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2022年08月22日更新

システムキッチンの特徴とは?種類やサイズ、選び方などについて解説

システムキッチンは、種類が豊富で何を基準に選べば良いのかわからない方も多いと思います。この記事ではシステムキッチンのメリット、デメリット、おすすめの商品を紹介しています。キッチンリフォームを検討している方におすすめの内容です。

この記事では、システムキッチンの特徴やメリット・デメリットを紹介しています。

また、キッチンのおすすめ商品や施工事例も紹介しているため、キッチンリフォームを検討している方にとって参考になる内容となっています。

ところで、キッチンをリフォームする際、費用を抑えて満足度の高いキッチンに仕上げる一番良い方法をご存知でしょうか。

答えは「複数の専門業者に同じリフォーム内容で見積もりを出してもらい、費用を見比べること」です。

ハピすむでは信頼できる業者を選定しており、無料で見積もり比較をすることができます。

こちらの記事を読んで、システムキッチンについて知った上で、ぜひハピすむを活用してみてください。

システムキッチンの特徴とは?

システムキッチンとはどのようなキッチンかご存知でしょうか。

シンク、調理器、収納設備などを組み合わせて、1枚の天板で一体化させているのがシステムキッチンです。

システムキッチンは天板が1枚でできているため、各ユニットの間に隙間がないことから、汚れが溜まりにくく、作業や掃除がしやすいというメリットがあります。

また、設備機器に関しても、ビルトインタイプの物が多いため、作業スペースを圧迫することなく広々とキッチンを使用することができます。

商品展開をしているメーカーも多く、自分好みのデザインや機能性を持たせられるため、満足度の高いキッチンに仕上げることができるのも魅力の1つです。

セパレートキッチン (セクショナルキッチン)の特徴

セパレートキッチンとは、システムキッチンと異なり、シンクや調理器、収納設備などが分かれて独立しているキッチンを指します。

簡単にまとめると、各パーツごとに天板が付いているため、天板が一体ではないキッチンです。

そのため、セパレートキッチンの最大の特徴は各パーツごとに交換が可能な点です。

パーツごとに独立しているため、シンク部分だけ、収納設備だけなど、必要な部分のみを交換することができます。

リフォーム時に費用を抑えたい場合や急に交換しなければならなくなった場合に、最低限の費用で対応できるのは大きなメリットといえるでしょう。

システムキッチンの種類とサイズ

ここではシステムキッチンのレイアウト別に、特徴や目安となるサイズを紹介します。

4種類に分けて紹介していますので、現在システムキッチンの導入を検討されている方は参考にしてみてください。

I型キッチン

I型キッチンはいわゆるキッチンの王道ともいえるレイアウトです。

シンク、作業スペース、コンロが一直線上に配置されていて、壁面に設置されているレイアウトです。

サイズとしては約180cm〜約300cmの範囲から自分好みの大きさを選ぶ場合が多いです。

基本的にどのサイズでも直線上に全て配置されているため、動線がまとまり、作業しやすいキッチンといえます。

極めて一般的なデザイン性であるため、どのような方でも使い勝手が良いでしょう。

また、リフォーム前のキッチンがI型キッチンであった場合には、同様のI型キッチンを設置することで、今まで通りの使い方ができます。

L型キッチン

L型キッチンは壁面を利用して文字通りL字の形になっているキッチンです。

一般的には調理器とシンクが90°に向き合うような形でプランをしますが、自分好みの配置にすることもできます。

L型キッチンにおける一番のメリットが、作業効率が良い動線を組みやすいことです。

シンクと調理器の配置が近いため、それぞれへの行き来が少ない移動でできることから、調理時の負担を減らすことができます。

さらに冷蔵庫の配置によっては、より効率的で快適なキッチン空間を作ることも可能です。

また、レイアウトによっては複数人での作業がしやすいというのもメリットの1つです。

L型キッチンの一般的なサイズは、シンク側約195cm〜約255cm、コンロ側約165cm〜約180cmの範囲で組み合わせる場合が多いです。

ペニンシュラ型キッチン

ペニンシュラ型キッチンは、キッチンの左右どちらか片方が壁面に接しているレイアウトのキッチンです。

形状はI型キッチンとほぼ同じですが、片側が壁面に面していないため、対面キッチンとしてよく利用されます。

I型キッチンで紹介した作業のしやすさはもちろん、間取りによっては複数人での調理もしやすく、対面キッチンにした場合は家族の様子を見ながら調理ができるため人気のレイアウトです。

サイズは約180cm〜約270cmの中から選ぶ場合が一般的です。

基本的にはI型キッチンと変わらないですが、壁面に面していない片側が動線になるため、I型キッチンよりも少しだけ小さいサイズの商品を選択するケースもあります。

アイランド型キッチン

アイランドキッチンは、キッチン本体が壁面に接していないレイアウトのキッチンを指します。

ペニンシュラ型とは異なり、壁面に面していないため、複数人で作業する際にも動線の確保が容易にできます。

また、間取りやプランニング次第では、作業効率を上げた動線を組むことができたり、複数人で作業することに特化させたりと、希望するキッチンのレイアウトを作りやすいです。

そんなアイランドキッチンの目安のサイズは約240cm〜約270cmが一般的です。

ただし、これはアイランド部分にシンクと調理器を集約している場合のサイズですので、Ⅱ型(2列型)に分ける場合にはこれよりも小さいサイズになることが多いでしょう。

システムキッチンの種類ごとのリフォーム費用と工期

さて、前項でレイアウトごとの特徴やサイズについて紹介しましたが、ここでは実際にリフォームを行う場合にかかる費用と工期の目安を解説していきます。

費用、工期共に現場の状況によって大きく異なる可能性があるため、あくまで目安として紹介していますのでご了承ください。

具体的な費用や工期が気になる方は、複数の専門業者に現場調査をしてもらい、見積もりと工程表を提出してもらうことをおすすめします。

ハピすむでは無料で見積もり比較ができますので、よろしければ活用してみてください。

I型キッチン

費用約50万円〜約150万円
工期約1日〜約5日

I型キッチンは最もベーシックな形であるため、L型キッチンやアイランド型キッチンと比較すると商品価格が低いです。

また、工事に関しても、I型キッチンから入れ替える場合には簡易的な給排水設備工事や大工工事で入れ替えられるため、工期も短く済みます。

そのため、キッチンリフォームにおいて一番費用を抑えられるキッチンといえます。

ただし、間取りの変更がある場合や既存にない設備を新規で採用する場合には、電気工事などの付帯工事が必要になるため、追加で費用や工期がかかります。

L型キッチン

費用約70万円〜約200万円
工期約2日〜約7日

L型キッチンは、商品自体もI型キッチンと比べると高価であるため、費用が少し高めの設定となっています。

また、天板の形状が特殊なので、入れ替え工事でも組み立てに約2日の工期が必要です。

給排水工事やガス配管工事、電気工事が大掛かりになる場合も多いため、工事期間もI型キッチンより長めになっています。

ペニンシュラ型キッチン

費用約60万円〜約200万円
工期約1日〜約10日

ペニンシュラ型キッチンは、I型キッチンと同じ形状をしている場合が多いため、商品は比較的安価です。

現在のキッチンがペニンシュラ型キッチンの場合には、I型キッチン同様に簡易的な工事で交換できるため、工事期間も短めに抑えることができます。

しかし、壁付タイプのキッチンを対面型のペニンシュラ型キッチンに交換する場合には、給排水設備工事やキッチン取り付け用の下地工事など、さまざまな工事が必要になります。

この場合は費用、工期ともに大掛かりになってしまうため、注意が必要です。

アイランド型キッチン

費用約100万円〜約250万円
工期約5日〜約2週間

アイランド型キッチンは他のどのレイアウトよりも商品価格が高く、工事期間がかかります。

メーカーとしてもアイランド型キッチンは高級商品を取り入れている場合が多く、グレードの低いキッチンでは対応できないこともあります。

また、工事に関しても、壁面に接していないため、給排水工事や電気工事、ガス配管工事は床下を活用して行うことになります。

床下の空間が広い場合には、点検口を活用するなどにより規模を抑えた工事が可能ですが、床下が狭い場合には床を解体して工事する必要があるため、費用、工期がかかります。

とはいえ、商品のグレードを抑えて、工事規模を事前に専門業者と打ち合わせすることで、費用や工事期間を抑えてアイランドキッチンにすることが可能です。

見積もり比較をうまく活用しましょう。

お部屋の間取りから見る!おすすめのシステムキッチン

システムキッチンは間取りによって、機能を活かしやすいレイアウトが変わります。

ここでは、先程紹介した4種類のキッチンが、どのような間取りにおすすめなのか解説します。

I型キッチンが活かせる間取り

I型キッチンは、基本的にどのような間取りでもその機能を活かしやすいキッチンですが、特に活かしやすい間取りはキッチンスペースを広く取れない場合です。

I型キッチンは間口が大きくなればなるほど動線が長くなり、実際にキッチンで作業する際に負担がかかりやすくなります。

キッチンスペースを広く取れない場合には、そこまで大きな間口にならず、使い勝手が良くなります。

冷蔵庫をキッチンの隣に並べたり、食器棚を周囲に設置することで、動線を短くしつつ省スペースでキッチン空間を作り上げることができるのでおすすめです。

また、部屋の間口の大きさに対して約7割〜約7.5割をキッチンに充てることで、冷蔵庫を並べたり、収納やゴミ箱を置くスペースとして活用できる部分が生まれます。

たとえばお部屋の間口が360cmの場合、キッチンの間口は約255cm〜約270cm程度でプランを行うと活用しやすいスペースが生まれるのです。

キッチンの間口を狭くしすぎて使い勝手が悪くなってしまってはどうしようもないため、まずはショールームで実際のキッチンの大きさを確認し、どの程度の間口があれば使いやすいか把握しましょう。

L型キッチンが活かせる間取り

L型キッチンはカウンターを設置して対面型にしたり、キッチンの後ろをダイニングにして複数人での作業をしやすくしたりとさまざまな形で使用することができるため、活用できる間取りが多いキッチンともいえます。

その中で特にL型キッチンがおすすめの間取りは、キッチンスペースの横幅があまり取れない間取りです。

L型キッチンは、広い作業スペースを確保できますが、シンク側、コンロ側それぞれの大きさはどのレイアウトよりも小さい場合が多いです。

そのため、キッチンの間取りが正方形寄りの場合や、他のキッチンを入れてしまうと間口が小さくなってしまう場合にはL型キッチンを活用すると良いでしょう。

ペニンシュラ型キッチンが活かせる間取り

ペニンシュラ型キッチンは左右のいずれかを壁に取り付けることができるため、比較的どのような間取りでも設置することができるキッチンです。

そんな中でペニンシュラ型キッチンを最も活かせる間取りは、リビングやダイニングと1つの空間になっている間取りです。

ペニンシュラ型キッチンは対面型キッチンです。そのメリットはリビングやダイニングにいる人たちとコミュニケーションを取ることができる点です。

そのため、せっかくペニンシュラ型のキッチンを採用するのであれば、リビングやダイニングが一体となっている間取りが良いでしょう。

アイランド型キッチンが活かせる間取り

アイランド型キッチンは複数人での作業がしやすく、リビングやダイニングをおしゃれな空間に仕上げてくれるキッチンです。

そのため、アイランド型キッチンを活かせる間取りはキッチンスペースを広く確保できる間取りといえます。

キッチンが壁に接していないことから、左右両側に通路スペースがありますが、キッチンスペースが狭い場合にはこのスペースが十分に確保できない可能性があります。

また、アイランドキッチンは収納が少ないため、キッチンスペースのどこかに収納棚などの収納スペースを設置することが多いです。

そのため、アイランド型キッチンを設置したい場合にはキッチンスペースが広く取れる間取りを検討するようにしましょう。

家族構成から見る!使いやすいおすすめのシステムキッチン

実際の生活では、複数人でキッチンを使ったり小さな子どもがいて目を離せなかったり、さまざまな事情があると思います。

そのため、家族構成によって使い勝手の良いシステムキッチンのレイアウトが異なります。

ここでは家族構成別に4つの例を挙げて、使い勝手の良いレイアウトを紹介していきますので、レイアウトでお悩みの方は、ご自分の家族構成に該当する部分を参考にしてみてください。

小さなお子様がいらっしゃる場合

小さな子どもがいて、目を離せない場合には、作業しながらリビング・ダイニングの様子を見渡すことができ、コミュニケーションを円滑に取れる対面型のキッチンがおすすめです。

対面型キッチンのレイアウトは主にアイランド型かペニンシュラ型となります。

どちらのキッチンもおすすめですが、一切壁に接していないアイランド型キッチンは小さな子どもがキッチンに入ってくるのを防ぐのが難しいため、ペニンシュラ型キッチンが特におすすめです。

ご家族様が4人以上の場合

家族が4人以上で複数名で作業することが多い場合にはアイランド型キッチンがおすすめです。

アイランド型キッチンは複数名での作業がしやすく、それぞれの動線を確保しやすいため、2人以上で作業する機会がある場合にはアイランド型キッチンを検討してみましょう。

しかし、アイランド型キッチンは収納スペースが少ないため、他に収納スペースが確保できない場合にはL型キッチンを、基本的に1人で作業する場合にはI型キッチンを活用すると良いでしょう。

ご家族様が3人未満の場合

家族が3人未満で複数名で作業することがほとんどない場合には、I型キッチンがおすすめです。

広い作業スペースが必要なく、キッチンスペースを小さく抑えることができるため、他の用途に空間を利用することができます。

ただし、3人未満の家族の場合には、収納スペースを必要としない場合もあるため、複数名で作業がしやすく、コミュニケーションを取りながら作業が楽しめる、アイランド型キッチンやペニンシュラ型キッチンもおすすめです。

ご高齢の方も使われる場合

ご高齢の方が使う場合におすすめなレイアウトはシンプルなI型キッチンか、動線が短いL型キッチンです。

しかし、ご高齢の方が使う場合に重要視した方が良いのはレイアウトではなく、キッチンの機能です。

座ったまま作業ができるようにワークトップの下が空いているキッチンや、吊戸棚の中のラックが簡単に引き出せる機能、火を使わないIHクッキングヒーターなど、使い勝手の良さと安全性を重視する必要があります。

複雑なレイアウトは避け、安心、安全、簡単に使用できるキッチン作りを心がけてみましょう。

システムキッチンの機能と選ぶ際のポイント

システムキッチンは、キッチンに求めるものが何かによって、選ぶべき機能や材質が変わります。

実際のところ、何を選べば良いのかわからないという方も多く、機能を付けてみたけど使わなかった、あるいは使いにくかったということも起きてしまいます。

ここでは、システムキッチンの機能と選ぶ際のポイントを具体的に6つに分けて解説していきますので、キッチン選びの参考にしてみてください。

コンロの違い

コンロにはIHクッキングヒーターかガスコンロか、また、2口コンロか3口コンロかの違いがあります。

調理にこだわりがある場合はガスコンロ、安全性を求める場合にはIHクッキングヒーターを選ぶ方が多いです。

また、3口コンロの場合には三角形にコンロが配置されている商品と直線上に3つ並んで設置されている商品があります。

一般的には三角形に並ぶ3口タイプを選ぶ方が多いですが、家族が少ない場合には2口、時短しながらまとめて調理をしたい場合は3つ横並びのコンロを選ぶと良いでしょう。

まずは、調理にこだわれるガスコンロにするのか、安全なIHクッキングヒーターにするかを決め、その上でコンロの配置を決めていくと、失敗しないコンロ選びを比較的スムーズに行えます。

魚焼きグリルがビルトインされているかの違い

一般的なビルトインコンロやビルトインIHクッキングヒーターは魚焼きグリルも一緒に付いており、ガスコンロやIHクッキングヒーターを設置することで、魚焼きグリルもビルトインされる形状になっています。

また、このタイプの商品は基本的に規格が同じであるため、コンロごと取り外して交換できるようになっており、部分的な補修をしやすい部分といえます。

グリルには水を入れるタイプと水を入れる必要がないタイプがあるため、好みに応じて選ぶと良いでしょう。

さて、ここまで魚焼きグリルの解説をしましたが、システムキッチンでは魚焼きグリルをビルトインするかしないかを選ぶことができます。

最近では魚焼きグリルを使用しない方も増えているため、必ず付けたい機能ではなくなっているからです。

システムキッチンにはグリルレスコンロというタイプの機器があり、名前の通りグリルがない商品があります。

市販のコンロとは規格が合わないため、入れ替える際に費用や工期が嵩むという懸念はありますが、キッチンがすっきり見えることからグリルを使わない方に人気があります。

水栓のタイプの違い

一見特徴の少なそうな水栓にもさまざまなタイプがあります。

たとえばレバーを上げることで吐水されるレバー水栓といわれる手動式水栓の他に、手をかざすだけで吐水されるセンサー式水栓のような電動の水栓も増えてきています。

特にコロナ禍になってからは、水栓に触れずに水を出せることから、感染症予防にもなると人気を集めているのがセンサー式水栓です。

その他にもシャワーと吐水が切り替えられる水栓や、シャワーホースが伸びる水栓などさまざまなタイプの商品があります。

一度ショールームに足を運んでどのような水栓があるか確認し、掃除しやすさや作業しやすさなども考慮して選ぶと良いでしょう。

天板やシンクの素材の違い

天板やシンクはステンレスや人造大理石などさまざまな素材の商品があり、素材選びは頭を抱えるポイントの1つです。

簡単にステンレスと人造大理石の特徴を紹介します。

ステンレスは比較的価格が安価で、錆びにくく、汚れを落としやすいのが特徴です。

しかし、水垢が目立ち、使用を繰り返していると細かい傷が付き光沢が失われてしまいます。

人造大理石はデザインも豊富で、シンクと天板を一体化できるため継ぎ目がなくなり掃除が楽です。

また、水垢が目立ちにくく、傷は研磨して消すことができるため、メンテナンス性も良いです。

しかし、商品が高価でシミが付いてしまうと残りやすく、経年劣化で黄ばみが出てしまうこともあります。

その他にもホーローや天然石などさまざまな素材がありますが、どれもメリット・デメリットがあるため、実物を確認して気に入った商品を選ぶのが良いでしょう。

レンジフードの種類や性能

レンジフードはキッチンで発生した臭いを排気するために重要な役割を担っています。

特に、アイランド型キッチンやペニンシュラ型キッチンの場合には臭いが他の部屋に流れやすいため、レンジフードの性能が極めて重要です。

レンジフードには、昔ながらの四角い大きなプロペラが壁に設置されているプロペラファンと、アルミダクトを使用して外に排気するシロッコファンがあります。

プロペラファンは排気量が多く、換気効果が高い換気扇です。

シンプルな構造であるため、取り外しや掃除がしやすいというメリットがあります。

しかし、屋外に面した壁にしか設置できず、外気が換気扇を通して室内に流れ込むことがあるため、冬場は寒さを感じやすくなってしまいます。

シロッコファンはアルミダクトを使用して排気するため、設置場所を選びません。

また、見た目もすっきりしたデザインの物が多く、煙を吸い込みやすい形状になっているため換気効率も良いです。

しかし、プロペラファンよりも価格が高価で、構造が複雑なため、取り付けや撤去に手間がかかり、掃除も慣れるまでは難しい場合が多いです。

それぞれメリット・デメリットがありますが、基本的にはシロッコファンをおすすめします。

シロッコファンには複雑な構造ゆえに、掃除を簡単にしてくれる機能を設けている商品が多いのです。

そのため、レンジフード選びを迷った際は、デザイン性・機能性・掃除性に優れたシロッコファンを選ぶと良いでしょう。

キャビネットの収納

キャビネットの収納はキッチン部分と吊り戸の2種類に分けられますが、どちらもキッチンの使い勝手を左右する大事な要素です。

収納には引き出しタイプと開き戸タイプがあります。

引き出しタイプはメーカーごとに奥行きに差をつけているケースがありますが、共通しているのは無駄なく、きれいに収納することに向いているという点です。

その反面、収納できる物の高さに制限があるため、大きな物を収納するのには向きません。

開き戸タイプは、扉を開けば何が収納されているかわかるため、どこに何をしまったかわからない、という事態を防げます。

また、キッチン底面から天板までのスペースをもれなく使えるため、高さのある物も収納可能です。

しかし、細かい物を収納する場合はきれいに納めることが難しく、棚がない場合も多いため、デッドスペースが生まれてしまいます。

収納選びのコツは、現在のキッチン用品に合わせた商品を選ぶことです。

しかしリフォームを機に収納スペースに合わせてキッチン用品選びをしてみるのも、キッチンの使い勝手を向上させるためには有効です。

おすすめのキッチンメーカーと人気キッチン

ここではおすすめのキッチンメーカーと人気のキッチンについて紹介していきます。

リクシル「シエラ / シエラS」

画像出典:リクシル

シエラは低価格帯のキッチンということもあり、費用とデザイン、機能のバランスが良いキッチンです。

価格を抑えたキッチンにもかかわらず、選べるオプションやカラーバリエーションが豊富なので、費用を抑えて、要望を叶えやすいキッチンといえるでしょう。

レイアウトI型、L型、ペニンシュラ型
商品代約50万円〜約80万円

クリナップ「ラクエラ」

画像出典:クリナップ

ラクエラは低価格帯のキッチンでありながら、さまざまなインテリアと馴染みやすい豊富なデザインの扉柄をラインナップしています。

そのため、とにかくキッチン空間をおしゃれに仕上げたい方におすすめのキッチンです。

レイアウトI型、L型、ペニンシュラ型、アイランド型
商品代約60万円〜約120万円

クリナップ「ステディア」

画像出典:クリナップ

ステディアは中価格帯のキッチンです。

クリナップといえばステンレスという言葉を体現している商品で、ワークトップや収納の底板だけではなく、内部のキャビネットもステンレスでできており、臭いや汚れが付きにくい商品となっています。

レイアウトI型、L型、ペニンシュラ型、アイランド型
商品代約70万円〜約150万円

タカラスタンダード「トレーシア」

タカラスタンダードといえば撥油性のあるホーローですが、トレーシアはそのホーローを天板とシンクを除いたほぼ全ての部分に採用しています。

ホーローはマグネットが付くため、収納の間仕切りがマグネットで簡単にできます。掃除もラクなので、使い勝手の良さを求める方におすすめのキッチンです。

レイアウトI型、L型、ペニンシュラ型、アイランド型
商品代約50万円〜約180万円

タカラスタンダード「エーデル」

エーデルは費用を抑えてホーローを使用したい方にぴったりのキッチンです。

ホーローを使用しない天板やシンクには、人造大理石を使用することができるため、費用を抑えて良質な素材を使用したい方におすすめです。

レイアウトI型、L型、ペニンシュラ型
商品代約30万円〜約80万円

パナソニック「V‐style」

画像出典:パナソニック

V-styleは、パナソニックキッチンの中で最も価格が低いキッチンです。

しかし、オプションで人造大理石のカウンターを選ぶことができるなどデザイン性に富んでいるキッチンなので、費用を抑えておしゃれなキッチンにしたい方におすすめです。

レイアウトI型、L型、ペニンシュラ型、アイランド型
商品代約60万円〜約130万円

パナソニック「ラクシーナ」

画像出典:パナソニック

ラクシーナはパナソニックキッチンの中で中価格帯に位置する商品で、使いやすい機能とおしゃれなデザインを両立しているキッチンといえます。

調理をもっとラクに、楽しくするための工夫がされているので、複数人で作業したい方にもおすすめです。

レイアウトI型、L型、ペニンシュラ型、アイランド型
商品代約90万円〜約160万円

パナソニック「リフォムス」

画像出典:パナソニック

:リフォムスは中〜高価格帯のキッチンで、10mm単位で間口の調整ができるだけでなく、リフォーム前に不便に感じていたポイントを解決するための機器やデザインが取り揃えられています。

文字通りリフォームに特化したキッチンといえるでしょう。

レイアウトI型、L型、ペニンシュラ型、アイランド型
商品代約100万円〜約220万円

TOTO「 mitte (ミッテ) 」

画像出典:TOTO

ミッテは機能と費用を抑えた、低〜中価格帯のシンプルなキッチンです。

使いやすさを重視しているキッチンで、本当に使いやすいと感じる機能だけを選んで標準採用しています。

レイアウトI型、L型、ペニンシュラ型、アイランド型
商品代約70万円〜約150万円

TOTO「ザ・クラッソ」

画像出典:TOTO

ザ・クラッソは中〜高価格帯のキッチンで、高級感のあるデザインときれいで美しいキッチンを演出してくれる商品です。

材質、見た目にこだわりのある方に特におすすめの商品です。

レイアウトI型、L型、ペニンシュラ型、アイランド型
商品代約100万円〜約250万円

トクラス「Bb」

画像出典:トクラス

Bbは低〜中価格帯のキッチンで、価格の高い人造大理石を費用を抑えて使用できるキッチンです。

人造大理石のカウンターを始めとし、扉柄にもこだわりがあるキッチンですので、キッチンを空間に合わせてデザインしたい方におすすめです。

レイアウトI型、L型、ペニンシュラ型、アイランド型
商品代約70万円〜約150万円

トクラス「Berry」

画像出典:トクラス

Berryは中〜高価格帯のキッチンで、キッチンの仕様やレイアウトを比較的自由に作り上げることができます。

そのため、1人1人に合ったレイアウトを作ることができるキッチンになっています。

自分にとって一番使いやすいキッチンを追求する方にはとてもおすすめのキッチンです。

レイアウトI型、L型、ペニンシュラ型、アイランド型
商品代約150万円〜約340万円

サンワカンパニー「OSSO (オッソ) 」

オッソは価格を抑えたシンプルなステンレス製のフレームキッチンです。

食洗機や食器棚などを追加できるため、自分の暮らしに合わせやすいキッチンといえます。

オールステンレスのため、汚れが付きにくく、掃除がしやすいのも魅力的です。

レイアウトI型、ペニンシュラ型、アイランド型
商品代約30万円〜約70万円

ウッドワン「 su:iji (スイージー) 」

画像出典:ウッドワン

スイージーは扉材に無垢の木を使用しているため、木の温もりを感じられるキッチンです。

4種類の木材から好みの材質を選べるため、キッチン空間を木目調で作りたい方にとっては、この上ない商品となっています。

レイアウトI型、L型、ペニンシュラ型、アイランド型
商品代約100万円〜約200万円

ハウステック「カナリエ」

画像出典:ハウステック

かなり選べるというコンセプトを掲げているカナリエは、収納やエコなど5つのポイントを独自に追求しているキッチンです。

そのため、欲しい機能を選んで盛り込むことができます。使い勝手の良さを求める方におすすめのキッチンといえます。

レイアウトI型、L型、ペニンシュラ型、アイランド型
商品代約70万円〜約200万円

トーヨーキッチンスタイル「 BAY CUBE (ベイキューブ) 」

ベイキューブは今までのキッチンの概念を覆すような斬新なレイアウトになっています。

正方形のようなレイアウトは複数人での作業がしやすく、効率的な作業動線を作りやすいでしょう。

レイアウトアイランド型
商品代約60万円〜約100万円

トーヨーキッチンスタイル「 BAY (ベイ) 」

ベイはシンプルかつ非常に使いやすいデザインのキッチンです。

そのため、費用を抑えて使い勝手の良いキッチンを探している方におすすめのキッチンといえます。

レイアウトI型、ペニンシュラ型、アイランド型
商品代約50万円〜約100万円

比較的お手軽な価格帯(商品代約40万円以上~)のシステムキッチン

先程紹介したシステムキッチンの中でも比較的お手軽な価格帯の商品をまとめました。

魅力的なポイントを踏まえて再度解説していきます。

サンワカンパニー:OSSO (オッソ)

オッソは「シンプルさ際立つフレームキッチン」というコンセプトを掲げており、実際に無駄のないシンプルなデザインが魅力的なポイントです。

また、食洗機の設置や収納棚の追加など、自分なりに機能を増やせるのも魅力の1つです。

リクシル:シエラ

シエラは予算に合わせた4つのプランがあるキッチンです。

また、スキットシンクやキレイシンクなどの掃除しやすい機能をラインアップしているだけでなく、何よりデザイン性が高いキッチンです。

そのため、コストを抑えて、おしゃれで掃除のしやすいキッチンを作ることができる点が魅力的なキッチンといえます。

クリナップ:ラクエラ

ラクエラはとにかくデザイン性を重視しているキッチンです。

低価格であるにもかかわらず、選べる扉柄の種類が豊富でおしゃれなデザインの商品が多いです。

そのため、価格を抑えて、他のインテリアに馴染むおしゃれなキッチン空間を作れるのが魅力的なポイントです。

パナソニック:V-style (Vスタイル)

V-styleは低価格帯キッチンにもかかわらず、高級感のある人造大理石のカウンターや3口横並びのトリプルワイドIHなど、上位機種と同じようなオプションを選ぶことができます。

予算に合わせて欲しい機能、デザインを取り入れやすいところが魅力的なキッチンです。

トクラス:Bb

Bbは居心地の良い空間づくりをするためのデザインが豊富に揃っているキッチンです。

木目調や単色系の扉柄に加えて、重厚感のある人造大理石のカウンターもあるため、キッチンをインテリアの1つにすることができる魅力的なキッチンです。

TOTO:ミッテ

ミッテは費用と機能を抑えたシンプルなキッチンです。

使いやすさを追求しているため、すべり台シンクや水ほうき水栓などの本当に使いやすい機能だけを選んで搭載しています。

無駄なく使い勝手の良いシンプルなキッチンを作りやすいのが一番の魅力といえます。

タカラスタンダード:エーデル

エーデルは費用を抑えて独自素材のホーローを使ったキッチンにできることが一番魅力的なポイントです。

また、足元スライドタイプ、スライドタイプ、扉タイプの3種類の収納から選んで収納を付けられるため、自分好みのキッチンにしやすいです。

ハウステック:カナリエ

カナリエは、大型冷蔵庫並みのパワフル収納が特に魅力的なキッチンで、アイランド型などの収納が少ないレイアウトや、大家族のご家庭の場合には率先して使用したいキッチンといえます。

「かなり選べる」をコンセプトにしているほか、快適性やエコなど、さまざまなポイントを追求しているキッチンであり、コストパフォーマンスに優れたキッチンです。

商品代約50万円以上のシステムキッチン

ここでは商品代が約50万円以上の中価格帯キッチンについて再度紹介していきます。

クリナップ:ステディア

ステディアは、ワークトップや収納の底板だけではなく、内部のキャビネットもステンレスでできています。

そのため、臭いや汚れが付きにくく、メンテナンスが簡単に済むところが非常に魅力的なポイントです。

パナソニック:ラクシーナ

ラクシーナは「つくるをラクに。くらしを自由に」というコンセプトを体現するために、さまざまな使い勝手の良い機能が付いています。

なかでも、キッチン天板と収納の間に設けられたクッキングコンセントは、調理中に使用する小型家電をより使いやすくしています。

また、デザイン性も豊富なため、空間をより自由にデザインすることができるキッチンです。

TOTO:ザ・クラッソ

ザ・クラッソの最も魅力的なポイントは、光を集めてキッチン空間を明るくしてくれるクリスタルカウンターです。

明るく美しい印象を与えてくれるだけではなく、傷や汚れにも強いため安心して使用することができます。

商品代約60万円以上のシステムキッチン

ここでは商品代が約60万円以上のキッチンを3つ紹介します。

トクラス:Berry (ベリー)

ベリーは「くらしオーダー」をコンセプトにしているキッチンで、シンクやコンロの位置、カウンターの長さなどを自分好みに調整できます。

そのため、どのキッチンよりも自分が希望するキッチンに近づけられる魅力的なキッチンです。

ウッドワン: su:iji (スイージー)

スイージーは扉材に無垢の木材を使用しているため、木の温もりを感じられるキッチンです。

4種類の木材から自分好みの木材を選べるため、デザインにこだわりがある方でも問題なく選択することができます。

また、無垢の木材は経年劣化によって味わい深い色合いに変わっていくため、何年間も楽しみながら使用できるところが魅力的なキッチンといえます。

トーヨーキッチンスタイル:BAY / BAY CUBE (ベイ / ベイキューブ)

トーヨーキッチンスタイルはキッチンの使いやすさを追求しているメーカーです。

そのため、ベイやベイキューブも非常に使い勝手の良いデザインとなっています。

また、他のメーカーにはない斬新な形状も取り入れているため、自分らしいキッチンを作れる魅力的な商品です。

100万円以下のシステムキッチンのリフォーム施工事例

100万円以下でシステムキッチンを施工した事例を3つ紹介します。

いずれも費用を抑えて満足度の高い仕上がりとなっていますので、ぜひご覧ください。

リクシル「シエラ」のI型キッチン施工事例

I型キッチンからI型キッチンへの入れ替えを行いました。

落ち着いた色合いのキッチンに仕上がっており、コンロやレンジフードは掃除がしやすい機器を導入しています。

リフォーム費用50万円~100万円未満
工期約1週間
建物マンション
メーカー名LIXIL
商品名シエラ
施工会社:FRESH HOUSE

クリナップ「ラクエラ」のI型キッチン施工事例

小さめのI型キッチンを設置しています。

吊戸棚の収納は前に引っ張ることで降りてくるため、使いやすく、収納スペースが豊富なキッチンに仕上がっています。

リフォーム費用50万円~100万円未満
工期約1週間
建物マンション
メーカー名クリナップ
商品名ラクエラ
施工会社:FRESH HOUSE

リクシル「シエラ」のI型キッチン施工事例

I型キッチンの交換リフォームを行っています。

ビルトイン食洗機を組み込むことで、食器を洗う手間を減らしました。ガスコンロ、レンジフードに既存品を使用することで費用を抑えたリフォームができています。

リフォーム費用約98万円
工期約5日
建物戸建て
メーカー名LIXIL
商品名シエラ

100万円~150万円のシステムキッチンリフォーム事例

ここでは100万円〜150万円の価格帯でのリフォーム事例を4つ紹介します。

機能性やデザイン性にこだわっている事例もあるため、キッチン選びの参考にしてみてください。

クリナップ「ステディア」のI型キッチンの施工事例

I型キッチンからクリナップのハイグレードキッチンであるステディアを使用して交換リフォームをしています。

落ち着いた色柄で統一されたキッチンは、非常におしゃれな印象を与えてくれます。

リフォーム費用約137万円
工期約5日
建物戸建て
メーカー名クリナップ
商品名ステディア

パナソニック「V-Style」のI型キッチン施工事例

パナソニックのリーズナブルなキッチンV-styleを使用してI型キッチンを入れ替えました。

シンプルなデザインにして価格を抑えつつ、ビルトイン食洗機や掃除の簡単なレンジフードを導入し、使い勝手の良いキッチンにしています。

リフォーム費用約118万円
工期約8日
建物戸建て
メーカー名パナソニック
商品名リビングステーション V-Style

リクシル「シエラ」の高機能キッチンの施工事例

使い勝手の良いシエラを使用してキッチンリフォームを行っています。

キッチンに食洗機を設置して、さらに使い勝手を向上させました。また、カップボードの扉柄の色味を一緒にすることでデザインも統一されています。

リフォーム費用約122万円
建物マンション
メーカー名LIXIL
商品名シエラ

リクシル「シエラ」のL型キッチンの施工事例

L型キッチンからL型キッチンへ交換リフォームを行っています。

食洗機を新規に取り付けて、使い勝手を向上させています。

また、白の壁とグレー基調の床に対して濃いグレーのキッチンを選ぶことで、空間に統一感を持たせつつ、キッチンも目立つデザインになっています。

リフォーム費用約133万円
建物マンション
メーカー名LIXIL
商品名シエラ

150万円以上でシステムキッチンのリフォーム施工事例

150万円以上のキッチンリフォームの事例を4つ紹介します。

高級キッチンを取り入れている事例やレイアウトを変更している事例までさまざまありますので、ぜひキッチンリフォームをする際に参考にしてみてください。

パナソニック「リフォムス」のL型キッチンの施工事例

パナソニックの最高級キッチンLクラスを使用して、I型キッチンからL型キッチンへ交換リフォームを行っています。

Lクラスは基本的にどのような希望でもオーダー対応ができるキッチンで、今回は引き出しの数を使いやすいように調整して設置しています。

リフォーム費用約155万円
建物戸建て
メーカー名パナソニック
商品名リフォムス

タカラスタンダード「トレーシア」の施工事例

タカラスタンダードのトレーシアを使用してI型キッチンの交換を行いました。

汚れが付きにくく丈夫なホーロー素材を取り入れたため、日々の手入れがラクなキッチンになっています。

カップボードも同時に設置し、扉柄を合わせることで、デザインが統一され、キッチン空間がきれいにまとまっています。

リフォーム費用約180万円
工期約10日
建物戸建て
メーカー名タカラスタンダード
商品名トレーシア

リクシル「リシェル」のペニンシュラ型キッチンの施工事例

ペニンシュラ型のキッチンからペニンシュラ型のキッチンに入れ替えをしています。

リクシルの高級キッチンリシェルならではのセラミックワークトップを使用しているため、掃除がしやすく、また傷にも強いキッチンになっています。

また、自動水栓や食洗機も採用しているため、機能性にも優れた仕上がりになりました。

リフォーム費用約220万
工期約6日
建物戸建て
メーカー名LIXIL
商品名リシェル

リクシル「リシェル」の多機能L型キッチンの施工事例

壁付のキッチンから対面型のキッチンへリフォームを行いました。

L型のキッチンを活用することで作業動線を短くし、複数人での作業もしやすくなっています。

また、キッチンには高級キッチンのリシェルを活用しているため、収納量も多く、おしゃれなキッチンになっています。

リフォーム費用440万円
建物マンション
メーカー名LIXIL
商品名リシェル

システムキッチンのメリット

おすすめの商品や施工事例を交えてシステムキッチンについて紹介してきましたが、そもそもシステムキッチンにすることで得られるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは具体的に3つに絞って紹介していきます。

デザイン性が高い

システムキッチンは、先程紹介した通り多くのメーカーが多くの商品を展開しています。

そのため、各社差別化を図るために非常にデザイン性の高い商品が乱立しているのです。

豊富に商品がラインアップされているため、自分好みのデザインを作りやすく、空間全体をデザインする上でも活用しやすい点はシステムキッチンのメリットといえるでしょう。

機能性が高い (オプション機能も豊富)

システムキッチンには、手元にコンセントが付いている商品や、ファンの掃除を10年しなくても良い換気扇、収納の間仕切りを自由に決められる商品など、とにかく機能性が高い設備が用意されています。

また、オプションとして取り入れることができる機能も豊富なので「こういう機能があったらもっと便利になる」という要望を叶えてくれます。

お手入れが楽

冒頭でも紹介した通り、システムキッチンは天板が一体になっているため、継ぎ目がありません。

そのため、汚れが溜まりにくく掃除が簡単です。

また、各メーカーがさまざまな素材を使用したキッチンをラインアップしており、いずれも掃除がしやすく、汚れが付きにくくなっています。

どのような商品を設置したとしても、お手入れがしやすいキッチンになるのは非常に大きなメリットです。

システムキッチンのデメリット

メリットが多いシステムキッチンですが、残念ながらデメリットもあります。

ここではシステムキッチンのデメリットを3つ紹介します。

リフォームが大掛かりになることもある

システムキッチンからシステムキッチンに入れ替える場合や、キッチンの場所や性能をあまり変えずにシステムキッチンを設置する場合には、比較的簡単に工事が終わります。

しかし、レイアウトの変更を伴う場合や、さまざまな機能を追加する場合には、大工工事や電気工事、給排水設備工事が必要になることがあります。

多くの工種が絡んでしまうと工事期間は長くなり、費用も嵩んでしまうため、大掛かりなリフォームになってしまうことがあるのです。

キッチンのサイズに注意

システムキッチンは、一度サイズを決めて設置してしまうと後からサイズの変更をすることができません。

システムキッチンにはキッチンのサイズを選定する際に1cm刻みで調整できる商品もあります。

現在と同じ使用感にしたい場合には、このような商材を使用してサイズ感のあったシステムキッチンを選ぶようにしましょう。

部分的な交換が難しい

システムキッチンは全てが一体でつながっている構造上、どこか1カ所だけなどの部分的な交換が難しいです。

特に天板は、傷ついたり割れたりした場合にその部分だけの対応ができず、全て交換になってしまうため、補修費が大きくなってしまいます。

また、収納スペースを交換する場合にも、一度天板を外して対応できる商品と入れ替えをしなければならないため、部分的に交換をしたい場合はやはり大きな費用がかかってしまいます。

ただし、ビルトイン食洗機やビルトインコンロは基本的に規格が同じ物であれば容易に交換することができるため、機器交換にかかる費用については心配する必要がないといえます。

自分に合った素材とオプション機能の選び方

システムキッチンリフォームは、キッチン本体の費用が占めるウェイトが大きいです。

そのため、リフォーム費用はキッチン本体の価格に左右されやすくなります。

実際にさまざまなグレードの商品があるので、どの程度の商品を選べば良いかわからない場合もあると思います。

商品価格はリフォームの費用に影響を与えやすいことから、自分に合ったグレードの素材やオプション機能を選べば、費用を抑えたリフォームをすることができます。

商品選びに迷った場合には、自分の予算と希望するグレード、機能を見比べ、折り合いのつく商品選定をすると満足度の高いキッチンが選べます。ぜひ参考にしてみてください。

ビルトインのオプション機能

ビルトインキッチンのオプション機能にはさまざまな機能があります。

具体的に5つのオプション機能を紹介します。

食洗機

食洗機は、収納の一部を活用して設置するオプション機能です。

食器を入れて洗剤を投入することで、自動で洗浄、乾燥まで行ってくれます。

家事の時短になるだけではなく、夜間の安い電気を活用すれば、節水・節電効果も望めます。

ビルトインコンロ/グリル

ビルトインコンロ/グリルは、文字通りコンロがビルトインになっている商品で、魚焼きグリルが付いている商品と、付いていない商品があります。

ビルトインにすることで隙間がなくなり、掃除が簡単です。

ビルトインオーブンレンジ

ビルトインオーブンレンジは、ビルトインコンロ/グリルの下のスペースを活用して設置することができます。

調理に必要な加熱器がまとまるため、動線がシンプルになり、作業の負担を減らすことができます。

食器棚

食器棚はカップボードとも呼ばれます。

さまざまな規格の商品を組み合わせて自分なりの収納を作ることができます。

家電収納やダストボックスなどの機能を持った商品もあるため、使い勝手にこだわった食器棚を作ることも可能です。

また、扉柄をキッチンと合わせることができるため、デザインに統一感が生まれます。

ゴミ箱

主に食器棚と一緒に導入される場合が多いですが、キッチン空間にゴミ箱を設置することで、生ごみなどの処理がラクになります。

また、普段は見えないように扉でゴミ箱を隠せる商品もあるため、ゴミ箱によって空間のデザインが損なわれることなく生活できます。

これらのオプション機能は、追加するとキッチンの使い勝手が向上するため、非常に便利なキッチンにすることができます。

しかし、ビルトインの機器は価格が高い物も多く、当然ながら設置することでリフォーム費用が嵩んでしまうため、必要な機能をよく考えてから設置することをおすすめします。

システムキッチンのリフォームの注意点

システムキッチンへリフォームをする場合、意識するべきポイントがあります。

それは家族構成やライフスタイル、作業風景をイメージするということです。

キッチンリフォームの失敗として多いのが、実際に新しいキッチンになったものの、思っていた使い方にならず、不便に感じてしまうということがあります。

家族構成を考えることで何人でキッチンを使うのか把握できるため、キッチンの動線となるスペースがどの程度必要なのかわかります。

さらに、ライフスタイルや作業風景をイメージする事で、より具体的にどのようにキッチンを使うのか明確にすることができるのです。

また、以上の点を家族で話し合った上で、メーカーのショールームに足を運んでキッチンを見てみると、より具体的にイメージできるでしょう。

そのため一度はショールームに足を運ぶことをおすすめします。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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