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2022年05月06日更新
エコキュートの買い替えに検討すべき時期と価格とは?リースを活用すべき?
エコキュートは、どんな症状が出たら買い替えた方が良いのでしょうか。エコキュートの耐用年数と故障時の症状を知り、適切な時期に交換を行うことが大切です。この記事では、エコキュートの買い替えにかかる金額や方法、故障状況について解説します。
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- 監修者久田麻里子
エコキュートはどんなときに買い替えを検討すべきでしょうか?エコキュートの耐用年数と故障時の症状を知り、交換時期を見極めることが大切です。
また、エコキュートの価格相場はいくらなのか、リースを選ぶべきかで悩むこともあるでしょう。
本記事では、エコキュートの買い替えに検討すべき時期と費用について解説します。
リースを活用すべきかどうかについても紹介するため、ぜひ参考にしてください。
目次
エコキュート買い替えのタイミングとは?
エコキュートは、耐用年数を迎えた頃か、エコキュートが故障したときに交換を検討しましょう。
ここでは、エコキュートの寿命と買い替えのサインを紹介します。
エコキュートの寿命
エコキュートの一般的な寿命は、約10年です。
しかし、設置環境や使用頻度によっても耐用年数は異なります。
そのため、一般的に伝えられる寿命よりも早く、買い替えのタイミングが来ることも少なくありません。
また、エコキュートは部品によって寿命が異なります。
エコキュートは、ヒートポンプユニットと貯湯タンクで構成された給湯システムです。
ヒートポンプユニットの寿命は約5年〜約15年、貯湯タンクの寿命は約10年〜約15年が目安です。
特に、エコキュートの中でも重要な役割を持つ、ヒートポンプユニットが故障した場合の修理費用は高額となります。
エコキュートの設置から約10年程度経過した際には、交換を検討すると良いでしょう。
買い替えを検討すべき故障状態
耐用年数の時期を待たずとも、故障のサインが出た場合には交換時期だと考えましょう。
ここでは、よくある故障の種類と故障時の症状を紹介します。
エコキュートの故障の種類
エコキュートの買い替えを検討すべき故障状態は、以下3つです。
- エコキュートの初期故障
- 経年劣化による摩擦故障
- 偶発故障
エコキュートを設置して間もない時期に不具合が起こった場合は、初期故障の可能性があります。
初期故障は、設置業者のミスであるケースが多く、大抵の場合は設置業者が無償で対応してくれるでしょう。
エコキュートの故障で最も多いのは、経年劣化による摩耗故障です。
長年使用していくうちに、エコキュートに使用されているパッキンや弁が摩耗します。
通常は、定期的なメンテナンスで摩耗した部品を交換します。
しかしメンテナンスを怠ると摩耗した弁から水漏れが起こり、本体そのものの故障につながるケースも少なくありません。
偶発故障は、エコキュートの設置段階では気付けなかった故障が、時間の経過とともに障害を起こす故障です。
エコキュートの故障では珍しいケースですが、寿命を短くしてしまいかねないため、急にエラーが出るようになった場合はすぐにメンテナンスしましょう。
エコキュートが故障したときの症状
エコキュートが故障すると、以下のような症状が出ます。
- リモコンに頻繁にエラーコードが表示されるようになった
- 設定温度までお湯が温まらない
- 異音がする、運転音がおかしい
- お湯張りができない
- お湯ができるまで時間がかかる
- お湯が止まらなくなる
- 水しか出なくなる
- 水漏れがみられる
このような症状がみられた場合は、そろそろエコキュートの交換時期だと考えましょう。
エコキュート買い替えの価格とは?
エコキュートの買い替えにかかる費用は、約30万円〜約70万円です。
エコキュートの買い替えにかかる費用は、製品によって異なります。
エコキュート本体の価格は約20万円〜約35万円が相場です。
高性能・高機能であれば、金額は高くなる傾向にあります。
交換工事費は既存の機器種類によって異なり、一般的には以下の通りです。
- エコキュートからエコキュートへの交換工事費用…約10万円〜約15万円
- 電気温水器からエコキュートへの交換工事費用…約12万円〜約18万円
- ガス給湯器からエコキュートへの交換工事費用…約15万円〜約20万円
ただし、ここに記載した金額は平均相場で、工事価格や販売価格は取扱店や業者によって異なります。
設置する状況によって工事価格が高くなることも考えられるため、あくまでも目安とお考えください。
複数業社に現場調査を依頼し、見積もりをもらって比較検討することをおすすめします。
エコキュートの買い替え費用を抑える方法とは?
買い替え費用を抑えるには、本体価格が安い「給湯タイプ」のエコキュートを選びましょう。
エコキュートの種類は、以下3つに分けられます。
- 全自動のフルオートタイプ
- 足し湯のみ手動のオートタイプ
- 給湯器と同じ使い方の給湯タイプ
全自動のフルオートタイプは、ボタン1つでお湯はりから保温、足し湯を自動で行えます。
オートタイプは、足し湯のみが手動で、お湯はりは自動でできるタイプです。
給湯タイプは、蛇口をひねってお湯を入れるタイプで、従来型の給湯器と同じ使い方ができます。
機能がシンプルな給湯タイプのエコキュートが、最も安価です。
また、エコキュートの交換工事費用を安くするためには、本体の価格を抑えることがポイントです。
工事にかかる費用は、業者によって大きく異なるというケースは少ないでしょう。
そのため、エコキュートの本体価格に注目することをおすすめします。
買い替えとリース、どちらを選ぶべきか?
エコキュートを導入するには、買い替えとリースという2つの選択肢があります。
ここでは、リースと買い替えのケースのメリット・デメリットを詳しく解説します。
エコキュートのリースとは?
エコキュートのリースとは、本体をレンタルすることです。
毎月、一定額のリース料金を支払うことでエコキュートが利用できます。
エコキュートをリースで導入すると、ご自宅に設置されるとしてもエコキュート本体の持ち主は、あくまでもリース会社です。
そのため「レンタル料」として利用料を支払います。
月々の利用料金は、使用するエコキュートの種類にもよりますが、月当たり約5,000円が相場です。
エコキュートをレンタルするメリットとデメリット
エコキュートをレンタルする最大のメリットは、初期費用がかからずに月額料金だけで導入できることです。
場合によっては導入費用がかかることもありますが、購入よりも安く済む場合が多いでしょう。
また、エコキュートをリースで導入すると、機器の持ち主はリース会社となるため、万一故障した場合は、リース会社が修理費用を負担します。
特に、購入した場合にはメーカーの保証対象外となってしまう自然災害による故障でも、レンタルの場合では修理費用はかかりません。
エコキュートをレンタルするデメリットは、リース期間が終了しても満了後に所有物とならない可能性があることです。
契約の内容はリース会社によって異なるため、契約前にしっかりと確認しましょう。
また、設置状況によってはエコキュートの工事費用が別途かかる場合もあります。
そして、リースは基本的に、契約途中での解約ができません。
解約には違約金が必要となります。
また、希望のエコキュートの機種が選べない場合があることもデメリットです。
例えば、導入したい機種があっても、リース会社で取り扱いがない種類であれば、他の機種を選択せざるを得ません。
以上のメリット・デメリットを踏まえると、トータルコストとしてはエコキュートを買い替えるよりもリースのほうが割高になる可能性があります。
エコキュートの買い替えを選択すべき理由とは?
エコキュートをローンではなく一括で購入できる場合は、買い替えをおすすめします。
例えば、エコキュートの耐用年数が近づいた時期に故障した場合は、買い替えを検討しましょう。
また、自然災害で故障した場合はメーカーの保証対象外です。
そして、修理に10万円以上かかる場合も、エコキュートを買い換えた方が結果的にはコストを抑えられます。
また、修理しても同じエラーが何度も発生する場合は、本体の寿命が近づいている証拠です。
加えて、設置から15年以上使用しているエコキュートは、故障する前に買い替えを検討しましょう。
故障の際に、交換部品が生産終了していて、修理が行えない場合があります。
エコキュート買い替えに頼るべき業者とは?
エコキュートを買い替える際の工事業者は、信頼できる業者を選びましょう。
電話対応の受け答えが雑であったり、メッセージの返信が遅いといった対応が悪い業者は、施工技術やアフターフォローに関しても同様の対応をするかもしれません。
受け答えが丁寧で、疑問に思っていることにも誠実に答えてくれる業者を選ぶことが大切です。
トラブルが起きても「この業者に連絡すれば、すぐに解決してもらえるだろう」と、信頼できる業者を見極めましょう。
また、訪問販売の業者からは、基本的には購入しないことが大切です。
訪問業者の中には、早急に工事が必要だと不安を煽る悪徳業者も存在します。
エコキュートの工事契約は、訪問業者と即契約するのではなく複数の業者と見積もりを比較してから決めましょう。
その際、見積もりの条件を横並びにしておくと比較しやすくなります。
見積もりを取る際は、相見積もりであることを事前に伝えておくとスムーズです。
競争原理が働き、相場で見積もりを提出してくる可能性が高まります。
また、相見積もりの際に過剰な値引きをしてくる業者は避けましょう。
悪徳業者の中には、大幅な値引き交渉をして即契約を迫る業者が存在します。
そして、名刺やWebサイトに事業所や業種の記載があり、身元がはっきりした業者を選ぶことが大切です。
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ここまで説明してきた省エネ・太陽光リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール
2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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