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2022年09月26日更新

外壁塗装の見積もりはどう読むべき?費用相場や単価、注意ポイントとは?

外壁塗装の見積もり書の読み方や注意点はご存じでしょうか。本記事では、外壁塗装の見積もりの基礎知識や、外壁塗装の見積もりでの注意点などを紹介します。外壁塗装の見積もりについて疑問や不安があれば、ぜひチェックしてみてください。

「外壁塗装の見積もりの読み方がわからない」「外壁塗装を頼む業者の選び方が知りたい」外壁塗装を考えている方には、このような疑問や不安があるのではないでしょうか。

本記事では、外壁塗装の見積もりに関する基礎知識や業者選びのポイントなどを幅広く紹介しています。

この記事を読むことで、外壁塗装の見積もりの読み方や適切な業者選びの方法が把握できます。そのため、外壁塗装のリフォームに不安を抱えている方でも適切に準備を進めることができるでしょう。

外壁塗装工事を検討している方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

外壁塗装の見積もりの流れとは?

初めての外壁塗装工事で見積もりの流れがわからないという方もいるでしょう。ここでは外壁塗装の見積もりの流れを紹介します。

下記が見積もりの簡単な流れです。
1.外壁塗装業者に見積もりの依頼
2.現地調査の日程調整
3.現地調査
4.見積書が手元に届く

まず初めに、見積もりを外壁塗装業者に依頼します。依頼する方法はさまざまですが、基本的には外壁塗装会社に電話かメールで連絡をします。連絡時の業者の対応もチェックしておきましょう。

外壁塗装業者に連絡がついたら、建物を実際に見てもらう現地調査の日程を調整します。現地調査を行わなければ正確な金額は出ないため、しっかりとチェックしてもらいましょう。

現地調査の日には、塗装業者が家を訪問し外壁の状況を確認します。この際に希望する塗装のイメージなどについてヒアリングが行われるため、事前に要望をまとめておきましょう。現地調査には約30分〜約1時間かかります。

また、現地調査の際には、可能であれば一緒に家自体の確認をしてもらうと良いでしょう。これによって家の状態だけでなく、その塗装業者がどのような対応をとるかチェックすることができます。

現地調査から約1週間で見積書が完成し、塗装業者による持参やメール添付、ご自宅への郵送などで届きます。見積書には有効期限がありますが、契約を急かしてくる業者には注意しましょう。

外壁塗装の見積書で確認すべきこととは?


外壁塗装の見積もりが手元に届いたら、金額以外の細かい項目についても確認を行いましょう。

ここでは外壁塗装の見積書で確認すべき項目を紹介します。

まず初めに、見積価格が適切か確認します。見積価格が一般的な費用相場よりも高い場合は、なぜ高くなっているのか理由を明確にしましょう。基準として、最終的な金額が200万円以上の場合は注意が必要です。

仮足場代の内容についても確認しましょう。訪問営業などで「足場代は無料にする」と言われる事がありますが、足場の設置は安い金額ではないので、その他の項目に足場代が上乗せされている可能性があり、注意が必要です。

次にメーカーの施工仕様書通りの塗料を使用しているか確認を行いましょう。中には決められた希釈率以上に薄めた塗料で塗装する業者もいます。この場合耐用年数が短くなり、塗装の剥離などが起きてしまいます。

使用する塗料の缶数などを確認することで、施工仕様書通りの使用になっているか確認をすることができます。

続いて塗料のメーカーと商品名を確認しましょう。塗料の単価を知っている人がいないために価格を上乗せされることがあるので、使用する塗料の価格が適切かどうかチェックが必要です。

次に下地処理について確認が必要です。下地処理を行わずに塗装すると適切に塗装が行えません。下地処理を行わない手抜き工事を行う業者もいるため、下地処理の有無と価格が適切かどうかについてしっかりと確認しましょう。

続いて塗装面積が大きすぎないか確認が必要です。外壁の塗装面積を大きく出すことで合計金額を高く出す悪徳業者もいます。家の坪数から外壁の面積を確認し、家の図面などを見ながら確認できると良いでしょう。

外壁塗装の見積もりでは「一式」という表記がなされます。工事の内容や数量によって金額は大きく変わるため「一式」という表記がどのくらいの量で記載されているか全て明確にしておきましょう。

外壁塗装の見積もりに保証記載があるかどうかについても確認しましょう。口約束のみで保証内容について書面で残さない悪徳業者もいるので、保証の記載や保証内容は確認が必須です。

さらに、出精値引きについても確認しましょう。

出精値引きとは、見積もりの際に業者が行う最大限の値引きを意味します。この金額が大きすぎる場合はトラブルに巻き込まれてしまう場合もあるため、なぜ値引きができるのか確認しましょう。

外壁塗装の見積書の各項目

外壁塗装の見積書には聞き慣れない言葉があり、何を指しているのか疑問に思う場合もあるでしょう。

ここでは外壁塗装の見積書の各項目について紹介します。

足場

足場とは、建物の高所作業をする際に必要になるものです。足場は正確な工事のために必要ですが、現場によって組み立ての仕方も異なるため、塗装を行う業者とは別の足場専門の業者が組み立てを行うケースが多いです。

飛散防止ネット

飛散防止ネットは名前の通り、塗料が風などで近隣の住宅に飛散することを防止する目的で設置されます。塗料は細かい粒子として飛散してしまうため、トラブルを防ぐためにも必要なものです。

高圧洗浄

外壁塗装において、高圧洗浄は外壁に付着した汚れや既存の塗料を洗い流すために行います。高圧洗浄を行わないと塗料が均一に付着せず塗りムラなどができてしまい、塗装が長持ちしません。

キレイに仕上げるためにも必須の工事です。

養生

外壁塗装において、養生は飛散する塗料からの保護と仕上がりをよくするために必要となります。養生することで塗装を行わない箇所を保護し、色の境目などをキレイな仕上がりにすることができます。

塗料代

塗料代は塗装に用いる塗料の価格です。塗料の単価と施工する面積によって金額は変動します。機能性が高い塗料ほど高額になる傾向があります。塗料によって耐用年数も異なるため自分の希望に近い塗料を選びましょう。

塗装施工費

塗装施工費は業者の人件費などです。この費用は材料費を含まずに表記されており、職人や工事を行う会社によって異なります。大手のハウスメーカーなどは高く、地元の塗装業者などは比較的安い傾向にあります。

付帯塗装工事

外壁塗装以外に破風や軒裏、雨樋などの塗装を追加で行う場合の項目です。付帯塗装を行うことで外壁との統一感が生まれてキレイに仕上げられます。また鉄部分の劣化なども補修することができます。

諸経費

諸経費とは、産業廃棄物処分費や養生費、安全管理費などが当てはまります。

安全管理費とは、工事車両の駐車費用や現場管理者の人件費です。現場管理責任者が常駐する必要がある場合は金額が高くなります。

外壁塗装にかかる基本的な費用相場とは?

外壁塗装にかかる費用の相場について解説します。

費用相場を把握し、見積もり金額との比較を行いましょう。

塗料代の相場

ここでは外壁塗装に使用する塗料の特徴と費用相場を紹介します。

アクリル

アクリル塗料は主にアクリル樹脂からできている塗料です。軽量であるため重ね塗りしやすく、光沢があり、安価であることが特徴として挙げられます。耐用年数が短いため外壁で使用されるケースは少ないです。

アクリル塗料を使用して外壁塗装を行った場合の費用相場は、1平方メートルあたり約1,000円〜約1,800円と低価格です。そのため、頻繁に塗り替えを行う箇所には適した塗料です。

また、数年後に建て替えや解体の予定がある建物などに例外的に使用されるケースも存在します。

ウレタン

ウレタン塗料は主にウレタン樹脂でできています。ウレタン樹脂は柔軟性が高いため、ウレタン塗料には密着性が高いという性質があります。細かい部分や局面の塗装にも使用されるため、複雑な形状の外壁でも塗装が可能です。

耐用年数も比較的長く、剥がれにくい特徴があります。

ウレタン塗料を使用して外壁塗装を行った場合の費用相場は、1平方メートルあたり約1,700円〜約2,500円です。メンテナンス周期も約10年に1回なので、長期的にみて費用を安く抑えたい方におすすめの塗料です。

シリコン

シリコン塗料は主にシリコン樹脂からできている塗料です。耐久性や耐水性に優れており、コストパフォーマンスの高い塗料です。

製品の数も多いため、自分の希望に近い製品が見つかりやすいでしょう。

シリコン塗料を使用して外壁塗装を行った場合の費用相場は、1平方メートルあたり約2,300円〜約3,500円が相場です。

比較的安価であり、耐用年数も長いため、コストパフォーマンスを重視したい方にはおすすめの塗料です。またシリコン塗料は光沢の強さも特徴的であり、外壁に光沢感を出したい方にもおすすめです。

ピュアアクリル

ピュアアクリル塗料は主にアクリル樹脂からできている塗料です。アクリル塗料と違い、ピュアアクリルは不純物を完全に除いています。そのため、アクリル塗料とは耐用年数と汚れにくさが異なっています。

また、ピュアアクリル塗料は弾性に優れているため、ひび割れが起こりやすい外壁に適しています。

ピュアアクリル塗料を使用して外壁塗装を行った場合の費用相場は、1平方メートルあたり約3,800円〜約4,500円です。ひび割れにも適応できるため、塗装後に下地の外壁にひび割れが起きても、目立つことなく水の侵入を防ぐことができます。

フッ素

フッ素塗料は主にフッ素樹脂からできている塗料です。耐熱性や耐候性が高く、非常に長い耐用年数が特徴的です。キレイな状態を長く保ち、耐用年数を長くするためのコーティングオプションなども付いています。

フッ素塗料を使用して外壁塗装を行った場合の費用相場は、1平方メートルあたり約3,500〜5,000円と他の塗料と比較するとやや高額です。初期費用が掛かりますが、長く住む建物であれば塗装の頻度が少なく済みます。

長い目で見てトータルの塗装回数を減らしたい方にはおすすめです。

無機

無機塗料は主に無機物の鉱物などからできている塗料です。無機物の塗料であるため、チョーキング現象や塗料の色褪せが起きにくいという特徴があります。耐用年数も非常に長く、塗料としてはトップクラスです。

無機塗料を使用して外壁塗装を行った場合の費用相場は、1平方メートルあたり約3,500円〜約5,500円です。

耐用年数が非常に長い塗料であるため、塗装の頻度は少なく済みますが、他の部分とメンテナンスのサイクルが合わずにトータルコストが高くなってしまう可能性があります。

光触媒

光触媒塗料は酸化チタンを利用した塗料です。酸化チタンが紫外線に当たり起きる化学反応によって外壁に付着した汚れを分解します。長い耐用年数やセルフクリーニング機能が魅力的ですが、その分高額になります。

光触媒塗料を使用して外壁塗装を行った場合の費用相場は、1平方メートルあたり約3,800円〜約5,500円です。

工事単価の相場

ここでは各工事の費用相場を紹介します。

足場

足場の組み立てにかかる費用を指します。ここには足場の材料を運ぶ運搬費用と、足場を組むためにかかる設置費用が含まれています。足場の設置には国家資格を有する作業主任者の配置が必要であり、人件費のかかる工事です。

足場の費用相場は、1平方メートルあたり約600円〜約800円です。塗装を行う業者と別の専門業者が組み立てを行う場合が多く、費用を抑えるのは難しい項目となります。中には塗装業者が足場を組むことができる場合もあります。

人件費

人件費は、塗装工事に必要である塗装職人に対して発生する費用です。工事が大規模になればなるほど現場での作業を行う職人の人数が増え、工事期間も長くなるため、かなり高額になるという特徴があります。

人件費の相場価格は、工事費用の約30%です。仮に100万円の工事の場合は、約30万円は人件費になります。この比率は会社によって異なりますが、あまりにも安い場合は塗装の仕上がりに影響を及ぼす可能性があります。

飛散防止ネット

飛散防止ネットは、塗料が近隣に拡散することを防止するために貼るネットです。近隣とのトラブルを防ぐためにも必要になります。遮光効果があるため、塗装期間中は自宅内部は暗くなってしまいます。

飛散防止ネットの費用相場は、1平方メートルあたり約100円〜約200円です。見積もりでは足場代と同一項目に組み込まれていることもありますが、それぞれの金額を明確にしてもらうと良いでしょう。

高圧洗浄

高圧洗浄は、外壁塗装を行う前に外壁に付着した汚れや既存の塗料を洗い流すために行います。これを行うことで塗装の仕上がりや耐用年数が変わってくるため、キレイな外壁を長持ちさせるためには必要です。

高圧洗浄の費用相場は、1平方メートルあたり約100円〜約300円です。通常の水道水とバイオ高圧洗浄で単価が異なっており、バイオ高圧洗浄はカビなどの発生を防ぐバイオ洗剤を使用するため費用が少々高くなります。

養生

養生は塗料の飛散から周囲を保護し、塗装の仕上がりをキレイにするために必要です。養生を行わなければ意図せぬ部分に塗料が付着してしまいキレイな仕上がりになりません。

養生の費用相場は、1平方メートルあたり約300円〜約500円です。養生用ポリエチレンやマスキングテープなどを使用して保護を行います。養生には一式という表記がなされますが、こちらの内訳を明確にしましょう。

付帯塗装工事(軒天・雨樋・破風板・雨戸)

付帯塗装工事費は、軒天や雨樋、破風板、雨戸などの塗装を追加で行う場合にかかる費用です。外壁だけを塗装して付帯部を塗装しないと、外壁がキレイになった分付帯部の汚れや痛みが目立つことになります。

付帯塗装工事の費用相場は箇所により異なります。軒天と雨樋は1平方メートルあたり約800円〜約1,200円、破風板は1平方メートルあたり約650円〜約1,200円、雨戸は1枚あたり約2,000円〜約5,000円です。

シーリング打ち替え・シーリング増し打ち

シーリングの打ち替えとシーリングの増し打ちは異なります。

打ち替えとは古いシーリングを取り外し、新しいものに交換を行うことです。シーリングの増し打ちとは古いシーリング剤の上から新しいシーリング剤を打ち直すことです。

シーリング打ち替えの費用相場は、1mあたり約900円〜約1,200円です。シーリング増し打ちの費用相場は、1mあたり約500円〜約900円です。

シーリング打ち替えではシーリングの撤去費用がかかるため、シーリング増し打ちとは費用が異なっています。

諸経費(現場管理費・廃材処理費等)

諸経費とは現場管理費や廃材処理費です。現場管理費には図面の作成や保険料、人件費などが含まれています。事務経費や人件費を材料費、工事費にまとめる業者が多く存在しています。

諸経費の費用相場は現場管理費が約3万円〜約5万円、廃材処理費用が約1万円〜約3万円です。これらは建物の状況や広さによって変動するため、見積もりを確認する際には業者に説明をしてもらいましょう。

外壁塗装で良く起こるトラブルとは?


外壁塗装では、事前に確認を怠ると施工してから後悔してしまうポイントがあります。

ここではよく起きるトラブルとその対処方法について紹介します。

完成後の外壁の色味がイメージと違う

外壁塗装を行う際、見本を見て塗料のカラーを決めたのにもかかわらず、イメージの色味と異なるケースがあります。色見本にはかなり多くの色があり、実物とは違った色合いに見えてしまうことがあります。

この色合いの違いは、見る範囲が原因です。見本の狭い範囲で見る場合と外壁のように色の範囲が広くなる場合とではまた違った印象になるのです。

対策としては、小さな見本帳だけでなく大きなサイズで確認をする、もしくは、カラーシミュレーションなどを利用すると良いでしょう。

すぐ塗装が剥がれて、色褪せてしまった

外壁塗装を行った後、すぐに塗装が剥がれてしまったり色褪せが起きてしまったりといった不具合もよくあるトラブルです。

このようなトラブルは、下塗り剤が不足していたため上塗り剤が密着しなかった、高圧洗浄を十分に行わなかった、使用した塗料と下地の素材が適合していなかったなどが原因で起こります。

このようなトラブルは施工を行った塗装業者のミスによるものであるため、塗り直しを依頼する必要があります。

また、こういった事態を未然に防ぐためには、作業工程ごとに現場の写真を撮り、報告書などを作成してもらうと良いでしょう。

錆が出てきて見た目が悪い

外壁塗装を行ってから1年以内に錆が出てきてしまうといったトラブルは、下地の処理を十分に行えていないことが原因です。

鉄の部分などに塗装を行う場合は、塗料を密着させるために塗装面を削ったり、錆び取りを行うケレンという下地を調整したりする必要があります。この工程を省くことで錆が出てしまうことがあります。

このようなトラブルは施工を行った塗装業者のミスによるものであるため、塗り直しを依頼しなければなりません。

業者が見積もりを説明してくれない

外壁塗装の見積もりを十分に説明してもらえない場合は、余分な金額が工事代金にプラスされている可能性があります。どの工事に費用がかかっているのかを明確にするために細かく説明を求めましょう。

このようなトラブルを未然に防ぐためには、一式見積もりではなく工事内容が詳細にわかる見積もりを求めることなどが重要になります。

外壁塗装の見積書で気を付けるべきこととは?

外壁塗装を行う上で見積書で気をつけるべきことがあります。

ここでは見積書で注意すべき点を紹介します。

3社から見積書を貰って見比べる

塗装業者に見積もりを依頼する際は、3社から見積もりを貰い、比較することが重要です。見積もりを1社のみに依頼した場合、その見積もり金額が適正な金額であるか判断することができません。

また、保証の内容や塗装業者の対応もそれぞれ異なっているため、依頼した業者がどのような対応を行うか比較してチェックする必要があります。

見積もりを複数揃えて相見積もりを行うことで、自宅の塗装工事にかかる相場金額を把握することができます。そのため、後悔のないリフォームを行うために相見積もりは非常に重要です。

必ず書面で出してもらうこと

外壁塗装を行うためにはプランや施工内容など決定事項が複数あり、契約を口約束で進めてしまう方もいます。リフォーム契約を口約束で進めることにより、大きな損をしてしまう可能性があります。

必ず書面にて契約を進めましょう。

契約書は紛争を防ぐだけでなく、証拠としての強制力を持ちます。特に重要なのはクーリングオフと保証内容について書面で残してもらうことです。

保証内容は業者によって異なるため、書面にてその業者の保証内容をしっかりと残しておくことで、言った言わないのトラブルを回避することができます。

細かく工程ごとに分かれているか確認すること

見積書が細かい工程ごとに分かれているかの確認も重要です。見積書の中に足場設置や養生などのような具体的な内容が書かれていない場合には依頼を避けた方が良いでしょう。

特に「一式」という曖昧な表現は、業者側が金額をごまかすことが可能であるため注意が必要です。作業工程が明確であれば使う材料や単価が明確になり、ごまかすことが難しくなります。

中でも重要な工程は、足場設置や下地処理、下塗り、中塗り、上塗りなどです。この工程が記載されていない見積もりを出してくる業者には注意が必要です。

診断結果に基づいた見積書か確認すること

見積書を受け取ったら、その見積もりが診断結果に基づいているかどうか確認を行いましょう。現在の外壁の劣化症状にあった塗料を選ばなければ塗装の適切な効果を得ることができません。

現在の外壁劣化状況を無視して、おすすめ塗料のみを勧める業者には注意が必要です。

また、診断結果を正確に把握するために、事前の現地調査にて診断の結果を写真や報告書で残した上で正確な診断を行う業者を選ぶことも重要になります。

外壁塗装の見積書の良い例と悪い例とは?


外壁塗装には、各項目が明確になっている見積もりと、各項目と費用が明確になっていない見積もりがあり、業者によって見積もりの形式は異なります。

ここでは良い見積もりの例と悪い見積もりの例を紹介します。

見積書の良い例

下記は良い見積もりの例です。ポイントとしては工程と作業内容が細かく分けられていることや平米計算を行っていること、塗料のメーカーと商品名が記載してあること、保証期間の記載があることという点です。

工事内容数量単位単価金額備考
足場仮設250平方メートル800200,000
飛散防止シート250平方メートル10025,000
高圧洗浄210平方メートル30063,000
養生210平方メートル20042,000
コーキング打ち替え180m900162,000
コーキング増し打ち900m50045,000
破風板塗装55m100055,000油性ウレタン(〇〇塗料)
軒天塗装40m100040,000水洗アクリル塗料(〇〇塗料)
外壁塗装 下塗り210平方メートル600126,000〇〇シーラー
(△ペイント)
外壁塗装 中塗り210平方メートル1800378,000シリコン塗料
(△ペイント)
外壁塗装 上塗り210平方メートル1800378,000シリコン塗料
(△ペイント)
塗膜保証年数:
外壁 「シリコン塗料 △ペイント」 7年間
付帯部「油性ウレタン 〇〇塗料」  5年間

見積書の悪い例

ここでは見積もりの悪い例を紹介します。

下記のような見積もりの場合、金額や工程が明確ではなく曖昧な表現が多く、不要な料金が上乗せされている可能性があります。このような見積もりが届いた場合は説明を求め、説明が不十分であれば契約は控えましょう。

悪い見積もりのチェックポイントは、細かい項目がなく一式という表記が多い、坪計算で表示している、塗料のメーカー名や商品名が記載されていない、保証期間の記載がごまかされているなどです。

一式という表記では工事の内容と単価の計算が見積もりだけではできなくなっており、金額が上乗せされている可能性があります。この表記があった場合は、塗装業者に確認をし改めて項目分けした見積もりを受け取りましょう。

また、坪計算では費用の正確な計算が行えず後々追加で費用を請求されることもあります。平米計算で金額を出してもらいましょう。

工事内容数量単位単価金額備考
足場仮設1350,000350,000養生含む
飛散防止シート140,00040,000
高圧洗浄3040012,000
コーキング1220,000220,000
付帯部塗装190,00090,000
外壁塗装1800,000800,000シリコン塗料

外壁塗装の見積りを安くするには?

外壁塗装の見積もりを安くするためには複数のポイントがあります。

ここではそのポイントを紹介します。

塗料のグレードを下げる

外壁塗装で費用を抑えて工事するためには、塗料のグレードを下げるという方法があります。塗料にはさまざまな種類があり、商品によってグレードも異なるため適切な箇所に適切な塗料を使用することが重要です。

具体的には、劣化が早く進行してしまう紫外線の影響を受けやすい日当たりの良い場所には高いグレードの塗料を使用し、雨樋などの付帯部分は塗料のグレードを下げるなどです。

閑散期に塗装する

外壁塗装工事の費用を抑えるために閑散期に塗装を行う方法もあります。春や秋は塗装に適した時期であるため繁忙期となりますが、夏や冬は閑散期になり塗装業者も値引きしてくれる可能性が高いです。

実際の工事自体の品質は変わらずに工事をお得に行える可能性があります。

夏であれば塗料の乾きも良いでしょう。特に梅雨の時期は工事を値引きしてもらえる可能性がありますが、工期が伸びてしまう可能性もあるので注意が必要です。

地震・火災保険を活用する

外壁塗装工事の費用を抑えるために、火災保険を活用するという方法もあります。台風や強風、大雪などで破損してしまった箇所がある場合は火災保険が使用できる可能性があります。

しかし火災保険を使用するには、風災補償に加入していることや被害発生から3年以内であること、20万円以上の工事であることなどのさまざまな保証条件があるため保険会社に確認を行いましょう。

火災保険の活用を検討している方は工事の契約前に審査が下りるか確認が必須となります。

助成金補助金を使用する

外壁塗装工事の費用を抑えるために助成金や補助金を活用する方法もあります。助成金や補助金は自治体から支給され、負担の内容や申請条件はその自治体によって異なります。

補助対象の工事内容として多いのは、省エネ工事として外壁に遮熱塗装などを行うケースです。補助の金額は工事費用の約10%〜約15%が一般的で、補助金額の上限も自治体によって異なります。

地元の塗装業者に依頼する

外壁塗装工事の費用を抑えるために、地元の塗装業者に依頼するという方法もあります。ハウスメーカーなどと異なり、地元の塗装業者には中間マージンや販売管理費がかかりません。

地元の塗装専門業者に依頼をすることで無駄な費用を省いて工事を行うことができます。しかし大手の会社の方が保証が手厚いなどメリット・デメリットがあるため、相見積もりを取り自分の希望に近い業者に依頼しましょう。

外壁塗装の支払い方法とは?

外壁塗装の支払い方法は依頼する業者によって異なります。基本的には現金、リフォームローン、クレジットカードなどが一般的です。

最も多くの塗装業者が対応しているのは現金での支払いとなっており、一般的には銀行に振り込みを行います。支払いのタイミングもさまざまで、施工前と施工後に2分割しての支払いや完工後に一括払いなどの方法があります。

中には施工前に一括払いするケースもあります。大手の業者であれば信用できるかもしれませんが、無名の業者から施工前に一括払いを指定された場合は、持ち逃げや値段に合わない工事となるリスクがあるため注意が必要です。

リフォームローンは住宅の修繕や増築を目的として活用できるローンです。リフォームローンには2種類存在しており、有担保ローンと無担保ローンがあります。外壁塗装の場合は無担保ローンがおすすめです。

リフォームローンを活用することで、月々の支払い金額を抑えて外壁の塗装を行うことが可能ですが、金利によって総合的に支払う金額が増えてしまうため注意が必要です。

クレジットカードは決済の手軽さとポイントを活用できる点がメリットとなります。しかしクレジットカードには限度額があるため、限度額の引き上げが必要になるケースもあります。

また業者はクレジット会社に手数料を支払わなければならないため、クレジット決済を取り扱っていない業者も多く存在しますので、事前に確認しておきましょう。

外壁塗装の業者の選び方とは?

外壁塗装業者を上手に選ぶコツについて紹介します。

リフォームでは業者選びが非常に重要ですので、ぜひチェックしてください。

相見積もりを取る

外壁塗装の業者を選ぶ上で相見積もりを取ることは非常に重要です。業者によって提案内容や金額、保証内容が異なるため、複数の見積もりを揃えて比較を行い、自分の希望の条件に合う業者を見つけましょう。

また相見積もりを取る際には、他の業者の見積もりを見せることはマナー違反です。他の業者に提案内容を見られてしまうことで、適切な対応をしてもらえない可能性があるため注意が必要です。

施工実績を確認する

外壁塗装の業者を選ぶ上で、施工実績を確認することも重要です。丁寧な接客で信用できそうな担当者でも、実際に工事を行うのは職人さんであり、実力があるかどうかは別問題です。

会社によって得意な工事も異なり、小規模の補修工事が得意な業者や大規模なリフォームが得意な業者などさまざまです。

施工実績を確認することで、過去に自分が希望する工事内容と同一の工事を行っているか、そのリフォーム件数は充分であるかなどの確認を行いましょう。

営業担当の対応をチェックする

外壁塗装の業者を選ぶ上で営業担当の対応をチェックするという方法もあります。コミュニケーションの取りやすい営業担当だと自分の要望を伝えやすいでしょう。

伝えた希望を提案内容に組み込んでくれるかどうかのチェックも行うと良いでしょう。また打ち合わせの時間や期日をしっかりと守ってくれるかどうかなども確認しておきましょう。

資格や許可を持っているか確認する

外壁塗装の業者を選ぶ上で、資格や許可書を持っているかどうかは業者の信頼の目安になります。特に一級塗装技能士や都道府県知事許可書がある場合は信頼できる業者である可能性が高いです。

一級塗装技能士は厚生労働大臣が認定する国家資格です。塗装業で7年の実務経験があるほか受講条件もあり、塗装に関する知識や技術を証明する資格です。

都道府県知事許可書は会社に与えられるもので、5年以上の塗装業の経験や500万円以上の自己資本などの基準を満たした業者のみ得ることができます。

アフターフォローや保証内容を確認する

外壁塗装の業者を選ぶ上で、保証内容やアフターフォローの内容を確認することも重要です。保証の内容は業者によって異なるため、アフターサービス制度が充実している会社を選ぶことで安心して工事を行うことができます。

また保証内容を確認せずに施工完了後に欠陥が見つかった場合には泣き寝入りすることになってしまう場合もあるため注意が必要です。

リフォーム瑕疵保険の加入業者などに依頼することで、工事のトラブルに対する不安を軽減することができます。

外壁リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた外壁リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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