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2022年10月06日更新
カーポートリフォームを失敗しないためのポイントを解説
大切な車を雨風などから守るためには、カーポート取付のリフォームがおすすめです。この記事ではカーポートリフォームを失敗しないためのポイントや、カーポートの種類やメリット・デメリット、メーカーごとの特徴について詳しく解説していきます。
大切な車を太陽の紫外線や雨風から守るためには、カーポート取付のリフォームがおすすめです。
特に雨天時には、雨にぬれず車に乗り降りできるので、非常に便利です。
カーポートにはさまざまな種類と特徴があります。
カーポートリフォームは、希望の条件や取り付ける敷地の形状、車の大きさなどによって最適なカーポートに違いがあるため、非常に難しいリフォームです。
この記事ではカーポートリフォームを失敗しないために、カーポートの種類やメリット・デメリット、そしてメーカーごとの違いや特徴について詳しく解説していきます。
カーポートのリフォームを検討している方には参考になる内容ですので、ぜひご覧ください。
カーポートの種類
ここではカーポートの種類について解説していきます。
それぞれのカーポートの種類や特徴をしっかり理解すると、環境や敷地に適したカーポートを選べます。
カーポートリフォームを失敗しないために、それぞれのタイプの特徴をしっかり確認しておきましょう。
片流れタイプ
片流れタイプは、左右どちらか片側に支柱が2本から3本あり、その支柱で屋根を支えるタイプです。
片流れタイプは、主に車を1台駐車する場合に多く選ばれます。
スペースが狭い敷地でも取り付けやすく、カーポートの主流タイプとして施工実績も豊富です。
支柱の数も最小限で済むため、駐車の際の圧迫感は少なく、すっきりとした印象です。
費用が他のタイプよりも安価で施工期間も短いですが、片側のみで屋根を支えるため、耐久性は少し劣ります。
また風の影響で屋根先が多少揺れることもあります。
対応可能幅は、一般的に耐久性を保つことができる約3mまでです。
両支持タイプ
両支持タイプは、両側に支柱を立てて屋根を支える構造で、車を2台横に並べて駐車したい
という場合によく採用されます。
両側に柱があるため耐久性に優れており、積雪の多い地域や台風がよく通過する地域におすすめのタイプです。
柱が両側にあるので、車の入出庫や駐車の際に注意する必要があります。
また、車のドアの開閉スペースを考え、余裕のあるサイズにしておくと安心です。
M合掌タイプ
M合掌タイプは片流れタイプを2つ取り付けて、中央で連結させるタイプです。
両支持タイプとの違いは、連結しているかどうかという点です。
支柱と屋根の形がアルファベットのMに見えるので、M合掌タイプと呼ばれています。
M合掌タイプは左右異なるサイズのカーポートを組み合わせることも可能で、敷地に合わせて柔軟に対応できます。
しかし連結するのに部材と手間が必要な分、両支持タイプよりも費用がかかる点がデメリットです。
3台以上駐車したい場合や、台形などの異形な土地にサイズ違いを連結して設置したい場合は、多くの場合M合掌タイプが採用されます。
Y合掌タイプ
Y合掌タイプは、1台用の片流れタイプを背中合わせで2つ設置するタイプで、車を2台駐車したい場合に選ばれます。
屋根と支柱の形がアルファベットのYに見えるため、Y合掌タイプと呼ばれています。
Y合掌タイプもM合掌タイプと同様に、サイズ違いの組み合わせが可能です。
支柱が中央にまとめられているため、両サイドは非常に開放感があり、スムーズに駐車できます。
敷地の形状や水道管などの埋設物による干渉の問題によって、両支持タイプやM合掌タイプの施工が難しい場合もあります。
しかし省スペースなY合掌タイプなら設置可能なケースは多いでしょう。
Y合掌タイプは片流れタイプを背中合わせで2つ設置している構造により、両支持タイプやM合掌タイプに比べると強度や耐久性が劣ります。
支柱がまとまっている中心部に負荷が集中するので、支柱が劣化しやすくなったり、コンクリートの土台にひび割れが発生したりする可能性があります。
雨が多い地域では、Y字の中央部分に水がたまりやすくなるのであまり向きません。
台風などがよく通過する地域では、風の影響を受けやすく飛ばされる危険性もあるため注意しましょう。
後方支持タイプ
後方支持タイプは、屋根を支える支柱を後方にまとめたタイプです。
支柱が前にないので開放的な印象を与えます。
車の入出庫の際に支柱が邪魔にならず、スムーズな駐車や車の乗り降りが可能で、車の運転が苦手な方にもおすすめです。
後方支持タイプのデメリットは、商品のバリエーションが少なく、他のタイプより費用が高いところです。
また、強度を保つために他のタイプよりも基礎を大きくする必要があります。
そのため、限られた敷地では水道管などの埋設物が干渉してしまい、施工ができないケースもあります。
施工可能かどうか事前に確認するか、プロのリフォーム業者に調査してもらうと良いでしょう。
縦連棟タイプ
縦に2台駐車する場合に設置するのが縦連棟タイプで、一般的に片流れタイプを連結させて設置します。
車を横並びする間口寸法が確保できない場合などに選ばれるタイプです。
他にも横2台と縦2台の両支持タイプの連棟で、4台タイプなどもあります。
縦連棟タイプは前の車を出庫しないと後ろの車を出庫できない縦列駐車の形になるため、使い勝手は悪くなります。
対応可能幅は2台の場合は約3.5mまで、4台タイプの場合は約6mまでが一般的です。
カーポート屋根の素材と特徴
カーポートの屋根に使われている素材にもさまざまな種類があります。
それぞれの特徴について詳しく解説していきます。
熱吸収ポリカーボネート
ポリカーボネートとはプラスチック素材で、一定の太陽光線を透過するにもかかわらず、紫外線をほぼ100%カットすることが可能です。
ポリカーボネートは透明プラスチックのなかでも衝撃強度が非常に高く、カーポートの屋根材で数多く採用されています。
耐防火性が優れているポリカーボネートに、熱線吸収機能を加えた上位互換の素材が熱吸収ポリカーボネートです。
熱吸収ポリカーボネートは高い遮熱効果があり、カーポートに停めている車の車内温度の上昇を抑えるので、夏場に大きな効果を発揮します。
色や形のバリエーションも豊富で、数多くの施工実績があります。
劣化しにくく、施工しやすいところも大きなポイントです。
FRP(繊維強化プラスチック)
FRPとは「Fiber-Reinforced Plastics」の略で、プラスチックにガラスなどの繊維を加えて強度をより高めた、繊維強化プラスチックのことです。
ガラス繊維が入っているので、日差しが入ってもすりガラスのような柔らかい印象にしてくれます。
また、防火性能にも優れているので、準防火地域などに指定されている地域でも使用可能です。
費用はポリカーボネートよりも高くなります。
アルミ板
アルミ板はアルミニウムで作られた屋根材です。
強度と耐久性に優れており、素材の性質上軽量でさびにも強いので、海辺沿いなどによく使われます。
防火性にも優れており直射日光を100%遮るので、大切な車を保護してくれる反面、カーポート内が暗くなります。
アルミ板のデメリットは軽量のため耐荷重性は低く、積雪地域などには不向きなところです。
ガルバリウム
スチール折板の素材としてガルバリウム鋼板は良く使われ、高い強度が特徴です。
耐荷重性や遮熱性も高く、積雪地域や風が通る場所によく使われます。
見た目に重厚感があり、非常に長持ちする反面、アルミ板と同様に日光への透過性がないので、カーポート内が暗くなるデメリットがあります。
ガルバリウムは他の屋根材よりも費用はかかりますが、設置後のメンテナンスの手間や費用はあまりかかりません。
カーポートリフォーム相場
カーポートのリフォーム費用はどれくらいかかるのでしょうか。
まずはカーポートのリフォームにかかる工事内容と費用相場をまとめてみました。
項目 | 費用相場 |
---|---|
カーポート本体価格(1台用) | 約30万円 |
カーポート本体価格(2台用) | 約60万円 |
カーポート取付費 | 約10万円 |
コンクリート打設費(1台用) | 約40万円 |
コンクリート打設費(2台用) | 約60万円 |
フェンス取付費(本体価格込み) | 約15万円 |
他にもコンクリートの目地の処理や車止めの設置などで費用がかかる場合があります。
そしてここからは、カーポートの一般的な費用相場について解説していきます。
片流れタイプ
片流れタイプは、カーポートのなかでは比較的安価なタイプです。
本体価格は約10万円から約30万円かかります。
別途施工費用として約5万円から約10万円かかりますので、総額の費用相場は約15万円から約40万円です。
カーポート接地面にコンクリートを打設したり、砕石を敷いたりする場合は追加費用がかかります。
また、オプションを追加したり柱の高さを変更したりした場合も追加費用が必要です。
積雪地域や機能性が高い商品を選んだ場合は、追加で約15万円前後かかる商品もあります。
商品の特徴をしっかり確認して費用を比較するようにしましょう。
両支持タイプ
両支持タイプの場合は、本体価格が約20万円から約50万円、施工費用が約10万円で、総額の費用相場は約30万円から約60万円です。
車3台用の場合は、2台用の1.5倍程度かかるので、約50万円から約90万円かかります。
デザイン性や機能面を重視した商品を選んだ場合は、さらに追加費用が必要です。
M合掌タイプ
M合掌タイプの場合は、本体価格が約20万円から約70万円、施工費用が約10万円で、総額の費用相場は約30万円から約80万円です。
M合掌タイプは組み合わせるカーポートのサイズやデザインなどで金額は大きく変動します。
敷地に応じて特注の商品を使用する場合も追加で費用がかかるため、リフォーム業者に見積もりを依頼して確認してみましょう。
Y合掌タイプ
Y合掌タイプの場合は、本体価格が約20万円から約50万円、施工費用が約10万円で、総額の費用相場は約30万円から約60万円です。
Y合掌タイプもM合掌タイプと同様に、組み合わせる商品によって金額が大きく変わります。
後方支持タイプ
後方支持タイプの場合は、本体価格が約30万円から約60万円で、施工費用が約10万円で、総額の費用相場は約40万円から約70万円です。
後方支持タイプは屋根を後方で支える構造上、他のタイプよりも費用が高くなってしまいます。
縦連棟タイプ
縦連棟タイプの場合は、本体価格が約15万円から約50万円、施工費用が約10万円で、総額の費用相場は約25万円から約60万円です。
以上、それぞれのタイプにおける費用相場について解説しました。
なお、紹介した費用相場はあくまで目安となり、土地の形状やメーカーなどによって実際の工事費用は変動します。
また、カーポートのデザインや機能性、サイズやカーポート屋根の種類によっても大きく変わりますので注意しましょう。
実際にどのくらい費用がかかるか知りたい場合は、リフォーム業者に見積もり依頼をしてみましょう。
1社だけでは見積もりの金額が適正かどうか判断することが難しく、リフォーム業者によって提示金額も異なるので、複数のリフォーム業者をしっかり比較検討することが大切です。
1社1社見積もりを依頼するのは手間と時間がかかり面倒だという方は、リフォーム一括見積もりサイトの「ハピすむ」を活用してみてはいかがでしょうか。
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ハピすむには、厳正な加盟審査を通過した優良なリフォーム会社が加盟しているので、納得いくまでリフォーム会社を比較検討できます。
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おすすめカーポートメーカー3選
ここではおすすめのカーポートメーカーを3社ピックアップしました。
それぞれの会社の特徴や、その会社のカーポートの商品を1つ選んで詳しく解説していきます。
YKK AP
「YKK AP」は窓サッシで有名な大手アルミ建材メーカーですが、カーポートなどのアルミ製品の製造も手がけています。
YKK APはコストパフォーマンスの高さと強い強度を大きな売りにしています。
デザインを重視したモデルも展開しており、カーポートの種類も豊富です。
YKK AP「エフルージュ FIRST」
商品名 | エフルージュ FIRST |
---|---|
商品価格 | ¥290,730〜(税込) |
おすすめポイント |
|
対応サイズ(幅×長さ) | 2,422mm×5,502mmから対応 |
「エフルージュ FIRST」は品質・デザイン・使いやすさの基本要素を見直して、徹底的に考えて作られた商品です。
敷地にぴったりフィットするように屋根を加工できたり、メンテナンスの手間がなるべくかからないように工夫されています。
長く安心して使えるように素材にこだわり、次世代スタンダードの完成形と位置づけされた商品です。
カインズ
「カインズ」は、エクステリア事業も展開しているホームセンターで、シンプルかつリーズナブルなカーポートを多く揃えています。
建物や風景と調和したスタイリッシュなデザインが特徴で、標準工事費込みの価格で販売しています。
カインズ「VICポートαⅡ」
商品名 | VICポートαⅡ |
---|---|
商品価格 | ¥125,000〜(税込・標準工事代込) |
おすすめポイント |
|
対応サイズ(幅×長さ) | 2,400mm×5,052mmから対応 |
「VICポートαⅡ」は屋根材にポリカーボネート板を採用しており、落ち着いたデザインが印象的なカーポートです。
カラーバリエーションは3種類から選択可能で、オプションでサイドパネルなども取り付けられます。
本体価格と標準工事を合わせて12万5千円から施工ができるのは非常に魅力的です。
しかし、コンクリートのハツリ工事・残土処理・土間コンクリート打ちなどの工事料金は別途必要となるので注意しましょう。
リクシル
「リクシル」はアルミ建材では国内トップシェアを誇っており、そのノウハウを活かしてさまざまな新しい商品を開発している大手メーカーです。
豊富なオプション、そしてサイズやカラーなどのバリエーションが非常に充実しています。
リクシル「ネスカ R」
商品名 | ネスカ R |
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商品価格 | ¥257,290〜(税込) |
おすすめポイント |
|
対応サイズ(幅×長さ) | 2,400mm×4,980mmから対応 |
「ネスカR」は、どんな車や敷地にも対応できる豊富なバリエーションとオプションが魅力のカーポートです。
柱の高さは3つのバリエーションがあり、車高が高い車にも使用可能で、敷地に応じて「M合掌タイプ」「Y合掌タイプ」「縦連棟タイプ」として使えます。
屋根材も「ポリカーボネート板」「熱線吸収ポリカーボネート板」「熱線遮断FRP板DRタイプ」の3種類から選択できます。
本体色も5種類から選べるので、好みや住宅に合わせたカスタマイズが可能です。
「サイドパネル」「物干しセット」「屋外カメラセット」などオプションも豊富にあるので、利便性にも優れています。
外構・エクステリアリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた外構・エクステリアリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
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この記事の監修者プロフィール
2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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