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2022年09月29日更新
フッ素塗料の費用対効果や特徴のメリット・デメリット、人気塗料をご紹介
外壁塗装に使用される塗料の1つであるフッ素塗料の特徴をご存知でしょうか。本記事ではフッ素塗料のメリット・デメリットや、フッ素塗料で費用を抑えて外壁塗装を行う方法などを紹介します。外壁塗装を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
「フッ素塗料の特徴がわからない」「フッ素塗料と他の塗料の違いがわからない」
など、外壁塗装を検討している方には様々な疑問や不安があるのではないでしょうか。
本記事では、フッ素塗料の特徴などの基礎知識からフッ素塗料の人気商品など幅広く紹介しています。
この記事を読むことで、フッ素塗料の特徴やメリット・デメリットを把握できるため、その知識をもとに価格を抑えて自分の希望に合うリフォームができるでしょう。
自分の希望通りのリフォームを低価格で行うためには相見積もりが重要です。
ハピすむでは無料で相見積もりが行えます。
外壁塗装を検討している方はぜひこの記事を最後まで読み、ハピすむを活用してみて下さい。
目次
フッ素塗料の特徴とは?
フッ素塗料とは、原料に蛍石を使用しておりフッ素樹脂が配合された塗料です。
フライパンやアイロンの焦げ付き防止の目的で使用されるなど身近なものにも使用されています。
ここではフッ素塗料の具体的な特徴について紹介します。
耐久性・耐候性が高い
フッ素塗料は耐久性・耐候性に優れており、長い耐用年数を実現しています。
耐用年数は約15年〜約20年と劣化が起こりやすい外壁で長期間に渡って使用可能な塗料です。
フッ素塗料がこの特徴をもつ理由は、フッ素樹脂内の原子間の結合力が強いため、天候の影響を受けて性質変化を起こしにくいからです。
フッ素塗料は耐久性が高く耐用年数が長いため、塗り替えの回数が少なく済み、結果としてトータルコストを抑えることができます。
親水性が高い
親水性とは水と密着する性質です。
この親水性によって、外壁表面に汚れが付着したとしても水が外装塗膜に入り込んで膜状に広げて浮かすため、付着した汚れが落ちやすくなるという特徴があります。
雨水などの水分を利用して汚れを落としてくれるため、メンテナンスの手間も省くことができます。
フッ素塗料は親水性が高いので汚れが付着しにくく、長期間に渡って綺麗な外壁を維持することができます。
藻・コケ・カビに強い
フッ素塗料は防藻性や防カビ性が高く、藻やコケ、カビなどの発生に強いという特徴があります。
外壁に藻やコケなどが発生してしまうと、建物の外観が悪くなるだけでなく、外壁の劣化を早めてしまいます。
これは、藻やコケが外壁に発生すると、藻やコケが吸収した水分が常に付着している状態になるため、外壁に施された塗装が劣化し、防水性を維持できなくなってしまうからです。
外壁塗装において、防藻性や防カビ性は重要です。
耐摩耗性が高い
フッ素塗料は、耐摩耗性が高いという特徴があります。
耐摩耗性が高いことで外壁表面の光沢感を長期間に渡り維持することができます。
たとえば、外壁塗装に用いられる塗料の1つであるシリコン塗料は、約8年〜約10年で光沢が約20%〜約25%減少してしまいますが、フッ素塗料は約15年〜約20年で10%程度の減少で済みます。
外壁の光沢感を維持したいと考えている方にはフッ素塗料がおすすめです。
酸性雨に強い
酸性雨は、コンクリートを溶かして銅像などにサビを発生させるほどの影響を及ぼします。
外壁においては表面を守る塗装自体を分解し、防水効果を低下させるという影響があります。
フッ素塗料は原子間の結合力が強いため、酸性雨に強く、長期間に渡って防水性を維持できるという特徴があります。
酸性雨による塗料の劣化も起きにくいため、綺麗な状態を長期間維持することができます。
紫外線に強く、太陽光で劣化しにくい
フッ素塗料は耐候性が高いため紫外線に強いという特徴があります。
JIS(日本工業規格)によって最も耐候性のレベルが高いとされている塗料はフッ素塗料とシリコン塗料のみです。
外壁塗装に紫外線が与える悪影響は様々で、たとえば色あせやチョーキング現象などの劣化症状が挙げられます。
これらの劣化現象は、塗料に含まれた顔料が分離してしまい、外壁の表面から出てきてしまうために起こります。
フッ素塗料のメリット・デメリット
フッ素塗料の特徴について上記で紹介しました。
ここではフッ素塗料を採用するメリット・デメリットについて紹介します。
フッ素塗料のメリット
耐用年数が長め
フッ素塗料のメリットとして、耐用年数が長いという点が挙げられます。
フッ素塗料の耐用年数は約15年〜約20年であるため、長期間の使用が可能であり、外壁の塗り替え回数を少なくすることが可能です。
他の塗料と比較しても高耐久であるため、耐用年数の長い塗料にしたいと考えている方にはフッ素塗料がおすすめです。
メンテナンス性が高い
フッ素塗料にはメンテナンス性が高いというメリットもあります。
耐用年数が長いことによってメンテナンスの回数も減少するためです。
メンテナンスを行う際には塗料を塗装するだけでなく足場で建物を囲む必要があり、手間がかかります。
このメンテナンスの手間を減らしたいと考えている方にはフッ素塗料がおすすめです。
美しいツヤ・光沢が長持ちする
フッ素塗料は耐摩耗性、親水性に優れているため、美しい光沢やツヤが長持ちするというメリットがあります。
フッ素塗料は表面硬度が高いため、摩擦による表面のすり減りを抑えられます。
さらに親水性が高いため、雨水で付着した汚れを落とすことができます。
そのため美しい光沢やツヤを長持ちさせることが可能です。
長期的なコストパフォーマンスが良い
フッ素塗料は耐久性が高いことから、結果としてメンテナンスの回数も少なく済みます。
メンテナンスの度にかかる塗料代や足場代を節約することが可能であるため、長期的にコストパフォーマンスが良いというメリットがあります。
フッ素塗料は他の塗料と比較すると初期費用はかかりますが、長期的なメンテナンスを考慮に入れると費用面、手間の面でもパフォーマンスの良い塗料です。
フッ素塗料のデメリット
やや価格が高め
フッ素塗料のデメリットとして価格が高いという点が挙げられます。
耐用年数が長いため、長期的に見るとコストパフォーマンスが良い塗料ではありますが、初期費用でかかる金額が大きいため負担になります。
フッ素塗料は他のアクリルやウレタン、シリコン、ラジカルなどと比較しても価格が高く、グレードの高い塗料です。
ツヤありの塗料しかない
フッ素塗料は親水性、耐摩耗性に優れておりツヤ感のある塗料です。
表面の硬度が高いことで、フッ素塗料の強みである耐久性を実現しています。
しかしこの光沢やツヤを消すことはできません。
ツヤのある外壁は安っぽい感じがするなどの理由で好まない方もいるでしょう。
他の塗料はツヤ消し剤を入れることでツヤを抑えることができますが、フッ素塗料ではそのような対応ができないことがデメリットになります。
塗膜が硬くひび割れしやすい
フッ素塗料は塗膜が硬いためひび割れが起きやすいという特徴があります。
この塗膜の硬さによりフッ素塗料は耐久性や耐候性の高さを維持しています。
この塗膜の硬さは外壁の動きと連動しており、外壁にひび割れが生じた際に塗料の接着面に歪みが生じひび割れが起きてしまいます。
そのためモルタルなどの外壁に動きがある下地にはフッ素塗料は相性が悪いといえます。
再塗装が難しい
フッ素塗料には再塗装が難しいという特徴があります。
これはフッ素塗料の高い防汚性が塗料をも付きにくくしてしまうことが原因です。
このような場合は塗膜を剥離剤で除去して下地処理を行う必要があります。
再塗装は難しいですが、再塗装時に再度同じ素材であるフッ素塗料を使用することで密着性を高めることも可能です。
塗膜が新しいと塗料の密着性が悪い
フッ素塗料は防汚性の高さにより、塗膜が新しいと塗料の密着性が悪く、上記で紹介したように新しい塗料を塗装することが難しいというデメリットがあります。
たとえば、フッ素塗料の耐用年数である約15年〜約20年の間に新しい塗料が出て、その塗料に塗り替えを行うという場合には剥離剤を使用しなければ新しい塗料で塗装を行えない可能性があります。
フッ素塗料と他の種類の塗料の性能比較
フッ素塗料には様々な特徴があります。
ここでは他の塗料とフッ素塗料の性能を比較します。
塗料名 | 塗装費用 (1平方メートル) | 耐用年数 |
---|---|---|
ウレタン塗料 | 2,000円〜2,500円 | 約5年〜約10年 |
シリコン塗料 | 2,500円〜3,500円 | 約8年〜約15年 |
アクリル塗料 | 1,000円〜1,500円 | 約3年〜約7年 |
ピュアアクリル塗料 | 3,500円〜5,000円 | 約15年〜約20年 |
フッ素塗料 | 3,500円〜5,000円 | 約15年〜約20年 |
無機塗料 | 4,000円〜5,500円 | 約15年〜約25年 |
ウレタン塗料の特徴
ウレタン塗料はウレタン系樹脂を主成分とした塗料です。
柔軟性、密着性が高い特徴があり高級感のある仕上がりにすることかできます。
弾性が高いため塗膜がしなやかであり、内部でひび割れが起こっても塗膜表面までひび割れが広がりにくいという特徴があります。
しかし紫外線に弱いため劣化が起きやすく、汚れも付きやすいというデメリットも存在します。
シリコン塗料の特徴
シリコン塗料はシリコン樹脂が含まれている塗料です。
外壁塗装において人気の塗料で、親水性や耐候性に優れているという特徴があります。
耐用年数も長く、親水性が高いため長期間にわたって外壁を綺麗な状態で維持することができます。
しかしシリコン塗料は表面が硬く、ひび割れが起きやすいというデメリットがあります。
外壁の素材がコンクリートやモルタルの場合は相性が悪い塗料です。
アクリル塗料の特徴
アクリル塗料はアクリル樹脂を主成分とした塗料です。価格が安く、光沢がある点が特徴的です。
しかしアクリル塗料は耐用年数が短く、現在外壁塗装ではほとんど使用されていません。
例外的に建て替えや引っ越しが近い建物で使用されるケースがあります。
トータルコストを抑えて短いスパンで外壁塗装を行う場合に適した塗料です。
ピュアアクリル塗料の特徴
ピュアアクリル塗料はアクリル塗料と同じアクリル樹脂からできていますが、不純物を取り除いた塗料です。
耐久性や防水性が非常に優れており、高い弾性によってひび割れなどにも対応できるという特徴があります。
しかし汚れが付きやすく、価格が高いというデメリットも存在します。
防水性を重視したいと考えている方にはおすすめの塗料です。
無機塗料の特徴
無機塗料は無機物である鉱物などが配合された塗料です。
耐候性と耐用年数に優れています。
紫外線などの影響を受けて劣化する樹脂成分がほとんど含まれていないことによりこの特徴を実現しています。
無機塗料は親水性にも優れているため、雨水などで汚れを落とすセルフクリーニング機能のある塗料です。
しかし価格が高く、塗膜が高硬度であるためひび割れが起きやすいというデメリットが存在します。
モルタルやコンクリートの外壁には相性が悪い塗料です。
フッ素塗料での外壁塗装の費用相場はどのくらい?
フッ素塗料で一般的な約30坪〜約40坪の建物の外壁塗装を行った場合の費用相場は、約100万円〜約150万円となります。
この金額は建物の塗装面積や、選択するフッ素塗料のグレードによって変動します。
フッ素塗料には水性のものと油性のものがあり、油性のものの方が耐久性が高いという特徴があります。
これも費用が変動する要因となります。
フッ素塗料での外壁塗装を行う場合の工期は、約1週間〜約2週間となります。
工期は天候や気温などによって異なるため、塗装を行う時期によって変動します。
塗装に適しているのは雨が降りにくく乾燥している季節です。
また、足場の設置等に影響する周辺環境や建物の形状等により工期や費用が変動するため事前確認が必要となります。
フッ素塗料のおすすめメーカーと人気商品
フッ素塗料の人気商品がわからないという方もいるのではないでしょうか。
ここではおすすめのフッ素塗料メーカーと人気商品を紹介します。
日本ペイント
日本ペイントの人気商品は下記の通りです。
商品名 | 用途 | 特徴 | 費用目安 (材工価格) |
---|---|---|---|
パワーオーデフレッシュF | 外壁 | 超低汚染性と高耐候性を持つ | 5,220円 |
水性サーモアイウォールF | 外壁 | 赤外線を反射する遮熱性 | 4,640円〜 |
高弾性ファイン4Fセラミック | 外壁 | 既存塗膜を問わずに塗装可能 | 4,670円 |
DANエクセル水性フッ素 | 外壁 | 水性で臭気がない | 7,290円〜 |
1液ファイン4Fルーフ | 屋根 | 4フッ化フッ素による耐候性 | 5,770円 |
日本ペイント「高弾性ファイン4Fセラミック」
日本ペイントの高弾性ファイン4Fセラミックは、既存塗膜が高弾性の場合でも塗装が可能なフッ素塗料です。
耐摩耗性も高く光沢感も特徴的です。
日本ペイント「DANエクセル水性フッ素」
日本ペイントのDANエクセル水性フッ素は、耐汚染性に優れており、建物の美観維持を手助けするフッ素塗料です。
エスケー化研
エスケー化研の人気商品は下記の通りです。
商品名 | 用途 | 特徴 | 費用目安 (材工価格) |
---|---|---|---|
弾性スーパーセラタイトF | 外壁 | 無機とフッ素樹脂の超高耐候性 | 3,340円 |
水性クールテクトF | 外壁 | 近赤外線を反射する遮熱性 | 3,070円 |
プレミアムUVクリヤーF | 外壁 | デザインを活かす表面保護 | 3,170円 |
クリーンマイルドフッソ | 外壁 | 特殊技術による超低汚染性 | 3,060円 |
セラタイトF | 外壁 | 優れた耐候性、耐久性 | 3,380円 |
エスケー化研「弾性スーパーセラタイトF」
エスケー化研の弾性スーパーセラタイトFは、セラミックとフッ素樹脂の結合により、非常に優れた耐候性をもつ塗料です。
特殊設計によって防カビ性にも優れています。
エスケー化研「プレミアムUVクリヤーF」
エスケー化研のプレミアムUVクリヤーFは、高意匠性デザインサイディング保護工法が採用されており、クリアな塗装が可能です。
紫外線カット機能もついており、表面の劣化を抑制することができます。
関西ペイント
関西ペイントの人気商品は下記の通りです。
商品名 | 用途 | 特徴 | 費用目安 (材工価格) |
---|---|---|---|
アレスダイナミックMUKI | 外壁 | 無機有機複合による非常に高い耐候性 | 4,400円 |
セラMフッソ | 外壁 | 耐汚染性に優れるフッ素塗料 | 3,850円 |
アレスアクアセラフッソ | 外壁 | 防カビ・防藻性に優れる | 3,300円 |
セラMフッソ弾性 | 外壁 | 弾性によりモルタル外壁に最適 | 4,900円 |
アレスダイナミックMUKI | 屋根 | ダイナミックレジン結合による塗膜形成 | 4,400円 |
関西ペイント「アレスダイナミック」
関西ペイントのアレスダイナミックは、塗膜の劣化を防ぐ紫外線に強いフッ素塗料です。
耐候性が特徴的で外壁を長期的に保護することができます。
関西ペイント「セラMフッソ」
関西ペイントのセラMフッソは、撥水性の塗膜ではなく親水性の高い塗膜となっており、雨水が汚れを浮かすセルフクリーニング機能の付いたフッ素塗料です。
フッ素塗料をおすすめしたい方のタイプ
フッ素塗料にはメリット・デメリットが存在します。
ここではフッ素塗料をおすすめしたい方のタイプについて紹介します。
長い目で見て外壁塗装費用を抑えたい方
フッ素塗料は長い目で見て外壁塗装の費用を抑えたい方におすすめの塗料です。
上記でも触れた通り、フッ素塗料は耐久年数が長くメンテナンスの回数が少なく済むという特徴があります。
そのため、メンテナンスの際にかかる塗料の費用や足場代を少なく済ませることができ、長い目で見た時に費用を抑えて塗装が可能です。
初期費用はかかりますが、メンテナンスの手間を減らすことができます。
外壁をツヤや光沢のある仕上がりにしたい方
フッ素塗料は耐摩耗性や親水性が高いため、艶や光沢のある外壁にすることが可能です。
どのような塗料でも光沢感を出すことは可能ですが、年数が経過するにつれてその光沢は失われてしまいます。
フッ素塗料であれば光沢が長続きするため、機能性のみならず見た目も重視したいと考えている方にはおすすめの塗料です。
10年以上建物を手放さない方
フッ素塗料は耐久性が非常に高いため、耐用年数も非常に長くなっています。
そのため、建物を今後10年以上手放す予定のない方にはフッ素塗料がおすすめです。
フッ素塗料の耐用年数は約15年〜約20年と非常に長いため、長期的に塗装のトータルコストを考えたときに10年未満で建物を手放す場合は損をしてしまう可能性があります。
大きい家にお住まいの方
フッ素塗料は耐久性能が非常に高く、耐用年数も長い塗料です。
広く大きい家に住んでいる場合はメンテナンスの回数が多ければ多いほど費用がかかるため、大きい家にお住まいの方にはフッ素塗料がおすすめです。
メンテナンスの回数を少なくし、長期的に費用を削減するという目的においてフッ素塗料は優れた塗料です。
初期費用はかかりますが、広い家にお住まいの方はフッ素塗料を検討してみてください。
フッ素塗料での塗装がおすすめな箇所
フッ素塗料で塗装をするのに適している箇所を知りたいという方もいるでしょう。
ここではフッ素塗料での塗装がおすすめな箇所を紹介します。
屋根や南向きの建物
フッ素塗料は、屋根や南向きの建物を塗装する際に適しています。
フッ素塗料は耐候性と耐久性に優れているため、日当たりが良く紫外線の影響を受けやすい屋根や南向きの建物に適しています。
紫外線は塗料に含まれている顔料の結合を切断し、色褪せやチョーキングの原因となるため、塗料中の原子間の結合が強いフッ素塗料が適しています。
軒天・雨樋
軒天や雨樋は風雨の影響を受けやすく、劣化が起きやすい箇所です。
劣化の原因から保護するため、フッ素塗料で塗装を行うことがおすすめです。
また、軒天や雨樋は外壁ほど大きい塗装面積ではないため塗装面積が少なく、費用を抑えることができます。
塗装可能な外壁材の種類
フッ素塗料と相性の良い外壁材が存在します。
ここでは塗装が可能な外壁材の種類を紹介します。
サイディング
サイディングは、外壁部分はフッ素塗料との相性の問題はありませんが、外壁材のつなぎ目のシーリング部分はフッ素塗料との密着性が悪いためひび割れを起こしてしまう可能性があります。
サイディングにフッ素塗料を使用する際には、対策として塗装を行った後にシーリングを後打ちする方法が一般的です。
モルタル
フッ素塗料は表面が高硬度で追従性が低いため、ひび割れを起こしやすいという特徴があります。
モルタルなどの動きがある素材では塗料もひび割れを起こしてしまいます。
モルタルにフッ素塗料を塗装する際は、弾性の高いフッ素塗料を使用して塗装を行うなどの対策をとると良いでしょう。
ALC
ALCの外壁材は総合力に優れていますが、耐候性が弱いという特徴があります。
フッ素塗料は耐候性に優れており、耐久力も十分なためALCの外壁材と相性が良いです。
しかしデメリットとしてALCもフッ素塗料も高額であるという点があります。
機能性重視の方にはALCとフッ素塗料の組み合わせがおすすめです。
コンクリート
コンクリート外壁は耐久性に優れていますが、耐候性が低く雨水の浸透によってカビや藻が発生してしまう可能性があります。
そのため耐候性に優れたフッ素塗料と相性が良いです。
コンクリートもモルタルと同様に動きのある外壁材でありひび割れが起きてしまう可能性があるので、弾性のフッ素塗料を使用する必要があります。
トタン
トタンは薄い鉄板に亜鉛メッキを加工した素材で、外壁や屋根に使用されるケースがあります。
軽量で価格が安いという特徴がありますが、耐久性や耐候性が低く雨水で錆びやすいとい素材です。
フッ素塗料は耐久性と耐候性に優れているため、雨水から保護して錆を防止することができ相性が良いです。
フッ素塗料での外壁塗装の費用を抑える方法
フッ素塗料は魅力的だが、費用が高いと感じている方もいるでしょう。
ここではフッ素塗料での外壁塗装の費用を抑える方法を紹介します。
屋根などと同時に塗装する
外壁塗装と屋根を同時に塗装することで、費用を抑えて塗装を行うことができます。
これは工事の際にかかる足場代の支払いが一度で済むためです。
屋根も外壁もいずれは塗装を行わなければならないため、まとめて行うことで足場代を1回分浮かすことができます。
まとまったお金が必要にはなりますが、長期的には費用を抑えることができるためおすすめです。
劣化や破損が激しくなる前に再塗装する
外壁塗装は劣化や破損が激しくなる前に再塗装を行うことで費用を抑えることができます。
塗装を先延ばしにし劣化や破損が起きてしまうと、その部分の補修費用が追加でかかってしまいます。
耐用年数を超え防水性や耐久性の低下した塗料では外壁を適切に保護することができないため、劣化が進んでしまいます。
費用を抑えて塗装を行いたいと考えている方は劣化が進む前に塗装を行いましょう。
塗装費用の見積もりを比較する
費用を抑えて工事するために塗装費用の相見積もりを取るという方法も重要です。
相見積もりとは、塗装業者から同一条件で見積もりを複数揃えて比較することです。
これによって塗装業者の違いが明確になります。
塗装を依頼する業者によって見積もり金額は異なるため、複数の業者から見積もりを取った方が自身の希望に合った金額で工事を行える可能性が高まります。
また、相見積もりを取ることで業者間で価格競争が起きるという特徴もあります。
外壁塗装で失敗しないためには、相見積もりは非常に重要です。
ハピすむでは無料で相見積もりを取ることができます。
費用を抑えて外壁塗装を行いたいと考えている方は、ぜひ活用してください。
外壁リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた外壁リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
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後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
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この記事の監修者プロフィール

atelier comado
岩本 祐子 大学卒業後、建築設計事務所にて主に住宅、公共建築、店舗、マンションの設計に10年以上関わる。
住宅においては、基本設計から監理業務まで一連のフローに携わる。
その後大手インテリア関連企業にて7年間インテリアとリノベーションをメインに業務の幅を広げる。
現在代表をしているatelier comadoでは、インテリアコーディネート、リノベーション、住宅設計をメインに活躍中。

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