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2022年09月14日更新
トイレメーカー7社を比較!おすすめトイレの特徴やリフォーム事例を解説
トイレをリフォームするときには、どのメーカーを選べばいいのでしょうか。本記事では、トイレ設備を手掛けるメーカーとその特徴、人気のある商品まで詳しく解説しています。温水洗浄便座などトイレに求める機能や目的にあわせて、自分にあった製品を選びましょう。
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- 監修者岩本 祐子
リフォームをするなら、新しいトイレに入れ替えて快適に使いたいと思いませんか。
毎日使うものだからこそ、掃除のしやすさや機能にはこだわりたいと思う人も多いでしょう。
しかし、いざトイレを選ぼうとすると、さまざまなメーカーがあり迷います。
「トイレのメーカーはどれを選べばいいの?」「メーカーが違うと何が変わるの?」といった疑問を持つ人も多いでしょう。
そこで今回は、人気トイレメーカーと商品について詳しく解説します。
トイレのリフォーム事例も写真付きで紹介しますので、ぜひご覧ください。
目次
人気トイレメーカーの特徴
トイレのリフォームでは、メーカー選びが重要です。メーカーによって便器の素材や機能が異なるため、ご自身にあったトイレメーカーを選びましょう。
では、トイレメーカーはどこで、どんな商品があるのでしょうか。
ここでは、人気トイレメーカーの特徴と商品について詳しく紹介していきます。
TOTOのトイレの特徴
TOTOは、1917年創業の衛生陶器・住宅設備機器のメーカーです。
ウォシュレットをいち早く取り入れた会社として知られ、日本の衛生陶器メーカーの先駆け的な存在だと言っても過言ではないでしょう。
TOTOのトイレは、掃除のしやすさや快適さに着目して設計されています。
便座のフチがなく、汚れにくいのが特徴です。
おすすめ商品「ネオレスト」
ネオレストは、TOTOのウォシュレット一体型便器です。
タンク内蔵型のすっきりとした見た目で、デザイン性が高いという特徴があります。
「LS」「AS」「RS」タイプの3シリーズ展開です。
汚れが溜まりやすい便器のフチがない仕様と、トルネード洗浄という少ない水でも汚れを落としながら効率的に洗い流す洗浄方法を採用しています。
商品代 | 約48万円(税抜き)LSタイプ |
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おすすめ商品「GG / GG-800」
GG / GG-800は、TOTOのタンクレス一体型と、タンク式の2種類が選べるトイレシリーズです。
ウォシュレット用ノズルのセルフクリーニング機能、トルネード洗浄、便器のフチ無し形状など、掃除のしやすさも備えています。
タンク式を選べるため、水圧の低いマンションの上層階などにも適したシリーズだといえるでしょう。
商品代 | 約30万円(税抜き)CGタイプ |
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リクシル(LIXIL)のトイレの特徴
リクシル(LIXIL)は住宅やマンション、商業施設などの建材・設備機器を幅広く手掛ける製造会社です。
2011年にリクシル(LIXIL)となる前は、INAXだったと聞いた方がピンと来る人もいるかもしれません。
表面が滑らかで汚れがつきにくい素材の陶器「アクアセラミック」を開発し、掃除のしやすさを実現しています。
さらに、トイレの鉢内に空気浄化技術を用いて、においの発生を抑制させているのが特徴です。
おすすめ商品「アメージュZ」
アメージュZは、リクシル(LIXIL)のタンク付きトイレです。比較的安価な価格帯で、便座には水あかや汚物の汚れが落ちやすく、掃除のしやすい陶器を使用しています。
便座がリフトアップするため、奥まで汚れが拭き取れるのも特徴です。
さらに、便座の裏側には継ぎ目がないため、掃除が楽に行えるでしょう。
従来製品よりも浄水機能を向上させ、大洗浄の浄水量は5Lを実現しています。
家族の人数が多いなどトイレの使用率が高い人は、年間で多くの節約効果が見込めるでしょう。
商品代 | 約17万円~ |
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※CW-KB31(便座)と組み合わせた場合
おすすめ商品「リフォレ」
リフォレは、リクシル(LIXIL)のタンクと収納付きのトイレです。
まるでタンクレストイレのようなすっきりとした見た目と、大容量の収納が特徴といえます。
コンパクトな手洗いがついているので、トイレ内の空間を有効活用できます。
収納扉の色もバリエーションがあるため、トイレを好みの空間にイメージチェンジできるでしょう。
商品代 | 約25万円~ |
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おすすめ商品「サティス」
サティスは、リクシル(LIXIL)のタンクレストイレです。
GタイプとSタイプの2種類が展開されています。
アクアセラミックやパワーストリーム洗浄など掃除がしやすい機能に加えて、使い勝手にもこだわったトイレです。
おしり洗浄用ノズルとビデ洗浄用ノズルの、2本のノズルを搭載するなど充実した機能がみられます。
デザイン性が高く、ブラックやブラウン、グレーなどさまざまな色の取り揃えがあるため、まるでインテリアを選ぶかのようにお好みのトイレ空間が仕上げられるでしょう。
商品代 | 約26万円〜 |
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パナソニックのトイレの特徴
パナソニックは、エアコン、洗濯機などを取り扱う電気メーカーとして知られており、住宅設備も多数手掛けています。
パナソニックのトイレは、これまでの2社とは違い、便器に陶器ではなく有機ガラス系の素材を使っています。有機ガラス系素材とは簡単にいうとアクリル樹脂で、撥水性があり、割れやヒビに強いのが特徴です。
おすすめ商品「アラウーノL150」
アラウーノL150は、パナソニックのタンクレストイレです。使い終わった後に自動でフタを閉じ、洗浄を行うため、掃除の手間が少なくなる機能を備えています。
スマートフォンと連動して、温水洗浄便座の調整ができ、フィルターのお手入れ時期、洗浄剤の補充時期なども管理できます。
商品代 | 約38万円~ |
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おすすめ商品「New アラウーノV」
New アラウーノVは、パナソニックの手頃な価格帯のトイレ商品です。
タンク無しの製品で手洗い器の有無を選べます。
また、好みの機能を持つ便座を選択し、組み合わせて使います。
奥行きが約72cmとコンパクトな設計をしており、トイレ空間を無駄なく使えます。
少ない水でもしっかりと洗浄できるため、節水にも向くでしょう。
商品代 | 約13万円〜 |
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タカラスタンダードのトイレの特徴
タカラスタンダードは、ホーロー素材で有名な国内メーカーです。
キッチンや浴室が有名ですが、トイレも手掛けています。
タカラスタンダードのトイレは、壁や床にもホーローのパネルを使用することが可能です。
においがつきにくく、汚れにくいためお手入れがしやすいでしょう。
おすすめ商品「ティモニ」
ティモニは、タカラスタンダードのトイレ機器商品です。タンク付きとタンクなしを選べます。
フチ無しの便器に加えて、本体にも凸凹が少ないため、掃除がしやすいのが特徴です。
壁や床にホーローパネルを採用できるため、マグネットで収納棚を取り付けることもできるでしょう。
商品代 | 約14万円〜 ティモニUシリーズ |
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ジャニス工業のトイレの特徴
ジャニス工業は、トイレや洗面化粧台など、住宅の水廻り設備を手掛けるメーカーです。
国内でも陶器の生産で有名な、愛知県常滑市に拠点を置いています。
ジャニス工業のトイレは、掃除のしやすさとコンパクト設計にこだわって作られているのが特徴です。
便器の手前側のフチを無くし、汚れが拭き取りやすい形状をしています。
さらに、陶器の表面を透明なガラス素材で焼き付けた設計で、汚れがつきにくい滑らかな表面を実現しています。
おすすめ商品「スマートクリンⅢ」
スマートクリンⅢは、ジャニス工業のタンクレストイレです。壁排水・床排水どちらにも対応しています。
また、戸建て、マンションどちらのリフォームにも対応可能です。
奥行きが65cmほどというコンパクトな設計で、立ったり座ったりする動作も楽に行えるスペースが確保しやすく、空間を有効活用できるでしょう。
商品代 | 約21万円〜 |
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アサヒ衛陶のトイレの特徴
アサヒ衛陶は、大阪に本社を置く住宅の衛生設備メーカーです。
洗面台・ユニットバス・トイレなど水廻り全般を手掛けています。
アサヒ衛陶のトイレは節水型であることが特徴です。
タンク付き、タンクレスどちらもあり、好みのタイプが選べるでしょう。
おすすめ商品「エディ848」
アサヒ衛陶のエディ848は、タンク付きトイレです。使いやすい深型の手洗い器を備え、全体的に曲線形状をしており、やわらかいデザインをしています。
3カ所の射水口がある洗浄設計で、節水も実現しています。
大洗浄4.8L、小洗浄3.8Lと、浄水量が少ないため、年間の水道料金を抑えることができるでしょう。
商品代 | 約20万円 |
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ダイワ化成のトイレの特徴
ダイワ化成は、福岡県に本社のある住宅用設備機器メーカーです。
システムバスやトイレ以外にも、生ゴミ処理システムのディスポーザーや浄化槽の製作も手掛けています。
ダイワ化成のトイレは、浄化槽などに対応した簡易水栓トイレや、介護を目的としたリフォームに向く圧送式トイレなどがあります。
簡易水洗対応!おすすめ商品「フルオートトイレ (FAI)」
ダイワ化成のフルオートトイレ (FAI)は、下水道のない地域で、浄化槽を備えている住宅に対応した簡易水洗トイレです。簡易水洗式では珍しく、自動でフタが開き洗浄するというフルオートを実現しています。
将来的に下水道が整備されたときにも施工が容易であるのも特徴です。手動と乾電池にも対応しているため、停電時にも使えます。
商品代 | 約30万円 |
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商品代約10万円~約20万円の人気おすすめトイレ
商品代が約10万円~約20万円のトイレは、手頃な価格帯のトイレです。
ここでは、おすすめのトイレを4つ紹介していきます。
TOTO:ピュアレスト
TOTOのピュアレストは、組み合わせ式のタンク付きトイレです。
楕円形状のタンクで、小さく設計されているため、トイレ空間の中でも圧迫感を与えないでしょう。
手洗い器付きと手洗い器なしタイプを選べるのも嬉しいポイントです。
便器は、側面に凹凸の少ない掃除がしやすい形状で、トルネード洗浄という少ない水でも汚れを流す機能を搭載しています。
リクシル(LIXIL):アメージュZ
リクシル(LIXIL)のアメージュZは、組み合わせ式のタンク付きトイレです。
便器には、汚れがつきにくいアクアセラミックが使われています。
アメージュZは、排水管の対応範囲が広いため、既存のトイレ排水位置にも柔軟に対応できるトイレです。
大掛かりな排水工事が必要ないため、費用を抑えられることもあるでしょう。
パナソニック:New アラウーノV
New アラウーノVは、パナソニックのタンクレストイレです。
タンクレストイレではありますが、便座の上部に手洗い器をつけることもできます。
奥行きが72cmとコンパクトな設計であることから、限られたトイレ空間にリフォームで取り付けたいときにも向いています。
タカラスタンダード:ティモニUシリーズ
ティモニUシリーズは、タカラスタンダードのタンク式トイレです。
タンクが非常に小さいため、まるでタンクレストイレのような見た目をしています。
床排水・壁排水どちらにも対応しているため、マンションなどのリフォームにもおすすめのトイレです。
商品代約20万円~約30万円の人気おすすめトイレ
約20万円~約30万円のトイレは、一般的な価格帯です。
ここでは、おすすめのトイレ5つを紹介していきます。
TOTO: GG / GG-800
GG / GG-800は、TOTOのトイレで、タンク内蔵型で手洗いの有無が選べるトイレです。
背が低く、奥行きが72cmほどとコンパクトな形状をしています。
ノズルのセルフクリーニング機能やトルネード洗浄、フチなしの便座形状など、TOTOならではの掃除がしやすい機能が備わっているのも嬉しいポイントです。
リクシル(LIXIL):リフォレ
リクシル(LIXIL)のリフォレは、収納付きのタンク付きトイレです。
タンクの部分が収納キャビネットのようになっているため、見た目はタンクレストイレのようにすっきりしています。
収納キャビネットの部分に手洗い器もつけられるため、トイレとあわせて手洗いもコンパクトに取り付けたい人におすすめです。
タカラスタンダード:ティモニCシリーズ
ティモニCシリーズは、タカラスタンダードのキャビネット付きタンク式トイレです。
曲線が美しい洗面手洗い器がつけられるので、優美なデザインを好む人にもおすすめします。
ジャニス工業:スマートクリンⅢ
スマートクリンⅢは、ジャニス工業のタンクレストイレです。
タンクレストイレは商品によっては水圧の低いところには取り付けられませんが、スマートクリンⅢは2階や高地などにも対応しています。
アサヒ衛陶:エディ848
エディ848は、アサヒ衛陶の組み合わせ型タンク付きトイレです。
便器にトイレコートという塗装が施されているため、汚れが落ちやすく、掃除がしやすいという特徴があります。
少ない水でも洗浄できるため、節水効果も見込めるでしょう。
商品代約30万円以上の人気おすすめトイレ
約30万円以上は、トイレとしては高級クラスの価格帯です。
清掃性や機能性にもこだわった設備がつけられます。
ここでは、おすすめのトイレ4つを紹介していきます。
TOTO:ネオレスト
ネオレストは、TOTOのタンクレストイレです。
便座のフタの自動開閉やオート便器洗浄、脱臭装置なども選べるためさまざまな機能がつけられます。
他にもトイレ室内の暖房機能、便器に近づくとライトが点灯する機能なども取り揃えがあるため、トイレ空間にこだわりたい人にもおすすめです。
リクシル(LIXIL):サティス
サティスは、リクシル(LIXIL)のタンクレストイレです。
フルオート洗浄、便座のフタの自動開閉付きで便利に使えます。
また、汚れがつきにくいアクアセラミック、パワーストリーム洗浄、電動の便座リフトアップなどもありお手入れがしやすいという特徴があります。
タイプによっては、座りやすい幅広の便座や、音楽を流す機能がついているので、トイレでゆっくり過ごしたい人にもおすすめです。
パナソニック:アラウーノL150
アラウーノL150は、パナソニックのタンクレストイレです。
オート洗浄、便座のフタ自動開閉、ハネガードという泡のクッションで立小便の汚れを抑える機能もあるので掃除がしやすい設計となっています。
他にも、流水音が流せる、間接照明がつけられる、アームレストがつけられるなどさまざまな機能が取り揃えられているためお好みの使い方ができるでしょう。
ダイワ化成:フルオートトイレ
ダイワ化成のフルオートトイレは、簡易水洗に対応したタンクレストイレです。
自動でフタの開閉ができ、オート洗浄、お掃除中の便座のリフトアップなどの機能も充実しています。
便座の中にライトがつく機能も選べます。夜中にトイレにいくことが多く、そのたびに目を覚ましてしまうという人は、天井照明をつけなくても済むトイレの照明を選んでみてはいかがでしょうか。
トイレリフォームの施工事例
トイレのリフォームは、実際に施工した事例の写真をみるとイメージが沸きやすくなります。
ここでは、トイレのリフォーム事例を6つ紹介していきます。
ご自宅のトイレのリフォームの参考にしてください。
TOTO「ネオレスト」の施工事例
タンク付きのトイレから、TOTOのタンクレストイレ、ネオレストにリフォームした事例です。
壁付けのコンパクトな手洗いは、シンプルな形状でデザインの邪魔になりません。
床や壁も張り替え、寒色系のインテリアですっきりとまとまりのあるトイレ空間が仕上がりました。
リフォーム費用 | 約35万円(手洗器は施主支給品) |
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工期 | 約1日 |
建物 | 戸建て |
メーカー名 | TOTO |
商品名 | ネオレスト |
TOTO製一体型トイレ「GG-800」にリフォームした事例
TOTOのタンク一体型トイレ、GG-800にリフォームした事例です。
タンクの上に手洗い器もついているので、ドア側のスペースを広々と使えます。
床は木目、壁紙はベージュ系のアクセントクロスに仕上げて、明るいトイレ空間が出来上がりました。
リフォーム費用 | 約25万円 |
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工期 | 約1日 |
建物 | マンション |
メーカー名 | TOTO |
商品名 | GG-800 |
リクシル「アメージュZ」の施工事例
:戸建て住宅で、リクシルのアメージュにリフォームした事例です。フチに汚れが溜まりにくいタイプの便器で、便座は温水洗浄付きを選んでいます。
コストは抑えつつも、必要な機能が揃ったトイレ空間となりました。
リフォーム費用 | 約13万円 |
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工期 | 約1日 |
建物 | 戸建て |
メーカー名 | リクシル |
商品名 | アメージュZ |
リフォーム内容 | トイレ、温水洗浄付便座の交換リフォーム |
リクシル製タンクレストイレ「リフォレ」にリフォームした事例
中古マンションで、リクシルのリフォレにリフォームした事例です。
タンク式のトイレですが、キャビネットの中にタンクがおさまっているため、すっきりとして見えます。
便器は凸凹のない形であるため、お手入れもしやすくなることでしょう。
リフォーム費用 | 約38万円 |
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工期 | 約1日 |
建物 | マンション |
メーカー名 | リクシル |
商品名 | リフォレ |
リフォーム内容 | トイレ交換、クロスとクッションフロアの張り替え |
リクシル製タンクレストイレ「サティス」にリフォームした事例
戸建て住宅で、リクシルのタンクレストイレ、サティスに入れ替えた事例です。
こちらは階段下にあるトイレですが、限られた空間の中でもタンクレストイレはコンパクトであるため、狭さを感じにくくなっています。
便座の形もすっきりとしているため、掃除もしやすいでしょう。
リフォーム費用 | 約23万円 |
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工期 | 約1日 |
建物 | 戸建て |
メーカー名 | リクシル |
商品名 | サティス |
リフォーム内容 | トイレ交換 |
パナソニック「アラウーノ」のトイレリフォーム事例
マンションで、パナソニックのアラウーノに入れ替えた事例です。
手洗い器付のタンクレストイレに入れ替えたことでコンパクトになり、ドア側の空間が広々としています。
床も木目調に張り替え、落ち着きのある空間に仕上がりました。
リフォーム費用 | 約25万円 |
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建物 | マンション |
メーカー名 | パナソニック |
商品名 | アラウーノ |
リフォーム内容 | トイレ交換 |
トイレの種類と特徴
トイレには、組み合わせトイレ、一体型トイレ、タンクレストイレの3種類があります。
一体、どれを選べばいいのかわからない人もいるでしょう。
ここでは、トイレのタイプ別に特徴を詳しく紹介します。
組み合わせトイレ
組み合わせトイレとは、便器と便座を選んで組み合わせられるトイレのことです。
トイレは、大きく分けて、タンク・便器・便座の3つの部品に分けられています。
組み合わせトイレは、便器と便座が独立していることで、それぞれ好みの機能を持つ部品を選べるというメリットがあります。
一体型トイレ
一体型トイレは、タンク・便器・便座のすべての部品が一体となっているトイレのことです。
部品が一体化しているため、全体的に凸凹があまりなく、掃除がしやすいという特徴があります。
一体型トイレは、スタイリッシュでおしゃれな見た目を好む人に人気です。
しかし、一体となっていることはメンテナンスの面ではデメリットになってしまうこともあります。
ひとたび便器が故障すると、タンクや温水便座ごと交換しなければならないこともあり、交換費用は組み合わせ型よりも高くなるかもしれないことを念頭に置いておきましょう。
タンクレストイレ
タンクレストイレとは、洗浄用の水を溜めるタンクがないトイレのことです。
水道直結式でタンクを持たない仕組みか、タンクが小さく設計されている仕組みの2つがあります。
すっきりとした見た目で、デザイン性を重視する人にはおすすめのトイレです。
比較的、価格が高い傾向にあり、タンクを持たないためマンションの上階など水圧が低い場所には適さないことがデメリットといえるでしょう。
目的ごとにおすすめのトイレ
トイレは、商品によって掃除のしやすさや節水機能などが異なります。
できるなら自分の目的にあったトイレを選びたいと思う人も多いでしょう。
ここでは、それぞれの目的ごとにおすすめのトイレを詳しく紹介します。
掃除しやすいトイレ
共働きで忙しいご家庭や、トイレのお掃除に手間を掛けたくない人には、掃除のしやすいトイレをおすすめします。
便器に汚れがつきにくい素材や、自動でトイレを洗浄する機能を持つトイレを選んでみてはいかがでしょうか。
おすすめのトイレ
掃除がしやすいトイレをご希望の方には、パナソニックのアラウーノがおすすめです。
アラウーノには、洗浄するときに泡が出てくる激落ちバブルという機能がついたシリーズがあります。
トイレを使うたびに洗剤で洗い流すため、便器内を掃除する手間が軽減されるでしょう。
また、アラウーノはフチが少し立ち上がり、汚れが床に落ちにくい仕様になっています。
トイレの床をお掃除するのが大変だと思っている人にもおすすめします。
節水機能を重視したい方に向いているトイレ
水道光熱費をなるべく抑えたい方や、家族の人数が多くて水道代が気になる人は、節水機能を重視したトイレを選んでみてはいかがでしょうか。
トイレは種類によって、流すときの水量が違います。
節水に向いているのは、洗浄時の水量が少ないトイレです。
おすすめのトイレ
節水に向くトイレは、アサヒ衛陶のエディ848です。
エディ848は射水口が3カ所あり、大洗浄4.8L、小洗浄3.8Lと、少ない水量でもしっかりと汚物を流すことができる設計となっています。
TOTOネオレストシリーズ(一部除く)は、床排水の場合で大洗浄水量が3.8Lとさらに省エネになっており、タンクレストイレを選べる環境であれば、イニシャルコストは高めではありますが、ランニングコストの面から選ぶ価値があると言えます。
トイレは毎日使うものであるため、節水タイプのトイレを選ぶと、従来のトイレよりも節約が期待できるでしょう。
コストパフォーマンスを重視したい方に向いているトイレ
今使っているトイレよりも機能性をよくしたいけれど、なるべくリフォームのコストも抑えたいという人には、コストパフォーマンスのよいトイレをおすすめします。
おすすめのトイレ
コストパフォーマンスを重視する人には、リクシルのアメージュをおすすめします。
フチのない形状の便器や、汚れがつきにくい陶器を使用した清掃性の高いトイレです。
充分な機能が備わっていますが、価格は決して高くはありません。
リフォームにも対応しているのが嬉しいポイントです。
機能性を重視したい方に向いているトイレ
自動洗浄がいい、温水洗浄便座にこだわりたいなど、トイレの機能にはこだわりのある人もいるでしょう。
快適なトイレ空間を求める人は、機能性の高いトイレを選んでみてはいかがでしょうか。
おすすめのトイレ
機能性を重視したい人には、パナソニックのアラウーノがおすすめです。
オート洗浄やフタの自動開閉はもちろん、温水洗浄便座の水の出方も、おしり洗浄やビデ、リズム洗浄など5種類から選べます。
高齢者の方でも使いやすいトイレ
高齢者の方でも使いやすいトイレを探している人は、オート洗浄やフタの自動開閉などができる便利なタイプを選んでみてはいかがでしょうか。
おすすめのトイレ
高齢者の方には、パナソニックのアラウーノがおすすめです。
足腰の負担を軽減させるアームレストがつけられるため、立ったり座ったりといった動作がしやすくなるでしょう。
また、アラウーノにはスマートフォンと連動してトイレの使用状況が分かる見守り機能があります。
日中家を空けている方や、離れて暮らすご家族にも嬉しい機能です。
浄化槽にも対応しているトイレ
自宅の側に下水道が整備されていなくて、浄化槽をつけているという人もいるでしょう。
浄化槽を使っている人は、浄化槽に対応したトイレを選びましょう。
おすすめのトイレ
浄化槽に対応した製品でおすすめのトイレは、ダイワ化成のフルオートトイレ (FAI)です。
フルオートトイレ (FAI)は、便座の自動開閉や自動洗浄にも対応しています。
また、便座のリフトアップ機能もあるため、掃除も楽に行えるでしょう。
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ここまで説明してきたトイレリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
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この記事の監修者プロフィール

atelier comado
岩本 祐子 大学卒業後、建築設計事務所にて主に住宅、公共建築、店舗、マンションの設計に10年以上関わる。
住宅においては、基本設計から監理業務まで一連のフローに携わる。
その後大手インテリア関連企業にて7年間インテリアとリノベーションをメインに業務の幅を広げる。
現在代表をしているatelier comadoでは、インテリアコーディネート、リノベーション、住宅設計をメインに活躍中。

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