2024年03月28日更新

監修記事

ガスコンロってどう選んだらいいの?本体の他に取り付け費用もかかる?安く設置する方法教えます

引っ越しなどでガスコンロを新しく設置する場合、ビルトインタイプとテーブルコンロのどちらのタイプを選べば良いのでしょうか?
本記事では、ガスコンロ交換費用の相場・工事やそれにともなう費用・ガスコンロの選び方などについて、実例をご紹介しながら解説します。

ガスコンロの交換費用はどのくらい?

2024年1月時点、ガスコンロ交換費用の相場は約5万円〜35万円程度です。

ガスコンロ本体の費用が5万円〜30万円程度で、そこに施工費が2万円ほどかかります。

ビルトインコンロテーブルコンロ
ガスコンロ本体5万円〜30万円2万円〜10万円
交換費用1.2万円〜1.7万円3千円〜5千円
工事費込みの費用6万円〜35万円2.5万円〜11万円

同じコンロの種類でも価格の開きが大きいですが、ガスコンロの価格差は主にグレードの違いによって起こります。

ガスコンロのグレードで交換費用はどれくらい変わる?

ガスコンロのグレードは、機能性やコンロ本体の材質によって大きく変わります。

グレードは大きく分けて以下の3つに分けられます。

  1. ベースグレード:基本的な機能備えている
  2. ミドルグレード:価格と機能のバランスが一番良い
  3. ハイグレード:調理や安全の機能が最も豊富

各グレードの特徴や価格を表に分けました。

       特徴金額の目安このような方にオススメ
スタンダードグレード・最もコストが安い
・基本的な機能を備えている
5万円〜・基本的な性能があれば十分
ミドルグレード・最もコスパが良い
・天板のお手入れが楽
・スマホアプリを使って調理できる
・レンジフード連動機能
12万円〜・料理の頻度が高い
・料理の手間を省きたい
ハイグレード・お料理している時間が長い方にオススメ
・安全性能が最も高い
・高級感のあるデザイン
・グリルでさまざまな調理ができる
18万円〜・グリルで料理する機会が多い
・安全性を最も重視したい

必要な機能でグレードが変わる

ベースグレードはシンプルな調理機能を搭載しているのに対し、ミドルグレードは天板に汚れ防止のコーティングされていたり、レンジフード(換気扇)に連動させられる機種があるなど、忙しい日常で助かる機能が搭載されているんです。

それに加えて、ハイグレードになるとグリルの調理機能が充実していて調理の幅が広がります。

他にも、調理中に鍋を移動させて1分以上経過すると自動で消化する「鍋無し検知機能」や、震度4以上の揺れを検知した際に自動で消火する「感震停止機能」など、いざというときに心強い安心機能を備えています。

しかし、同グレードでも各メーカーによって搭載される機能は異なり、一部はメーカー独自の機能もあります。

交換を検討しているガスコンロに欲しい機能が搭載されているか、各メーカーや取扱販売店などに確認してください。

ガスコンロ交換の費用を抑える方法

ガスコンロ交換の費用を抑えるには、ガスコンロ本体を安く手に入れるか、ガスコンロの交換を得意としている業者に依頼しましょう。

ガスコンロを安く手にいれるには、ネット通販の他にホームセンターなどで特価品を入手する方法もありますが、複数の会社に相見積もりを取るという方法もあります。

複数の会社に相見積もりを取ろう

ガスコンロ交換の見積もりは業者により異なるため、複数の業者に相見積もりを取るのがオススメです。

1社の見積もりだけだと、見積もり金額や保証内容が妥当なのか不安が残りますよね。

交換業者によりガスコンロの仕入れ価格が異なりますし、職人の技術力や手際の良さによっても見積もり金額は変わります。

実際に同じ工事内容で見積もりを依頼しても、金額が異なるというのはよくあるんです。

そのため、面倒であっても複数の業者に相見積もりを取るのが良いでしょう。

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ガスコンロの種類

ガスコンロの種類は以下の2つあります。

  1. ビルトインコンロ:スッキリした見た目のタイプ
  2. テーブルコンロ:賃貸に多い据え置きタイプ
ビルトインコンロテーブルコンロ
(据え置きタイプ)
価格帯5万円〜30万円2万円〜10万円
機能性
テーブルコンロに比べ優れている機種が多い

一部の高価格帯を除き、ビルトインに劣る
自身での交換の可否×
ガス工事有資格者に依頼

カンタンに交換可能

タイプ別に解説します。

ビルトインコンロ

ビルトインコンロは、キッチンの天板に埋め込まれていてスッキリした見た目のコンロです。

テーブルコンロと比較してコンロ台の隙間が無いため、汚れが溜まりにくいので掃除がしやすいのが特徴。

ビルトインコンロの取り付けは、ガス工事有資格者に依頼する必要があります。

ガスコンロ本体の費用に加えて、取り付け工事費用がかかるので注意が必要です。

テーブルコンロ(据え置きタイプ)

テーブルコンロは、コンロ台の上に置いて使用するタイプのコンロです。

設置してガスホースをつなぎ、電池を入れるだけですぐに使用できるので、故障した際のコンロの交換もカンタンなことから、賃貸住宅で採用されるケースが多いです。

ビルトインコンロに比べて、安全機能や調理機能が劣るのがデメリット。

またビルトインコンロと比較してコンロの幅が60cmか56cmと狭く、口数が2口しかないため一度にたくさんの料理をする方には向きません。

使用しているガスコンロの種類を確認方法とは?

ガスコンロの種類によって価格帯が変わったり、工事を業者に依頼が必要かなどが変わってきます。

ガスコンロの裏側にてガスホースで接続されている場合は、テーブルコンロと判断できるので、正しい手順で進めれば誰でも取り替えが可能です。

とはいえ、ガスコンロを自身で交換するのは不安だという方もおられるかと思います。

そのような場合は、無理せずに工事業者に交換を依頼してください。

交換を検討する際は、いまお使いのガスコンロを先に確認しておきましょう。

確認の仕方はとてもカンタンです。

ガスコンロの電池を入れる箇所をあけると、シールが貼ってあり下記が記載されていると思います。

  • ガス種(LPガス/都市ガス)
  • 英数字で型式(例:PA-63WCLーRなど)

これらをスマホで写真を撮っておけば、販売店などで相談する際にスムーズに話ができます。

ガスコンロの選び方とは?

ガスコンロには本体のタイプ以外にも、ガスコンロ本体のサイズ、天板の種類、グリルの機能など多くの種類があります。

それぞれの特徴を解説するので、ガスコンロ選びの参考にしてみてください。

  • ガスコンロのサイズ
  • 天板の種類
  • ゴトクの種類
  • コンロの機能
  • グリルの機能

一般的なガスコンロのサイズとは?

ガスコンロのサイズは、ビルトインコンロの場合60㎝・75㎝の2種類あり、テーブルコンロの場合56cm・60cmの2種類があります。

基本的には、いまお使いのサイズと同サイズを選びますが、コンロが狭く感じているのであれば「60cmから75cmに交換する」など大きいタイプを選ぶことも可能です。

しかし、消防法によりレンジフード(換気扇)よりも幅の大きいガスコンロを設置できない点には注意が必要です。

地域によっては下記のような条例もあります。

【火災予防条例の規定】

  • レンジフード本体の幅及び奥行きは、調理器具の幅及び奥行きの寸法以上とすること。
  • 耐火構造の壁でない場合は、壁面より15cm以上の距離をあける。
出典:東京都の火災予防条例

例えば、レンジフードの幅が60cmの場合はガスコンロの幅が75㎝のタイプに交換できません。

その際はレンジフードも75cmのタイプに交換する必要があります。

法令関係は複雑なので、ガスコンロ交換業社に相談してみてください。

天板の種類

ガスコンロの天板のラインナップはさまざまで、材質により汚れの落としやすさや耐久性、価格にも大きく影響します。

材質とそれぞれの特徴を以下にまとめます。

材質掃除のしやすさ耐久性価格
ホーロー(鉄)
汚れは落としやすい

鉄製で丈夫だが、塗装が剥げるとサビやすい

コスパは最も良い
ガラスコート
ホーローにガラスコーティングを施しているため掃除しやすい

ベースはホーローのため割れないが、経年劣化でコーティングが剥がれる可能性がある

コストと機能性のバランスが良い。
ガラストップよりは安価
ガラストップ
汚れは落としやすい

熱や汚れに強いが、物を落として割れる可能性がある

天板の材質の中では一番人気が高い
ステンレス
汚れは落としやすい

丈夫でサビに強いが、傷はつきやすい

採用しているモデルが少なく、比較的高価
アルミ
汚れは落としやすい

傷つきやすい

高級モデルに採用されており、高価

ゴトクの種類

ゴトクの種類は以下の2種類あります。

ステンレスホーロー
掃除のしやすさ
手入れはしやすいが、一度の使用で焼き色がつく

汚れは落としやすい
耐久性
ホーローよりも高い

塗装が剥げるとサビやすい
特徴・ミドルグレード以上のコンロに採用されている
・サビにくい
・デザイン製に優れる
・多くのコンロに採用されている
・汚れが目立ちにくい

ホーロー製のゴトクは、黒色のため汚れを落としやすく、また目立ちにくいため、多くの機種に採用されています。

しかし、鍋やフライパンと擦れて塗装が剥がれた箇所からサビることがあり注意が必要です。

ステンレス製のゴトクは、デザイン製に優れていますが、一度でも使用するとすぐに茶色の焼け色がついてしまうため残念に思われる方もおられるかもしれません。

ですが、ステンレスの焼け色は専用のクリーナーで落とすことが可能です。

それでも焼け色が気になる方は、ホーロー製のゴトクを選んだ方が満足感が高いでしょう。

コンロの機能

コンロは、口数やバーナーの火力や温度調節機能などの基本的な機能から、タイマー機能やスマホアプリの対応の可否、お湯が沸騰したタイミングで止まってくれる機能まで機種によりさまざまです。

タイマー機能はミドルグレード以上のガスコンロにはほとんど搭載されていますが、スマホアプリの対応や、火力を調整して吹きこぼれを防ぎながら調理する「麺ゆで機能」などは上位機種にしか採用されていません。

そしてコンロの最もオススメな機能が、コンロの使用に合わせて勝手にレンジフードが排気してくれる自動連動機能です。

ついつい忘れてしまうことが多いレンジフードの操作を自動で行ってくれます。

自動連動機能は、対応しているガスコンロとレンジフードが必要なので、いまお使いのレンジフードが対応していない場合は同時交換がオススメです。

ガスコンロとレンジフードを同時に交換すれば、交換費用を下げられる可能性もあります。

グリルの機能

ガスコンロの機能で忘れがちなのがグリルのグレード選び。

ベースグレードのグリルは片面ずつしか焼けませんが、ミドルグレード以上になれば両面焼きになり魚などをひっくり返さずに素早く調理できます。

ハイグレードになると、多彩なメニューに対応する「マルチグリル」機能や脱臭機能がつきます。

グリルは燻製やローストビーフなどの凝った料理にも重宝するので、お料理が好きな方はハイグレードのコンロをチェックしてみてください。

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ガスコンロメーカーおすすめ3選

続いて、ガスコンロメーカーのオススメと特徴をみていきます。

主要メーカーはRinnai(リンナイ)、NORITZ(ノーリツ)、Paloma(パロマ)の3社です。

それぞれ

Rinnai(リンナイ)

出典:リンナイ-デリシアの商品紹介ページより

リンナイ独自の機能として、ミドルグレード以上の機種には天板裏にアルミを使用して熱を分散させて簡単に汚れが落ちる「イージークリーン」を採用しています。

また、無水調理や80℃での調理など幅広く対応できる「ザ・ココット」や、グリル内に油が飛び散るのを防ぐ「ココットプレート」があります。

そして、グリル内で煙とニオイを処理できる「スモークオフ」を搭載しており、焼き魚なども気にせずに調理できます。

NORITZ(ノーリツ)

出典:ノーリツ-プログレの商品紹介ページより

ノーリツ独自の機能として、上位機種には温度センサー付きのバーナーを採用した「マルチグリル」が多彩なメニューに対応します。

そして、上位機種には「グリルクリーンモード」を搭載しており、グリル内にイヤなニオイを残しません。

メーカーの開発担当者とお話ししたことがありますが、新規に採用できるコーティングがないか意欲的に研究しておられ、探究心の強いメーカーです。

Paloma(パロマ)

出典:パロマ-アパンセの商品紹介ページより

パロマ独自のグリル容器「ラ・クック」は、フタをした状態で調理しても綺麗な焼き色をつけられます。

フタをした状態で焼くので油が飛び散らないのでお手入れもラクに行えるんです。

他にも、バーナーリング部分にパッキンを2箇所に設置することで、万一吹きこぼれした際も汚れが中に入り込まない構造になっています。

ガスコンロの交換事例

ここではガスコンロの交換事例をご紹介します。

具体的な交換費用や商品も紹介しますので、参考にしてみてください。

明るい色味のガスコンロに交換

明るい色味のガスコンロに交換
リンナイ Udea ef (ユーディア・エフ)
交換費用約20万円
工期約1日
建物種別一戸建て
施工内容ビルトインコンロ交換
使用した商品リンナイ Udea ef (ユーディア・エフ)

以前はホーロー素材のガスコンロを使用していたのですが、天板部分がサビてしまっていました。今後サビないようにガラストップのガスコンロに交換しました。また、ステンレス製のゴトクでスタイリッシュな見た目になり満足いただけました。

スッキリした見た目のガスコンロに交換

ホーローからガラストップのガスコンロに交換
ホーローからガラストップのガスコンロに交換
交換費用約15万円
工期約1日
建物種別一戸建て
施工内容ビルトインコンロ交換
使用した商品ノーリツ

火力を調整するつまみ部分が収納されるガスコンロを選ぶことで、スッキリした見た目のキッチンになりました。綺麗になり満足いただけました。

火がつきにくかったコンロを交換

コンロを交換して火がつきにくかった問題が解決
リンナイ テーブルコンロ
交換費用約5万円
工期約1日
建物種別一戸建て
施工内容テーブルコンロ交換
使用した商品リンナイ

長年使用していたガスコンロが点火しにくくなり、料理の際にストレスに感じていました。ガスコンロの交換により、きちんと点火するのは勿論、明るい色を選ぶことでキッチン自体も明るくなりました。

使用感が出てしまっていたコンロを交換

使用感が出ていたコンロを交換
リンナイ ビルトインコンロ
交換費用約18万円
工期約1日
建物種別一戸建て
施工内容ビルトインコンロ交換
使用した商品リンナイ

20年ほど使用したガスコンロの蓄積した汚れが目立つようになったので、ガスコンロのみ交換しました。焦げつき汚れがつきにくいコーティング「イージークリーン」仕様で日々のお手入れも楽々になりました。

黒色のホーロー製コンロで見た目が締まりました。

黒色のホーロー製コンロで見た目が締まりました
ノーリツ ビルトインコンロ
交換費用約16万円
工期約1日
建物種別一戸建て
施工内容ビルトインコンロ交換
使用した商品ノーリツ

交換前のコンロはホーローの色がグレーで見た目が浮いていて気になっていました。古くなって交換を考えていたので、どうせならばと黒色のホーローを選びました。これでまだまだキッチンが使えます。

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ガスコンロの寿命は10年が一つの目安

ガスコンロの寿命の目安は5年〜10年とされていますが、種類別に目安が異なります。

  • ビルトインコンロ:7〜10年
  • ガステーブル(据え置き型):5〜7年

しかし、ガスコンロの寿命は使用頻度や設置の環境、お手入れの仕方で大きく異なります。

そのため、耐用年数に満たなくても買い替えが必要な場合もあれば、耐用年数を超えても問題なく使い続けられる場合もあります。

ただ、一見すると問題なく使えているように見えても、実は内部が劣化している可能性もあるんです。

ガスコンロに不具合がみられた場合は、買い替えを検討しましょう。

ガスコンロの交換を検討する症状

交換前のコンロ
サビの目立つガスコンロ

ガスコンロに不具合が起こる原因は、パーツの汚れや取り付け方などに問題がある場合と、経年劣化による場合に分けられます。

以下では、ガスコンロ交換を検討するべき症状を解説します。

点火しにくい

点火しにくいときは、まず電池切れや元栓の開き忘れを確認してみてください。

また、安全装置の誤作動で点火しないケースもあるので、火が出るところの周りに汚れがないかもチェックしておきましょう。

点火していない状態のまま放置すると、不完全燃焼を起こし一酸化炭素中毒になる恐れがあります。

電池や元栓に問題がなく、コンロにも汚れがない場合は、経年劣化が原因かもしれません。

火力が安定しない

火の出方が偏っていたり、 安定して火が出なかったりするときは、バーナーキャップの汚れや取り付け方の不備が原因かもしれません。

バーナーキャップは、火が出ている部分にあるギザギザした円形のパーツです。

バーナーキャップが正しく取り付けられていないまま使用すると、バーナーが変形したり、火がガスコンロの中に入り込んだりする可能性があります。

また、不完全燃焼を起こすリスクもあり危険です。

バーナーキャップの汚れや取り付け方を改善しても火の出方が安定しない場合は、経年劣化を疑いましょう。

コンロの火の色が青くない

コンロの火は青いのが正常ですが、不完全燃焼が起こると赤やオレンジになることがあります。

不完全燃焼は、バーナーキャップの汚れなどが原因で引き起こされます。

加湿器を使用しているときもコンロの火が赤くなることがありますが、特にリスクはありません。

バーナーキャップの汚れや加湿器の使用がないにもかかわらず、コンロの火が青くない場合は、ガスコンロの経年劣化が原因かもしれません。

鍋にススが付着する

鍋にススが付着するときも、ガスコンロが不完全燃焼を起こしている恐れがあります。

バーナーキャップの汚れや取り付け方を確認しても改善しない場合は、買い替えるタイミングかもしれません。

ガスのにおいが充満する

ガスのにおいが充満するときは、どこからかガスが漏れている証拠。

ガス漏れが起こる原因として、ガスホースの劣化や元栓とホースをつなげている部分のゆるみなどが考えられるでしょう。

ガスホースの寿命は、都市ガス用で6年〜7年、プロパンガス用で3年が目安とされています。

見た目は問題なくても、ゴムが硬くなっているとヒビが入ってガスが漏れる可能性があります。

もし、ガスが充満すると爆発のリスクがあり非常に危険です。

ガスホースに問題がない場合は、ガスコンロ本体の腐食を疑いましょう。

2008年以前のコンロを使っている

製造年が2008年以前のコンロの場合は、不具合の有無に関係なく買い替えたほうがいいでしょう。

というのも、2008年以前のコンロはSiセンサーが標準装備されていないため、安全性が劣る可能性があるからです。

Siセンサーは、火を消し忘れたときに自動で消火したり、鍋底の温度を感知して油の温度を調節できたりする安全装置です。

ガスコンロは火災や一酸化炭素中毒などの事故を引き起こすリスクがあるため、できるだけ安全性を高めておいた方が良いでしょう。

明らかな不具合がなくても、製造年が2008年以前の製品は早めの買い替えをお勧めします。

バーナーキャップがずれていないか確認する

着火しにくかったり、火の色が赤やオレンジになったりする場合は、バーナーキャップがずれていないか確認しましょう。

特に、掃除をしたあとはバーナーキャップが浮いていたり、取り付け方が間違っていたりすることがあります。

バーナーキャップは、取り付ける向きが決まっているので、しっかり確認してから取り付けましょう。

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ガスコンロと一緒にレンジフードの交換がオススメ

レンジフード交換
新しく交換したレンジフード

いまお使いのレンジフードが古い場合は、ガスコンロとの同時交換を検討してみてください。

検討するべき理由は以下の3つ。

  • 自動の連動機能で便利に使える
  • 寿命を迎えるタイミングが近い
  • 施工費を抑えられる

順番に解説します。

自動の連動機能で便利に使える

ガスコンロとレンジフードのシリーズによっては、「連動機能」を搭載している機種があります。

連動機能は、ガスコンロの点火や消火と連動して、自動でレンジフードが運転や停止する機能のこと。

レンジフードの操作が不要になるので、つけ忘れや消し忘れを防げて安心です。

また、ハイグレードの機種になると風量も自動調整してくれるので、さらに便利に使えます。

連動は無線の赤外線によって行われるので、対応機種に交換するだけで特別な追加工事は発生しません。

細かな仕様は各社で異なるので、気になる方はメーカーへ問い合わせてみてください。

寿命を迎えるタイミングが近い

レンジフードの寿命は10年〜15年が目安とされています。

一度もガスコンロとレンジフードを交換されたことのない家庭であれば、寿命を迎えるタイミングは大きく変わりません。

レンジフードを運転している際に異音がしたり、空気の吸い込みが悪くなってきた場合は、部品の交換やメンテナンスが必要です。

レンジフードの調子が悪い場合は一緒に検討してみてください。

レンジフードのおすすめメーカーと人気商品はこちらから確認いただけます。

施工費を抑えられる

ガスコンロとレンジフードを同時に交換すると割引してもらえる可能性があります。

理由は、施工時の養生費用や搬入搬出の手間が抑えられるからです。

寿命が近くて数年後の交換を検討しているのであれば、同時交換を検討してみてはいかがでしょうか。

ガスコンロは自分で交換できる?

「ガスコンロは自分で交換できないの?」そう思われた方もおられるかもしれません。

節約のために極力無駄な費用はかけたくないですよね。

しかし、ビルトインコンロは業者への依頼が必要です。

  • ガステーブルの交換:自分で設置できる
  • ビルトインコンロの交換:ガス工事有資格者に依頼する必要がある

以下で解説します。

テーブルコンロは自分で交換できる

テーブルコンロの場合、コンロを設置してガスホースを接続するだけで交換できるので、個人での交換が可能です。

ガスコンロ本体とガスホースは、都市ガス用とプロパンガス用で分かれているので、どちらのガス種が通っているのかと、必要なガスホースの長さは事前に確認しておきましょう。

ガスホースはホームセンターで購入できます。

ビルトインコンロの交換は業者に依頼が必要!

ビルトインコンロの場合、ガス工事有資格者に依頼する必要があり、個人で交換できません。

一見カンタンそうに見えますが、接続はガスホースではなく、可とう菅など専用の配管が必要で取り付けに技術が必要です。

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古いコンロの処分方法とは?

最後に、古いコンロの処分方法を解説していきます。

リフォーム時に処分してもらう

ビルトインコンロは、交換リフォームの際に業者に処分してもらうのが一般的です。

自治体によっては回収してもらえないこともあるので、やや高額な費用がかかったとしても業者に依頼するのが確実でしょう。

テーブルコンロも、店によっては買い替えるときに無料で引き取ってもらえることがありますので、購入時にチェックしてみてください。

粗大ごみとして処分

テーブルコンロは、粗大ごみとして処分できる場合が多いです。

ただ、費用や回収方法は自治体によって異なるので、ホームページなどで確認しましょう。

買い取ってもらう

不具合がないコンロなら、リサイクルショップで買い取ってもらえることがあります。

ただ、状態により買取価格は異なるので、古いコンロの場合は希望の価格にはならないかもしれません。

とはいえ、粗大ごみとして処分するときは処分費が必要になることもあるので、たとえ値段がつかなかったとしても引き取ってもらえるだけで十分でしょう。

ガスコンロを交換する際の注意点とは?

ガスコンロを交換する際の注意点を3つにまとめました。

ガス種を確認する

ガスコンロは「都市ガス用」・「プロパンガス(LP)用」の2種類に分かれています。

ガスの種類が異なる場合、一酸化炭素中毒を引き起こしたり、爆発などの危険があるので決して使用しないでください。

それぞれのガス種に合わせて作られているので、事前に必ず確認しておきましょう。

今お使いのガスコンロのサイズを確認する

ガスコンロを交換する際は、事前にガスコンロの天板のサイズを測っておいてください。

サイズを間違えると設置できなかったり、思っていたイメージと異なったりするとトラブルの原因になります。購入する前にサイズを測っておくことをオススメします。

ビルトインオーブンがある場合はメーカーを確認する

いまお使いのガスコンロの下にオーブンが付属している場合はメーカーを確認しておきましょう。

オーブンをそのまま使用する場合は、メーカーにより規格が異なるため同一メーカーに揃える必要があります。

もしオーブンを使用していなくて不要な場合は、扉を付けて収納庫にもリフォームできます。

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交換を検討する前に確認するポイント

ガスコンロに以下のような不具合がある場合は、メンテナンスで治る可能性があります。

ガスコンロの交換を検討する前に確認してみてください。

なかなか火がつかない場合:コンロの電池を交換する

なかなか火がつかない場合は、コンロの電池を交換してみましょう。

ガスコンロは、電池で着火しているため、電池の残量が少ないと火がつきにくくなります。

なお、電池を交換するときは、アルカリ電池を使用してください。

火の出方が偏っている:五徳やバーナー周りを掃除する

火の出方に偏りがあったり、鍋にススがついたりする場合は、五徳やバーナー周りを掃除するとよいでしょう。

バーナーキャップに汚れが詰まっている部分からは火が出ないため、バーナー周りが汚れていると火の出方が偏ることがあります。

また、五徳やバーナー周りの汚れは不完全燃焼を引き起こし、鍋にススが付くことがあります。

古くなった歯ブラシなどで汚れを落とし、しっかり乾かしてから再度取り付けてみましょう。

ガスコンロの交換はどこに頼むべき?

ガスコンロの交換依頼先は以下のように複数あります。

  1. ガス会社
  2. リフォーム業者
  3. 家電量販店やホームセンター
  4. ネット通販+施工業者に取付依頼

コストや手軽さ保証など重視するポイントに合わせて依頼先を決めましょう。

それぞれの特徴を解説していきます。

ガス会社

ガスコンロの交換は、お住まいの地域のガス会社でも対応しています。

業者に問い合わせ依頼すれば対応してくれます。

ガス会社が交換もしてくれるので、交換までのスピードは早いでしょう。

リフォーム業者

ガスコンロの種類にこだわりたいのであれば、リフォーム業者への依頼がオススメ。

リフォームの知見が多く持っているので、要望を伝えれば最適なコンロを提案してくれるでしょう。

自宅へ現在お使いのコンロの確認にも来てくれるので安心できます。

家電量販店やホームセンター

家電量販店やホームセンターのリフォーム相談窓口で相談が可能です。

店頭で現物を確認してから購入できるので、イメージと違ったというトラブルが起きにくいです。

しかし、取扱の商品の中からガスコンロを選ぶので、ラインナップは少ないでしょう。

ネット通販+施工業者に取付依頼

価格を極力抑えたいのであれば、ネット通販で購入して施工業者に取付依頼がオススメです。

しかし、自分で現状に合ったガスコンロを選択する必要があったり、別で施工業者に依頼する必要があるため、最も手間がかかります。

保証も、ガスコンロと施工業者で別れるため事前にしっかりと確認しておきましょう。

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ガスコンロ交換を業者に依頼する際の注意点とは?

ガスコンロの交換を業者に依頼する際の注意点は以下の2つです。

順番に解説します。

相見積もりをとる

ガスコンロ交換の見積もりは業者により異なるため、複数の業者に相見積もりをとるのがオススメです。

1社の見積もりだけだと、見積もり金額や保証内容が妥当なのか不安が残ります。

交換業者によりガスコンロの仕入れ価格が異なりますし、職人の技術力や手際の良さによっても見積もり金額は変わります。

実際に同じ工事内容で見積もりを依頼しても金額が異なるというのはよくあります。

そのため、面倒であっても複数の業者に相見積もりをとるのが良いでしょう。

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アフターサービスがしっかりしているか

ガスコンロは交換して終わりではなく、もし不具合が出た際に問い合わせする可能性があります。

そのため、アフターサービスがしっかりしているのか、今後も付き合っていけそうな業者なのか見極める必要があります。

不明な点は事前に質問しておき、不安のない業者に交換を依頼しましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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