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- サニアクセス3の価格は?ポンプの特徴やメリットをご紹介
目次
トイレ増設の際の注意点と解決策

トイレの増設で思ったよりも高額な工事費になってしまったというケースでは、要因として配管工事が関係していることがあります。配管工事が大掛かりになってしまったために、費用が高くなってしまうのです。
それでは、どのようなケースで配管工事の費用が高くなってしまうのでしょうか。
既存の配管が遠くて工事が大掛かりになる
トイレの増設ではトイレ用の配管を既存の配管に繋げなくてはなりません。
トイレの場合は、汚水が流れる為、床下に太い配管を通す必要があります。既存の配管が近くにないと、新たに配管をつなぐ工事が大がかりになるため、工事費用も高額になってしまいます。
トイレを増設したい場所の近くに必ずしも配管があるとは限らないことから、場所を優先したい場合は工事費用が高額になってしまうケースがあります。
「サニアクセス3」で配管問題を解決
大がかりな配管工事をせずに希望の場所にトイレを増設したい場合は、「サニアクセス3」を使ってみてはいかがでしょうか。
「サニアクセス3」はトイレの排水を粉砕し、圧送ポンプによって上に排水を流すことができるポンプです。上に5m圧送する事が出来る為、既存の配管が遠くても大掛かりな工事なしでトイレの増設ができます。
床下への大掛かりな工事が必要なく、市販のトイレと組み合わせて使えるので、希望の場所に使いたいトイレの増設を実現できる便利なポンプです。
「サニアクセス3」を使ったトイレ増設について詳しく見ていく前に、一般的なトイレ増設にかかる費用をご紹介します。
トイレ増設にかかる費用
1階のトイレ増設費用は約30万~
一般的に、1階にトイレを増設する場合の費用は、トイレ本体がスタンダードなグレードであれば約30万円が相場価格です。
トイレのグレードが高く、さらに配管が遠い場合には、トイレの増設費用は50万円以上になることもあります。
2階のトイレ増設費用は約50万~100万円
2階にトイレを増設する場合の費用は約50万~100万円です。この相場価格の幅は、トイレのグレードと配管工事が影響します。
トイレのグレードがスタンダードで既存の配管が近い場合には約50万~70万円ですが、高いグレードのトイレを選び、さらに既存の配管と繋ぎにくい場所に設置する場合には約75万~100万円の費用がかかることがあります。
サニアクセス3でトイレを増設するには?

トイレ増設に便利な「サニアクセス3」ですが、その取り付け方はリフォーム業者や水回りのプロであればそれほど難しい作業ではありません。ここでは「サニアクセス3」の基本的な取り付け方を紹介します。
サニアクセス3の取り付け方
- 吐出部材を組み立てる。
- 雑排水流入口を使用しない場合はプラグを差し込んで閉止する。
- ➀の組み立てた吐出部材をポンプに取り付ける。
- トイレとポンプを、蛇腹ゴムジョイントを使って接続する。
- ポンプの底部にクッション材と固定具を取り付け、床に固定。
- ポンプから出ている吐出部材を配管へ接続する。
サニアクセス3を取り付けるときに注意すること
サニアクセス3を設置するときには、吐出管を排水管と接続するときには配水管の上から接続するなど細かな規定がありますので、取扱説明書には取り付け前に必ず目を通しましょう。
また初めてサニアクセス3を使うときは、少なくとも5回は水を流してサニアクセス3が正常に作動するかどうかを確認しましょう。
サニアクセス3でトイレを増設するメリット

トイレの増設が簡単にできる汚水用ポンプ「サニアクセス3」の特徴と、「サニアクセス3」の活用例を詳しく見ていきましょう。
「サニアクセス3」は省スペース設計の排水粉砕圧送ポンプ
「サニアクセス3」は、トイレの汚水を粉砕して圧送するポンプです。幅約50×奥行約17×高さ27㎝のコンパクトなポンプですが、排水を押し流すパワーは強力で、上に5m、横引きで最長100m先の配管まで汚水を流せます。
「サニアクセス3」の排水の仕組み
「サニアクセス3」は、ポンプに流れ込んだ汚物とトイレットペーパーを回転刃により粉砕します。汚水は内径20㎜または25㎜の塩ビ管を通って排水されますが、逆止弁があるため、ポンプの稼働が止まっても汚水は逆流しません。
「サニアクセス3」なら様々な場所にトイレが増設できる
省スペースの「サニアクセス3」は、トイレがすぐそばにあれば介護の負担が減らせるといったケースをはじめ、トイレを設置する際の場所の制約をかなり減らすことができます。
「サニアクセス3」を使えば、配管工事が難しい場所でも最低限の工事でトイレの増設ができます。押入れスペースをトイレに改造することもできるので、階下のトイレまでの往復が負担になっていたというようなケースであっても、寝室のすぐ近くにトイレを作ることができます。
その他にも、地下のような配管工事が難しい場所、リフォームでトイレを移設したい場合など、「サニアクセス3」なら様々なケースで簡単にトイレ工事が行えます。
サニアクセス3の価格、工期
コンパクト設計で高い排水力を誇る「サニアクセス3」ですが、ここでは「サニアクセス3」の価格と取り付け工事で見込まれる工期を紹介します。
「サニアクセス3」の価格
「サニアクセス3」のメーカー希望小売価格は161,700円(税込み)です。
「サニアクセス3」は排水ポンプですので、トイレ増設の場合には市販のトイレの購入が別途必要になります。こちらの検討も忘れずに行うようご注意ください。
「サニアクセス3」の工期は基本1日
「サニアクセス3」の取り付けに必要な工期は、基本的には1日です。配管の場所によっては、数時間で終わる場合もあります。一方で、配管工事に時間がかかることもありますが、その場合でもおおむね2日で完了します。
サニアクセス3の施工条件は?
給水および通電していること
「サニアクセス3」を設置して稼働させるためには、水と電気が必要です。給水されなければサニアクセス3はもちろんのこと、トイレの増設もできません。
また「サニアクセス3」は電気で稼働しますので、通電していることも必要です。電源コードの長さは1.5mですので、ポンプがコンセントから1.5m以内に設置できることが条件となります。
トイレの壁排水・排水芯高さが155㎜
サニアクセス3は市販のトイレと接続できますが、市販のトイレの中では壁排水・排水芯高が155㎜のものをお選びください。それ以外のトイレには接続できませんので、必ずご確認ください。
サニアクセス3の施工事例
無理だと思っていたトイレの増設でも可能にしてしまう「サニアクセス3」。ここでは「サニアクセス3」を使った施工事例を見ていきましょう。
こんなところにもトイレを増設できるのかという驚きの事例がたくさんあります。
物置をトイレにリフォーム

住宅にうまく使い切れない物置スペースなどがある場合には、「サニアクセス3」で思い切ったトイレの位置変更をすることができます。
家事の動線を見直すことで、住宅全体の快適さを上げることも可能でしょう。コンセントがあり給水できれば、「サニアクセス3」なら1日から2日でトイレへのリフォームが完成します。
マンションのリノベでトイレを移設

マンションのフルリノベーションでは、水回りの位置変更までは難しいことも多いのが実情です。しかし、「サニアクセス3」を使えば、希望の間取りを実現することを優先してトイレの位置を決めることができます。
押入れをトイレにリフォーム

2階にある高齢者の寝室そばにトイレを増設したケースもあります。介護の観点から、少しでも寝室から近い場所にトイレを設置したかったため、押入れを改造してトイレにリフォームすることにしました。
押入れが2階部分の中央にあったことから、通常の配管ではこのスペースにトイレを増設することは難しいのですが、「サニアクセス3」を使うことで1階の天井の配管と繋ぎ、排水を可能にしました。
地下室にトイレを増設
ある飲食店のチェーン店では、地下にある店舗にお客様用のトイレを新たに設置することができました。
この地下にはトイレを設置するための汚水槽がなく、トイレの設置はできなかったのですが、「サニアクセス3」を使えば汚水を天井方向に垂直3mもの高さまで圧送できます。
その結果、既存の排水管と接続して排水問題を解決することができ、お客様の利便性も大きく向上しました。
コンビニで小便器から大便器へとリフォーム
男性用トイレに小便器しかなかったコンビニで、大便器のトイレへとリフォームしたケースもあります。スペース的に余裕のないコンビニのトイレでも、省スペース型の「サニアクセス3」なら場所を取りません。
配管でも床工事をしないで済んだため、床に段差がつくこともなく、すっきりとしたトイレにリフォームできました。
サニアクセス3のトイレでトラブルが起きた場合
「サニアクセス3」でトラブルが起こった場合にはどのように対処すればいいのでしょうか。「サニアクセス3」の保障期間と修理方法について紹介します。
「サニアクセス3」の保証期間は2年間
「サニアクセス3」には、ご家庭でお使いの場合は2年間、ご家庭以外の場所(商業施設、公共施設、工場など)でお使いの場合は1年間の保証がついています。
「サニアクセス3」の修理はSFAが請け負う
トイレが流れない、または「サニアクセス3」が動いていないなど、不具合が生じた時には、「サニアクセス3」の販売元であるSFA Japan株式会社が対応します。
保証期間の経過後や、無料修理規定の対象外の案件の場合の修理は有料となります。
修理費用は時間帯によって異なりますが、平日9時~18時ならポンプ1台あたり出張費込みで11,000円(税込み)です。作業の必要がなかった場合は一律5,500円(税込み)で、部品交換が必要な場合は別途費用がかかります。
またSFA Japan株式会社では、飲食店の厨房などを想定した、故障を防ぐための定期的なメンテナンスサービスも行っています。
SFAってどんな会社?
「SFA」とは排水圧送ポンプメーカー
「SFA」は、1958年にフランスで創業した排水圧送ポンプメーカーです。世界累計1,000万台の販売実績があります。
住宅用の排水圧送ポンプから商業施設用の大型ポンプまで、開発から製造にわたって手掛けていて、95か国もの国で販売されています。日本でも2011年から展開し、多くの工場や公共施設、店舗や一般住宅でSFA製品が使われています。
トイレリフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたトイレリフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
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