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2022年09月30日更新
外壁の種類や特徴・耐用年数を比較!施工費用や外壁材の選び方を解説
この記事ではコスパに優れた外壁材やデザイン性に優れた外壁材など、現在使用されている外壁材を網羅して紹介しています。それぞれのメリット・デメリットや費用なども比較しているため、外壁リフォームを検討している方にぜひ読んでいただきたい記事です。
外壁材は種類が豊富で、どの外壁材にもメリット・デメリットがあることからどれを選べば良いのか迷う方が多いのではないでしょうか。
この記事ではよく使用されている外壁材や、それ以外の外壁材についても特徴や費用を比較しながら詳しく解説しています。
この記事を読むことで、現在の外壁材における情報を網羅することができる内容となっているため、好みの外壁材を見つける近道になるでしょう。
外壁リフォームを検討されている方や外壁の特徴や施工費用など詳しい情報を知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
- 1 よく利用されている外壁の種類とは?
- 2 窯業系サイディングのメリット・デメリット
- 3 金属系サイディングのメリット・デメリット
- 4 ALC外壁のメリット・デメリット
- 5 モルタル外壁のメリット・デメリット
- 6 ガルバリウム鋼鈑のメリット・デメリット
- 7 タイルのメリット・デメリット
- 8 塗り壁のメリット・デメリット
- 9 漆喰外壁のメリット・デメリット
- 10 コンクリート打ちっぱなしのメリット・デメリット
- 11 木質系サイディングのメリット・デメリット
- 12 樹脂系サイディングのメリット・デメリット
- 13 木製羽目板のメリット・デメリット
- 14 外壁材の塗装費用とメンテナンス時期の比較
- 15 自分に合った外壁の選び方
- 16 まとめ
よく利用されている外壁の種類とは?
現在よく利用されている外壁の種類は以下の4つです。
窯業系サイディング
窯業系サイディングは住宅の外壁として、現在最も使用されている外壁材です。
デザイン性が豊富で、価格も安いため人気があります。
金属系サイディング
金属系サイディングは耐久性が高く、メンテナンスの頻度が低いため、近年注目されています。
モルタル外壁
モルタル外壁は仕上げの種類が豊富であることから、外壁のデザインを自由に決めることができます。
また、目地をつけないことにより、高級感ある仕上がりにもできる外壁材です。
ALC外壁
ALC外壁は珪石やセメントなどを主原料にして内部に気泡を含ませている外壁です。
耐久性が高く、防火性能にも優れていることから、住宅、施設問わず多く利用されています。
窯業系サイディングのメリット・デメリット
窯業系サイディングのメリット |
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・工事期間が短い |
・デザインが豊富 |
・価格が安い |
・防火性能が高い |
窯業系サイディングのデメリット |
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・防水性能がない |
・熱がこもりやすい |
・凍害を起こす |
・メンテナンス頻度が高い |
窯業系サイディングはセメントに繊維質を混ぜて板状にした外壁材です。
選べるデザインが豊富で、価格も安いことから、戸建住宅において最も利用されています。
主な材料がセメントであることから、防火性能が高い窯業系サイディングですが、その分水を吸収しやすく、防水塗装を施さなければすぐに劣化したり、雨漏れを起こしてしまいます。
また水分を吸収しやすいことから凍害を起こす可能性もあり、外壁材が水分を含まないように定期的に防水性の高い塗料で塗装する必要があるため、メンテナンスの頻度が高いといえるでしょう。
窯業系サイディングのおすすめメーカーと人気商品
ニチハ「Fu-ge(フュージェ)」
ニチハのフュージェは窯業系サイディングのデメリットである、メンテナンス頻度の高さを解消している商品です。
色あせに強い超耐候塗料のプラチナコートを使用して仕上げをしており、塗膜の変色や色あせに対して15年の保証を付けています。
一般的な窯業系サイディングは約10年で塗装する必要があるため、15年保証がついているこの商品は魅力的な商品といえるでしょう。
金属系サイディングのメリット・デメリット
金属系サイディングのメリット |
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・断熱性が高い |
・凍害に強い |
・シンプルなデザインが多い |
・耐久性が高い |
・軽量で耐震性に優れている |
・張り替え時の負担が少ない |
金属系サイディングのデメリット |
---|
・窯業系と比べると高価 |
・傷がつきやすい |
・錆びる場合がある |
・デザインが限られている |
金属系サイディングはガルバリウム鋼板を主材にし、断熱性の高い補強材を使用している外壁材で、主材の厚みが薄く、断熱材と一体化されているものも多いため、軽量で耐震性が高く、断熱性も高いです。
主材が金属であることから水分を吸収しにくく凍害にも強いうえ、張り替え時に発生する廃材の金属をリサイクルできるため、廃材費用を抑えることもできます。
金属系サイディングは工場で金属に柄付けをしていますが、シンプルなデザインが多く、デザインが豊富な窯業系サイディングよりも費用が高いことから、好みの分かれやすい外壁材です。
また、衝撃には強いものの、飛石などによる擦り傷には弱く、傷がついてしまうと錆びる可能性があるため、注意が必要になります。
金属系サイディングのおすすめメーカーと人気商品
アイジー工業「アイジーサイディング」
アイジーサイディングは耐久性の高いガルバリウム鋼板を使用している断熱材一体型のサイディングで、断熱材の下にアルミライナー紙を使用しているため、通常の金属サイディングよりも断熱性に優れています。
シンプルモダン、ナチュラル、ベーシックの3つのシリーズでデザイン展開しているため、希望のデザインを選びやすい商品です。
ALC外壁のメリット・デメリット
ALC外壁のメリット |
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・耐久性が高い |
・断熱性に優れている |
・防火性能が高い |
・モルタルに比べて軽量 |
・遮音性が高い |
・耐震性が高い |
ALC外壁のデメリット |
---|
・防水性能が低い |
・つなぎ目が多い |
・費用が高い |
ALCとは珪石やモルタル、生石灰などを主原料として、工場で高温高圧の状態で養生することによりできる軽量気泡コンクリートです。
同じコンクリートのモルタルと異なり、気泡を含んでいるのが特徴で、普通のコンクリートの約4分の1の重量であるため非常に軽量です。
主成分はコンクリートとほぼ同じであることから高い防火性能があります。
しかし、コンクリートは吸水力が高いため、防水性能が低く、塗装などで防水性の高い仕上げが必要です。
また、窯業系サイディングなどと比較すると費用がかかります。
しっかりメンテナンスを行うことで、耐久性の高いALC外壁はランニングコストを抑えることができるため、トータルで見るとどちらがお得かどうかの比較は難しいですが、初期費用は他の外壁よりも高額といえるでしょう。
ALC外壁のおすすめメーカーと人気商品
旭化成建材「ジーファス」
旭化成建材のヘーベルパワーボードは発売から長年にわたって、木造住宅に取り入れられている、歴史の深い商品のため、安心して使用することができます。
その中でジーファスは外壁の性能と外観の美しさを評価され、グッドデザイン賞を受賞している商品です。
重厚感のあるデザインを取り揃えているため、高級感のある外壁にしたい方におすすめです。
モルタル外壁のメリット・デメリット
モルタル外壁のメリット |
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・デザインの自由度が高く仕上がりに高級感がある |
・防火性能が高い |
・耐久性が高い |
・金属系サイディングのように表面が熱くならない |
モルタル外壁のデメリット |
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・施工できる業者が少ない |
・ひび割れが起きやすい |
・汚れが目立ちやすい |
・価格が高い |
モルタル外壁はセメントと砂を混ぜ合わせたものに水を加えて練り混ぜたものを壁に塗って仕上げられている外壁です。
モルタル外壁は、仕上げの方法が豊富で、混ぜる繊維によってもパターン付けができることから、デザイン性が高く、目地を付けないことにより高級感のある仕上がりになります。
また、セメントが主材であるため、防火性能と耐久性が高い外壁材です。
しかし、モルタル外壁の施工や仕上げができる業者が現在減っており、対応できる業者が少なくなっています。
また、モルタル外壁は、衝撃や力の逃げ道がないため、窓周りなど、負荷がかかる部分からひび割れを起こす場合があります。
このひび割れは発見してすぐの段階で変性シリコンなどで補修すれば大きなトラブルにはなりにくいですが、放置し続けると凍害や外壁の劣化、雨漏れの原因になってしまいます。
また、着色によっては汚れも目立ちやすいため、定期的なメンテナンスが必要な外壁といえるでしょう。
ガルバリウム鋼鈑のメリット・デメリット
ガルバリウム鋼鈑のメリット |
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・防水性能が高い |
・錆びにくい |
・軽量で耐震性に優れている |
ガルバリウム鋼鈑のデメリット |
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・デザイン性が低い |
・傷がつきやすい |
ガルバリウム鋼板は金属系サイディングの主材としても使用されている材質で、防水性能が高く、金属の中では比較的錆びにくい材質です。
外壁材は軽量であるほど躯体に与える負担が少なくなることから耐震性が高く、ガルバリウム鋼板は非常に軽量であるため、耐震性の高い外壁材といえます。
またガルバリウム鋼板は表面がメッキで仕上げられているため、デザイン性が低く、少しの接触でメッキが剥がれ傷がついてしまいます。
傷がついてしまうと、そこから錆が発生して広がってしまうため、傷を見つけた場合には早急に処置しなければなりません。
タイルのメリット・デメリット
タイルのメリット |
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・外観に高級感が生まれやすい |
・耐久性が高い |
・メンテナンスが少ない |
タイルのデメリット |
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・タイルの剥離が発生する |
・費用が高い |
・施工業者の技量によって仕上がりや耐久性が大きく左右される |
タイルは石や粘土を混ぜ、焼いたものです。そのため非常に硬く、吸水性がほとんどありません。
タイルは配置によってデザインを作り上げることができ、高級感のある仕上がりになるため、外装に重厚感を持たせたい方に人気があります。
また、非常に硬い性質上耐久性が高く、傷みにくいことからメンテナンスが楽でしょう。
ただし、タイルは施工業者の技量によって仕上がりや耐久性に差が生まれ、場合によっては施工中から剥離を起こす場合もあります。
費用も高いため、業者選びを慎重に行う必要がある外壁材と言えるでしょう。
外壁用タイルのおすすめメーカーと人気商品
リクシル「外装壁タイル」
外装壁タイルはタイルならではのデザイン性に特化している商品で、選べるデザインが60種類以上もあります。
そのため、外壁を好みのデザインに作り上げることができる商品です。
塗り壁のメリット・デメリット
塗り壁のメリット |
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・唯一無二のデザインが作れる |
・防火性能が高い |
・独特な手触りを実現できる |
塗り壁のデメリット |
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・施工費が高い |
・施工業者の技術によってデザインや耐久性が左右される |
・ひび割れが起こりやすい |
・汚れが目立ちやすい |
塗り壁はモルタルなどで外壁の下地を作り、そこに土などの自然素材を厚く塗って仕上げる外壁です。
基本的に全て手作業で壁を塗っていくため、希望通りのデザインに仕上げることができ、オリジナルの外壁を作れるという特別感があるでしょう。
また、主な材料が土などの自然素材であるため、防火性能が高く、工事後の手触りも独特な手触りになります。
一方で、施工日数がかかるため、施工費が高く、また全て手作業であることから、施工業者の技量によって仕上がりや耐久性が大きく変わります。
またモルタルと同様で力の逃げ道がないためひび割れを起こしやすく、デザインによっては汚れが目立ちやすくなってしまう面もあります。
漆喰外壁のメリット・デメリット
漆喰外壁のメリット |
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・調湿作用があるため、カビを抑制してくれる |
・耐火性能が高い |
・デザイン性が高い |
・シックハウス症候群対策になる |
・脱臭効果がある |
漆喰外壁のデメリット |
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・傷がつきやすい |
・費用が高い |
・施工できる業者が少ない |
・施工業者の技量で仕上がりやデザインに差が出る |
・施工後の臭いが気になる |
漆喰は石灰に粘土などを混ぜ合わせた壁材で、調湿作用があるため、カビやダニの発生の抑制効果があります。
また、石灰と粘土が主材であることから防火性能が高く、基本的に手塗りで仕上げを行うためデザイン性が高いです。
さらに、漆喰にはシックハウス症候群の原因になるホルムアルデヒドを分解してくれる作用があるため、シックハウス症候群対策になり、脱臭効果もあるため、犬や猫などのペット臭も抑制してくれます。
しかし、漆喰は施工できる業者が少ないため、施工費用が高く、手塗りで仕上げてあることから施工業者の技量で仕上がりやデザインに差が出てしまいます。
また、そこまで硬い材質ではないため、ひっかき傷などのささいな傷がつきやすいのもデメリットの1つです。
施工後乾燥するまでの間、漆喰特有の磯のような臭いがするため、気になる可能性もあります。
コンクリート打ちっぱなしのメリット・デメリット
コンクリート打ちっぱなしのメリット |
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・耐久性が高い |
・耐火性能が高い |
・遮音性が高い |
コンクリート打ちっぱなしのデメリット |
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・断熱性能が低い |
・費用が高い |
・汚れが目立つ |
・建物の重量が重くなる |
コンクリート打ちっぱなしは型枠を組み立て、そこにコンクリートを流し込んで仕上げている外壁です。
基礎や構造体にも使用されるコンクリートは耐久性が高く、防火性能が高い性質があります。さらに、音が反響しにくいため、遮音性にも優れています。
しかし、コンクリートは熱を通しやすいため、吹き付け断熱を利用するなどして部屋の温度を安定させる対策が必要です。また、費用が高価で汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。
また、実際外壁をコンクリート打ちっぱなしにすると建物の重量が重くなり、地盤の調査や補強が必要になる可能性があるため、気をつける必要があります。
木質系サイディングのメリット・デメリット
木質系サイディングのメリット |
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・断熱性が高い |
・木ならではの温もりがある |
・経年の質感を楽しむことができる |
木質系サイディングのデメリット |
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・防火性能が低い |
・耐水性が低い |
・劣化しやすい |
・費用が高い |
・施工できる業者が少ない |
木質系サイディングとは天然の木材を主材として使用しており、防火性能や耐水性を付与し、外壁材に使用するために加工した商品です。
天然の木材を使用していることから、断熱性が高く、年数が経過するたびに木ならではの味わい深い風合いや質感に変化していく様子を楽しむことができる外壁材です。
また、木ならではの温もりを感じられるのも大きな魅力の一つです。
しかし、主材が木材であることから防火性能や防水性が低く、劣化しやすいです。
さらに、施工できる業者が少ないこともあり、費用が高い外壁材といえるでしょう。
木質系サイディングのおすすめメーカーと人気商品
プレイリーホームズ「福杉 T&G」
プレイリーホームズは無垢のフローリングや自然素材を中心に扱っている建材メーカーです。
おすすめの商品は「福杉T&G」で、福杉というヒノキ科の木材を原料としており、独特の香りを持った商品です。
やわらかく軽い材質を使用していますが、一定の耐久性を持った商品となっています。
樹脂系サイディングのメリット・デメリット
樹脂系サイディングのメリット |
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・耐用年数が長い |
・非常に軽い |
・防火性能が高い |
・変色しにくい |
・防水性能が高い |
樹脂系サイディングのデメリット |
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・塗装の上塗りができない |
・選べるデザインが少ない |
・取り扱っている業者が少ない |
樹脂系サイディングは、プラスチックの一種である塩化ビニル樹脂を原料にした外壁材で、樹脂が主材であることから、軽量で防水性能も高く、変色しにくいです。
そのため、基本的には塗装の必要がなく、耐用年数が非常に長い外壁材です。
しかし、他の外壁材と比べると取り扱っている業者が少ないため施工費が高価で、選べる色やデザインが少ないことから、好みのデザインを選ぶのが難しいでしょう。
樹脂系サイディングのおすすめメーカーと人気商品
リクシル「WALL-J」
WALL-Jは塗装のはがれや色ムラが起こりにくい商品であるため、塗装の塗り替え回数を抑えてくれます。
また、高さ1.7mから約500gの重りを落とし強度を確かめる試験をしており、傷や凹みに強いことを証明しているため、安心して使用し続けられる外壁材といえるでしょう。
木製羽目板のメリット・デメリット
木製羽目板のメリット |
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・定期的にメンテナンスすれば長期間使用できる |
・自然な木目であるためデザイン性が高い |
・環境に優しい |
木製羽目板のデメリット |
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・直射日光に弱い |
・メンテナンスの頻度が高い |
・メンテナンスを怠るとすぐ劣化する |
木製羽目板は、幅の小さい木の板を張り合わせて仕上げていく外壁材です。
本物の木材を使用しているため環境に優しく、自然な木目であるためデザイン性も高いです。
また、木製羽目板は定期的にメンテナンスをすることで耐久性が上がり、約100年使用できるため、非常に丈夫な外壁材といえます。
しかし、直射日光に弱く、約3年〜約5年に1度表面の塗装などのメンテナンスの必要があり、怠ってしまうとすぐに腐食し劣化してしまいます。
耐用年数は長いものの、こまめなメンテナンスが必要な外壁材です。
外壁材の塗装費用とメンテナンス時期の比較
ここではこれまでに紹介した外壁材を、費用やメンテナンス時期を簡単に比較していきます。
下記の表にまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
施工費用 (1㎡あたりの目安) | 耐用年数 | 劣化のサイン | |
---|---|---|---|
窯業系サイディング | 約5,000円 | 約20年 |
|
金属系サイディング | 約6,000円 | 約40年 |
|
ALC外壁 | 約6,000円 | 約60年 |
|
モルタル外壁 | 約4,000円 | 約30年 |
|
ガルバリウム鋼板 | 約5,000円 | 約20年 |
|
タイル | 約20,000円 | 約20年 |
|
塗り壁 | 約9,000円 | 約30年 |
|
漆喰外壁 | 約8,000円 | 約15年 |
|
コンクリート打ちっぱなし | 約6,000円 | 約30年 |
|
木質系サイディング | 約8,000円 | 約15年 |
|
樹脂系サイディング | 約9,000円 | 約30年 |
|
木製羽目板 | 約10,000円 | 約100年 |
|
自分に合った外壁の選び方
ここでは外壁の選び方を紹介していきます。
外壁を選ぶ際の6つのポイントやおすすめの外壁材を紹介していますので、外壁選びに悩んでいる方は、これを元に検討してみてはいかがでしょうか。
メンテナンス性の高さで選ぶ
外壁は基本的に施工後約10年でメンテナンスが必要になるものや、メンテナンスがほとんどいらないものなど、メンテナンスの頻度に大きな差があります。
そのため、メンテナンスの頻度が低い外壁を選定することは施工後に外壁にかけるコストを削減できるため、外壁選びのポイントとしても大切です。
メンテナンス性の頻度が低い外壁にしたい場合には、タイルや金属系サイディングを選定すると良いでしょう。
コストパフォーマンス重視の場合
外壁を選ぶ際に、初期コストとランニングコストを考慮して、コストパフォーマンスが良い材料を選定すると、性能やコストのバランスがとれた満足度の高い仕上がりになります。
初期費用が安価な窯業系サイディングやメンテナンスの頻度が高くない金属系サイディング、ALC外壁は非常にコストパフォーマンスに優れた外壁材です。
コストパフォーマンスを重視して外壁を選ぶ場合には参考にしてみてください。
デザイン性の高さを重視する場合
外壁は家の顔とも呼ばれる部分でもあるため、デザイン性の高さを重視する方も多いです。
実際のところ、デザイン性においては人それぞれの好みがあるため、どの外壁を使用するのが良いかは、さまざまな施工事例を参考にしながら、好みのものを探すのが良いでしょう。
なお、窯業系サイディングやタイル、モルタル外壁、塗り壁は自分好みのデザインを見つけやすい外壁といえますので、まずはこれらの外壁の施工事例を確認してみると良いでしょう。
断熱性を重視する場合
家の中での生活を快適にするために、断熱性能は無視できません。
特に外に面している外壁の断熱性は家の快適性に大きく影響します。
外壁材の中で特に断熱性能が高い外壁は金属系サイディングや木質系サイディングですが、さまざまな外壁において、断熱性の高い商品がラインナップされています。
そのため、専門業者と相談しながら、好みの外壁を見つけることをおすすめします。
主流の外壁材を使いたい場合
主流の外壁材は、メーカー間の競合も激しいため、機能性やデザイン性に優れた商品が日々開発されています。
その中で現在、圧倒的に使用率が高い外壁は窯業系サイディングです。
多くのハウスメーカーや工務店に採用されており、機能性に優れた商品が多くラインナップされています。
そのため、主流の外壁材を使用したい場合には窯業系サイディングを採用すると良いでしょう。
周囲の環境に合わせて選ぶ
外壁は多くの人から見られる部分であるため、周囲の環境から浮いたデザインにしてしまうと良くも悪くも目立ってしまいがちです。
そのため、周囲の環境に合わせて外壁を選ぶのは、周囲の景観を損なわないためにも効果的といえるでしょう。
周囲にどのような外壁が多いのかを確認した上で、比較的取り入れやすく、需要の高い窯業系サイディングやモルタル外壁、金属系サイディングを取り入れると、周囲の環境になじみやすくなります。
まとめ
今回はさまざまな外壁材の特徴や施工費、メリット、デメリットなどを比較しながら詳しく解説しました。
外壁材は素材の種類が非常に豊富でコスパの良いものから、デザイン性の高いものなど、優れたものが多いことを知ることができたのではないでしょうか。
基本的にどの外壁材を使用してもメリットとデメリットがあるため、あとは自分好みの外壁材を探していきましょう。
専門業者の意見もききながら、自分の家にあった外壁選びを楽しんでみてください。
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この記事の監修者プロフィール
2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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