない事に変わりないためデメリットと言えるでしょう。

お湯の量を管理する手間がある

湯切れのところでも述べましたが、使用できるお湯の量に限りがあるため管理が必要です。

広い設置スペースが必要

エコキュートはヒートポンプユニットと貯湯タンクに分かれているため、それぞれのスペースを確保する必要があります。

そのため設置スペースはどうしても広くなってしまいます。

室外機は騒音がある

エコキュートは夜間の安い電気を使用して運転するため、夜間にはヒートポンプユニットが動く事になります。

エアコン同様にヒートポンプユニットが動作すると騒音が出てしまうので注意が必要です。

飲用できない

タンク内に水道水を組み上げているとは言え、タンク内には汚れが蓄積している場合もあり、基本的には飲用できません。

以上がエコキュートを導入する際のデメリットです。

デメリットは数が多いものの、使い方の工夫をすれば防げる項目も多いです。

メリットで得られる恩恵は大きいものが多いためエコキュートの導入を検討されている方は参考にしてみてください。

エコキュートの耐用年数とは?

一般的にエコキュートの耐用年数は約10年〜約15年と言われています。

これはメーカーの部品保有期限が生産終了から約8年程度の場合が多いためです。

ここではヒートポンプユニットと貯湯タンクの寿命、エコキュートの修理方法と費用について説明します。

エコキュートの寿命

前述の通りエコキュートの寿命は約10年〜約15年程度です。

ヒートポンプユニットと貯湯タンクのそれぞれが多くの部品によって構成されており、壊れやすい箇所についてもある程度決まっています。

ここではそれぞれ故障しやすい部品とおおよその寿命について紹介します。

まずはヒートポンプユニットです。

ヒートポンプユニットは貯湯タンクよりも多くの部品により構成されています。

中でも故障しやすい部品は水回路系統の部品です。

主に循環ポンプや流量センサーなどが挙げられ、いずれも約7年が寿命の目安とされています。

続いて貯湯タンクです。

貯湯タンクもヒートポンプユニット同様に水回路系統の部品が故障しやすいです。

特に流量調整弁や混合弁などの負荷がかかりやすい部品の故障が多く、早ければ約5年ほどで不調を来す場合がありますが、これらのメンテナンスを定期的に行っていれば貯湯タンクは約10年〜約15年の寿命があります。

エコキュートの修理方法と費用

エコキュートの修理はエラーコードや症状に応じた部品の交換を行う必要があります。

そのため、症状によって修理の費用は大きく異なります。

あくまで目安になりますが、ヒートポンプユニットの修理費と流量調整弁などの簡単な部品交換の費用を紹介します。

まずはヒートポンプユニットの修理費用です。

エラーの内容によって金額は大きく異なりますが、電子回路系の部品の交換を前提と考えると約8万円〜約15万円の費用がかかります。

交換作業のために一度分解する必要があることや、部品の価格が高価なこともあり、この程度の費用を見込んでおく必要があります。

続いて簡単な部品交換です。

この場合は約1万円〜対応可能な場合が多いです。

壊れている部品の数によって値段は前後しますが、部品が比較的安価で作業もそこまで難しくないためこの程度の金額で修理が可能になっています。

エコキュートの不調は1カ所ではなく複数同時に起こる場合があります。自己判断は避け、専門業者やメーカーに問い合わせをして、対応してもらうことをおすすめします。

エコキュートを使用する注意点とは?

エコキュートを使用する際の注意点はランニングコストと製品寿命に関するものがあります。

ここでは電気代の節約方法とエコキュートを少しでも長持ちさせるために心掛けるべきことを紹介しますので参考にしてみてください。

エコキュートの電気代を節約するには

エコキュートは夜間の電気を使用してお湯を沸かして使用する商品です。

まずは電気料金のプランについて、夜間の電気代が安くなるプランを契約しているかどうか確認しておきましょう。

また、湯切れを引き起こしてしまうと例外的に日中の高い電気を使用して沸き増しを行います。

この沸き増し運転を行ってしまうと、ランニングコストが高くなってしまいますので、まずは湯切れを起こさないように規則正しい生活を送るようにしましょう。

エコキュートを長持ちさせるには

設置した後のエコキュートを長持ちさせるためには周辺の確認を定期的に行ったり、メンテナンスをすることが大切です。

中でも以下の5点はエコキュートの寿命に直結する内容となるため意識的に確認してみてください。

  • 貯湯タンク・ヒートポンプユニットの定期的なメンテナンス
  • 本体周辺に物を置かない
  • 日々の掃除を行う
  • ファンに異物が入らないようにする
  • 必要に応じて運転を休止する

また、施工前に確認するべき点に水質があります。

相性の悪い水(地下水や井戸水など)を使用してしまうと錆などの原因になり、寿命を早めてしまう恐れがあります。

必ず水道水を使用するように心掛け、万が一、井戸水などを使用しなければならない場合には事前に水質の検査を行い、専門業者に使用可能かどうか判断してもらうようにしましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】小川剣人

みやこリフォーム(株式会社オガワ)

小川剣人

大阪大学、グロービス経営大学院卒。宅地建物取引士や電気工事士など資格多数所有。日本生命やリフォーム紹介サイト運営会社を経て、みやこリフォームに従事。水回りや内装を中心に年間100件程度のリフォーム工事に従事。

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