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2022年09月29日更新
外壁塗装はまだするな!そう言われる理由とベストなタイミングとは?
建物の外壁は外気から建物を保護する重要な役割があります。しかし、何も考えずに早まって外壁塗装をしてしまうと、後悔することになりかねません。この記事では外壁塗装はまだするなと言われる理由や、ベストなタイミングについて詳しく紹介します。
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- 監修者久田麻里子
建物の外壁や屋根は、太陽の紫外線や風雨などによって、日々劣化していきます。
外壁が劣化すると見栄えが悪くなるだけでなく、雨漏り等の原因にもなります。
そうなる前に外壁塗装をしなければと考える方も多いですが、よく考えずに早まって外壁塗装をしてしまうと、結果的に後悔してしまうかもしれません。
この記事では外壁塗装はまだするなと言われる理由と、外壁塗装のベストなタイミングについて詳しく解説します。
外壁塗装はまだするな!そんなケースとは?
外壁塗装をまだしない方が良いと言われるのは、一体どんなケースなのでしょうか?
順番に詳しく紹介していきます。
劣化症状がそれほど出ていない
外壁に劣化症状があまり出ていない場合には、急いで外壁塗装をする必要はないかもしれません。
例えばひび割れやハガレがあっても、簡単な補修で解決できる場合もあります。
外壁の汚れがあっても、高圧洗浄で解消できる可能性があります。
外壁塗装の目安となる外壁の劣化症状については後述しますが、外壁の劣化症状の判断がつきにくい場合には、業者に点検をお願いするようにしましょう。
耐久性に優れた外壁材を用いている
外壁材には様々な種類があります。
そのなかでも、高品質で耐久性に優れた外壁材を使用している場合は、耐用年数を確認してみましょう。
例えば、炭素を含まない無機成分が配合された「無機塗料」は、耐用年数は約15年以上もあり、他の塗料よりもはるかに高い耐久性と耐候性があります。
外壁に使用されている外壁材や塗料が分かる場合は、耐用年数を一度調べてみるようにしましょう。
外壁塗装に適した季節ではない
外壁塗装は外部での作業となるので、天候や気温に大きく影響されます。
塗装工事には塗料の乾燥期間も必要なため、雨の日が多い梅雨の時期や、降雪のある時期はなるべく外壁塗装の工事を避けた方が良いでしょう。
一般的に外壁塗装に適している季節は春や秋とされています。
夏も天候が良ければ十分適していますが、工事によってクーラーが使えなくなることがあるので注意が必要です。
冬は気温が5度以下になったり、雪が降ったりしなければ塗装工事は可能です。
しかし乾燥に時間がかかるうえに、日照時間が短いので作業できる時間が限られ、工期が通常よりも長くなってしまう場合があります。
また、工事に適した季節は外壁塗装の工事依頼が集中して、思うように業者と工期の調整ができない場合も考えられるので、工事を依頼する際には注意しておきましょう。
外壁や屋根の点検をしてもらっていない
外壁塗装を行う前に、外壁や屋根を業者に点検してもらうようにしましょう。
図面や簡単な目視だけでは建物の状況を正確に判断できません。
また事前に点検してもらわずに工事を依頼してしまった場合には、補修が必要な劣化箇所を見落としてしまったり、素材に合わない塗料が使われたりして、トラブルの原因にもなりかねません。
業者に外壁や屋根をきちんと点検してもらうことで、本当に外壁塗装が必要な状態か判断してもらうようにしましょう。
また、点検を依頼することにより、屋根の補修工事など、外壁塗装以外の足場を要する工事が必要だと分かる場合もあります。
その場合には、外壁塗装の工事と同じタイミングで工事をすることで、足場代や人件費の削減、工期の短縮が見込めるかもしれません。
なお、外壁や屋根などの建物の外装の点検は高所作業となり非常に危険が伴いますので、専門業者に点検を依頼するようにしましょう。
業者が外壁塗装を強引に勧めてくる
業者が外壁塗装を強引に勧めてくる場合には、早まって契約をしないように注意してください。
大切な建物のリフォームは費用がかかるうえに、工事の仕上がりが建物の品質に大きく影響してきます。
そのため、複数の業者から相見積もりを取り、じっくり納得がいくまで時間をかけて検討するようにしましょう。
不安を煽って強引に契約や工事を勧めてくるような業者は、お客様のことを考えていない悪徳業者かもしれません。
工事の品質や仕上がりにも期待できない可能性が非常に高いので、そのような業者に依頼するのは避けましょう。
外壁塗装をするべきタイミングとは?
外壁塗装をしない方が良いケースを紹介しましたが、ここでは外壁塗装をするべきタイミングについて解説していきます。
新築後10年目以降
外壁塗装のメンテナンスは、一般的に新築の場合には約10年が目安といわれています。
外壁塗装に使われる塗料はシリコン塗料やウレタン塗料が多く、その耐用年数が約10年とされているためです。
つまり、建物に使われている塗料の成分や耐用年数を知ることで、外壁塗装が必要かどうかの目安を知ることができます。
前回の塗料の耐久性が切れる
過去に塗装を行っている建物の場合には、前回の塗装の耐用年数が切れたタイミングで外壁塗装を検討しましょう。
耐用年数は塗料によって異なります。
そこで、建物の外壁によく使われる塗料についてまとめてみました。
塗料名 | 耐用年数 | 特徴 |
---|---|---|
シリコン塗料 | 約10年〜約15年 | コストパフォーマンスに優れており施工実績が豊富である |
ウレタン塗料 | 約7年〜約10年 | 塗る場所を選ばない汎用性が優れている |
ピュアアクリル塗料 | 約13年〜約15年 | 弾性が優れている |
フッ素塗料 | 約15年〜約20年 | 耐久性や防汚性が優れている |
無機塗料 | 約15年〜約20年以上 | 耐久性が非常に優れている |
周辺環境によっては耐用年数までもたない場合があります。
耐用年数はあくまで一つの目安として考え、定期的に外壁の状況を確認したり、不安な場合は業者に点検をお願いしたりするようにしましょう。
プロの全体点検を受けて判断
耐用年数はあくまで目安です。外壁の状況を知るには実際にプロに全体点検をしてもらい、状態をチェックしてもらうことが重要です。
経験豊富なプロに点検を依頼し、調査報告を受けてから外壁塗装の工事が必要か判断するようにしましょう。
また、新築の建物の場合には、建物を施工したハウスメーカーや工務店などの建築業者が、「10年点検」などのサービスを実施している場合があります。
このような業者の点検サービスを有効に活用して、全体点検で建物に損傷や問題がないか、隅々まで確認をお願いしておくと良いでしょう。
外壁塗装の目安になる劣化症状
外壁にどんな劣化症状があった場合に外壁塗装を行うべきなのでしょうか?
ここでは、外壁塗装の目安となる劣化症状について解説していきます。
塗料の色が薄くなり色あせている
外壁の塗料の色が薄くなったり色あせているのは、経年劣化の初期症状です。
これは紫外線によって起こることで緊急性はありませんが、今後さらに劣化が進むとひび割れや雨漏りなどの被害が発生する可能性があります。
色あせが目立つようになった場合は、一度外壁塗装業者に相談のうえ、点検してもらうことをおすすめします。
外壁にカビやコケが生えている
外壁にカビやコケが生えている場合には、業者に依頼してバイオ洗浄などの外壁洗浄と外壁塗装をお願いしましょう。
カビやコケには保水性があり、根を外壁内に生やすことで外壁が湿気を含み、劣化を早める原因になります。
特に建物の北面や日が当たらない面は湿気がたまりやすく、カビやコケも繁殖しやすくなります。
劣化が進行すると建物の構造部分が腐食してしまい、大規模な改修工事が必要となりかねません。
また、カビは人体にとっても悪影響があります。
外壁表面に見えている部分のカビやコケだけを取り除くことはできても、外壁内に生えた根までは除去するのが難しいので、被害が深刻になる前に業者に点検とメンテナンスを依頼するようにしましょう。
粉状のものが指に付着するチョーキングがある
外壁を触った際に粉状のものが指に付着することを「チョーキング現象」といいます。
チョーキング現象は紫外線などによって塗膜成分が劣化することで起こり、外壁が劣化しているサインです。
チョーキング現象が発生しているにもかかわらず、そのまま放置してしまうと外壁のひび割れやカビの発生につながります。
チョーキング現象が見られる場合には、早めにメンテナンスをするようにしましょう。
外壁にひび割れがある
外壁に幅が約0.3mm以上のひび割れがある場合は、外壁が劣化しています。
外壁材の継ぎ目や、サッシの外周部には「シーリング」と呼ばれるゴム状の充填剤が塗布されていますが、そこにひび割れが見られる場合も劣化のサインです。
雨水が建物内部に浸食するおそれがありますので、定期的にひび割れがないか確認するようにしましょう。
塗膜の浮きやハガレがある
外壁塗装に浮きやハガレがある場合は、建物を保護する外壁塗装の防水性などの効果が無くなってしまっている可能性が高いです。
外壁塗装業者に点検、調査してもらうようにしましょう。
外壁塗装にかかる期間と費用の目安
次に、外壁塗装にどのくらいの期間と費用がかかるのか、その目安について解説していきます。
外壁塗装にかかるだいたいの期間
一般的な戸建ての場合、外壁塗装の工期は約7日間〜約10日間程度です。
ここでは外壁塗装の基本的な作業工程と、各工程にかかるおおよその期間について紹介します。
1.足場・保護シート設置(工期:約1日)
まずは工事の準備として足場と保護シートを設置します。
また、塗料が飛ばないように車や近隣の建物などに養生を行うこともあります。
2.外壁洗浄(工期:約1日)
高圧洗浄機を使って外壁の表面を洗い流します。
また、カビやコケなどが発生している場合には、薬品なども用いて洗浄を行うのが一般的です。
塗装面の洗浄は塗装の仕上がりに大きく影響しますので、念入りに洗浄を行います。
3.養生・下地処理(工期:約1日)
洗浄が終わると、サッシ周りなど、塗装をしない場所に誤って塗料が付着しないようにビニールシートなどで養生します。
そして、塗装面のひび割れの補修を行い、塗装できる状態まで下地処理を行います。
4.外壁塗装(工期:約3日〜約6日)
外壁塗装は、下塗り・中塗り・上塗りと3回塗装するのが基本です。
各塗りで乾燥させる時間が必要なので、短くても約3日はかかります。
建物の状態や天候によってはさらに工期がかかる場合があります。
5.足場・保護シート撤去(工期:約1日)
塗装が問題なく終われば、足場を解体し保護シートを外します。
最後に養生を取り完工となります。
以上が、外壁塗装の基本的な工程です。
外壁塗装は天候の影響を受けるので、天候不順で工事が順延する場合を想定して予備日が設定されることもあります。
費用は塗装面積によって変わる
外壁塗装にはどの程度費用がかかるのでしょうか?
外壁塗装は、塗装面積や使用する塗料の種類によって大きく変動します。塗料の1平米あたりの費用の相場をまとめてみました。
塗料名 | 費用相場(1平米あたり) |
---|---|
シリコン塗料 | 約2,500円〜約3,500円 |
ウレタン塗料 | 約1,700円〜約2,500円 |
ピュアアクリル塗料 | 約3,500円〜約4,000円 |
フッ素塗料 | 約3,500円〜約5,000円 |
無機塗料 | 約4,500円〜約5,500円 |
延床面積が約30坪の2階建ての住宅の場合、外壁塗装の相場は一般的に約70万円〜約120万円前後かかります。
費用の内訳としては、塗装の材料費:約20%・足場代:約20%・人件費:約30%・その他運営費や諸経費:約30%が目安です。
この相場よりも塗装費用が高すぎたり安すぎたりする場合は、理由を聞いてみると良いでしょう。
また、業者が提示する見積書の書式は様々です。
見積書面上で、工事にかかる金額が「一式」などでまとめられている場合には、具体的な内訳を聞いてみましょう。
優良な業者は見積書の内訳を細かく記載していることが多いです。
しっかり工事の内訳やそれぞれの工事にかかる費用を確認して、納得したうえで工事を依頼することが重要です。
疑問点や不安なことは、工事を依頼する前に必ず解消しておくようにしましょう。
外壁塗装をする際の良い業者の選び方
外壁塗装の仕上がりには、職人の技術力や工事の質が大きく影響します。
間違って悪い業者を選ばないように、ここでは外壁塗装をする際の良い業者の選び方について解説していきます。
地元での実績が豊富にある
地元で外壁塗装の施工実績が豊富にある業者を選びましょう。
施工実績を確認するには、業者のホームページやSNSの発信内容などが参考になります。
もし知り合いや近所で外壁塗装をした方がいれば、評判などを聞いたうえで業者を紹介してもらうと良いでしょう。
資格を持った職人がいる
外壁塗装は、資格がなくても施工ができる工事です。
そのため、資格を持った職人がいるか確認しておくことが大切です。
塗装に関する主な資格としては、塗装の技能検定に合格した人だけが保有できる国家資格の「塗装技能士」があります。
他にも「職業訓練指導員(塗装)」「施工管理技士」「有機溶剤作業主任者」などの資格があります。
職人がそれらの資格を保有しているかどうかを、業者を選ぶ判断基準の一つとしても良いかもしれません。
業者選びで迷った際は、職人の資格の有無も参考にしてください。
ていねいに点検して説明してくれる
点検や調査がていねいで、工事などの説明もしっかりしてくれる業者を積極的に選ぶようにしましょう。
お客様のことをきちんと考えてくれる業者は、ていねいに仕事や接客をするものです。
この業者選びで外壁塗装の仕上がりが決まるといっても過言ではありません。
高額な費用もかかるので、ていねいに対応してくれる業者を選ぶようにしましょう。
アフターメンテナンス制度がある
アフターメンテナンス制度が充実しているかどうかを確認しておくことは非常に大切です。
工事完了直後には気づかなくても、しばらく経ってから気になる点や不具合が見つかる可能性もあります。
その場合でも、アフターメンテナンスが充実している業者だと安心です。
工事を依頼する前にアフターメンテナンスの有無や内容についても、きちんと確認しておきましょう。
複数の業者から相見積もりを取る
外壁塗装の工事は費用がかかる分、1社だけではなく複数の業者から相見積もりを取ってしっかり比較検討することが大切です。
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この記事の監修者プロフィール
2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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