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2022年11月25日更新

監修記事

ガルバリウム鋼板の特徴や人気メーカーの商品を徹底解説!

ガルバリウム鋼板の特徴や費用相場はご存じでしょうか。本記事では、ガルバリウム鋼板のメリットやデメリットから、人気の商品まで幅広く紹介しています。ガルバリウム鋼板について疑問がある方は、ぜひチェックしてみてください。

「ガルバリウム鋼板に興味があるが特徴がわからない」

「ガルバリウム鋼板の交換の費用相場が知りたい」

上記のように、ガルバリウム鋼板について疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、ガルバリウム鋼板のメリットやデメリットなどの基礎知識から、ガルバリウム鋼板の人気商品など幅広く紹介しています。

この記事を読むことで、ガルバリウム鋼板について知識が身につくため、スムーズに準備を進めることができるでしょう。

また、自分の希望に近い内容でリフォームをするためには、複数の業者から見積もりを取得し比較できる相見積もりが重要です。

ガルバリウム鋼板でのリフォームを検討している方は、ぜひ最後までこの記事を読み、無料で相見積もりできるハピすむを活用してください。

ガルバリウム鋼板の人気が高い理由

ガルバリウム鋼板は近年人気が高く、その理由について疑問に思っている方もいるでしょう。

ここではガルバリウム鋼板の人気の理由を紹介します。

ガルバリウム鋼板の人気の理由は主に2つあり、そのデザイン性と耐熱性能の高さです。

ガルバリウム鋼板は色やテクスチャーのバリエーションが多いため、金属の光沢が高級感を演出してくれます。

また、他の建材では難しい、黒などのダークカラーを表現できるため、建物に高級感を出したい方に人気です。

また、ガルバリウム鋼板はアルミニウムの含有率が高く、日射熱反射率も非常に高いため、耐熱性に優れています。

この特徴のおかげで、ダークカラーの建材を採用することができます。

ガルバリウム鋼板の知っておきたい知識

ガルバリウム鋼板には知っておきたい知識が複数あります。

ここではガルバリウム鋼板の性質や注意点などを紹介します。

ガルバリウム鋼板の性質・特徴

ガルバリウム鋼板はアルミニウムや亜鉛、シリコンなどからなる鋼板です。

アルミニウムと亜鉛の特徴を持ち合わせており、耐食性や熱反射性などに優れています。

ガルバリウム鋼板は金属系の建材の中でも錆に強いという特徴があります。

建材が錆びてしまうことで建物の景観は悪化してしまいがちですが、ガルバリウム鋼板は錆に強いため他の金属系のサイディングと比較しても優れています。

錆に強いガルバリウムですが、金属のため確実に錆びないというわけではなく注意が必要です。

また、他の金属系建材と比較しても、ガルバリウム鋼板はリーズナブルな価格であるという特徴があります。

ガルバリウム鋼板の注意点

ガルバリウム鋼板を使用する上での注意点もあります。

ガルバリウムは遮音性が低く、衝撃によって変形してしまう可能性があります。

ガルバリウム鋼板の遮音性の低さは、ガルバリウム鋼板の薄さが原因です。

この薄さによって音や振動が伝わりやすく、雨音などが響きやすくなります。

断熱材を兼用することなどで対策可能です。

また、ガルバリウム鋼板は衝撃に弱いため、強風時にものがぶつかるとへこんでしまうことがあり、へこみから錆が発生してしまう可能性もあります。

ガルバリウム鋼板の使える場所

ガルバリウム鋼板は金属素材でありながら錆びにくいという特徴を持っているため、外壁材や屋根材として使用されるケースが多いようです。

シンプルでありながらスタイリッシュな印象を与える建材で、金属の光沢によって家の外観に高級感を出したいと考えている方には、特におすすめの建材です。

ガルバリウム鋼板の耐用年数

ガルバリウム鋼板の耐用年数は約20年〜約30年とされており、他の外壁材と比較しても耐用年数に優れている建材です。

しかしこの耐用年数は施工方法や環境によって変動します。

ガルバリウム鋼板は金属であるため、海岸近くの地域では塩害による劣化や、他の金属からのもらい錆などのリスクもあります。

ガルバリウム鋼板を塗装することによって、耐用年数を長く維持できるため、適切にメンテナンスしましょう。

ガルバリウム鋼板のリフォーム費用相場

ガルバリウム鋼板のリフォーム費用相場は1㎡あたり約6,000円〜約10,000円です。

この金額は使用するガルバリウム鋼板の商品や、張り替え範囲によって変動します。

既存の屋根の上に新しい屋根を被せる工法をカバー工法と呼びますが、カバー工法によるリフォームであれば、既存の外壁材の撤去などの費用を抑えられます。

建物の状況によってカバー工法の工事可否は異なりますが、費用を抑えたい方はカバー工法がおすすめです。

また費用を抑えるためには、同時にリフォームする方法もよいでしょう。

外壁や屋根のリフォームには足場などを設置する必要があり、1度にまとめて工事すれば足場代を削減できます。

他の外壁材からガルバリウム鋼板にするメリット

他の外壁材からガルバリウム鋼板に交換するメリットもあります。

ここではガルバリウム鋼板以外の外壁材から、ガルバリウム鋼板に変更するメリットを紹介します。

耐震性のアップ

ガルバリウム鋼板はとても軽い素材であるため、耐震性に優れているというメリットがあります。

地震が起きた際に、建物が重ければその分建物は大きく揺れ、建物に負荷がかかってしまいます。

具体的にガルバリウム鋼板は、現在主流である窯業系サイディングと比較しても非常に軽く、約1/4ほどの重さです。

建物の耐震性を向上させたいと考えている方には、ガルバリウム鋼板がおすすめです。

メンテナンスが楽になる

ガルバリウム鋼板は他の外壁材と比較して、メンテナンスが楽になるというメリットがあります。

現在人気の窯業系サイディングには、シーリングと呼ばれるつなぎ目に接着剤が使用されています。

このシーリングは紫外線などの影響でひび割れや剥離を起こしてしまうため、メンテナンスが必要です。

しかしガルバリウム鋼板はシーリングが覆われており、外部に露出する部分が非常に少なくなります。

これにより劣化の進行も遅く、メンテナンスの頻度が少なくなります。

ひび割れへの心配が少なくなる

屋根材として使用されるカラー鉄板やスレート、外壁材として使用されるモルタルやサイディングは定期的なメンテナンスを怠ると経年劣化によってモルタルやシーリングのひび割れが生じてしまいます。

地震や凍結によってひび割れが起きてしまう可能性もあるでしょう。

このひび割れ部分から雨水などの水分が侵入し雨漏りの原因となります。

ガルバリウム鋼板であれば、金属なのでひび割れが起きにくく、雨漏りなどのリスクを抑えられます。

汚れやコケなど汚れに対して強くなる

他の外壁材と比較してガルバリウム鋼板は、汚れやコケに対して強くなるというメリットがあります。

汚れやコケが外壁材や屋根材などについてしまうと、建物の景観を損ねるだけでなく、外壁の劣化を進行させてしまいます。

コケや汚れがつきにくいことも金属であるガルバリウム鋼板の特徴です。

また商品によってはさらに汚れの付きにくい商品なども発売されているため、湿気が多い地域などにお住まいの方には、特におすすめです。

他の外壁材からガルバリウム鋼板に替えるデメリット

他の外壁材からガルバリウム鋼板に替えるデメリットもあります。

ここでは他の外壁材と比較したガルバリウム鋼板のデメリットを紹介します。

コストが割高

ガルバリウム鋼板でリフォームした場合、コストが他の外壁材よりも高額になりやすいというデメリットがあります。

ガルバリウム鋼板を使った工事の費用を抑えたい場合には、カバー工法を活用すれば廃材の解体や処分費用を抑えられます。

リフォームの初期費用を抑えたいと考えている方におすすめの方法です。

周囲の環境の影響を受けやすい

ガルバリウム鋼板は、周囲の環境の影響を受けやすいというデメリットがあります。

  • 海岸地域の周辺では潮風などによる塩害
  • 工場の周辺では排気ガスによる影響
  • 森林周辺では落ち葉の影響

潮風や排気ガス、落ち葉の成分が電食を引き起こし、ガルバリウム鋼板が錆びる原因となります。

このような地域の周辺であっても、定期的に塗装などのメンテナンスをすれば錆は防げます。

専門性が高く技術力のある業者が見つからない

ガルバリウム鋼板は専門性が高いため、技術力があり確実に工事できる業者を見つけるのは大変です。

金属であるガルバリウム鋼板の工事は、板金工事業者に依頼をしなければなりません。

板金工事は専門性が高く職人が不足しているため、工事したいタイミングで業者が見つからないことも多いようです。

特に質の高い工事ができる業者は人気が高いため、希望している時期に工事できない可能性が高いでしょう。

早い段階から準備してリフォームに備える必要があります。

ガルバリウム鋼板の色を選ぶ際のポイント

ガルバリウム鋼板の色を選ぶ際にポイントがあります。

ここでは色選びのポイントについて紹介します。

清潔な印象の「ホワイト」

建物に清潔な印象を与えるホワイトは人気の色です。

白は膨張色であるため、開放的で明るい雰囲気を演出してくれます。

他の色とも組み合わせやすく、デザイン面でも綺麗でおしゃれな建物に仕上げることが可能です。

また、光を吸収しにくい色であるため、紫外線の影響による色褪せの進行が遅いという特徴もあります。

しかし、汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。

リッチな印象の「ブラック」

家を高級感のある外観にしたいと考えている方にはブラックがおすすめです。

黒色によって重厚感が演出され、ガルバリウム鋼板の金属光沢との非常に相性がよいといえるでしょう。

ブラックもホワイトと同様に他の色と合わせやすく、洗練された印象に仕上がります。

しかしブラックは、光の当たり方によっては光の反射により黒の持つ重厚感が失われる場合や白い汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。

個性的な印象の「ブルー」

個性的な印象の建物に仕上げたいと考えている方には、ブルーのガルバリウム鋼板がおすすめです。

ブルーの明度によってはスタイリッシュな印象に仕上げることも可能で、暗めのブルーは高級感を演出できます。

クールな印象の建物に仕上げたい場合もブルーはおすすめです。

しかし色が暗めでブルーが濃い場合は紫外線を吸収してしまうため、色褪せが起こりやすいというデメリットがあります。

スタイリッシュな印象の「シルバー」

ガルバリウム鋼板ではスタイリッシュなシルバーも人気です。

シルバーは他の外壁材では選ばれることが少ないですが、ガルバリウム鋼板であれば金属であるためシルバーとの相性もよくおしゃれな外観になります。

木目調の素材や木材との相性もよい色であるため、コントラストが美しい建物にしたいときにはシルバーがおすすめです。

メンテナンス周期とメンテナンス方法

ガルバリウム鋼板は錆びにくいという特徴がありますが、適切にメンテナンスしなければ耐用年数が短くなってしまいます。

ガルバリウム鋼板のメンテナンス周期は約10年〜約15年とされています。

メンテナンスを行わなければ錆が発生し、劣化が進行しやすくなります。

業者に依頼するガルバリウム鋼板のメンテナンス方法は、定期的な塗装です。

金属であるガルバリウム鋼板は塗料が付着しにくいため、施工実績の豊富な業者に依頼しなければ塗装が無駄になってしまうこともあるようです。

普段はときどき外壁に水をかけておくとよいでしょう。

これによって汚れが落ち、簡易的なメンテナンスとなります。

主な金属系サイディングメーカーのおすすめ製品の紹介

金属系サイディングのおすすめ商品を知りたいと考えている方もいるでしょう。

ここではおすすめの金属系サイディングを紹介します。

アイジー工業株式会社「スーパーガルテクト」

画像出典:アイジー工業

アイジー工業株式会社のスーパーガルテクトは、遮熱性の高い鋼板と断熱材の相乗効果によって高い断熱性能を発揮するガルバリウム鋼板です。

葺き上がりを綺麗に引き立てる質感を演出した、ちぢみ塗装が採用されているため、デザイン性にも優れている屋根材です。

赤錆や穴あきに対するメーカー保証もついています。

赤錆に対する保証は20年保証、穴あきは25年保証で長期間の保証がついています。

カラーも複数色展開されており、自分の希望通りの色が見つかりやすい商品です。

ニチハ株式会社「横暖ルーフS」

画像出典:ニチハ

ニチハ株式会社の横暖ルーフSは、ガルバリウム鋼板でできた屋根材です。

遮熱鋼板と断熱材の一体型になっている製品で、高耐久性能と遮熱性能を実現しました。

赤錆や穴あき、塗膜に対するメーカー保証もついています。

赤錆に対する保証は20年保証、穴あきは25年保証で、塗膜は15年保証が付いています。

ダークカラーの屋根材でありながら、断熱材とガルバリウム鋼板の遮熱性によって室内温度の上昇を防げます。

福泉工業株式会社「MFシルキー」

画像出典:福泉工業

福泉工業株式会社のMFシルキーは、アルミニウム亜鉛合金めっき鋼板です。

トップコートには遮熱顔料入りの塗膜を採用しており、デザイン性と遮熱性を備えた屋根材です。

MFシルキーは特殊な顔料によって一般カラーよりも赤外線を反射させやすく、日射による鋼板温度の上昇を抑制しています。

裏面には硬質ウレタンフォームを施してあるため、雨音が軽減されます。

また、MFシルキーは日本瓦と比較して約1/10程度の軽さで、建物への負担が少ないことも特徴の一つです。

ケイミュー株式会社「スマートメタル」

画像出典:ケイミュー

ケイミュー株式会社のスマートメタルは錆びにくい基材を使用し、防水耐風性に優れた金属屋根材です。

ガルバリウム鋼板よりもさらに高い耐食性を持つエスジーエルを採用しています。

マグネシウムを含むことにより、厳しい条件下でも錆を保護できます。

また、防水性にも考慮した立体曲げ加工が施されており、雨水の侵入を防ぐことができます。

稲垣商事株式会社「スタンビーTL333」

画像出典:稲垣商事

稲垣商事株式会社のスタンビーTL333は、コストパフォーマンスに優れている屋根材です。

嵌合部は、雨漏りの原因となる毛細管現象を防ぐ構造で作られており、屋根材の防水性を備えています。

各部の納まりに対応した施工の省力化を実現しています。

月星商事株式会社「MSタフビーム333」

画像出典:月星商事

月星商事株式会社のMSタフビーム333は、金属系の屋根材で機能的な水密構造で作られており、水が侵入しにくい構造です。

防水工法として嵌合部に防水テープやシーリング材を充填することによって水密性が高まっています。

株式会社セキノ興産「立平ロック32型」

画像出典:セキノ興産

株式会社セキノ興産の立平ロック32型は、ガルバリウム鋼板の屋根材です。

立平ロック32型がすっきりとした屋根ラインを生み出しています。

アーチ加工を施すこともできるため、仕上げ方によっては高いデザイン性を生み出せます。

施工時もスピーディな屋根材です。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】岩本祐子

atelier comado

岩本 祐子

大学卒業後、建築設計事務所にて主に住宅、公共建築、店舗、マンションの設計に10年以上関わる。
住宅においては、基本設計から監理業務まで一連のフローに携わる。
その後大手インテリア関連企業にて7年間インテリアとリノベーションをメインに業務の幅を広げる。
現在代表をしているatelier comadoでは、インテリアコーディネート、リノベーション、住宅設計をメインに活躍中。

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