2024年04月11日更新

監修記事

予算300万円から500万円でできる一戸建てのリフォームとは?

一戸建てや中古マンションでリフォームやリノベーションを行う際、予算を300万、400万、500万と3つの段階に分けて考えている人はいませんか。それぞれの価格帯で一体どのようなリノベーションができるのか、具体例とともに紹介します。

一戸建てのフルリフォームとは?

一戸建てのフルリフォームとは、建物の基礎や構造の骨組み部分を残して、家全体を造り直す工事です。
たとえば、お風呂やキッチンなどの設備を新しいものに替えたり、床材や壁紙を張り替えたりと様々な改修工事があります。

また、間取りの変更や耐震工事など、住み心地を良くするためにおこなう工事も同様です。

一戸建てを全面的に改修して、使いやすくするのがフルリフォームです。

フルリフォームとスケルトンリフォームの違い

フルリフォームは、建物全体にわたる幅広い改修工事を指します。

たとえば、外観や内部の構造、間取り、設備、内装などが該当します。

一方、スケルトンリフォームは、建物の「骨組み」だけを残し、床、壁、天井などの内部を撤去し、新しい間取りやデザインを構築する、大規模なリフォームです。

スケルトンリフォームも、フルリフォームの一部といえます。

一戸建てフルリフォームの費用相場

一戸建てのフルリフォームの費用相場は、一般的に約500万円から約2,000万円とされていますが、工事の内容によって費用は大きく変動します。

建物の構造を変えるような大規模な工事と、内装や設備の改修など表面的な工事では、かかる費用が異なるからです。

また、建物の広さや建てられてからの経過年数も、費用の変動に影響を与えます。

築10年以内の一戸建ては、耐震性や断熱性が比較的しっかりしているのが特徴です。

そのため、大がかりな工事が必要なく、リフォームの費用が抑えられる傾向にあります。

しかし築30年以上の建物は、各部分での劣化が多く、特に1981年以前に建てられたものは現行の基準と異なるため、大規模な改修が必要です。

一般的には築25年の一戸建てのフルリフォームには、約1,000万円の予算を見積もっておくとよいでしょう。

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予算300万円でできるフルリフォーム・リノベーション事例

予算を300万円以内でおこなったフルリフォーム・リノベーション事例を、いくつかご紹介します。

家族構成の変化に伴う水回りリフォームの事例

引用元:みやこリフォーム
リフォーム箇所■浴室・洗面所改装工事
・ユニットバス交換
・内装工事
・吊り戸棚設置
■キッチン改装工事
・システムキッチン入れ替え
・IH、食洗機、浄水器付き水栓
・垂れ壁の撤去、補修
費用総額257万円(税込み)
工期2週間
採用メーカー・設備等・システムキッチン&洗面化粧台:トクラス社
・ユニットバス:TOTO「サザナ」

ご高齢のご両親を迎えるために、水回りを中心に住みやすさを重視しリフォームした事例です。

浴室のユニットバスに、入浴中にひと休みできるよう、ベンチをオプションで追加しました。

洗濯機の上部には、収納スペースを広げるため収納棚を設置し、スッキリしたスペースを確保しています。

子供部屋をリビングに広げて居心地のいい空間にリフォーム

引用元:フレッシュハウス
リフォーム箇所・子ども部屋をLDKに変更
・窓の交換
・システムキッチン設置
費用総額50万円~100万円
工期1ヶ月~

二世帯住宅へのリフォームのため、子ども部屋をLDKに広げ変更するリフォームをおこなった事例です。

大きな窓を最小限のサイズにし、キッチンを広く使えるスペースを確保しています。

キッチンの上部に設置した窓から、十分な採光が取れ明るく開放的なLDKになりました。

水回りおよび内装リフォームの事例

引用元:みやこリフォーム
リフォーム箇所・キッチン改装工事
・LDK入口建具交換工事
・給湯設備交換工事
・浴室解体、ユニットバス交換工事
・洗面所内装、洗面台設置工事
費用総額291万円(税込み)
工期2週間
採用メーカー・設備等・システムキッチン:リクシル「シエラ」
・建具:パナソニック ベリティス
・給湯器:370L角型フルオートエコキュート
・ユニットバス:リクシル「アライズ」
・洗面化粧台:リクシル「MV」

キッチン・浴室・洗面所・給湯器・建具の交換ほか必要工事を300万円以内、2週間でリフォームした事例です。

キッチンはコの字型からL字型へ変更、吊り戸棚を撤去し、窓を活かして明るいキッチンに仕上げています。

水回りの設備を一新して、機能性が増しただけでなく、住みやすいお洒落な空間へと変わりました。

和室から洋室にリフォームした事例

引用元:みやこリフォーム
リフォーム箇所■浴室、洗面所改装工事
・ユニットバス交換工事
・洗面化粧台交換工事
・洗面所壁クロス張り替え工事
・サッシ交換工事
・洗濯機パン取り付け工事
■キッチン改装工事
・システムキッチン交換工事
・給排水工事
・ガス工事
■内装工事
・和室フローリング張り替え工事
・和室ベニヤ上張り
・クロス張り
・物干し屋根張り替え工事
費用総額317万円(税込み)
工期3週間
採用メーカー・設備等・ユニットバス:リクシル「アライズ」
・洗面化粧台:リクシル「LC」
・新規サッシ:トステム
・フローリング:NODA「Jネクシオ」

和室をフローリングに張り替え、隣接するダイニングのフローリングとの段差をなくし、バリアフリー化のリフォームをおこなった事例です。

柱、鴨居は元々あったものを残し、和洋折衷の懐かしさがある、モダンな雰囲気に仕上げています。

和室だけでなく、水回りの設備の交換と共に、浴室の段差もなくしバリアフリー化しました。

予算300万円でできるリノベーション


300万円以下のリノベーション例(施工:フレッシュハウス

予算300万円で一戸建てや中古マンション全体をリフォームすることは厳しいですが、かなり大がかりなリノベーションが行えるようになります。

二箇所以上のリノベーションを行いたい人は最低費用を300万円に設定しておくことをおすすめします

また一箇所のリノベーションであっても高機能のものや内装をデザイナーズブランドのものを選択すると300万円以上が発生することも少なくはありません。

壁を取り除いて大がかりな間取り変更

ふたつの子供部屋の間にある壁を取り払ってひとつの部屋にしたい」「キッチンのドアを取り除いて広々としたLDKにしたい」など、間取りの変更を考えるご家庭もあるでしょう。

一箇所だけであれば約30~70万円で済むことが多いですが、家全体の間取りを変更するとなると工事費用や廃材撤去費用などを含めて約200~300万円が必要です。

キッチンの移動

300~500万円でできるリノベーションは?

 

壁付けのキッチンをアイランド型にしたいと考える家庭が増えています。キッチンをアイランド型にすることによって調理しながらも家族との会話が弾むようになるでしょう。

もともと壁際にあったキッチンをアイランド型にするとなると、水道の位置を移動させることになるため配水管の工事が必要となり、アイランドキッチンのグレードによっては約300万円の費用がかかります。

キッチンの移動費用は、こちらの記事でより詳しく紹介しています

外構や外壁のリノベーション

経年劣化で色あせてきた一戸建ての外壁をすべて張り替えるには約300万円の費用が必要です。平屋や2階建て、3階建てで塗り直しする面積は異なり、当然のことながら面積が広いほど金額がかさみます。

ただし張替えではなく、塗装をしなおすということであれば約100~200万円の予算でも工事が可能です。

外壁塗装の費用は、こちらの記事でより詳しく紹介しています

太陽光発電リフォーム

電気代を安価に押さえられる太陽光発電リフォームが最近一戸建てに住む家庭から支持を得ています。

20坪程度の一戸建てであれば約100~150万円で行えますが、30~40坪の一戸建てである場合は約250~300万、50坪以上の家では約350~500万円かかります。

高額に思える太陽光発電リフォームですが、自治体によっては補助金制度があることや、完成後のランニングコストを考慮すればかえって経済的となる可能性が高いです。

太陽光発電の設置費用は、こちらの記事でより詳しく紹介しています

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予算400万円でできるフルリフォーム・リノベーション事例

予算が400万円で行ったフルリフォーム・リノベーションの事例をいくつかご紹介します。

水回りを中心に玄関・内装リフォームした事例

引用元:みやこリフォーム
リフォーム箇所■キッチン&リビング
・システムキッチン交換
・分電盤工事
・内装工事
■浴室・洗面所
・ユニットバス交換
・洗面化粧台交換
・洗濯機パン交換
■トイレ・便器交換×2
・内装工事×2
■給湯器交換
■玄関ドア交換
■玄関、廊下、階段、子ども部屋内装工事
費用総額386万円(税込み)
工期1ヶ月
採用メーカー・設備等・ユニットバス:リクシル「アライズ」
・洗面化粧台:リクシル「LC」
・トイレ:TOTO・リクシル

人数が多いご家庭のため、食洗機・給湯器を大容量サイズに変更し、水回りを中心に内装も含めリフォームした事例です。

洗面所は、洗濯機パンを小さくした分、一回り大きな洗面化粧台を設置しています。

細かい部分の調整により、水回りだけでなく内装や玄関ドアなど、さまざまな箇所のリフォームが可能になり満足して頂きました。

水回りを中心に内装全面リフォームした事例

引用元:みやこリフォーム
リフォーム箇所■キッチン
・システムキッチン交換
・給排水工事・ガス工事
・下地補修工事
■浴室
・洗面所
・ユニットバス交換
・洗面化粧台交換
・洗濯機パン交換
・照明
・換気扇配線工事
・クロス
・クッションフロア張り替え工事
■トイレ
・便器交換
・床・壁ベニヤ上張り工事
・クロス
・クッションフロア張り工事
・建具交換工事
■内装工事・LDK・廊下
・洋室クロス張り替え工事
・LDK・玄関フロアタイル上張り工事
・LDK建具交換工事
費用総額388万円~(税込み)
工期1ヶ月
採用メーカー・設備等・システムキッチン:リクシル「シエラ」
・ユニットバス:TOTO「サザナ」
・洗面化粧台:リクシル「オフと」
・トイレ:リクシル「アメージュZA」
・建具:パナソニック「ベリティス」

賃貸に出していた戸建を、自宅用にするために水回り、建具、クロス、床を一新し新築のような見た目にリフォームした事例です。

もともと窓が多いお部屋の床や壁を、明るい色に張り替え、一層明るく爽やかな印象に仕上げました。

内装の基調カラーに合わせた建具も、軽くて開閉がスムーズになり、喜んで頂いています。

オール電化にリフォームした事例

引用元:みやこリフォーム
リフォーム箇所■キッチン・ダイニング
・システムキッチン交換
・ガスコンロをIHヒーターに変更
・フローリング張り替え
・クロス張り替え工
■浴室・洗面所改装工事
・ユニットバス交換
・洗面化粧台交換
・クロス張り替え
■トイレ
・トイレ交換
・和式から洋式へ変更
・クロス張り替え工事
■給湯設備交換工事
費用総額399万円~(税込み)
工期1ヶ月
採用メーカー・設備等・システムキッチン:リクシル「シエラ」
・フローリング:ノダ「Jネクシオ」
・ユニットバス「TOTO「サザナ」
・洗面化粧台:リクシル「MV」
・トイレ:リクシル「アメージュZ」「KAシリーズ」
・トイレ建具:パナソニック「ベリティス」
・給湯器:370L角型エコキュート

エコキュートを設置し、キッチンをガスコンロからIHヒーターへ変更するなど、オール電化住宅へとリフォームした事例です。

タイル張りだった浴室をユニットバスに交換、同じくタイル張りだった洗面所は下地を作って新しくクロスを張り、温かみのある洗面所へと変わりました。

2か所あったトイレの1つは和式トイレ男女用が設置されていたため、間取りを変更し洋室トイレにし、スペースを広げています。

予算400万円でできるリノベーション


施工:フレッシュハウス

予算が400万円あれば、300万円と比較してランクの高いキッチン台や高機能のキッチンを選ぶことができるでしょう。さらに大規模なリノベーションが行えるようになります。

実際にあった事例では一戸建ての壁付キッチンをアイランド型に変更しつつ、キッチンとリビングの間にある壁を取り払って、広々としたLDKを400万円の予算内で完成しています。

複数箇所のリノベーションも可能

予算が400万円あれば、複数箇所をリノベーションすることが可能です。

例えばリビングとダイニングキッチンが分かれているので統一したいと考えた場合、壁の取り壊し工事と撤去作業に約100万円、新しいアイランド型キッチンの設置に約200~300万円がかかります。

外装をすべて一新した事例もあります。2階建ての一戸建ての屋根の瓦を一新し、外壁材を軽量で断熱性のある金属製のサイディングに変更。さらにすべての木製窓をアルミサッシに変え、総額400万円以下におさめています

トイレ・洗面所・浴室の大改造

別々になっているトイレと洗面台、浴室をワンルームにまとめる大規模な工事事例があります。介護が必要な家族がいる場合、この3つが一体化されていると大変便利です。

間取りを変更して、給湯給排水を入れ替えたり設備を移動させたりするだけで約200万円が必要となり、その上さらにトイレや洗面台、浴場を新しいものにするとなるとさらにその設備費用に約100~200万円発生します。

水回りのリフォーム費用は、こちらの記事でより詳しく紹介しています

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予算500万円でできるフルリフォーム・リノベーション事例

予算500万円で行ったフルリフォーム・リノベーション事例を以下でご紹介します。

戸建ての内装中心にフルリフォームした事例

引用元:みやこリフォーム
リフォーム箇所・システムキッチン交換
・タイル張り浴室からユニットバスへ変更
・洗面化粧台交換
・トイレ便器交換
・和室の畳をフローリングへ
・和室の押入れをクローゼットへ変更
・階段フローリング張り替え
・建具の交換
・壁紙の張り替え
・床材の張り替え
費用総額470万円(税込み)
工期1ヶ月
採用メーカー・設備等・システムキッチン:リクシル「シエラ」
・ユニットバス:リクシル「アライズ」
・洗面化粧台:リクシル「オフト」

築40年の一戸建てを、水回りの一新と全面的なフルリフォームをおこなった事例です。

床材や壁紙も全て張り替え、経年劣化が目立っていた場所が、見違えるようにキレイになりました。

水回りの設備を、お手入れがしやすく機能性の良いものに変更、カーペット敷だった階段もフローリングにし、掃除が楽になったと喜んで頂いています。

キッチンの移動と内装をメインにリフォームした事例

引用元:フレッシュハウス
リフォーム箇所・キッチンの移動
・間取り変更
・クロス張り替え
・フローリング張り替え
・ワークスペースの増設
費用総額300万円~500万円
工期2ヶ月~

8年前に水回りと外壁屋根塗装をされている中古住宅を購入し、生活しやすいようにキッチンの移動と内装をメインにリフォームした事例です。

キッチンを対面に移動、アクセントクロスなどで内装を工夫して、開放的で明るい空間へと仕上げています。

キッチンの隣にワークスペースを造り、リモートワークにもスムーズに対応できるようになりました。

キッチンと和室を一体化したリフォーム事例

引用元:フレッシュハウス
リフォーム箇所・和室をLDKに変更
・間取り変更
・床・壁の補修
・外壁板の張り替え
・モルタルのクラック補修
・ウッドデッキの設置
費用総額300万円~500万円
工期1ヶ月~

キッチンと和室を一体化するために、柱を残し飾り梁を用いてLDKにリフォームした事例です。

補強のために腰壁とした間仕切り壁と、高く仕上げた天井により、開放感とメリハリのある立体的なLDKになりました。

オープンキッチンのカウンターはハイカウンターになっており、夜にはライトアップでお洒落なバーのような仕上がりになっています。

予算500万円でできるリノベーション


施工:フレッシュハウス

予算が500万円ある場合、家の広さ次第でフルリフォームも可能です。具体的な事例を参考に、フルリフォームができるかどうか考えてみましょう。

3LDKの中古マンションフルリノベーション

3LDKの中古マンションをフルリフォームした事例では、水回りと内装のリノベーションなどが考えられます。

水回りは、キッチンの入れ替えとユニットバスとトイレ、洗面台をフルリノベーションし、内装では天井や壁のクロス、床の総張替えが可能です。

さらに防音性や防湿性を高めるためにサッシを引いています。これだけリノベーションすれば、新築気分を味わえます。

しかし、サッシを交換するリフォームは、マンションの管理規約などで禁止されている場合もありますので、事前によく確認しておきましょう。

3LDKのリノベーション費用はこちらの記事でより詳しく解説しています

スタジオルームの設置

中古マンションに住んでいるけれど、誰にも気兼ねすることなく映画や音楽を楽しみたいという人や音楽関係の仕事に就いている人は、部屋の一室をスタジオルームにリノベーションする事例もあります。

300~500万円でできるリノベーションは?

スタジオルームの防音性を高めるためには、窓を二重サッシにしたり、部屋の扉も防音扉を用いるなどの対策が必要です。

約20畳の広さがある部屋のマットや壁、天井など四方すべてに防音材を敷き、床を複数枚重ねると約500万円の費用が発生します。

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予算500万でできないリフォームの範囲

建物の状況や工事内容により、予算500万円でリフォームできない場合があります。

予算内に収めるのが難しい、工事の範囲と理由を以下で解説します。

予算500万でできないリフォーム難しい理由
耐震リフォーム内容によっては解体が必要である
断熱リフォーム単体工事では難しく範囲が広い
大かがりな間取りの変更壁や天井のクロス、床の張り替えが必要
一戸建てのフルリフォーム施工箇所が多く、施工範囲が広い

耐震・断熱リフォームや大掛かりな間取りの変更は、単体での工事が難しく、リフォームの合計額が500万円を越える可能性が高いでしょう。

家全体を住みやすく改善するリフォームや、住まいを造り替えるリフォームは、予算が1,000万円ほどかかると考えて計画してください。

リフォーム箇所ごとの費用相場

一戸建てのフルリフォームを計画する際に、それぞれのリフォーム内容ごとの費用相場を把握しておくとプランが立てやすくなります。

水回りの劣化具合や、築年数に応じて内装、屋根・壁や耐震工事など必要な工事を検討してみましょう。

建物の劣化や必要な工事については、業者に現地調査をしてもらい、確認してください。

水回りリフォームの費用相場

水回りのリフォーム箇所ごとの、費用相場を表でまとめました。

リフォーム箇所費用相場
キッチン約50万円〜
トイレ約10万円~
浴室約50万円~
洗面所約10万円~

水回りのリフォームは配管や設備の劣化具合により、費用は幅広く異なります。

交換する設備のグレードを上げると費用も高くなり、配管が劣化していると配管工事も必要なため費用は高額になります。

内装リフォームの費用相場

内装のリフォーム内容ごとの費用相場を表でまとめました。

リフォーム内容費用相場
クロス張り替え約10万円〜
フローリング張り替え約15万円~
間仕切り・ドア新設約15万円~
間仕切り撤去約6万円~
収納リフォーム約10万円~
和室から洋室へリフォーム約40万円~
廊下のリフォーム約10万円~
階段のリフォーム約10万円~

表はあくまでも目安であり、建物の築年数や工事内容により費用は異なります。

外壁リフォームの費用相場

外壁に関するリフォーム内容と費用相場について以下で解説します。

リフォーム内容費用相場
外壁補修約80万円〜
外壁塗装約80万円~
張り替え・重ね張り約150万円~

外壁リフォーム工事では、主に補修・塗装・新調(張り替え・重ね張り)と3つのリフォーム内容があります。

外壁は、経年劣化によるヒビを補修する軽度な工事から、地震などで壁が崩れた場合張り替えが必要になる改修工事まで、リフォーム内容は異なります。

リフォーム内容と併せて、建物の広さもそれぞれ異なるため、費用には大きな幅があるのが特徴です。

屋根リフォームの費用相場

屋根に関するリフォーム内容と費用相場について以下で解説します。

リフォーム内容費用相場
屋根塗装約20万円〜
カバー工法(重ね張り)約60万円~
屋根葺き替え約70万円~

「屋根の塗装」は外観を良くするだけでなく、塗膜による屋根材の保護のために重要なリフォーム工事です。

「カバー工法」は既存の屋根の上に、新しい屋根材を重ねる工法のため、下地が傷んでいない場合におすすめのリフォーム内容です。

「屋根葺き替え」は既存の屋根材を撤去し、新しい防水シートと屋根材を張り替えます。

既存のものより、軽い屋根材にすると耐震性も向上するでしょう。

ただし、既存の屋根の解体や撤去により、工期が長いうえに費用が高額になります。

屋根の劣化具合をきちんと調査してもらったうえで、リフォーム内容を計画してください。

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築年数の古い旧耐震基準の木造住宅には耐震リフォームが必要

築年数の古い木造住宅の耐震リフォームの費用相場と、耐震リフォームの必要性について、以下で解説します。

耐震リフォームの費用相場約150万円~

築年数が経過した、多くの一戸建ては、木造住宅です。

1981年(昭和46年)以前に建てられた一戸建ては、現在の建築基準を満たしておらず、安全性に問題のあるものが少なくありません。

木造住宅は湿度や温度の変化に敏感で、気候の変化や雨にさらされると、膨張や収縮が生じ、木材の劣化が進行します。

また、湿気が続くと木材にカビや真菌が発生し、劣化の進行が早くなり構造に問題が生じるため大変危険です。

そのため、現行の耐震基準を満たす、耐震リフォームを優先的におこなうのをおすすめします。

耐震リフォームの費用相場は約150万円からとされていますが、建物の広さや状況により費用は異なります。

築年数が経過した一戸建てのリフォームをおこなう際は、事前に専門家による「住宅診断」を受けましょう。

専門家に診断してもらうと、優先的にリフォームするべき箇所がわかり、費用も把握しやすくなります。

坪数ごとのフルリフォーム費用相場

一戸建てをフルリフォームする際の、費用相場は坪単価で計算するため、坪数が上がると費用も上がります。

一般的に、一戸建てのフルリフォーム費用は、1坪40万円から80万円とされていますが、建物の築年数や状況により費用は異なります。

10坪・25坪・30坪のリフォーム費用相場について以下で解説しています。

坪数費用相場
10坪約400万円〜1,000万円
25坪約900万円〜1,600万円
30坪約1,200万円〜2,200万円

10坪の家のフルリフォーム

建物は1坪で約2畳分の広さですので、10坪というと畳が20枚程度の広さ、約33㎡です。

10坪の家をリフォームする場合、水回り設備の交換、内装工事だけなら約400万円ほどでリフォームできるでしょう。

ただし、使用する建材や設備のグレードを上げると、費用も高額になり1,000万円を超える可能性もあります。

25坪の家のフルリフォーム

25坪(約82㎡)の家をリフォームする場合、水回り設備の交換や内装工事だけなら900万円ほどでリフォームできるでしょう。

外壁や屋根なども含めると、1,200万円から1,600万円の費用がかかります。

ただし、築年数や使用する設備のグレードによっても費用は異なります。

30坪の家のフルリフォーム

30坪(約99㎡)の家をリフォームする場合、水回りの設備の交換や内装工事だけで1,000万円を越えてくるでしょう。

外壁や屋根など外装工事も含めると、1,400万円から2,000万円近い費用が必要です。

2LDKから3LDKの間取りの一戸建ても多いため、部屋数や使用する建材によって費用に差が出てきます。

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フルリフォームとスケルトンリフォームの費用相場

フルリフォームとスケルトンリフォームの費用相場を表でまとめました。

リフォーム内容費用相場
フルリフォーム約350万円〜
スケルトンリフォーム約450万円~

スケルトンリフォームとは

スケルトンリフォームは、建物の「骨組み」を残しつつ、床、壁、天井などの内部を取り払い、間取りを一から造り直す大規模なリフォームです。

間取りを一から造るため、自由な間取りやデザインを設計し新築のような見た目にするのも可能です。

排水管の改修もおこなえるため、通常のリフォームでは難しい水回りの移動や変更もしやすいでしょう。

スケルトンリフォームは、自由度が高く様々な変更が可能ですが、規模の大きさにより費用が高額になりやすいというデメリットがあります。

築年数ごとに必要となるリフォーム箇所と費用相場

築年数ごとに必要なリフォーム工事と、費用相場について表でまとめました。

築年数必要な工事費用相場
30年・スケルトンリフォーム
・省エネリフォーム
・バリアフリーリフォーム
約450万円〜
約100万円~
約15万円~
40年・耐震リフォーム
・断熱リフォーム
・水回りリフォーム
・間取りの変更
・バリアフリーリフォーム
・外壁リフォーム・屋根リフォーム
約45万円~
約40万円~
約170万円~
約20万円~
約20万円~
約50万円~
約50万円~
50年以上・耐震リフォーム
・建て替え
約60万円~
約3,000万円~

表はあくまでも目安であり、建物の広さや状況により費用は異なります。

築年数が経過した建物のリフォームでは、昔の風合いを残しながら、新しい設備などを導入すると、違った味わいが出るのが特徴です。

ただし、年数が経過すると劣化が進み、優先してリフォームを必要とする箇所が出てきます。

30年以上経過した建物が、築年数ごとに起こる劣化と、どんな内容のリフォームが必要になるのか、以下で詳しく解説します。

築30年経った一戸建てリフォーム

築30年が経過した一戸建ては、水回りのリフォームが必要になる可能性があります。

特に、給水管や排水管は劣化すると、サビによる水漏れの恐れがあり注意が必要です。

多くは配管の工事と併せて、キッチンや浴室、洗面所などの設備の入れ替えをおこないます。

キッチンや浴室がタイル張りの場合は、タイルを剥がし下地を調整する工事も必要です。

また、外壁にヒビがあると雨漏りの原因になり、断熱性が低下します。

断熱性を維持するために、外壁の補修や外壁塗装の可能性も考えておく必要があるでしょう。

築40年経った一戸建てリフォーム

築40年が経過した一戸建ては、給排水管の劣化に加えて、骨組みである構造部分の補修や修理が必要になる可能性があります。

築40年を経過した多くの一戸建てが現行の耐震基準を満たしていないため、耐震補強工事も必要です。

たとえば大きな窓があったり、16畳以上の広さがあったりする場合、壁の耐震補強工事は欠かせません。

構造部分の柱や筋交いが老朽化していると大変危険なため、補強や交換工事が必要になるでしょう。

また、屋根の耐震補強工事では多くが、屋根材の交換工事をおこないます。

築40年以上の建物は重い屋根材が使われているので、軽い屋根材を葺き替えて、振動による柱や壁への影響を最小限にするのです。

築50年以上経った一戸建てリフォーム

築50年が経過した一戸建ては、配管や建物の骨組みである柱、梁などの構造部分の老朽化が、かなり進行しているでしょう。

築年数が長いほど、地震や台風などの自然災害などが、建物に大きな影響を与えるため劣化を促進させるからです。

特に住宅の骨組みである構造部分の柱は、劣化は放置すると大変危険です。

多くの建物は、耐震工事や断熱工事が必要になり、費用も高額になるでしょう。

また、築50年が経過した建物は長い期間、雨や湿気にさらされており、シロアリ被害が予想されます。

シロアリ被害が、広範囲に渡る場合は補修では難しく、建て替えが必要な場合もあります。

一戸建てのリフォーム前には、住宅の劣化部分の確認が必要不可欠です。

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一戸建てのフルリフォームを500万円以内に抑えるコツ

一戸建てのフルリフォームをする際、費用を500万円以内に抑えるコツを以下でご紹介します。

リフォーム箇所の優先順位を決める

フルリフォームでは、工事する箇所が多いほど費用は高くなります。

リフォームする箇所の優先順位を決めて工事をおこなうと費用は抑えられます。

一戸建ては、基礎や構造が大切ですので、耐震補強が必要かどうかを確認するのが重要です。

安全性を重視し、耐震補強や水回りの給排水などの重要部分を優先してから、キレイにしたい部分を計画してください。

必要工事を優先して順位を決めると、必要でない工事が明確になりリフォーム費用を500万円以内に抑えられるでしょう。

建材や設備のグレードを下げる

一戸建てのフルリフォームをする際に、導入する建材や設備のグレードを見直しましょう。

グレードが低くても、機能性が劣っているとは限りません。

似たような建材や設備でも、グレードが高いと費用も高額になります。

安くても質の良い建材や設備はありますので、コスパの良いものを探して設備のグレードを下げましょう。

わからない場合は、リフォーム業者に予算の上限を伝え、相談するのをおすすめします。

高額な建材や設備のグレードを下げると、500万円以内でのリフォームが可能です。

複数の業者から相見積もりを取ってリフォームプランを決める

見積もりを取る際は、複数の業者に見積もりを依頼するとよいでしょう。

見積もりを依頼する前に、リフォームしたい内容をまとめておきます。

まとめた内容を希望の金額でリフォームできるか、最低3社の業者に相談してください。

複数の業者に見積もりを取り相談すると、リフォームしたい箇所にどのくらいの金額がかかるのか箇所ごとの費用相場が分かります。

希望するリフォームの費用相場を確認してから、リフォームプランを決めるのも500万円以内に費用を抑えるコツです。

予算がかからない工法でリフォームする

同じ内容のリフォームで、施工方法を変える方法も費用を抑えるコツのひとつです。

たとえば、床の張り替えをする際、古い床を撤去して新しい床材を張り替えるより、既存の床に新しい床材を重ねて張る「上張り工法」があります。

既存の床が腐食していると、撤去の必要がありますが、そこまで傷んでいないなら「上張り工法」でリフォームできます。

「上張り工法」にすると、既存の床を撤去しなくてよい分、費用が抑えられます。

リフォーム業者のアドバイスを聞いて、費用がかからない工法でリフォームをおこなうと、500万円以内でリフォームできるでしょう。

大規模な間取りの変更をしない

大規模な間取りの変更をせず、元の建築を活かすのも、費用を抑えるのに有効です。

大規模な間取り変更は、建物の構造に影響を与える可能性が高く、壁の撤去や柱の補強などが必要なため費用は高額になります。

また、新しい配置に合わせて、配管や電気設備の変更や追加工事が必要です。

リフォーム費用を500万円以内に抑えるには、大規模な間取り変更をしないようにしましょう。

水回り設備の場所を移動しない

水回りの設備の場所を移動すると、配管を設置し直す必要があります。

たとえば、壁付けのキッチンを対面式キッチンに変えて、移動すると給排水管も移動しなくてはいけません。

また、移動した場所の床材の交換が必要になる場合もあるでしょう。

配管の移設や、設備の移動に伴う床材の交換は費用が上がります。

不必要な水回り設備の移動や、設備の新設をしない選択も、500万円以内でリフォームを抑えるのに有効です。

補助金や減税制度を活用する

一戸建てのフルリフォームをする際に、利用できる補助金制度や減額制度があります。

フルリフォームは費用が高額になりがちですので、ぜひ補助金や減額制度を活用して、希望する工事をおこないましょう。

特に耐震工事や省エネを目的とした工事には、国や自治体も多くの制度で支援していますので、上手く活用すると費用が抑えられます。

条件や該当する工事内容がわからない場合は、リフォーム業者に相談して、工事内容を決めるようにしてください。

フルリフォームに活用できる国の補助金・助成金

フルリフォームに活用できる国の補助金・助成金の概要と工事内容を表でまとめました。

補助金制度制度の概要対象の工事内容の例
こどもエコすまい支援事業高エネルギー効率であるZEH基準の新築住宅購入や、省エネルギー住宅の建築や改装を行った際に補助金が受け取れる制度・開口部の断熱改修
・外壁、屋根、床の断熱改修
・子育て対応改修・バリアフリー改修
長期優良住宅化リフォーム推進事業住宅の耐震化、三世代同居への対応、子育てしやすい環境の整備、自然災害への対応可能なリフォーム工事など、質の良い住宅の維持を目指す制度・地震対策としての耐震補強工事
・断熱性・気密性を高めるの断熱工事
・バリアフリー化を目的としたエレベーター設置や段差解消工事
先進的窓リノベ事業古い住宅の熱効率の低い窓を断熱窓へと改良し、熱の損失を防ぎ、即座にエネルギー効率を向上させる事業・ガラスのみの交換
・内窓の設置
・外窓の交換(カバー工法)
・外窓の交換(はつり工法)
給湯省エネ事業家庭のエネルギー消費の大部分を占める給湯エリアの効率改善、高性能な給湯機の導入を支援する事業指定された給湯器の導入
・家庭用燃料電池
・ハイブリッド給湯器
・ヒートポンプ給湯器
既存住宅における断熱リフォーム支援事業戸建て住宅や集合住宅の所有者が、指定された機材で断熱改修を行った際、工事費の三分の一を補助する制度指定された製品による断熱改修(天井・床・窓・外壁)
・高性能建材
・家庭用蓄電システム
・家庭用蓄熱設備
・熱交換型換気設備
次世代省エネ建材の実証支援事業既存住宅のリフォームを、次世代省エネ建材である高機能断熱材や蓄熱・調湿材で行うと国から補助が受けられる制度指定された製品による以下の工事
・外壁の断熱化
・内壁の断熱化
・窓の断熱化
住宅エコリフォーム推進事業住宅ストックの省エネ化を推進するため、住宅をZEHレベルの高い省エネ性能へ改修する取組に対して支援する制度・省エネ診断
・省エネ設計等
・省エネ改修(建替え含む)
子育て支援型共同住宅推進事業共同住宅(分譲マンション及び賃貸住宅)を対象としし、子どもと親の双方にとって健やかに子育てできる環境の整備を進める事業・子どもの安全確保に資する設備の設置
・居住者等による交流を促す施設の設置

詳しい内容につきましては、以下の記事で記載していますのでご確認ください。

リフォーム減税を申請する流れと必要な書類を確認する

各自治体の補助金を活用する

定められた条件や工事内容が満たされれば、お住まいの自治体で実施されている補助金制度を活用できます。

各自治体の補助金は、国の補助金と併用できるものもありますので、うまく活用してリフォームできないかチェックしてみましょう。

各自治体の補助金事業は、以下のサイトで地域と制度内容をクリックすると簡単に調べられますのでご活用ください。

地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト(令和5年度版)

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フルリフォームに活用可能な減税制度

一戸建てのフルリフォームで活用できる減額制度の概要と工事内容を表でまとめました。

減税対象制度の概要対象の工事内容の例
耐震リフォーム地震に対する安全性向上を目的とした耐震リフォームに対して所得税が減額される制度・耐震診断
・基礎部分の軽量化工事
・耐震改修工事
・シェルターの購入・設置
バリアフリーリフォーム既存住宅において、定められたバリアフリーリフォームに対して所得税が減税される制度・手すりの設置
・段差の解消
・通路等の拡幅
・階段の勾配の緩和
・すべりにくい床材へ交換
省エネリフォーム既存住宅において、省エネ基準を満たす工事をおこなった際に固定資産税が減額される制度・窓・床・天井・壁の断熱改修
・太陽光発電システムの設置工事
同居対応リフォーム祖父母、父母、子供世代の3世代が同居するためにリフォームを実施した場合に所得税が減額される制度キッチン、浴室、トイレまたは玄関のうち、2つ以上の部屋がそれぞれ複数になる増改築を行った場合
長期優良住宅化リフォーム住宅の耐久性向上のためにリフォームを実施し、国土交通省より既存住宅の長期優良住宅と認定された場合に固定資産税が減額される制度・耐震リフォーム
・耐久性向上リフォーム
・省エネリフォーム
・耐久性向上リフォーム

一戸建てのフルリフォームに利用できる減税制度は、定められた条件や工事内容を満たすと、所得税や固定資産税が減税される制度です。

所得税の減額制度を利用するには、確定申告と定められた書類の添付が必要です。

リフォーム減税は併用できる?

リフォーム減税は併用できます。

例えば所得税と固定資産税の減税は併用できますので、条件を満たすなら併せて申請するとお得です。

ただし、所得税の耐震と長期優良住宅化、同居対応と住宅ローン減税など併用できないものも多くあるため注意してください。

事前に工事内容とリフォーム減税が、併用できるかを調べておく必要があるでしょう。

一戸建てのフルリフォームは費用が高額になるので、減税措置は最大限活用して上手くおこないましょう。

フルリフォームに活用可能なリフォームローン

フルリフォームに活用できるローンには、リフォームローンと住宅ローンがあります。

それぞれの特徴とメリット・デメリットを詳しく解説します。

リフォームローン

メリットデメリット
・担保が不要
・審査に通りやすい
・審査の時間が短い
・借入限度額が低い
・返済期間が短い
・金利が高めに設定されている

リフォームローンは担保が不要なため、審査にそれほど時間を要せず、融資を受けられやすいのが特徴です。

一方、借入限度額が低く返済期間が短いため、高めに金利が設定されています。

金利が高いため、毎月の返済による負担は住宅ローンよりも大きくなるでしょう。

多額の融資を必要とせず、手軽に短い期間で融資を受けたい人に向いているローンです。

住宅ローン

メリットデメリット
・借入限度額が大きい
・返済期間が長い
・金利が低めに設定されている
・担保として抵当権を設定する必要がある
・審査が厳しい
・審査に時間がかかる

住宅ローンは、借入限度額が大きいため、融資を受ける際に担保として抵当権を設定しなければいけません。

融資を受けるための審査が厳しく時間もかかるので、スケジュールに余裕を持って計画を立てる必要があります。

住宅ローンの返済期間はリフォームローンよりも長く、金利も低めに設定されています。

住宅の購入や、大規模なリフォームなど多額の融資を長期に渡り、受けたい場合には有利なローンです。

リフォームローンと住宅ローンは併用できる?

住宅ローンとリフォームローンの併用は可能です。

住宅ローンとリフォームローンを同時に申し込む、住宅ローンの返済中にリフォームローンを借り入れるなどの方法があります。

ただし、ほかに借り入れがあるという状態になるため、後から申し込んだローンの審査が厳しくなる可能性があります。

もし、審査に通過しても希望金額の融資が受けられないかもしれない点は注意しておきましょう。

両方のローンを利用する場合は、住宅ローンに統合するか、借り換えを検討してみる方法もあります。

ローンをまとめる、借り換えするなどにより、低金利でのローン組みが可能です。

ただし、返済期間が長くなるため、長期的な費用を考慮して計画を進めましょう。

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一戸建てフルリフォームの注意点

一戸建てフルリフォームをおこなう際、どんな点を注意すればよいのかをの、以下で5つ解説しますので参考にしてください。

フルリフォームの場合間取りの変更に限界がある

一戸建てをフルリフォームする際、骨組みを解体して建て替えをするわけではないので、間取りの変更には限界があります。

柱や基礎部分など、構造の骨組みを残したまま工事をおこなうため、既存の間取りを完全に変更するのが難しいからです。

フルリフォームであっても、全て思い通りの間取りにデザインできるわけではありません。

間取りの変更には限界がある、と頭においてフルリフォームの計画を立てましょう。

住宅ローンは組めない

一戸建てのフルリフォームでは、住宅ローンが組めないので注意が必要です。

例えば低金利のフラット35という住宅ローンは、フルリフォームが利用の対象ではありません。

ただし、中古住宅を購入してフルリフォームする際には、リフォーム一体型のフラット35という住宅ローンが利用できます。

低金利の住宅ローンは、住宅の購入や建て替えが目的である場合が多いので、注意しましょう。

工事内容によっては建て替えより高くなることがある

一戸建てのフルリフォームをする際、計画した費用を上回る可能性があります。

建物を解体して、基礎や構造部分に不具合が発覚する場合があるからです。

建物の骨組みである基礎や構造に不具合があると、追加の補強工事などが必要になります。

追加の費用が重なると、総額が高額になり計画した費用を上回ります。

予想以上に費用が高額になる場合は、建て替えたほうが安いケースもあるので検討が必要です。

工事の開始前に近隣へのあいさつを済ませておく

一戸建てのフルリフォームをおこなう際は、工事の開始前に近隣へのあいさつを済ましておきましょう。

建物をフルリフォームする際、解体や工事の騒音、工事車両の出入りなど近隣の方が迷惑と感じてトラブルになる可能性もあります。

工事前に一言あいさつをしておくと、近隣の方も心構えができ、大きなトラブルは避けられます。

工事を完了した後も安心して居住するために、工事前のあいさつは1週間前までに済ませておきましょう。

工事前にリフォーム補助金の申請を済ませておく

リフォームをおこなう際は、工事前にリフォーム補助金の申請を済ませておく必要があります。

一戸建てのフルリフォームは、大掛かりな工事になり費用も高額になりがちです。

基本的に、補助金の申請は工事を請け負った業者が、工事前に申請する必要があります。

補助金を利用できそうか、業者に相談して早めに計画を立てるようにしてください。

一戸建てフルリフォームが得意な優良会社の選び方

一戸建てをフルリフォームする際には、優良な施工会社に依頼したいですよね。

そこで、フルリフォームが得意な優良会社の選び方のポイントを解説します。

希望するリフォームの実績があるか

希望するリフォームの実績が、これまでにどの程度ある施工会社か確認しましょう。

また施工会社の特徴や得意な工事が、希望するリフォームのイメージと合うかもポイントです。

希望するリフォームの実績がないと、思ったようなリフォームができないかもしれません。

これまでの実績や、リフォーム業者の得意な工事内容など、しっかり確認してください。

会社側の担当者との相性は良いか

一戸建てのフルリフォームをする際、依頼する施工会社の担当者との相性も重要です。

依頼する施工会社の担当者と、連絡が取れにくかったりコミュニケーションが上手くいかないと、リフォームがスムーズに進みません。

希望する工事の内容に合わせて、適切な提案をしてくれているかもポイントです。

また、質問に対してわかりやすく的確に答えてくれるかも重要でしょう。

担当者とは、こまめに連絡を取り相性を見極めるようにしてください。

保証内容やアフターサービスが万全か

一戸建てのフルリフォームをする際、施工会社の保証内容を確認しましょう。

リフォーム瑕疵(かし)保険は、工事に欠陥が発生した場合、修復に必要な費用が保証される保険です。

リフォーム瑕疵(かし)保険は、保険料の負担は依頼主ですが、施工会社が加入する必要があります。

もし、保険加入している施工会社が倒産してしまっても、依頼主に保険料が支払われ補修工事をおこなえます。

リフォーム後の保証やアフターケアについても、しっかり説明してくれる施工会社ですと安心して工事がおこなえるでしょう。

リフォーム関連の協会に加入しているか

フルリフォームを依頼する施工会社が、リフォーム関連の協会に加入しているかも確認してみましょう。

国土交通省が定めた、「住宅リフォーム事業者団体の登録制度」に登録しているリフォーム関連の協会が多数あります。

この制度は特定の要件を満たす事業者団体が国に登録され、消費者に対して適切な情報提供の公開をし、業務運営を保証するものです。

消費者の安心を守る目的として作られている制度なため、依頼する施工会社が登録していると安心でしょう。

成約数が多く口コミの評価が高いか

一戸建てのフルリフォームを検討する際に、施工会社の成約数の多さや、口コミの評価が高いかも判断材料になります。

ただし、口コミの評価が高いからと言って、自分と相性が良いとは限りません。

ハピすむではお客様のご要望に合わせて、ハピすむのリフォームコンシェルジュが選定した、優良な施工会社を最大3社ご紹介させて頂きます。

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予算やご希望の工事内容などしっかり計画を立てて、要望通りのリフォーム工事をおこなえる施工会社を選びましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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