2023年11月30日更新

監修記事

40平米以下のリノベーション費用は?

家を新築する場合と、中古マンションや中古住宅をリノベーションする場合ではどの程度費用に差があるのでしょうか?今回は住宅としてはやや狭い40平米程度の物件をリフォームする際に必要な費用と、リノベーションの際に注意する点について調査しました。

新築と中古物件のリノベーションの違い

住宅を手に入れるとなると、中古住宅をリノベーションするか、新築する必要があります。

新築で一戸建ての場合、間取りはある程度自由に決められますし、設備も全て新品となるので、気持ちよく新居で暮らすことができるでしょう。

中古住宅のリノベーションの場合、マンションなら部屋の中、一戸建てなら建物全体を新品同様に改装することができ、見た目や設備については新築とほぼ同等にすることができます。

ただ、中古マンションの場合は自分で手をつけられない共用部分がどうしても古いままになってしまいますし、一戸建てなら構造物の老朽化などに不安が残るでしょう。

しかし、中古住宅のリノベーションは新築に比べて費用を抑えられますし、外観や耐久性、災害への対策についても購入する物件選びの際に工夫することで対処できます。

中古物件をリノベーションする利点とは

中古住宅のリノベーションで気になる問題を解決する方法ですが、まずは物件選びと物件の調査が重要となります。

まず、中古マンションの購入で気になる共用部分や外観の老朽化については、定期的な修繕、リフォームが行われている物件を選べば問題ありません。

特に分譲マンションでは修繕費を定期的に積み立て、設備の状態に合わせて適切に補修が行われているため、ある一定以上のグレードの物件なら共用部分も新築同然のレベルを維持しています。

次に、一戸建てに関する問題ですが、古い建物は構造部分に老朽化が進んでいる可能性があるため、地震などの災害に耐えられるかどうかがまず重要です。

こちらについては、購入前に専門家に依頼して耐震基準に関する調査などを行って貰い、現行の基準に対応できているものを選ぶことで解決できます。

新築住宅は設備も綺麗で構造の老朽化もありませんが、どうしても費用が高く付いてしまうため、安全で綺麗な中古住宅を購入した上でリノベーションを施せば安くて綺麗で安心できる住まいを手に入れることができるのです。

“一戸建てのフルリフォーム費用”について詳しくはこちら

40平米以下のリノベーション費用は?

中古住宅のリノベーションにかかる費用

中古住宅のリノベーション費用は、面積あたりの単価で計算されることが多く、1平米あたりの価格は約14万円が相場です。

これは、住宅面積に関係なくある程度一定の水準となっているため、新しく購入した物件の広さに合わせて費用の概算を立てることができます。

例えば、35平米の物件ならリノベーション費用は約490万円を見込んでおくと良いでしょう。

面積が小さい物件は費用が割高になることに注意

通常サイズの住宅の場合、リノベーション費用はある程度相場が似通っているのですが、小さな物件では多少単価が大きくなる傾向があります。

例えば、40平米以下の物件の場合、単価は1平米あたり約20万円です。

これは、面積が小さい分工事費用が抑えられる壁や内装工事の量が少なくなり、費用が高くなる水回りなどの工事の価格を全体で吸収できないことが原因です。

例えば、60平米の物件をリノベーションする場合、水回り工事が約400万円、その他の部分が約500万円かかったとします。

この場合の平米単価は約15万円ですので、ほぼ相場通りだと言えるでしょう。

水回りのリフォームにかかる費用は物件の大きさにはあまり関係ないため、40平米以下のやや小さな物件でも水回りの費用は約400万円かかります。

しかし、面積が小さい分壁などに掛かる費用は抑えられるため、その他の費用は広い物件より安い約400万円で施工できるのです。

この場合、合計費用は約800万円となり、平米単価は40平米で約20万円となります。

平米単価だけでリノベーション費用を把握することは難しい

単価だけで比較した場合、60平米の住宅と40平米の住宅では約5万円変わってきてしまいます。

しかし、合計費用で比較してみると、60平米では約900万円、40平米では約800万円です。

リフォームの内容が同じとした場合は広い方がコストパフォーマンスには優れていますが、先々の支払いを考えた場合、約100万円の価格差はばかにできません。

リノベーションを依頼する際は、単価だけではなく、合計の費用とこの先の支払いに対しても理解しておく必要があります。

また、工事の内容や設備のグレードによっても価格は変わるため、正確な費用については業者にきちんと見積もりを依頼して確認しておきましょう。

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狭い家でも広く見せる方法がある

40平米以下のやや狭い住宅でも、リノベーションで工夫を施すことである程度広い空間に変えたり、実際の面積以上に広く感じたりするようにすることもできます。

間取りを工夫して居間を広くする

リノベーションでは壁などの間仕切りについてもある程度自由に変更できるため、使っていない部屋を潰して居間などを広くするために用いこともできます。

この場合は物理的に部屋を広げることができますが、家族構成などによっては部屋を減らせないので、あまり部屋を広げることができないこともあるでしょう。

このような場合には、天井の化粧板を取り除いて高さを稼いだり、開口部を作ったりすることで空間的な広さを演出すると、部屋を広く感じることができます。

40平米以下のリノベーション費用は?

特に開口部については少しのスペースで大きな効果が得られるため、2階建て住宅では吹き抜けを設置すると良いでしょう。

“天井を吹き抜けにリフォームする費用”についてはこちら

マンションの場合は最初から天井裏スペースが無く、吹き抜けを作るのも難しい場合がありますが、動線の管理や室内の色彩、家具のレイアウトで対処できます。

室内の色彩については白系の色合いを用いることで広さが演出できますし、家具類は背の低いものを使うことで圧迫感を減らせるでしょう。

動線については廊下などのつながりにも気を遣い、無駄な移動を行わなくてすむようにすればより快適に暮らすことができます。

扉選びで広さをより演出する

内装用の扉には引き戸と開き戸が良く用いられていますが、このうち、部屋を広く使えるのは引き戸です。

開き戸の場合、扉が廊下や室内に向かって開くため、どうしても扉の開閉分のスペースを用意しなければいけませんが、引き戸なら壁に沿って扉が動くため、スペースをあまり必要としません。

廊下などの扉が集中する箇所では、引き戸を用いることで余計なスペースが必要なくなり、より広く、移動しやすい空間にすることができるでしょう。

平米数ごとにフルリフォーム・リノベーション費用はどう変わる?

他の平米数におけるフルリフォーム/リノベーションの費用を知りたい方は、こちらページでも詳しく解説しています!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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