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2022年09月22日更新

お風呂が寒い原因は何?寒さ対策や断熱費用、お得な補助金などを紹介!

脱衣所や浴室などお風呂に入る際に寒いと感じたことがある人は多いのではないでしょうか。本記事ではお風呂が寒い原因から寒さの対策方法などを紹介しています。お風呂の寒さを解決したいと考えている方はぜひご覧ください。

脱衣所や浴室などお風呂に入る際に寒いと感じたことがある人は多いのではないでしょうか。

本記事ではお風呂が寒い原因から寒さの対策方法などを紹介しています。

お風呂の寒さを解決したいと考えている方はぜひご覧ください。

お風呂が寒い原因はなんだろう?

冬場に冷え切ったお風呂に入り、寒いと感じることは多いのではないでしょうか。

お風呂が寒くなってしまう原因は冬の冷気が伝わってしまうためです。

具体的にどのような浴室が寒くなってしまうのか把握しましょう。

通気性が良い

浴室に窓がついているお風呂は通気性が良いというメリットがありますが、冬場は外から冷気が伝わりやすいので寒くなってしまいます。

またお風呂は湿気対策として換気扇などが備わっていますが、換気扇から外の冷気が入り込むこともお風呂が寒くなってしまう原因です。

タイルなどの素材の影響

浴室の床や壁に使用される熱伝導率が高いタイルなどの素材で作られているお風呂は寒くなってしまいます。

また断熱処理もタイル張りのお風呂には施工されていないケースが多く、寒さが伝わりやすいといえます。

温度変化を少なくするためには天井や床などにも断熱処理が必要です。

寒いお風呂が危険な理由「ヒートショック」について

寒いお風呂に入ると「ヒートショック」の危険性があります。ヒートショックとは、激しい寒暖差によって血圧が急激に変化し貧血やめまい、失神などを起こしてしまうことを指します。

ヒートショックが起きやすいのは、脱衣場で服を脱いで、冷気で冷えた寒い浴室内に入る時です。

また浴室で体温が上がった後に寒い脱衣所に出る際も寒暖差でヒートショックが起きやすいと言われます。

めまいや貧血などの症状といっても、滑りやすい浴室内だと転倒し頭を打ってしまうケースや高齢の方だと浴槽内で溺れてしまうなどの事故に繋がってしまいます。

また、重度のヒートショックでは脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こしてしまうことがあります。

寒い時はお風呂の温度も高く設定することが多いのでそれだけ寒暖差が生まれてしまいます。

冬場に寒いお風呂に入る際は「ヒートショック」に注意が必要です。

お風呂でできる寒さ対策とは?

お風呂が寒いことが原因で「ヒートショック」が起き、併発して起きる思わぬ事故は事前に対策し防ぎたいものです。

ここでは、脱衣所とお風呂場の温度差を少なくするための対策をご紹介します。

入浴前に浴槽の蓋を外しておく

お風呂に温かいお湯を張った状態で、入浴前にお風呂の蓋を外しておくことが対策となります。

浴槽に張ったお湯の蒸気によって、浴室内を暖めることができるため入浴する際にある程度暖かい状態でお風呂に入ることができます。

浴室内に蒸気が発生するのでカビを防ぐためにお風呂から上がる際には壁の水気を拭きとる事や換気を行うことが大切です。

入浴前に壁や床をお湯で温めておく

こちらは入浴前にシャワーで壁や床を暖めておく方法です。浴槽にお湯を張らずにシャワーだけで済ますことがある方にはこちらの方法をおすすめします。

この方法も蒸気によって浴室内を暖めておき、入浴する際にはある程度暖かい状態でお風呂に入ることができます。

蒸気によって浴室を暖める方法ですので、カビ対策として壁の水気を拭きとることと換気を行いましょう。

入浴前、入浴中は換気扇を止める

入浴前に換気扇を止めておくと冷たい外気が入ってくる量が少なくなり、お風呂も寒くなりにくいです。

また入浴中に換気扇を止めることで、発生した蒸気をお風呂内に保っておくことができるのでお風呂の温度が上がりやすくなります。

こちらの方法も、蒸気が発生するため湿気やカビ対策に注意が必要です。

脱衣所にヒーターを置く

自宅にあるファンヒーターなどを脱衣所に置くことで、脱衣所を暖めることもできます。

脱衣所だけでなくファンヒーター使用時にお風呂の扉を開けっぱなしにすることでお風呂の中も暖かくなるでしょう。

これによって脱衣所とお風呂の寒暖差を少なくし、室温の急激な変化を予防することができます。

窓ガラスに断熱シートを貼る

ホームセンターなどで販売されている、窓に貼り付ける断熱シートを利用することもおすすめです。

こちらは窓から伝わる外の冷気を防ぐ目的で使用されます。

ホームセンターでは様々な断熱用品が取り扱われているので、お近くのホームセンターをチェックしてみてください。

浴室の床にマットを敷く

浴室の床にマットを敷くことで、冷たい箇所に肌が触れることを防ぎ体温の低下を緩やかにすることができます。

肌に直接冷たいものが触れるとその分急激に体温が低下してしまうケースがあるので、ヒートショックを引き起こす原因となるため注意が必要です。

洗い場の床がタイル張りで冷たいと感じる方は、こちらの浴室用のマットを敷くことをおすすめします。

浴室リフォームによる根本的な寒さ対策

浴室をリフォームすることによって、浴室内と脱衣所の温度差を少なくし、ヒートショックを防ぐことができます。

浴室をリフォームすることでしっかりとした寒さ対策ができるため、快適に入浴できるようになるでしょう。

天井・壁・床に断熱材を入れる

ユニットバスへリフォームする際に、天井・壁・床に断熱材を入れることで、温度変化の小さい浴室になります。

これによって浴室内の熱を外に逃さずに暖かい浴室にすることができます。

断熱材にも様々なグレードが存在しているため、目的に合った断熱材を選ぶようにしましょう。

窓を断熱性の高いものに取り換える

窓は浴室内の熱が外に逃げてしまったり、外の冷気が浴室内に伝わってしまう原因となります。

窓を断熱性の高いものに取り換えることで、熱が逃げることと外の冷気が浴室内に伝わることを防ぐことができます。

結果としてヒートショックの原因となる、急激な室温変化も緩やかになるでしょう。

窓にも様々なグレードが存在しているため、目的に合った窓を選ぶことをおすすめします。

浴室の床材を取り替える

浴室の床材を断熱性の高いものに交換する方法も効果的です。

断熱性が高い床などメーカーから出されているものは様々あります。

これによって浴室内の温度が一定に保たれてヒートショックを防ぐことができるでしょう。

また冷たい物に直接触れた際に起こる体温低下も防ぐことができます。

こちらも床材の機能によって、価格が異なりますので目的に沿ったものを選ぶようにしましょう。

暖房乾燥機を導入する

暖房乾燥機を導入することで、あらかじめ浴室内を暖めることができます。

これによって脱衣所との温度差を少なくし、急激な室温変化を防ぐことができるでしょう。

電気代を抑えつつ、暖房機能も強力な機器が各メーカーから多数出されています。

ヒートショックを防ぐ目的のみならず、浴室内で洗濯物を乾かしたりもできるのでリフォーム時には暖房乾燥機の導入も検討してみてください。

在来工法の浴室をユニットバスにリフォームする

在来工法と呼ばれるタイル張りのお風呂は寒さ対策が取られていないケースが多いです。

そのため浴室をユニットバスにすることで、寒さ対策と浴室を快適に使用できるようになります。

昔の戸建てでは断熱材を使用せずに、断熱性の低いタイルなどの素材でお風呂を作ることがありました。

現在ではユニットバスが主流となっているため、在来工法のお風呂を使用している方はリフォームを検討してみてください。

またリフォームは、費用が高額かつ何度もする工事ではないので複数の施工業者から見積もりを取得し、しっかりと比較をしましょう。

寒さ対策をした浴室リフォームの施工事例

ここまで浴室の寒さ対策についてさまざまな情報を紹介してきました。

浴室リフォームに興味が深まった方もいるのではないでしょうか。

こちらでは実際に寒さ対策をしたリフォーム事例を紹介します。

断熱材で床がヒヤッとしない!TOTO「サザナ」のユニットバス施工事例

こちらのお風呂ではTOTOのユニットバスにリフォームを行っており、断熱材を使用したお風呂です。

断熱材を使用することによって入浴時に熱が逃げにくくなり、寒いと感じることも減るでしょう。

またお風呂の蓋をかけておくフックもあり、使い勝手の良いお風呂です。

リフォーム費用約87万円(脱衣所のクロス張り替え費用込み)
工期約6日
建物戸建て
メーカー名TOTO
商品名サザナ 160cm×160cm

タイル張りのお風呂からリクシル製ユニットバス「BW」へリフォームした事例

こちらはタイル張りのお風呂から、リクシルのユニットバスへとリフォームを行っています。

在来工法のタイル張りと比較した際にユニットバスの床は冷たくなりにくいため、急激な室温変化を防ぐことができるお風呂といえるでしょう。

リフォーム費用約89万円(脱衣所のクロス張り替え費用込み)
工期約7日
建物戸建て
メーカー名リクシル
商品名BW 100cm×140cm

浴室暖房乾燥機付きユニットバス、リクシル「アライズ」のリフォーム事例

こちらのお風呂ではリクシルのユニットバスへとリフォームを行っています。

浴室暖房乾燥機を取り付けることで、お風呂に入る前に浴室内を暖めておくことができるお風呂になりました。

また換気機能で湿気対策もできる使いやすいお風呂です。

リフォーム費用約131万円
工期約6日
建物戸建て
メーカー名リクシル
商品名アライズ 160cm×200cm

ユニットバスへのリフォーム費用相場

ユニットバスへリフォームすることで、寒さの対策にもなることを知り実際に施工を検討している方もいるでしょう。

ここではユニットバスへリフォームした場合にかかる費用を紹介します。

在来工法と呼ばれるタイル張りのお風呂からユニットバスへのリフォームの費用相場は約75万円〜約120万円となります。

目安となる工期は約6日〜約10日間が一般的です。

既存のお風呂の解体から、ユニットバスの組み立てなどが必要になるため上記のような費用と工期がかかります。

また、築20年以上の在来工法のお風呂となると、建物の基礎がお風呂から出る水気や湿気によって腐食しているケースもあります。

その場合、追加で費用がかかるので注意が必要です。

なお、こちらの記事に記載の金額はあくまでも一例です。

詳しくは業者による現地調査が必要となります。

また、業者によっても金額は変わるため、複数社に見積もりを依頼し、比較・検討するようにしましょう。

浴室の断熱リフォームの費用相場

築15年以上の建物であれば、設備劣化が起きている可能性があるので、浴室の断熱リフォームを検討しましょう。

そこで断熱リフォームにかかる費用をご紹介します。

在来工法の浴室を同じく在来工法の浴室へ断熱リフォームする場合、工期は約1週間〜約2週間と長く、費用は約100万円〜約150万円が相場になります。

在来工法の浴室をユニットバスへリフォームする場合、工期は約6日〜約10日間となり、費用は約90万円〜約120万円が相場です。

また部分的に行う対策として断熱タイルを既存のタイルの上に貼るリフォームも存在します。

タイルのサイズや性能によって費用は変動しますが、1平方メートルあたり約1万円〜約2万円が相場です。工期は約1日〜約2日となっています。

浴室暖房乾燥機の取り付けリフォーム費用相場

浴室暖房乾燥機を取り付けることによって寒い浴室を暖かくすることができます。

乾燥機能がついているものが多いため、洗濯物をお風呂で乾かすことができるようにもなります。

浴室暖房乾燥機の設置にかかる費用は、約10万円〜約30万円が相場です。

また工期は約半日で終了します。

最新の浴室暖房乾燥機は電気代を抑えて浴室内を暖めてくれるので、お風呂場が寒いと感じている方は設置を検討してみてください。

浴室暖房の電気代を知りたい

浴室暖房乾燥機を実際に使用した際にかかる電気代が気になる方もいるでしょう。

1日に2時間で30日間、浴室暖房乾燥機を使用した場合の1カ月の電気代は約1,500円〜約2,500円です。

換気よりも暖房機能を使用した際の方が電力を消費するため、その分電気代は高くなります。

月々の出費は増えてしまいますが、寒いお風呂を事前に暖めておくことができることに魅力を感じる方は設置を検討してみてください。

ユニットバスのサイズが自宅のお風呂と合わなかった場合

ユニットバスはメーカーが規格通りに作成し、販売しているため特殊な形状のお風呂ではユニットバスの規格がないケースがあります。

そのような際にどうすれば浴室のリフォームができるのか紹介します。

浴室の間取りを拡張してユニットバスを入れる

浴室の間取りを拡張しユニットバスが入る形状に変えることができるケースがあります。

浴室内に複雑な梁や柱がある場合は間取りを拡張し、ユニットバスへの交換を検討してみてください。

しかしデメリットとして、拡張工事となると大掛かりな工事となるため費用も高くなり、また工期も長くなってしまいます。

お住まいのお風呂に複雑な梁や柱がある場合は、入念なリフォーム計画が必要です。

ハーフユニットバスを利用する

お風呂に複雑な梁や柱があり、建物構造上、間取りを拡張できないケースもあります。

このような際はハーフユニットバスへのリフォームがおすすめです。

ハーフユニットバスとは浴槽、洗い場、壁の下部分がセットになっているお風呂のことを指します。

壁の上部と天井は在来工法のようにタイルなどで施工するケースが多いです。

ハーフユニットバスは壁の上部と天井の素材などはカスタマイズ性が高く、好きな素材を選ぶことができます。

浴室内のデザインやオリジナリティにこだわりたいと考えている方にはおすすめの方法です。

浴室の寒さ対策で活用できる補助金について

浴室のリフォームは大きな金額が必要となります。

そのため自治体や国が補助金を出しているケースがあります。

条件等はありますが、リフォーム価格を抑えたいと考えている方は補助金の活用も検討してみてください。

※2022年7月時点での情報です。

国の補助金・助成金を利用した浴室リフォーム

国の補助金事業である「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は住宅の性能をあげ、メンテナンスをしながら長く居住できるリフォームに対して補助金が出ます。

申請は業者が行いますが、国の指定の事業者登録を行う必要があるため施工するリフォーム業者によっては登録していない業者もいるため、注意が必要です。

補助金額は基準のレベルによって上限が変化し、上限250万円の補助がされる場合もありますが、基準が非常に高いです。

基準が低いものだと上限100万円となります。

自治体の補助金・助成金を利用した浴室リフォーム

自治体独自で補助金を出しているケースも存在します。

こちらの詳細はお住まいの市区町村の窓口やホームページで確認が必要です。

注意する点として、自治体によっては地域内の業者で施工しなければ補助金が出ないケースや申請期間内に申請する必要があり、定員があることなどが挙げられます。

また申請から通知まで約2カ月〜約3カ月かかるケースもあるので、入念にリフォーム計画を立て申請に必要な書類などを準備をしておく必要があります。

まとめ

浴室の寒さは「ヒートショック」のような思わぬ事故を引き起こします。

最新のユニットバスには寒さ対策以外にもさまざまな機能がついており、浴室のリフォームを行うことで快適に入浴ができるでしょう。

浴室の寒さや使い勝手の悪さを感じている方は、ぜひ浴室リフォームを検討してみてください。

リフォームを行おうと考えている方は、費用や工期などの比較をするためにも見積もりを複数揃え十分に比較検討を行いましょう。

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ここまで説明してきたお風呂・浴室リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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