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2022年09月22日更新

シリコン塗料の特徴とは?費用やメリット・デメリットを比較解説

外壁塗装のシリコン塗料には、どんな特徴とメリット・デメリットがあるのでしょうか。この記事では、他の塗料よりもシリコン塗料を選ぶべき理由を詳しく紹介しています。おすすめのメーカーや製品、シリコン塗料を使った施工事例も掲載していますので、ぜひ参考にしてください。

外壁塗装を行う際は、シリコン塗料がいいと耳にしたことがある方も多いでしょう。

しかし、一言でシリコン塗料といってもさまざまな種類があり、どれを選べばいいのか迷うことも少なくありません。

「外壁塗装のシリコン塗料には、どんな特徴があるの?」「他の種類の塗料も検討しなくていいのかな……」という疑問を持つ方もいるでしょう。

そこで今回の記事では、シリコン塗料の費用やメリット・デメリット、シリコン塗料を用いる際の注意点や他の塗料との比較について詳しく解説します。

また、シリコン塗料の施工事例も紹介しますので、参考にしてください。

シリコン塗料の特徴とは

シリコン塗料は、耐熱性・耐水性・耐候性があり、価格も手頃でバランスの取れた塗料です。

水に馴染みやすい親水性の性質があるため塗膜の表面が汚れにくいのも特徴です。

外壁に汚れがついたときに、雨水が外壁と汚れの間に入り込み、汚れを洗い流すセルフクリーニング効果があります。

耐用年数は約10年〜約15年と比較的長く、光沢や艶のある見た目に仕上がるのが特徴です。

さまざまな商品のバリエーションがあるため、好みの外観にマッチした色を選びやすく、外壁塗装では広く選ばれています。

シリコン塗料は、耐久性に優れながらも手頃な価格であることから、コストパフォーマンスの高さが評価され、近年で最も採用されている塗料といっても過言ではありません。

シリコン塗料の種類

一言でシリコン塗料といっても、性質によっていくつかの種類に分けられます。

ここでは、シリコン塗料の種類の違いを詳しく解説します。

1液型、2液型の違い

シリコン塗料など樹脂で作られた塗料には、1液型と2液型があります。

外壁塗装に使われる塗料は、表面に塗膜を形成するために、硬化剤を混ぜて使用します。

硬化剤が混ぜられた状態で製品化されている塗料が1液型、硬化剤と塗料が分けられており、使用する直前に混ぜる塗料が2液型です。

2液型は、一度混ぜ合わせたらその分は手早く使い切らなければなりません。

その分、1液型よりも強固な塗膜を作ることができ、さまざまな素材に塗装できるという特徴があります。

水性、油性の違い

シリコン塗料には、水性と油性の2種類があります。

水性は水で、油性はシンナーで希釈します。

水性塗料は塗料の臭いが少ないため、工事中に気分が悪くなるといったことが起こりにくいのが特徴です。

また、シックハウス症候群の一因として知られるVOC(揮発性有機化合物)の排出が少なく、環境に優しい塗料として注目されています。

油性塗料は耐久性の高い塗膜を形成しやすく、乾燥が早く気密性が高いという特徴があります。

金属への塗装や下塗り不要で活用できるなど、場所を選ばないのも利点です。

弾性,非弾性の違い

弾性とは、バネやゴムのように伸び縮みする性質のことをいいます。

シリコン塗料には、弾性の性質を持つ塗料があります。

たとえば、モルタル外壁などによく起こるトラブルがひび割れです。

弾性シリコン塗料を使えば伸縮性があるため、少しのひび割れが起こったとしても目立ちにくいでしょう。

しかし、蓄熱性の高いサイディング外壁などに弾性塗料を使うと、塗膜が膨張してしまうことも少なくありません。

現在の外壁の素材にあわせて、弾性か非弾性かを選ぶ必要があるでしょう。

シリコン塗料のメリット

シリコン塗料には、耐久性が高い、汚れにくい、商品が豊富、透湿性があるなどのメリットがあります。

ここでは、シリコン塗料のメリットについて1つずつ見ていきましょう。

耐久性が高い

シリコン塗料には、耐久性が高いというメリットがあります。

一般的な耐用年数は約10年〜約15年です。

ウレタン塗料やアクリル塗料の耐用年数が約7年であることを考えると、長持ちしやすい塗料だといえます。

耐用年数だけに着目すると、無機塗料やフッ素塗料などさらに長い塗料も存在しますが、コストパフォーマンスの面ではシリコン塗料に劣ります。

さらに、シリコン塗料は紫外線に強いため、一年中直射日光が当たる厳しい環境下にある住宅の外壁には適した塗料です。

光沢や艶があり、長持ちする

シリコン塗料は、光沢や艶のある塗膜を形成します。

光沢が長続きしやすいため、塗り替えた数年後も美しい美観が長続きします。

光沢の保持率が高いと、外壁に白い粉がつくチョーキング現象が起きにくいのも特徴です。

汚れにくい

シリコン塗料には、親水性という水に濡れやすい性質があります。

外壁と塗膜の間に雨水が入りやすいため、ホコリ、チリなどが雨水で流されやすいのも特徴です。

カビやコケが生えにくく、美観を保ちやすいでしょう。

商品が豊富

シリコン塗料は広く選ばれている塗料であるため、豊富な商品の中から選べます。

多彩なバリエーションの中から、洋風や和風、モダンなど、自宅の外観デザインにあわせて選ぶことが可能です。

カラーバリエーションだけでなく、好みの性能など、幅広い選択肢の中から選ぶことができるでしょう。

反対に、種類が多すぎると悩んでしまうという方にとっては、選ぶのに苦労するためデメリットになり得るかもしれません。

透湿性がある

シリコン塗料は、透湿性の高い塗料です。

透湿性とは、雨水などの水分を内部に通さず、塗料の内側にある湿気は外に放出するという性質のことをいいます。

内部結露を起こしにくいため、カビの発生を抑制する効果が期待できるでしょう。

シリコン塗料のデメリット

シリコン塗料には、アクリル塗料やウレタン塗料より価格が高い、フッ素塗料などより耐用年数が短い、比較的ひび割れしやすい、密着性が低く素人には扱いづらいというデメリットがあります。

ここでは、それぞれのデメリットを詳しく紹介します。

アクリル塗料やウレタン塗料と比べると価格が高い

シリコン塗料は、アクリル塗料やウレタン塗料よりも高価格です。

その分耐用年数は長い塗料ですが、ケースバイケースで使い分ける必要があるでしょう。

数年後にリフォームを考えていて、また塗り替える予定がある方や、家を手放す予定がある方は、より安価な塗料を選んだ方がよい場合もあります。

フッ素塗料などより耐用年数が短い

シリコン塗料は多くの方に選ばれている塗料ですが、フッ素塗料など、シリコン塗料以上に耐用年数の長い塗料があります。

リフォームを検討する方にとって、費用は検討材料の一つですが、塗り替えの回数を減らしてトータルコストを抑えたいと思う方もいるでしょう。

価格は高くなってもメンテナンスの回数を減らしたい場合や、外壁塗装を15年以上したくない方にとっては、より長持ちする塗料を選んだ方がいいかもしれません。

比較的ひび割れしやすい

シリコン塗料は比較的塗膜が硬いため、ひび割れしやすいという特徴があります。

外壁が気温の変化や季節によって収縮しやすいため、モルタルやコンクリート壁への塗装にはあまり向きません。

しかし、弾性塗料タイプのシリコン塗料は伸び縮みしやすいため、ひび割れが不安だという方は、弾性のあるタイプをおすすめします。

密着性が低く、素人には扱いづらい

シリコン塗料は、密着性があまりなく、重ね塗りをするたびに塗料を弾いてしまうという特性があります。

さらに、塗装する際にもかき混ぜながら使用しなければなりません。

施工が難しく、素人には扱いづらい塗料だといえます。

自分では扱えないと感じたときには、ぜひハピすむの無料見積もり比較サービスを通じて、知識と経験を豊富に持つ施工業者を探してみてください。

塗料メーカー大手3社のおすすめシリコン塗料

日本における3大塗料メーカーは「日本ペイント・エスケー化研・関西ペイント」です。

外壁塗装のメーカー選びで迷ったら、この3社から選んでおけば間違いはありません。

いずれもシェア率が高いメーカーであるため、どの塗装業者でも扱っている可能性が高いでしょう。

ここでは、それぞれのメーカーの特徴と、おすすめの製品を紹介していきます。

日本ペイント

日本ペイントは、東京都に本社を置く塗料メーカーです。

建築用の塗料だけでなく、橋梁やプラントの塗料、自動車の補修塗料など、多様な種類の塗料を手掛けています。

おすすめ塗料:ファインシリコンフレッシュ

日本ペイントのファインシリコンフレッシュは、2液型のシリコン塗料です。

耐候性、透湿性に優れ、カビや藻を防ぐ効果も期待できます。

価格の目安は2,960円/平方メートルです。

油性の塗料で、外壁だけでなく金属や木部までさまざまな素材に対応できるため、外壁や屋根、付帯部にも使用できます。

おすすめ塗料:ファインシリコンベスト

日本ペイントのファインシリコンベストは、1液型のシリコン塗料です。

住宅のスレート瓦に適した塗料です。密着性が高く、耐久性にも優れています。

価格の目安は3,760円/平方メートルです。

長持ちしやすい油性塗料であるため、雨風にさらされやすい屋根には適した塗料だといえるでしょう。

関西ペイント

関西ペイントは、大阪に本社を置く塗料のメーカーです。

外壁など建築用塗料以外にも、自動車や船舶用、工業用の塗料など、あらゆる塗料を手掛けています。

おすすめ塗料:コスモシリコン

関西ペイントのコスモシリコンは、1液型のシリコン塗料です。

耐候性・防カビ性に優れ、汚れにくいという特徴があります。

価格の目安は3,300円/平方メートルです。

サイディングだけでなく、コンクリートやモルタル、スレートまで対応できるため、外壁・屋根にも使用できます。

水性塗料で匂いも少なく乾燥が早いため、使い勝手のよい塗料といえるでしょう。

おすすめ塗料:アレスダイナミックTOP

アレスダイナミックTOPは、ラジカル制御機能を持つ耐久性の高い塗料です。

費用の目安は2,830円/平方メートルとシリコン塗料の中では手頃な値段で、従来のシリコン塗料よりも耐用年数が長いという特徴があります。

艶ありから7分艶、5分艶、3分艶まで選べるため、好みの具合に仕上げられるでしょう。

エスケー化研

日本3大塗料メーカーの中でも、エスケー化研は国内シェア率が高い塗料メーカーです。

外壁塗装をはじめとした建築用の塗料に特化した製品を展開しています。

大阪に拠点を置く会社で、塗料以外にも内装の装飾材やシート建材なども製造しているメーカーです。

おすすめ塗料:クリーンマイルドシリコン

クリーンマイルドシリコンは、エスケー化研のシリコン塗料です。

油性タイプの2液型塗料で、シンナーで希釈します。

サイディングボードやALCパネル、スレート板やセメント板にも対応しているため、外壁にも屋根にも使えるシリコン塗料です。

長い耐用年数が期待でき、艶は、艶ありから7分艶、5分艶、3分艶まで細かく選べます。

費用の目安は、2,380円/平方メートルです。

シリコン塗料の中では安い価格帯で、性能も良くコストパフォーマンスに優れた塗料だといえるでしょう。

おすすめ塗料:エスケープレミアムシリコン

エスケープレミアムシリコンは、エスケー化研の代表的なシリコン塗料の一つです。

1液型の水性塗料であるため、塗装工事中の匂いが気になる方にもおすすめします。

費用相場は2,220円/平方メートルと、安めの価格帯であるにもかかわらず、性能がよいという特徴があります。

艶ありから艶消しまで艶の具合が選べるため、好みに合わせて光沢の有無が選べるのも嬉しいポイントです。

シリコン塗料の費用相場と工期

シリコン塗料の費用相場は、1平方メートルあたり約2,500円~約3,500円が相場です。

総額の目安は、外壁の塗装面積に平米単価をかけて求めます。

しかし、外壁塗装は塗料以外にも、軒天や雨樋など付帯部分の塗装費や、足場代、養生費用などがかかることを忘れてはいけません。

実際にかかる費用は、住宅の場所や形状にも左右されます。

見積もりをとってみないと正確な費用は出ないことを頭に入れておきましょう。

また、一般的に、外壁塗装工事にかかる工期は、約10日~約14日ほどです。

ただし、外壁塗装は雨が降っている日や風の強い日には工事が行えません。

雨や風がなく、外壁塗装に適した天候が続けば、10日ほどで完了することもあります。

あくまでも目安の日数とお考え下さい。

シリコン塗料以外の塗料の特徴

シリコン塗料がいいと聞いても、他の塗料も気になるということもあるでしょう。

外壁塗装では、シリコン塗料以外にも以下のような塗料があります。

  • ウレタン塗料
  • ピュアアクリル塗料
  • ラジカル塗料
  • フッ素塗料
  • 無機塗料

それぞれの特徴を解説していきます。

ウレタン塗料

ウレタン塗料は、シリコン塗料がスタンダードになる前に広く選ばれていた塗料で、耐用年数もそれなりに長い塗料です。

曲面にも使用されるほどの密着性と柔軟性があるため、複雑な外壁の形状を持つ住宅にも向きます。

モルタル・鉄・アルミ・コンクリートなどの外壁材とも相性がよく、木部にも使える使い勝手のよい塗料です。

独特の光沢があるため、艶のある見た目が気になる方は注意する必要があるでしょう。

ピュアアクリル塗料

ピュアアクリル塗料は、耐久性と防水性を備えている塗料です。

一般的なアクリル塗料は、価格は安いですが耐久性は低く、約3年~約5年に一度は塗り替えが必要でした。

ピュアアクリル塗料はアクリル塗料とは違い、添加剤や可塑剤といった不純物を取り除いた純度100%のアクリル塗料です。

純度の高い樹脂を使った水性塗料であるため、耐久年数も約15年と、シリコン塗料よりも長持ちするという特徴があります。

ただし、乾燥までに時間がかかり、工期が長くかかることも頭に入れておきましょう。

ラジカル塗料

ラジカル塗料とは、塗装で用いる樹脂系の塗料をラジカル制御した塗料のことをいいます。

ラジカル塗料の「ラジカル」とは、塗膜の劣化因子のことです。

高耐候酸化チタンと光安定剤という2つの成分が配合されており、外壁塗装の劣化減少の一つ、チョーキング現象を抑制する効果が期待できます。

耐久性が高く防汚性に優れますが、製品として販売されている種類が少ないため、選べる商品が限られているというデメリットも見逃せません。

価格はシリコン塗料よりやや高めですが、それほど高額ではなくコストパフォーマンスに優れた塗料といえるでしょう。

フッ素塗料

フッ素塗料とは、蛍石を原料としたフッ素樹脂が配合されている塗料のことをいいます。

耐久性や耐候性に優れる塗料で、一般住宅以外にもビルなどの大型の建築物にも使われる塗料です。

特に紫外線に強いため、直射日光を受けやすい屋根を中心に、外壁やシャッターなどさまざまな場所で使われています。

比較的高価ですが、耐久年数が長く、メンテナンスの手間がかからない塗料だといえるでしょう。

無機塗料

無機塗料とは、鉱物や煉瓦、ガラスなどの無機物が配合されている塗料のことです。

一般的な塗料は、シリコンやフッ素などの樹脂や有機物で作られているため紫外線の影響を受けやすく、色あせやチョーキングなどの劣化現象が起きます。

無機塗料は紫外線で劣化しないため、耐久性が高いのが特徴です。

価格は高いですが、カビやコケが発生しにくく変色しにくいため、塗り替えのタイミングを伸ばしたい方に向く塗料だといえるでしょう。

シリコン塗料と他の種類の塗料の比較

シリコン塗料と他の種類の塗料を比較するときには、耐用年数と塗装費用の目安を見比べてみることをおすすめします。

塗料の種類ごとの、1平方メートル当たりの目安金額と耐用年数を下表にまとめました。

しかし、ここで紹介した金額はあくまでも目安です。

実際にかかる費用は、依頼する業者によって異なりますので注意してください。

シリコン塗料での外壁塗装が向いている方とは?

さまざまな種類の塗料がある中で、本当に自分の家にはシリコン塗料が合っているのかと悩むこともあるでしょう。

外壁塗装でシリコン塗料が向くかどうか確認するためには、主に以下の4つのポイントに注目してみてください。

  • コストパフォーマンスを重視する
  • 10年以上建物を手放す予定がない
  • 外観の艶を長く保ちたい
  • メンテナンス性を重視する

それぞれについて詳しく紹介していきます。

コストパフォーマンスを重視する方

外壁塗装においてコストパフォーマンス性を重視する方は、シリコン塗料がおすすめです。

アクリル塗料やウレタン塗料は安価ですが、耐用年数が長くないため、早いスパンで塗り替えをしなければなりません。

反対に、フッ素や無機塗料は長持ちしますが、その分、塗料の価格は高い傾向にあります。

価格と性能のバランスを考えると、シリコン塗料はコストパフォーマンスに優れた塗料だといえるでしょう。

外壁塗装のコストを抑えるには、複数の業者に見積もりを依頼するのも一つの方法です。

ハピすむでは無料で比較見積もりを依頼できるため、利用してみてはいかがでしょうか。

10年以上建物を手放す予定のない方

住宅を今後10年以上手放す予定のない方にも、シリコン塗料がおすすめです。

シリコン塗料は、塗り替えを行ったあとは10年程度の耐用年数が期待できます。

反対に、数年後に家を売却する予定があるなどの場合は、アクリル塗料やウレタン塗料を選ぶとよいでしょう。

外観の艶を長く保ちたい方

外壁の艶を長持ちさせたい方にも、シリコン塗料がおすすめです。

シリコン塗料は、艶の保持率が高い傾向にあります。

塗り替えた直後のような美しさを長く楽しみたい方は、シリコン塗料を選びましょう。

メンテナンス性を重視する方

外壁塗装でメンテナンス性を重視する方には、シリコン塗料がおすすめです。

シリコン塗料には親水性があるため、ホコリやチリなど汚れがついても雨で流れやすいという特徴があります。

なるべく外壁のお掃除に手間をかけたくない方は、シリコン塗料を選びましょう。

シリコン塗料を用いる場合の注意点

外壁塗装でシリコン塗料を使う場合は、どこに注意すればよいのでしょうか。

ここでは、シリコン塗料を用いる際の注意点を、以下の2つに分けて紹介します。

  • 付帯部の塗装も同じ種類のものを使う
  • 使用する塗料のシリコンの含有量を確認する

1つずつ見ていきましょう。

付帯部の塗装も同じ種類のものを使う

シリコン塗料を使う場合は、付帯部の塗装も同じ種類の塗料を使うことをおすすめします。

付帯部とは、雨樋、1階と2階の間にある幕板、切妻屋根の先端部分にあたる破風などの部分です。

付帯部に違う塗料を使うと、耐用年数がそれぞれで異なるため、塗装を塗り替えるタイミングがバラバラになってしまいます。

塗装のサイクルが違うと、管理が難しい上に塗り替える度に足場をかける必要があり、余計なコストがかかってしまいます。

同じ種類の塗料を使って、管理の手間と塗装にかかるコストを抑えましょう。

使用する塗料のシリコンの含有量を確認する

シリコン塗料を使う場合は、シリコンの含有量を確認することをおすすめします。

シリコンの含有量が多ければ多いほど性能は高まります。

しかし、塗料にはシリコン含有量を表示する規定がありません。

低コストのシリコン塗料を選ぶと、含有量の少ない製品で塗装されてしまう恐れがあります。

シリコン含有量を確認することは、塗料の性能を知る上で重要です。

シリコン塗料で外壁塗装を行った事例

シリコン塗料を選ぶ際には、実際に施工された事例を見ることでイメージがつきやすくなります。

ここでは、シリコン塗料で外壁塗装を行った事例を3つ紹介します。

艶が際立つシリコン塗料を活かした外壁塗装の施工事例

サイディングの外壁に、淡いイエローのシリコン塗料を施した事例を紹介します。

雨樋や破風も、外壁の色調にあわせたブラウンで塗装し、エレガントな印象に仕上がりました。

シリコン塗料ならではの光沢と艶で、住宅が新築時のような美しさを取り戻しています。

リフォーム費用約100万円~約300万円(屋根塗装費用込み)
建物戸建て
商品名プレミアムシリコン

住宅街になじむ色合いでシリコン塗装した施工事例

住宅の四隅にタイル調のデザインを施した、サイディング外壁の事例を紹介します。

かつては外壁が明るいイエローに幕板はオレンジと洋風の配色でした。

シリコン塗料への塗り替えと同時に、外壁はベージュで幕板はブラウンと、落ち着きのある色合いにイメージチェンジしています。

街並みに馴染む色調で、シックな外観に仕上がりました。

リフォーム費用約100万円~約300万円(屋根塗装費用込み)
建物戸建て
商品名エスケー化研 プレミアムシリコン

青と白の塗装が美しいエスケー化研「セラミガードNEO」の施工事例

特殊変性シリコン樹脂塗料を使った事例です。

もともとはベージュ色の外壁から、青と白の寒色系で塗り替え、清潔感のある外観に生まれ変わりました。

外構のアーチ形状にあわせて縦ラインの塗り分けを施し、デザイン性もプラスした事例です。

リフォーム費用約50万円~約100万円
建物戸建て
商品名エスケー化研 セラミガードNEO

外壁リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた外壁リフォームは、あくまで一例となっています。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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