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2022年09月29日更新

無機塗料とは?他の塗料との違いやメリット・デメリット、塗装費用を解説

無機塗料の特徴やメリット・デメリットはご存じでしょうか。本記事では、無機塗料と有機塗料の違いなどの基礎知識から、無機塗料の人気商品など幅広く紹介します。外壁塗装を検討している方や無機塗料に疑問がある方は、ぜひチェックしてみてください。

「無機塗料とはどんな塗料?」「無機塗料は高額なの?」

上記のように無機塗料について疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。

本記事では、有機塗料と無機塗料の違いや無機塗料の費用相場などの基礎知識から、無機塗料の注意点などを幅広く紹介しています。

この記事を読むことで、無機塗料についての知識が付くため、外壁塗装の塗料選びをスムーズに進めることができるでしょう。

外壁塗装を検討している方や無機塗料について疑問を持っている方は、ぜひチェックしてみてください。

無機塗料とは?

無機塗料とは無機物の鉱物などが配合されている塗料です。

耐候性と耐久性に優れているため耐用年数が非常に長いという特徴があります。

これは紫外線や雨水などで劣化する有機成分がほとんど含まれていないためです。

しかし他の塗料と比較すると高額となっています。

また、耐久性を維持する塗膜が硬度であるため、外壁にひび割れが起きると、塗膜もひび割れてしまうという特徴もあります。

無機塗料と有機塗料の違いとは?

有機塗料は化学成分が含まれている塗料であり、無機塗料は主に鉱物などの無機物で作られている塗料です。

有機塗料には合成樹脂が含まれており、アクリル塗料やウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料などが代表的です。

一方、無機塗料は鉱物が主成分ではありますが、塗装した際に外壁に馴染むように合成樹脂が混ぜられています。

つまり有機塗料と無機塗料は有機物である化学物質が使用されている量が異なるため、劣化のスピードが異なります。

無機塗料のメリット

無機塗料のメリットがわからないという方もいるでしょう。

ここでは無機塗料のメリットを紹介します。

耐久性・耐候性が高い

無機塗料には耐久性・耐候性が高いというメリットがあります。

これは主成分である無機物が劣化を起こしにくいためです。

塗料に含まれる有機物は紫外線などの影響で劣化が進みます。

しかし、無機塗料は有機物の含有量が少ないため、長期的に色やツヤを維持することができます。

藻・コケ・カビが付着しにくい

無機塗料は、藻やコケ、カビが付着しにくいという特徴があります。

カビなどの餌となる塵や埃は静電気が原因で外壁に付着しますが、無機塗料に含まれている無機物には静電気が発生しにくいという特徴があります。

それにより、有機塗料と比較してゴミなどの汚れが付着しにくいため、藻やコケが発生しにくくなっています。

汚れが付着しにくく、メンテナンス性が高い

上記でも触れたとおり、無機塗料は有機塗料と比較して静電気が発生しにくいため外壁に埃や塵などの汚れが付着しにくいという特徴があります。

親水性もあるので表面についた汚れは雨水等により流してくれる性質も持ち合わせています。

そのため外壁のメンテナンスの頻度も少なくすむというメリットがあります。

燃えにくい

無機塗料は無機物である鉱物などを主成分としているため、有機塗料と比較して燃えにくいという特徴があります。

この不燃性は無機塗料の特徴であり、有機塗料に勝る点となります。

しかし無機塗料も完全に無機物で構成されているのではなく、有機物も含んでいます。

そのため、完全に燃えないというわけではない点に注意が必要です。

無機塗料のデメリット

無機塗料のデメリットを知りたいという方もいるでしょう。

ここでは無機塗料のデメリットを紹介します。

デメリットを把握した上で塗料を比較検討しましょう。

費用が高め

無機塗料は優れた耐久性や耐候性、耐汚染性を実現するために、無機物が主成分です。

これによって無機塗料は有機塗料と比較すると費用が高い傾向にあります。

費用相場としては有機塗料のフッ素塗料よりも高くなっています。

仕上げ方や工程によっても金額は変わってきますが、無機塗料は一般的な塗料の中でも最もグレードの高い塗料であるといえます。

ひび割れしやすい

無機塗料は、硬い材質であり弾性が乏しい傾向にあります。

この特徴によってひび割れしやすいというデメリットがあります。

特に建物にひび割れが生じた場合に外壁に密着している塗料もひび割れを起こしてしまうケースが多いです。

外壁材にひび割れを起こしやすいモルタルやコンクリートを使用している場合は、無機塗料以外の塗料をおすすめします。

塗料の扱いが難しい

無機塗料は塗料の扱いが難しく、塗装を行う業者の技術力が低いと数年で剥がれてしまいます。

塗装には高圧洗浄から下地処理、下塗り、中塗り、上塗りなど複数の工程があり複雑です。

この工程でミスをしたり塗料の希釈率を誤ったりすると、塗料は耐久力など本来の性能を発揮できずに剥がれてしまいます。

再塗装が難しいケースもある

無機塗料は再塗装が難しいケースがあります。

これは無機塗料の表面に汚れが付きにくいというメリットの反面、塗料もうまく付着せずに剥がれてしまいやすいためです。

再塗装を行う際は、下地処理や高圧洗浄をしっかりと行ってから塗料を付着させる必要があります。

また、中には再塗装ができないケースも存在するため注意が必要です。

ツヤ消しできる商品が少ない

外壁にツヤがあると安っぽくなってしまうため、ツヤ消しを行いたいと考えている方もいるでしょう。

しかしツヤがない無機塗料は2022年現在販売されておらず、ツヤを消すためにはツヤの調整剤を使用するしかありません。

また、ツヤ消しを行うことで塗りむらが発生しやすくなるため、ツヤがないほど汚れやすく、耐久性が低下してしまいます。

木製の素材への塗装に不向き

無機塗料は木材などの素材には適していません。木材は水分を吸収、発散しそれによって膨張、収縮を繰り返すため、塗膜が硬度である無機塗料は塗ることができません。

塗料と外壁材には相性があり、無機塗料は塗ることができる外壁に制限がある点がデメリットといえます。

無機塗料の費用相場と工期

無機塗料で約30坪の戸建ての外壁塗装をした場合の費用相場は、約90万円〜約120万円です。

無機塗料は他の塗料と比較して高額であるという特徴があります。またこの金額は建物の塗装面積によって異なります。

無機塗料の価格相場は平方メートル単価で約4,500円〜約5,000円で、他の有機塗料などと比較すると高額です。

また一般的な外壁塗装の工期は約1週間〜約2週間とされています。

ただし、天候や気温などの影響で塗料の乾き方が変わるため工期は変動する可能性があります。

また、足場の設置等に影響する周辺環境や建物の形状等により工期や費用が変動するため事前確認が必要となります。

なお、外壁塗装の工期と費用は依頼する業者によって異なるため、見積もりを複数比較する相見積もりが重要です。

無機塗料以外の塗料との価格と性能の比較

無機塗料の様々な特徴を紹介してきましたが、他の塗料と比較したいと考えている方もいるでしょう。

ここでは無機塗料とその他の塗料を比較します。

塗料名塗装費用の目安
(1平方メートル)
耐用年数
アクリル塗料1,000円〜1,500円約3年〜約7年
ウレタン塗料2,000円〜2,500円約5年〜約10年
シリコン塗料2,500円〜3,500円約8年〜約15年
ピュアアクリル塗料3,500円〜5,000円約15年〜約20年
フッ素塗料3,500円〜5,000円約15年〜約20年
無機塗料4,000円〜5,500円約15年〜約25年

無機塗料おすすめメーカーと人気商品

ここでは無機塗料のオススメメーカーと人気商品を紹介します。

日本ペイント

日本ペイントは1881年創立の老舗塗料メーカーです。

建築用の塗料のみならず自動車用塗料や船舶用塗料など様々な塗料を販売しています。

日本だけではなく世界でも活躍する塗料メーカーです。

日本ペイント「アプラウドシェラスターNEO 水性」

日本ペイントのアプラウドシェラスターNEOは紫外線に非常に強いという特徴を持っており、超高耐候性を持つ塗料として最高ランクに位置している塗料です。

汚れにも強く、オプションで「クリスタコート」というコーティングを重ね塗りすることによって更なる低汚染効果を期待できる商品です。

無機塗料では難しいとされるモルタルやコンクリート等の下地にも対応でき、様々な建物に使用できる特徴もあります。

日本ペイント「ハナコレクション500コート 水性」

画像出典:日本ペイント

日本ペイントのハナコレクション500コートは、超低汚染性を持つ無機塗料です。

また汚れが付いたとしても落ちやすい超親水性を持っており、外壁を美しい状態で維持するために必要な機能が揃った塗料です。

関西ペイント

関西ペイントは1918年創立の塗料メーカーです。

建築用の塗料や工業用塗料、防食用塗料など様々な塗料を扱う総合塗料メーカーとして活躍しています。

関西ペイント「アレスダイナミックMUKI」

画像出典:関西ペイント

関西ペイントのアレスダイナミックMUKIは、超耐候性と超低汚染性の無機塗料です。

ラジカル抑制技術の耐候性機能とダイナミックレジン結合技術の付着力によって、耐久性を最大限に高めています。

関西ペイント「RSプラチナMUKI」

関西ペイントのRSプラチナMUKIは、無機有機ハイブリッド樹脂を使用しており、フッ素樹脂に勝る耐久性を持っています。

弱溶剤なので寒冷地でも使用できる無機塗料です。

アステックペイント

アステックペイントは、遮熱塗料シェアで2019年~2021年と3年連続1位を獲得している国内塗料メーカーです。

また低汚染塗料にも強みを持っており、美しい外壁を維持することができる商品を販売しています。

アステックペイント「超低汚染リファイン1000Si-IR」

アステックペイントの超低汚染リファイン1000Si-IRは建物の美しい外観を保持する機能に優れた無機塗料です。

独自の技術によって汚染物質の付着しにくい塗膜を実現しています。

アステックペイント「無機ハイブリッドウォールJY」

アステックペイントの無機ハイブリッドウォールJYは無機成分が約60%配合されており、紫外線からの影響を受けにくいという特徴があります。

また親水性にも優れており、汚れが付着しても雨水などで流すことが可能です。

無機塗料で外壁塗装するときの注意点

メリットの多い無機塗料ですが、外壁塗装を行う際には注意点があります。

ここでは無機塗料で外壁塗装を行う際の注意点を解説します。

無機塗料に含まれる有機塗料の割合に規定はない

無機塗料は鉱物などの無機物を主成分としており、耐久性や耐候性が高いという特徴があります。

しかし無機塗料には有機物も含まれています。

この有機物に割合の規定はないため、有機物の多く含まれている無機塗料にした結果、期待していた耐久性を発揮しないケースがあるため注意が必要です。

無機塗料も劣化する

上記に関連して、無機塗料でも外壁に馴染むように樹脂などの有機物を含んでいるため、完全に劣化しないわけではありません。

有機塗料と比較して劣化しにくいという特徴はありますが、完全にメンテナンスが必要ない塗料ではないため注意が必要です。

30年以上もつという保証はない

無機塗料は特徴として耐久性や耐候性に優れているため、30年以上もつケースなどが紹介されていることもありますが、確実に30年もつという保証はありません。

外壁の劣化はその建物の周辺環境によって進行スピードが大きく異なります。

紫外線や雨水が当たりやすい箇所や、湿度の高いところや沿岸なども劣化の進行が早いです。

そのため耐用年数の長い塗料を希望している場合は、周辺環境を加味して塗料選びを行う必要があります。

無機塗料の活用が向いている方とは?


無機塗料について把握はできたものの、自分に適しているかどうか判断できないという方もいるでしょう。

ここでは無機塗料の活用が向いている方の特徴を紹介します。

外壁の美しい外観を長く維持したい

外壁の美しい外観を長く維持したいと考えている方には、無機塗料がおすすめです。

無機塗料は耐候性や耐久性の高さが特徴です。

塗料の色褪せの原因となる紫外線にも強く、埃や塵が付きにくい無機塗料は、外壁を美しい状態で長期間維持することができます。

藻・コケ・カビの付着しやすい地域に住宅がある

藻やコケ、カビの付着しやすい地域である川沿いや日当たりの悪い場所、森林の周辺などにお住まいの方には無機塗料がおすすめです。

無機塗料はカビなどの栄養源となる埃や塵などが付着しにくいだけでなく、防カビ機能を持っているためカビなどの発生を防ぐことができます。

メンテナンス性を重視する方

外壁のメンテナンス性を重視したいと考えている方には、無機塗料がおすすめです。

無機塗料は耐用年数が他の塗料と比較して長いため、メンテナンスの回数も少なくすませることができます。

メンテナンス回数が少ないことで塗装の手間を削減できるほか、塗装のたびにかかる足場代などのコスト面でも無機塗料は優れています。

塗装費用にコストをかけられる方

外壁の塗装時にコストをかけることができる方には無機塗料がおすすめです。

無機塗料は高額であるため初期費用はかかりますが、長期的にはメンテナンス頻度が少なくすむためコストパフォーマンスは良い塗料です。

しかし、高額な費用をかけたのにもかかわらず、無機塗料を適切に扱えない業者に依頼をしてしまうと数年で塗料が剥がれてしまう可能性がある点には注意が必要です。

業者選びの際は相見積もりの取得や施工実績の確認をしましょう。

まとめ

無機塗料は高額で初期費用がかかりますが、非常に高機能の塗料です。

しかし外壁材との相性によっては無機塗料の性能を引き出せない可能性もあります。

外壁塗装の塗料を選択する際には、外壁と塗料との相性や自分の希望を考慮に入れて判断するようにましょう。

また、外壁塗装を依頼する業者選びも重要です。

施工実績の確認と相見積もりを行い、後悔のないリフォームを行いましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】岩本祐子

atelier comado

岩本 祐子

大学卒業後、建築設計事務所にて主に住宅、公共建築、店舗、マンションの設計に10年以上関わる。
住宅においては、基本設計から監理業務まで一連のフローに携わる。
その後大手インテリア関連企業にて7年間インテリアとリノベーションをメインに業務の幅を広げる。
現在代表をしているatelier comadoでは、インテリアコーディネート、リノベーション、住宅設計をメインに活躍中。

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