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2022年08月23日更新
トイレの寿命とは?耐用年数やトイレリフォームのタイミングについて解説
トイレの寿命、トイレリフォームの適切なタイミングはご存じでしょうか。本記事ではトイレの寿命、施工費用、トイレの選び方などについてご紹介します。最近トイレの汚れが落ちにくいなど悩みがあり、リフォームに興味がある方は是非チェックしてみてください。
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- 監修者久田麻里子
トイレの寿命やリフォームの適切な時期をご存じですか?
本記事ではトイレの寿命、施工費用、トイレの選び方などをご紹介します。
トイレの汚れが落ちにくいなど悩みがあり、リフォームに興味がある方はぜひご覧ください。
目次
トイレの寿命/耐久年数ってどれくらい?
家庭で使用されているケースが多い陶器製のトイレの寿命はとても長いです。
しかしトイレの不具合を理由にリフォームを検討される方も多くいらっしゃいます。
このような場合は約10年〜約15年が適切な交換時期となります。
陶器の部分は外部からの強い衝撃などでひび割れが起こらない限りは使用し続けることができます。
しかし長年の使用によってトイレの汚れが落ちにくくなり、黄ばみや黒ずみが目立ってきてしまいます。
陶器製の便器は使用可能であるにも関わらず、リフォームが必要なのか疑問に感じる方も多いでしょう。
しかし掃除のしにくさやトイレの部品の故障などを理由にリフォームを行うケースは多くあります。
トイレの部品ごとの寿命
トイレの便器以外の部品、便器内の部品には寿命があり、それぞれ部品が劣化してしまうと水漏れなどのトラブルが起きる可能性があります。
これは経年劣化であり、トイレを使用する以上劣化を避けることはできません。
そのためトイレの寿命は部品の寿命である約10年〜約15年であり、リフォームの目安となります。
陶器製の便器やタンク
陶器製の便器やタンクは、外部からの強い衝撃などでひび割れが起こらない限りは100年ほどは使用することができるといわれています。
しかし、トイレは毎日使用するものですので、次第に汚れが付きやすくなり、また便器が変色し黄ばみや黒ずみが出てしまうなど見た目は変化していきます。
ひび割れが起きていなくとも、快適に使用できないと感じたタイミングでリフォームを行う方もいらっしゃるので、トイレの見た目の変化はリフォームを検討する目安であるといえるでしょう。
ゴムフロート(タンク内の部品)
ゴムフロートは、トイレタンクの底に装備された備品で、レバーの操作によってタンクの排水弁を開閉し、便器に流れる水の量を調整する部品です。
この部品が劣化してしまうと、排水弁を塞ぐことができなくなってしまい水漏れの原因となってしまいます。
ゴムフロートの寿命は約10年といわれていますが、トイレを使用する頻度によって劣化のスピードは変化します。
トイレの内部部品(パッキンやパイプなど)
トイレ内部のパイプなどは、早いと約5年〜約6年、長いと約10年で寿命となります。
これらの部品も経年劣化によって水漏れの原因となるため、早めに交換を行いましょう。
便座 (温水洗浄便座)
近年、一般的なトイレであればほとんど付いている温水洗浄便座ですが、寿命は約10年とされています。
温水洗浄機能を頻繁に使用することで劣化してしまうため、一般的な寿命である約10年よりも早く交換が必要になることもあります。
トイレのタイプごとに見る修理の特徴
トイレには洋式トイレと和式トイレがあります。
近年、一般家庭では洋式トイレが増えていますが、その洋式トイレもさらにタイプ分けすることができます。
タイプごとに特徴があり、修理が可能な内容も異なります。
自分が使いやすいトイレを選ぶために、洋式トイレのタイプ別の特徴を知っておきましょう。
組み合わせトイレ
組み合わせトイレとは、便器と便座が組み合わさっている洋式トイレです。
タンク、便器、便座がそれぞれ別のパーツで組まれているためパーツごとの交換が可能です。
故障してしまった際もパーツごとに修理が可能であるため、全てを買い換える必要がないというメリットがあります。
デメリットとしては、水を流す際に、連続で水を流すことができないという点が挙げられます。
一体型トイレとタンクレストイレ
一体型トイレは温水洗浄便座と便器が一体になっているタイプのトイレです。
便座と便器が一体型となっているため、故障してしまった際に、温水洗浄便座だけの交換ができないケースがあります。
中には温水洗浄便座部分の修理部品があるものもありますが、便器一式を交換しなければならないケースもありますので、注意が必要です。
タンクレストイレも温水洗浄便座と便器が一体になっており、かつタンクが付いていないトイレです。
タンクがないため小さいサイズであり、掃除もしやすいメリットがあります。
タンクレストイレのデメリットとしては、水圧が低い場所には設置できないことが挙げられます。
タンクレストイレが故障してしまい、部品交換で対応できない場合は便器一式の交換となることもあります。
トイレの交換の目安となる症状・兆候
トイレのタイプによっては、長期間トイレを使用することにより温水洗浄便座本体の点検ランプが点灯するものもあります。
しかしランプが点灯していても、故障していなければ使用を続けることができてしまいます。
点検ランプが点灯した場合は、使用できるからと無視するのではなく点検することをおすすめします。
また、トイレを長期間使用していると、外からは見えない内部部品が劣化しているにもかかわらず、劣化に気づかずに水漏れを起こしてしまうこともあります。
トイレを安心して利用するために、トイレの劣化や買い替え時期の目安となる症状や兆候を把握しておきましょう。
便器にひび割れがあるとき
便器の中にものを落としてしまい、便器が割れてしまった場合やひび割れが起きてしまった場合は、ひび割れ部分から水漏れしてしまう可能性があります。
早急に便器を交換したほうが良いでしょう。
また、高いところを掃除するために便器に乗ってしまうことや熱湯を流してしまうことなどもトイレのひび割れの原因になることがあります。
掃除の際はひび割れないように注意が必要です。
便座が故障したとき
温水洗浄機能付きの便座が故障してしまった際も、トイレを買い換える時期の目安といえます。
温水洗浄便座から水が出ない、使用時に異音がする、ボタンが反応しないなどのケースでは、内部部品が故障している可能性があるため交換を検討するべきといえます。
トイレ本体の汚れが落ちにくくなったとき
長期間のトイレの使用によって、汚れがこびり付きやすくなり、掃除がしにくくなることなども交換のきっかけとなります。
またトイレは毎日使用するものですので、汚れが付きやすくなると掃除の頻度も上がってしまいます。
トイレの汚れや臭いなどに不便さを感じた際には交換の時期といえます。
詰まりやすくなったとき
長期間トイレを使用することで、経年劣化による洗浄不良となり詰まりやすくなってしまうことがあります。
便器のふちにある洗浄水の出口が水垢などで狭くなってしまうことで、流れにくくなってしまうのです。
洗浄水の出口は掃除が難しい位置にあることが多いため、詰まりやすくなった際にはトイレの交換が必要であるといえます。
水漏れなど水回りの故障が起きたとき
水回りの故障が起きた際は、トイレを長期間使用しており、内部部品も経年劣化してしまっているケースが多いです。
修理しても他の部品の修理が必要になるなど問題が起きる頻度が上がり、修理費用もかかってしまうため、水漏れや異音などの故障は交換の時期であるといえます。
トイレリフォームや交換のきっかけになりやすい出来事
トイレは毎日使用する場所であるため、不具合が起きてから焦ってリフォームすると失敗する可能性が高くなってしまいます。
そのようなことが起こらないように交換のきっかけとなる目安を把握しておきましょう。
人それぞれきっかけは異なりますが、代表例を紹介します。
自宅のトイレの使い勝手に気になる点が出てきた方は是非チェックしてみてください。
トイレが老朽化している場合
長期間の使用によって、汚れや臭いなどが気になる方もいるでしょう。
毎日使用するトイレで、掃除しても消えない黄ばみや黒ずみ、臭いが残っていると不快に感じてしまいます。
掃除を頻繁にしてもトイレの使い勝手が悪いと感じている方は、トイレを交換することをおすすめします。
節水対策を行う場合
節水技術は年々進化しているため、新しいトイレに変更することで水道代を節約することができます。
水量を抑えて効率よく洗浄することができるトイレに交換した結果、年単位で考えると約1万円水道代に違いが出るケースもあるようです。
水道代が高いと感じている方、トイレを使用する頻度が多いご家庭の方は、節水対策のためにもトイレのリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
最新のトイレに変えたいとき
トイレは使用すればするほど、快適性が落ちてしまいます。
これは経年劣化にあたるため、防ぐことはできません。最新のトイレに交換し、快適にトイレを使用している方は多数います。
最新のトイレは汚れが付きにくい加工や節水機能、便座のフタを自動開閉する機能などさまざまな機能が付いています。
現在のトイレに使い勝手の悪さを感じている方は、最新機能の付いたトイレへの交換を検討してみてはいかがでしょうか。
生活スタイルに変化があった場合
子どもが生まれた、高齢の家族と一緒に住むことになったなど、生活スタイルが変化した際にトイレのリフォームを行う方も多数いらっしゃいます。
トイレは毎日家族全員が使用するため、家族構成が変わるタイミングなどは、トイレを快適に使用するためにリフォームを行うのに適した時期といえます。
トイレを交換せずに使い続けた場合のリスク
トイレは寿命を迎えた場合でも、故障さえしなければ使用は可能です。
しかし水漏れなどトラブルがいつ起こってもおかしくない状態となります。
また長期間の使用によって、尿石などの汚れが溜まり排水ができなくなるなどの詰まりが起こってしまう可能性も高まります。
故障により急にトイレが使えなくなってしまっては不便ですので、やはり故障する前にトイレを交換することをおすすめします。
さらに、古いタイプのトイレを使用し続けるリスクとして、故障した際にメーカーに部品の在庫がないケースも存在します。
結果として修理ができずに買い替えなければいけなくなってしまいます。
後悔のないリフォームをするためにも、故障してから焦って決めるのではなく前もって準備を進めておきましょう。
トイレが寿命を迎える前にリフォームするメリット
トイレが故障してしまい交換するとなると、商品や業者の手配に時間がかかることがあります。
そうなるとトイレを使用できない期間ができてしまいます。
しかしトイレが故障する前に事前に交換することで、焦ることなく計画を立てることができます。
その結果トイレを使用できない期間を短くすることができます。
またトイレを交換することで、トイレ掃除にかかる時間が短くなるでしょう。
現在トイレ掃除を手間だと感じている方は、交換を検討してみてはいかがでしょうか。
さらに節水などの最新機能を備えたトイレに交換すれば、毎日使用するトイレという空間が、より快適なものになるでしょう。
トイレは一度交換すると約10年は使用する可能性があります。
じっくり検討するためにも、トイレが寿命を迎える前のリフォームをおすすめします。
失敗しないためのトイレ選びのポイント
トイレのみならずリフォーム全般において言えることですが、自身のライフスタイルに合った商品を選ぶことが失敗しないために重要なポイントです。
ここではトイレのタイプ別の特徴を紹介しますので、自身のライフスタイルに合った商品がどのようなものか分からない方はチェックしてみてください。
トイレの種類を把握する
洋式トイレのタイプは3種類に分類されます。
組み合わせトイレ、一体型トイレ、タンクレストイレです。
組み合わせトイレは独立したタンク、便器、便座が組み合わさっており、最も普及している形式です。
一体型トイレはタンク、便器、便座が一体型となっているトイレです。
凹凸が少なく掃除がしやすいデザインです。
タンクレストイレは水を溜めるタンクが付いておらず、デザインにこだわる方に人気のタイプです。
タンクがないため収納棚、壁、天井などの掃除がしやすいです。
トイレの種類ごとにメリット・デメリットを把握する
トイレ選びの際には、それぞれトイレの種類ごとに特徴を把握しておくことも大切です。
ここではトイレの種類ごとに、メリット・デメリットを見ていきたいと思います。
組み合わせトイレのメリット・デメリット
組み合わせトイレのメリットとして、他の種類に比べて価格が安いこと、故障時にパーツごとの交換が可能であることが挙げられます。
デメリットとしては、凹凸部分が多く、掃除のしやすさで一体型トイレやタンクレストイレに劣ってしまうことが挙げられます。
一体型トイレのメリット・デメリット
一体型トイレのメリットは、組み合わせトイレに比べて統一感のあるデザインである点や、タンクレストイレと比較した際にタンク上部に手洗いを取り付けることができる点です。
デメリットとしては、便座などパーツが故障した際に、便器全体を交換しなければならないケースがあること、水が溜まるまで水を流せないという点があります。
タンクレストイレのメリット・デメリット
タンクレストイレのメリットとして、凹凸が少ないため掃除がしやすく、統一感があること、他の2種類のトイレと比べてコンパクトなのでトイレ空間を広く使えること、トイレを連続で流せることなどが挙げられます。
デメリットとしては、手洗いが付いていない、価格が高い、便座などパーツが故障した際に便器全体を交換しなければならないケースがある、マンションの高層階など水圧が弱い場所では設置できないなどがあります。
しかし、給排水の方式によっては設置できる商品タイプが異なるケースもあります。
配管がどこを経由しているか、希望の商品は配管状況に適しているかどうかの確認が必要です。
トイレリフォームの費用相場と工期の目安
トイレリフォームの費用相場は約10万円〜約50万円です。
これは設置するトイレのタイプや、建物の状況によって変化します。
また、トイレリフォームと同時にクロス、フロアを張り替えたいと考える方もいるでしょう。
こちらも選ぶ商品によって変動しますが、トイレのクロス、フロアの張り替え相場は約3万円〜約5万円ほどです。
トイレリフォームの工期は、施工業者のスケジュールや商品の状況、現在のトイレと新しいトイレの形式などによって変動しますが、基本的には約半日〜約1日程度です。
リフォーム費用はトイレの種類によっても変動します。
タンクレストイレで約30万円〜約50万円、一体型トイレで約20万円〜約30万円、組み合わせトイレでは約10万円〜約25万円が費用相場となります。
タンクレストイレのリフォーム費用 | 約30万円〜約50万円 |
---|---|
一体型トイレのリフォーム費用 | 約20万円〜約30万円 |
組み合わせトイレのリフォーム費用 | 約10万円〜約25万円 |
トイレの交換のみ?まるごとトイレリフォームするべき?
リフォーム費用を抑えたい方は、トイレ交換のみ行えば安く済ませられます。
しかし内装工事をトイレ交換と共に行うと、別々に行うより安く工事してくれる場合もあります。
これは工事費などを抑えることができるためです。
将来的にトイレの内装をリフォームする予定がある場合は、トイレの交換時に一緒に内装工事を頼むことで、別々で行うよりも安く費用を抑えることができる可能性があります。
またバリアフリー化のために手すりの設置や段差解消などを検討している方は、便器の交換と一緒に行えば、工事の手間を減らしつつ価格を抑えることができるかもしれません。
そのため同時に工事を行うことをおすすめします。
リフォームは高い買い物ですが、自身やご家族の住まいとライフスタイルに合ったプランを立てることで、失敗しないリフォームが可能になるでしょう。
トイレリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたトイレリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で比較見積もりが可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで全国1000社以上が加盟しており、トイレリフォームを検討している方も安心してご利用いただけます。
一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール
2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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