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2019年02月12日更新

セカンドライフを考える60代の方に適したリフォームを紹介します

60代は仕事が落ち着き、ライフサイクルが変わる人が増える時期です。これから迎えるシニアライフで快適に過ごせるように、リフォームを行うのに適した時期と言えます。今回は、60代でリフォームをするとき間取りやシニアが使える制度などをご紹介します。

60代のリフォームで気をつけるポイント

セカンドライフを考える60代の方に適したリフォームを紹介します

 
60代で戸建てやマンションをリフォームをするときは、今後のシニアライフに向けての環境づくりを意識しなければなりません。

現在は体調も良く体の不自由が感じられなくても、この先も現在のままの体調とは限らないので、先のことを考慮してリフォームプランを立てる必要があります。

では、具体的にどのようなことに気をつけてリフォームすればいいのか詳しく見ていきましょう。
 

玄関階で生活のすべてが完結できるようにする

一戸建ての場合、2階が寝室で水回りやリビングなどが1階など、別の階に分けて居住スペースがあることが多いと思います。

その場合、階段を上り下りをしなければならないため、足腰が弱くなった時に階段が生活の障害になってしまう可能性があります。

60代で今後を見据えたリフォームをするときは2階を取り除く減築などをして、マンションのように居住スペースを集約し、同じ階で生活が完結できるようにすると良いでしょう。

同じ階で生活が完結することができるので、階段の上り下りを気にすることなく快適に生活できるようになるでしょう。

距離を短く単純な動線で動けるような間取りにする

日常生活を送る上で炊事洗濯は欠かせないため、水回りやキッチン、リビングなどこれらの移動距離を短く単純な動線で動けるような間取り変更が必要になります。

例えば、キッチンのとなりにお風呂や洗濯機置き場を設置すると、洗濯や料理をするときの移動距離が短くなり単純な動線で動くことができます。

このように、60代で戸建てやマンションのリフォームを考えたときは、家事をする際のパターンや行動を考慮した上で間取りの計画を立てていきましょう。

車椅子でも入れるように水回りのスペースは広めにとる

シニア世代になり、病気やけがで車椅子の生活になっても不自由なく過ごせるように、水回りのスペースは広めに計画しましょう。

トイレや脱衣所などの水回りのスペースを広くすることで、車椅子のままでも出入りできるようになり、介護する人もお世話しやすくなります。手すりを付けたり、付けられるように下地を準備しておいたり、大がかりなリフォームをするのであれば通路の幅、特に開口部の幅を広くしたり引き戸に変えておくとよいでしょう。

寝室の隣にトイレを配置する

夜トイレに行きたくなったときに、長い廊下を歩くのは転倒などの危険が伴う可能性があります。寝室の隣にトイレを設置することによって、トイレまで歩く距離が短くなり暗い中で転倒するなどの危険性もなくなるでしょう。自動点灯する照明や足元灯もあると良いでしょう。

 

孫や子供夫婦と同居するためのリフォーム

 
シニアライフを考えたときに、娘や息子夫婦そして孫と同居することも考えられます。ここでは、間取り・バリアフリー・断熱の3項目に分けて、どのようなリフォームを行えばいいのかご紹介します。
 

孫や子供夫婦と同居するための間取り変更

同居で一番大切なのは、子供夫婦の家族との距離感です。お互いが1つ屋根の下で快適に過ごすために、間取り変更は重要なポイントになります。

まずは水回りです。キッチンやお風呂は2つ設置し、お互い時間を気にせずに使えるように配慮した間取りが良いとされています。

次に、玄関から居住スペースまでの動線です。子世帯は孫の友人などの来客が多い傾向にあるので、親世帯の居住スペースを通るような動線だとプライベートが確保できず親世帯が落ち着くことができない可能性があります。

この場合、玄関は同じでもインターホンは別にして、親世代の居住スペースを通らないような動線を確保できる間取り変更がポイントです。

また、リビングなどの部屋を広くして壁を設置せず、孫が大きくなったら間仕切り家具を設置することで、子供部屋にすることもできます。将来家族が増えたことを見据えた間取り計画をしていきましょう。

孫や子供夫婦と同居するためのバリアフリー

子供夫婦と同居するためのリフォームでも、バリアフリーは必要です。将来子供夫婦に孫が生まれた場合、よちよち歩きの赤ちゃんが段差でつまづくこともあるかもしれません。

バリアフリーリフォームで段差がない状態にすることによって、親世帯と子世帯両方に快適な空間を作ることが可能になります。

孫や子供夫婦と同居するための断熱

家を新築で建ててから一度もリフォームをしていない場合、断熱材がやせて断熱効果が下がっている可能性があります。これから先、長い間快適に過ごすためには、家の断熱性を上げるリフォームはヒートショックを防ぐためにも必須です。

冷気は足元や窓の隙間から侵入してくるため、窓を窓ペアガラスに取り替えたり、インナーサッシを追加したり、床下の断熱材を補充するリフォームが効果的です。
 

老後を夫婦だけで過ごすためのリフォーム

セカンドライフを考える60代の方に適したリフォームを紹介します

 
老後を夫婦だけで過ごす場合はどのようなリフォームを行えばいいのでしょうか。こちらでも間取り・バリアフリー・断熱の3項目で見ていきましょう。
 

老後を夫婦だけで過ごすための間取り

老後を夫婦だけで過ごす場合、夫婦それぞれがくつろげる空間づくりが大切です。例えば、子供部屋として利用していた部屋を夫婦別の寝室としてリフォームしたり、趣味の時間を過ごせるような部屋や書斎などを作ったりするリフォームがあります。

また、リフォームで間取りをつなげてワンフロア化をすることで、掃除がしやすくなったり部屋の段差や温暖差がなくなり、居住スペースをコンパクトにすることができます。

老後を夫婦だけで過ごすためのバリアフリー

この先、夫婦のどちらかの身体が不自由になったときのために、介護をする人とされる人が動きやすいようなバリアフリーリフォームを行っておくといいでしょう。

段差の解消はもちろんのこと、廊下や玄関などに手すりを設置したり、トイレやお風呂のドアを引き戸に変えるのもバリアフリーリフォームになります。

また、玄関にベンチを置くのも靴を着脱するときの転倒防止に有効です。

老後を夫婦だけで過ごすための断熱

基本的には子供夫婦と同居するときの断熱リフォームと変わりません。しかし、住む人数が少ないことで部屋の温度差が出てくることがあります。

そのため、どの部屋にいてもあまり温度差がないように断熱リフォームする必要があります。

また、お風呂やトイレは他の部屋より温度が低くなりがちで、心筋梗塞などの原因になるヒートショックを起こしやすくなりますので、ヒーターを設置したり部屋を冷えにくくする対策が大切です。
 

60代がリフォームで使える制度「リバースモーゲージ」とは?

 
60代は定年退職を迎える時期になり、新たなローンを組むことができないためリフォームを諦めている方もいるのではないでしょうか。

リバースモーゲージとは、持ち家を担保とし銀行や自治体から融資を受けられる仕組みのことを言います。借りたお金は契約者が死亡時に自宅を売却して一括返済することになっています。

家を売却してからお金を借りるのではなく、家に住みながら融資を受けることができる制度なので、自宅をリフォーム資金に充てることが可能になります。

しかし、死亡時に持ち家を手放さなければならないため、契約する上で配偶者や家族とよく話し合う必要があります。推定相続人全員の同意が必要であるなど一定の条件があります。

また、金利上昇や土地価格の下落によって内容の見直しが行われ金額が変わったり返済しきれない場合、不足する分は追加で支払う可能性がありますので、メリットデメリットをきちんと理解した上で契約するようにしましょう。
 

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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