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2019年02月02日更新
【貸主】賃貸マンション・アパートをリノベーションする費用や価格の相場は?
賃貸マンションやアパートは、入居前にリフォームすることが多いですね。最近では空室対策のためにリノベーションをする物件も増えています。ニーズの高い物件にリノベーションすることは空室対策になる上、家賃アップにも繋がります。リノベーションにかかる工事費用の相場と、予算の立て方について詳しく解説します。
賃貸物件をリノベーションして得られる効果は?
築年数の経った賃貸マンションやアパートでは、空室対策として家賃を下げることが一般的ですが、近年ではリノベーションをして物件の価値を上げることで入居率を高める事例が増えています。
借主側にとって、きれいな部屋であることに越したことはありません。きれいにするだけなら、壁や天井を張り替えるなどのリフォームで事足ります。
しかし住宅スタイルには流行があり、時代とともに移り変わっています。ニーズに応えるためにはリフォームだけでなく、間取りや設備を現代風に変えるリノベーションが必要となってくるのです。
例えば、近年では「和室よりも洋室」「カーペットよりもフローリング」「充実した収納力」「独立キッチンよりも対面型キッチン」「広いリビングに可動式の間仕切り」などの住宅スタイルが人気となっています。
賃貸物件のリノベーションは、新しい付加価値を加えることで時代のニーズに応え、入居率を上げることができます。またその価値に見合った賃料にアップすることも可能と言えます。

どの程度のリノベーションをするか
どれぐらいの規模でリノベーションをするかは、周辺の賃貸物件との折り合いを考えなければなりません。
多額の費用をかけてリノベーションしても、条件が同等の周辺物件より大幅に家賃が高くなってしまっては入居率アップはあまり期待できず、相場の家賃設定では投資費用の回収が難しいことが予想されます。
リノベーションによって投資する額と、家賃で回収できるバランスを考えることが重要です。
物件の広さと築年数から家賃をベースに予算を立てる
物件の広さや築年数によって家賃をベースにリノベーションの予算を決める方法です。
一人暮らし用物件
築25年以内:家賃の6カ月分
築25年以上:家賃の1年半分
ファミリー向け物件
築25年以内:家賃の6カ月~1年分
築25年以上:家賃の1年半分
物件のコンディションによっては、これ以上の費用をかけたい場合もありますね。最大でも家賃の3年分までを目安にすると良いでしょう。
調査と分析からリノベーションの規模を決める
長期にわたって入居が予想できる人口密度の高い地域や、家賃相場の高い地域ではリノベーションにかかった費用の回収も見込めますが、相場上、エリア的に高い家賃を設定できないケースもあります。
どの程度のリノベーションを行うかは、当該物件の現状分析、入居者ニーズの調査、周辺エリアの物件調査を充分にした上で決めるとよいでしょう。
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マンションやアパートのリノベーションにかかる費用相場は?
このようにリノベーションにかかる費用は、それぞれのケースによってまちまちですが、平米単価では約10~15万円の価格帯が相場となっているようです。
賃貸アパートのリノベーションの参考事例をご紹介します。
築32年の木造アパートのリノベーション事例
29平方メートル、四畳半と六畳の和室2室と台所の古い木造アパートをデザイナーズマンション風に全面リノベーションした事例です。
工事価格:約470万円
平米単価:約16万円
四畳半と六畳の和室を広いワンルームにして、対面型キッチンとウォークインクローゼットを設置。在来工法浴室をユニットバスに。給排水管の移設工事も伴ったため、平米単価も約16万円と高めです。
マンションのリノベーション費用はこちらの記事でより詳しく解説しています
アパートのリノベーション費用はこちらの記事でより詳しく解説しています
入居者にリノベーションしてもらうには?
最近では「DIY可能物件」や「借主負担DIY型物件」も見るようになりました。これらの物件は原状回復の義務がなく、入居者が自由にリフォームやリノベーションしても良いという契約の賃貸物件です。
費用は入居者が負担するため、投資が必要ないことや、借主側もお金をかけて入居するので、長く住むであろうというメリットがあります。
しかし躯体である壁や柱は壊すことはできません。どの程度のリノベーションが可能か、原状回復はどこまで義務づけるかを、前もって書類で契約を交わしておくことが必要です。
フルリフォーム・リノベーションに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきたフルリフォーム・リノベーションは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は見積もり比較のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

株式会社フレッシュハウス
樋田明夫フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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