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2022年11月15日更新
塗装工事の費用相場や作業工程、トラブル事例などをご紹介
この記事では屋根や外壁の塗装工事について、必要性や機能性を解説しています。施工にかかる大まかな費用や工事期間、施工事例も説明しているため、塗装工事を検討している方におすすめの内容になっています。最後まで読み、ぜひ参考にしてください。
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- 監修者岩納 年成
目次
塗装工事とは?塗装工事の必要性について
塗装工事は建物の屋根や外壁を塗り替える工事のことですが、実は建物を守るために必要な工事でもあることをご存知でしょうか。
塗装工事というと汚れが目立ち、色褪せなどで外観が損なわれてきたことにより塗り替えをするという方が多いのが実際のところです。
しかし、塗装工事の最も重要な目的は外観を整えることよりも建物を保護することにあります。
雨や紫外線の影響を常に受けている外壁や屋根は当然ながら傷みやすく、劣化が進むと防水性能が損なわれてしまいます。
屋根や外壁の防水性能が損なわれると、建物内に水が侵入してしまい、木部や断熱材の腐食や、雨漏れの原因となるのです。
そこで、定期的に塗装工事を行うことにより建物の防水性能の維持が可能となります。
建物を守り、長く快適に生活する上でも塗装工事は重要な役割を担っているといえるでしょう。
塗装がもつ機能
外壁塗装は建物を保護するために必要であると前述しましたが、使用する塗料によって建物にさまざまな機能を付与することが可能です。
外壁においては塗料が伸縮してクラックなどの劣化症状を予防して保護したり、水がまわることを防ぐため、建物全体の保護をしてくれます。
屋根においても塗料が伸縮して屋根の隙間から水がまわるのを防いでくれるため、雨漏れ防止につながります。
また、豪雪地帯においては定期的に屋根の塗装をすることで屋根に積もった雪が滑って落ちやすくなり、雪下ろしの手間を減らすことができます。
塗料には機能の差が大きく、断熱効果の高い塗料や遮熱性のある塗料、伸縮性の高い塗料、伸縮性が低く硬い塗料など、さまざまな塗料があり、どれにもメリット・デメリットがあります。
どのような機能をもった屋根や外壁にしたいか、専門業者と打ち合わせして塗料選びをしてみましょう。
塗装工事にかかる費用
ここでは塗装工事にかかる費用の相場と目安となる工期について解説していきます。
外壁塗装、屋根塗装、外壁と屋根の両方を塗装する3つの場合に分けて紹介します。
外壁塗装の費用相場
外壁塗装工事の費用は約10万円〜約500万円以上と非常に幅広い価格帯で塗装が行われていることがわかります。
これは使用する塗料の種類や面積、足場の量によって塗装工事の費用が大きく増減することから、費用に大きな差が生まれているためです。
外壁塗装の費用相場については約80万円〜約120万円といわれており、円グラフ上でも約6割が約50万円〜約200万円という価格帯であることがわかるため、相場の金額が把握できるでしょう。
工期についても使用する塗料や面積、天候によって変動しますが、一般的な2階建住宅の場合は約8日〜約14日で工事が完了する場合が多いです。
屋根塗装の費用相場
屋根塗装工事の費用は約10万円以下〜約500万円と、こちらも外壁塗装工事と同様に価格帯の幅が非常に広いことがわかります。
屋根塗装工事も塗料の種類や塗装する面積に応じて費用が増減しますが、現状の屋根材の状態によっては下地処理の手間がかかり、費用がかさむ可能性があります。
屋根塗装工事の7割が約50万円〜約200万円にて行われていることが円グラフからわかるように、費用相場は一般的に約40万円〜約80万円です。
工事期間については約5日〜約8日が一般的ですが、足場の状況や天候によって変動します。
屋根塗装と外壁塗装を合わせた費用の目安
屋根塗装と外壁塗装を同時に行った場合の費用相場は約100万円〜約200万円ですが、屋根塗装や外壁塗装と同様に、使用する塗料や塗装する面積によって費用が増減したり工期が変動します。
なお、工事期間は約2週間〜約3週間の場合が多いです。
また、屋根塗装と外壁塗装を同時に行うことで、足場の組み立て、解体が一度だけで済むため、別々に行うよりも費用を抑えて塗装工事を進めることができます。
屋根と外壁を塗装した施工事例
ここでは屋根と外壁をまとめて塗装した施工事例を紹介していきます。
5つの事例を紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
屋根塗装と同時にシリコン塗料を使って外壁塗装を施工した事例
費用が安価で外装用塗料の中でも中程度の価格帯でありながら耐久性の高いシリコン塗料を使用して、外壁と屋根を同時に塗装しています。
種類が豊富なシリコン塗料を使用しているため、ベージュ調の外壁にダーク系の屋根という非常に落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
リフォーム費用 | 約100万円~約200万円 |
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工期 | 約1カ月 |
商品名 | プレミアムシリコン(外壁),GOKUルーフ(屋根) |
シリコン塗料で屋根と外壁を塗装した事例
こちらも耐久性が高くお手頃な価格のシリコン塗料を使用して、外壁と屋根を同時に塗装しています。
シリコン塗料は伸縮性があることから、今回のようなモルタル外壁ではクラック予防にもなりおすすめです。
リフォーム費用 | 約100万〜約220万円 |
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工期 | 約1カ月 |
メーカー名 | エスケー化研,日本ペイント |
商品名 | プレミアムシリコン(外壁),GOKUルーフ(屋根) |
鮮やかな外壁が特徴的な外壁塗装と屋根リフォームの施工事例
鮮やかなブルーの外壁が爽やかな印象を与え、破風や役物も青で統一感がありおしゃれな仕上がりとなっています。
シリコン系の塗料を使用していることから汚れに強いのも大きなポイントです。
リフォーム費用 | 約100万〜約220万円 |
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工期 | 約1カ月 |
メーカー名 | アイジー工業,エスケー化研 |
商品名 | セラミガードNEO(外壁),スーパーガルテクト(屋根) |
おしゃれな外壁材似合う淡い色で外壁と屋根の塗装を施工した事例
外壁のおしゃれなデザインを生かすために淡いクリーム色で外壁塗装を行い、落ち着いた印象を与えてくれる茶色系の塗料を使用して屋根の塗装を行っています。
屋根外壁ともにシリコン塗料を使用しているため耐久性も高い仕上がりになっています。
リフォーム費用 | 約100万〜約220万円 |
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工期 | 約1カ月 |
メーカー名 | エスケー化研,日本ペイント |
商品名 | プレミアムシリコン(外壁),ファインシリコンベスト(屋根) |
外壁と屋根を塗装を行い、ドローンで点検をした事例
外壁と屋根の塗装を同時に行い、仕上がりの確認にドローンを活用している現場です。
施主にとって屋根面は仕上がりの確認をすることが難しい部分ですが、ドローンを活用することで、確認することができています。
施工後も非常に安心できるサービスといえます。
リフォーム費用 | 約100万円~約220万円 |
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工期 | 約1カ月 |
塗装工事の作業工程
ここでは具体的に塗装工事の作業の流れを解説していきます。
ただし、現場の状況によっては工程が前後したり、記載外の作業が必要になる場合もあります。
ここで紹介している作業工程は、あくまで一般的な作業工程の一例として認識してもらえればと思います。
現地確認・挨拶
まずは施工する前に改めて現場の確認を行い、施工内容と施工手順のおさらいをします。
見積書をもらう前に一度は現場の確認を行っているため、ここでの現場確認はあくまで施工業者と見積書に記載されている作業内容を共に確認する工程となります。
また、このタイミングで近隣住民の方に工事の大まかな日程を伝え、その間は車の出入りや騒音が出る可能性があることをあらかじめ伝えておきましょう。
足場設置
現場作業内容の共有、近隣の挨拶が終わったら、外壁塗装、屋根塗装いずれの場合においてもまずは作業用スペースの確保、安全に作業を進めるために足場の設置を行います。
汚れや塗料を周囲に飛ばさないようにするために、足場にメッシュの養生シートをかけることがほとんどですが、このタイミングでかける場合が多いです。
外壁の高圧洗浄
外壁、屋根ともに表面に付着している、汚れや塵を洗い流していきます。
表面に汚れが付着した状態のまま塗装を行ってしまうと、塗膜の密着が甘くなったり、塗りムラやピンホールの原因になったりするため、まずはこの洗浄を行います。
なお、近隣に汚れが飛ぶのを防ぐため、養生シートをかけておいた方が良いでしょう。
下地処理
高圧洗浄が完了したら、下地の処理を行います。
使用されている材質によっても内容が変わりますが、ひび割れ箇所をコーキングで埋めたり、前の古い塗膜を落とす作業を行います。
業者は理解していますが、この工程の仕上がりで塗装工事の成功が決まると言っても過言ではありません。
また、屋根に関しては下地処理の内容が変わるため、ここからは屋根塗装の場合の下地処理について紹介します。
屋根塗装の場合【下地処理・補修】
屋根塗装の場合、屋根材が錆びていたり、穴が空いている場合があります。
そのため、外壁塗装よりも下地処理・補修の手間がかかります。
具体的には以下の3つの作業が行われます。
- 錆の処置
ケレンがけとも呼ばれる作業で、錆びている箇所を磨いて錆を落としていく作業です。
- コーキング
軽度のひび割れや、穴、隙間にコーキングをして塞ぐ作業になります。
コーキングで対応できない場合には屋根替えや板金補修に切り替えて対処する必要があります。
- 釘打ち
浮いている釘やすでに外れてしまっている釘を打ち込み直す作業です。
養生
エアコンの室外機や窓サッシなどに塗料がつかないように養生を行います。
基本的には窓の開閉やエアコンの使用がこの作業の後からできなくなります。
塗装作業
ここからは塗装作業の開始です。
下塗り、中塗り、上塗りの3度塗りで仕上げる場合が多いですが、使用する塗料の種類や現場の状況によっては作業の手順が変わります。
検査
塗装作業が完了したら、まずは施工業者により完成検査が行われます。
塗り漏れや塗装ムラなどの仕上がりに問題がないかどうか、周辺環境を汚していないかなど、くまなくチェックします。
足場解体
完成検査を行い、問題がなかった場合には足場の解体を行います。
基本的には1日から半日程度で足場の解体搬出が完了します。
最終確認・引き渡し
全ての作業が終わった後で、最終確認と引き渡しが行われます。
このタイミングで、再度仕上がりの確認や周辺の状況を確認します。
万が一問題がある場合にはここから是正工事が入りますが、以上が塗装工事の作業工程になります。
塗装工事を行うタイミングの目安
ここでは外壁塗装と屋根塗装を行うべきタイミングについて解説します。
それぞれ劣化した際に現れる症状を具体的に紹介しながら説明していくため、ここを参考に自宅の外壁が塗装のタイミングを迎えているか確認してみてください。
外壁塗装の劣化のサイン
外壁塗装が劣化している際に現れる症状は以下の5つです。
どの症状も劣化しているサインであるため、この症状が確認された際には外壁塗装を検討するようにしましょう。
チョーキング現象
外壁の塗膜が紫外線などの影響を受けて結合力を失うことで発生する症状で、外壁表面を触ると、チョークの粉のような白い粉が手につきます。
この症状が起きている場合には耐候性が大きく低下している状態です。
クラック
クラックは塗膜の伸縮性が失われているところに地震などによる衝撃が加わることで発生します。
軽度のクラックはコーキングやフィラーを使用して処置できますが、幅の広いクラックや深さがあるクラックは建物内部に水がまわる可能性が高く、外壁下地まで工事する必要がある状態になっています。
色褪せ
一般的にはチョーキングの前に発生することが多い色褪せですが、自宅の外壁は毎日見なれていることもあり、なかなか気がつきにくい症状です。
長期間気づかず放置することでチョーキング現象に発展するため、見た目に違和感を覚えた場合には塗装業者に相談すると良いでしょう。
塗膜の膨れ、剥がれ
塗膜の膨れや剥がれは塗膜内部に水がまわり込んでしまっている可能性があります。
放置してしまうと、外壁材が傷むだけでなく、建物内部まで水がまわってしまい、建物の構造部の耐久性に影響を与える可能性があるため、この症状がある場合には速やかに塗装業者に相談しましょう。
コーキング部分のひび割れ
外壁の種類によっては外壁材の継ぎ目にコーキングを使用している場合があります。
このコーキングは外壁部分の中で最も劣化が早く、ひび割れや細りが発生します。
コーキング部分は目地に位置しているため、劣化したまま放置してしまうと建物内部に水が侵入する可能性が高いため、迅速に対応する必要があります。
屋根塗装の劣化のサイン
続いて屋根塗装における劣化のサインを紹介します。
具体的に4つの症状を紹介しますが、外壁塗装同様、これらの症状がみられる場合には塗装するべきタイミングがきているため、確認してみてください。
色褪せ
色褪せは塗膜が紫外線や雨などの影響で劣化し、防水機能が低下していることを表します。
長期間放置して見過ごしてしまうと、その後サビの発生→腐食と進み、最終的に雨漏れを引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
苔やカビ、サビが広がっている
この症状はすでに屋根の防水機能が大幅に低下していることを意味します。
サビに関してはアンテナや雪止めなどによる、もらいサビの可能性もありますが、いずれにしても一度点検するべきタイミングといえます。
雨漏れが起きている
すでに雨漏れが起きている場合は、塗装の防水機能が失われており、屋根材が腐食している可能性があります。
屋根にピンホールが空いていたり、継ぎ目の隙間から水がまわっている可能性があり、原因を探す必要があります。
塗装の劣化だけが原因ではありませんが、屋根が傷んでいることを示しているため、専門業者に相談すると良いでしょう。
塗膜が剥がれている
屋根材によっては塗膜が密着しにくく塗装が剥がれてくることがあります。
そのほかに強風の影響で飛んできた小石やゴミなどが屋根にあたり、塗膜が剥がれる場合があります。
塗膜が剥がれている状態で放置してしまうと、屋根材に直接紫外線や雨があたり、ピンホールなどの原因になります。
屋根に塗膜の剥がれがみられる場合には、その部分だけでも早急に対処した方が良いでしょう。
塗装費用を安く抑えるコツ
足場費用も発生し、それなりに高額な工事になりがちな塗装ですが、費用を安く抑えるコツがあります。
ここでは具体的に3つの方法を説明します。
補助金などを利用する
塗装工事は省エネ住宅改修補助金や住宅リフォーム補助金などの補助金に該当する場合があります。
補助金を受けるためには使用する塗料の制限がある場合もあるため、実施しようとしている塗装工事がどのような内容なのかをまずは把握しなければなりません。
また、自治体によっても補助金の詳細が異なるため、お住まいの自治体に工事の内容を説明し、受けられる補助金があるか確認すると良いでしょう。
工事内容が住宅保険の対象ではないか調べる
塗装工事は火災保険や地震保険などの住宅保険の対象になる場合があります。
雪害影響で塗装が必要になった場合や地震の影響を受けて塗装が必要になった場合には保険の対象になる可能性があるのです。
塗装工事を進める前に保険会社に調査を依頼し、保険が適用されるかどうか判断してもらうと良いでしょう。
比較査定を行う
費用を抑えるために一番おすすめなのが見積もりの比較査定を行うことです。
複数の専門業者から、同じ施工内容の見積書をもらって比較する作業になりますが、お願いしたい工事の相場を知ることができ、複数の業者に依頼することで、工事に対するさまざまなアドバイスを貰うこともできるでしょう。
費用を抑えて、品質の高い工事を受けられる可能性が高くなるため、ぜひ試してみてください。
また、ハピすむでは無料で見積もり比較を行えるサービスがあります。
よりお得に塗装工事を受けられることもあるため、活用してみてはいかがでしょうか。
塗装工事を依頼する際の注意点
塗装工事は、訪販業者による悪質施工や契約トラブルが頻繁に発生しています。
ここでは塗装工事を依頼する際に注意するべきポイントを5つ紹介します。
工事前に支払い方法と支払いタイミングを確認
塗装工事を依頼する場合、支払いの方法とタイミングがいつなのか事前に確認しておくことをおすすめします。
支払い方法や支払うタイミングの食い違いはトラブルに発展しやすく、完工後に支払うつもりだったが、前金をもらう予定になっていたという事態がよくあります。
基本的に工事をする前に業者と施主との間で工事請負契約書を取り交わし、そこに支払い方法や期日、金額を明記しているため、契約を交わすタイミングでその点を確認しておくと良いでしょう。
見積書にあるべき事が書かれているか確認
見積書に記載している内容が、あまりにも漠然としている場合には注意が必要です。
塗装工事に使用する塗料や使用する数量、塗装の回数などがしっかり明記されていることを確認しましょう。
施工後の仕上がりが悪い場合、詳細が明記されていない見積内容だと言い逃れされる可能性があります。
塗料を用法通りに使用しているか確認
塗料にはそれぞれ守るべき用法があります。
施工中ずっとみていることは難しいかもしれませんが、塗膜の厚さや塗る回数、乾燥時間などを施工中の職人に確認してみるようにしましょう。
用法通りの施工をしている場合には、スムーズに答えが返ってくるため、参考にしてみてください。
完成後に仕上がりをチェックする
業者を信頼して完成後の仕上がりのチェックをしないケースがありますが、仕上がりのチェックは重要です。
工事内容が見積書と違っている場合があったり、塗りムラや塗り残しなどがある場合もあるため、完成後には必ず仕上がりのチェックをしましょう。
また、仕上がりのチェックをする際、施工業者と共に確認しながら話をすると、やり直しの部分が出てきてもスムーズに是正工事に進むことができます。
クーリングオフについての確認
契約書の内容と相違があったり、明らかに悪質な工事をされている場合にはクーリングオフを適用させることができます。
また、契約書内にクーリングオフにおける注意書きをしていなければならないため、このような表記があることをまずは確認しましょう。
クーリングオフには対応できる期間があったり、気をつけなければならない点もあるため、詳しくは消費者生活センターに相談することをおすすめします。
塗装工事でよくあるトラブル
ここでは塗装工事でよくあるトラブルを5つ紹介します。
事前にどのようなトラブルがあるのか把握しておくことで予防ができるため、確認してみてください。
塗装の施工技術に関するトラブル
塗装において施工品質によるトラブルは多いのが現状です。
特に塗装にムラやタレがある場合やひどい場合には塗り残しがある場合もあります。
また、素人では気づきにくいピンホール現象が発生している場合もあるのです。
塗膜表面に小さな穴がポツポツと出来てしまう症状ですが、光の加減や場所によっては見えにくいことがあります。
完工後に施工業者としっかり仕上がりの確認を行い、気になった点は随時指摘するようにしましょう。
追加費用を請求された
雨樋や破風など、当初見積りに入っていない部分も施工中に傷みを発見したり、追加で対応した方が今後のためになるという相談が業者から出る場合があります。
この場合には当然追加費用がかかることになりますが、見積書において理解の相違がある場合もあります。
「この工事が含まれていると思ったのに追加だった」などということがよくあるため、まずは見積もりの内容をしっかり確認しましょう。
また、現場で提案があった場合には口頭だけで進めるのではなく、見積書をもらうなど必ず金額の根拠をもらうと安心です。
塗装の色が気に入らなかった
塗装工事で多いトラブルの一つが仕上がりの色の問題です。
色見本だけで決めた場合や、塗装前のパースを確認しないまま工事を進めた場合に起こりやすく、思っていた色と違ったという状況です。
同じような色で塗装をしている現場の事例や外観パースなど確認したり、カラーサンプルを確認した上で色を決めると防げるケースが多いため、業者に相談してみると良いでしょう。
近隣の方とのトラブル
近隣住民の方にしっかり挨拶をしている場合でもトラブルが起こる可能性があります。
塗装工事は高圧洗浄を使用して汚れを飛ばし、塗料を使用して塗装工事を行うため、養生がしっかりかけられていない場合や、職人のミスで近隣の家や車を汚してしまうことがあるのです。
そのため、必ず近隣の方に挨拶をした上で、業者には施工後に周辺の掃除と確認をしてもらうようにしましょう。
工期が伸びてしまう
塗装工事は天候によって工事の進捗が大きく変動します。
そのため、予定していた工期よりも延びてしまう場合もあるのです。
基本的には、あらかじめ業者から天候により工期が変動するかもしれない旨の説明がありますが、ない場合もあるため、事前に確認するようにし、スケジュールに余裕を持つようにしましょう。
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この記事の監修者プロフィール

IEMUS
岩納 年成 大手ゼネコン会社にて、官公庁工事やスタジアム、免震ビル等の工事管理業務を約4年経験。
その後、大手ハウスメーカーにて注文住宅の商談・プランニング・資金計画などの経験を経て、木造の高級注文住宅を主とするビルダーを設立。
土地の目利きや打ち合わせ、プランニング、資金計画、詳細設計、工事統括監理など完成まで一貫した品質管理を遂行し、多数のオーダー住宅を手掛け、住まいづくりの経験は20年以上。
法人の技術顧問アドバイザーとしても活動しながら、これまでの経験を生かし個人の住まいコンサルテイングサービスも行っている。

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