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2021年09月16日更新

監修記事

マンションを二世帯へリノベーションする費用や価格は?

二世帯住宅といえば一戸建てのイメージがありますが、マンションでもリフォームを行うことである程度プライバシーに配慮した二世帯住宅を作ることができます。どのような方法を用いればマンションを二世帯住宅へとすることができるのでしょうか?

マンションを二世帯住宅へリフォームする方法とは

マンションの場合、一戸建て住宅と違い、同居にあたって部屋の面積が狭くなっても増築して面積を増やすということができません。

ある程度の広さがある場合なら完全分離タイプへのリフォームも不可能ではありませんが、住宅のスペースが狭くなりやすいため、生活空間を確保するためにもキッチンなどを共有できる部分共用型の方が望ましいでしょう。

もし、スペースをさらに有効利用したいなら、完全分離、部分共用では無く、完全同居タイプにしてしまうのも効果的です。

ただ、完全同居タイプの場合はどうしてもお互いのプライバシーを守るのが難しくなるため、寝室やプライベートスペースへ続く廊下に扉を増築して簡易的な仕切りとすると、ある程度プライバシーを守ることができるでしょう。

マンションを二世帯へリノベーションする費用や価格は?

両親、義両親と同居する際に注意することは?

どのタイプの二世帯住宅でも、まず考慮しなければならないのは使いやすい設備を用意するということです。

二世帯住宅では、若い家族とある程度年齢を重ねた家族が同居するため、水回りなどの設備を若い世帯が使いやすいものにしてしまうと、両親や義両親の世帯からすると使いにくいものになってしまうことがあります。

例えば、体が不自由になってくるとトイレなどで振り返って排水レバーの操作をすることが難しくなるため、振り返らずに操作できるリモコンを設置するといいでしょう

キッチンについても、握力が落ちても操作しやすくなるよう複数のハンドルを使用する混合水栓より、レバー1つで温度や水量が調整できるシングルレバー水栓がおすすめです。

まだ義両親が若く、体が不自由では無い場合にはそれでも問題はないのですが、体の衰えによって力が弱くなってしまったりすると、通常の設備では使いにくくなるでしょう。

また、マンションの場合は廊下が狭いことがあり、家族が多いと洗濯物などの荷物を持ってすれ違うのが難しくなってしまうこともあります。

あまり廊下に面積を使うと部屋が狭くなってしまいますが、すれ違うのが苦にならない程度の広さは確保しておいたり、他のルートでも行き来が出来るように動線を工夫した方が良いでしょう。

マンションを二世帯住宅へリフォームした実例と施工価格

一戸建て住宅と違い、マンションの場合は玄関を2つに分けたり、水回り設備をそれぞれの家族向けに用意したりすることは面積的に難しくなります。

ある実例では、住宅の中央に水回りなどの共有スペースを集中させ、共有部分を中心として対角線となる位置にプライベートスペースを配置することで、簡易的な部分共用型として利用していました。

この配置なら、家事を行うタイミング以外ではほとんど顔を合わせることがありませんし、生活スタイルが違っていてもそれほど生活音が気になるということは無いでしょう。

また、別の実例では、中古マンションを二部屋購入し、それぞれの部屋を内部で繋ぐことでほぼ完全分離タイプの二世帯住宅へとリフォームした事例もあります。

内部でドアや開口部を設けられない場合も有りますのでご注意ください。

実家をリフォームする場合など、今まで住んでいたマンションをリフォームする場合には少し難易度が高い方式ですが、この方式を実現できればマンションでも十分な間取りで二世帯住宅を作ることができるでしょう。

完全同居に抵抗があり、実家マンションの隣の部屋が売りに出ている場合などは、この方式でリフォームするのも良いかもしれません。

マンションを二世帯住宅へとリフォームする場合の費用と相場

マンションを二世帯住宅へと変更する場合、全面的に改修を行うリノベーション全面リフォーム)と、部分的な間取りの変更を行うリフォームのどちらかの方法が用いられます。

マンションを二世帯へリノベーションする費用や価格は?

施工価格は、リノベーションは坪単価から、リフォームの場合は工事の内容によって計算されることが多いようです。

施工価格の相場は、リノベーションの場合が坪単価約25万円から、リフォームの場合も何処まで設備等をリフレッシュするかによってやや相場が変わってきますので、注意しましょう。

間取り変更の場合も工事の内容によって多少費用が変わり、壁の撤去なら約30万円、既存の間取りを活かして共用部分のみをリフォームする場合は、約200万円となります。

マンションの元の間取りによって全面的に変更した方が良いのか、部分的に変更するだけで対応できるのかは変わってきますので、まずはリフォーム会社に設計や費用について相談してみると良いでしょう。

義両親や両親の実家など、ある程度長期間住んでいる物件をリフォームする場合には、配管をリフォームした方がより快適に暮らせるようになります。

これは、排水管が経年劣化によって詰まりやすくなることが理由で、リフォームの際に配管を新しいものに交換することで排水の詰まりや水漏れを防ぐことができるためです。

施工価格は高くなりますが、このような場合にはスケルトンにしたり、全面リフォーム、リノベーションなどを行い、その際に床や壁に隠れている既存の配管などを撤去して新しく引き直し内装や設備を新しいものへと交換しておくと良いでしょう。

二世帯住宅へリフォームする際の補助金について

住宅を二世帯住宅へリフォームし、三世帯で同居する場合には設備の購入費用などが国から一定額補助されます

ただ、この補助金をうけるためには、キッチン、浴室、トイレ、玄関のいずれかが2つなければいけません。

マンションもこの制度の対象とはなっていますが、玄関を2カ所作るのは難しいですし、水回り設備を2つ作るのも、マンションでは増築が難しいため、家の広さによっては対応できないこともあるでしょう。

補助金の額は30万円ですので、できれば受け取れるような設計が望ましいのですが、無理に設計に組み込むことで使い勝手が悪くなったり、施工価格が高くなったりしてしまうことも考えられます。

補助金があるといっても無理に受給を狙うのではなく、まず使いやすさを考え、その際に補助金の対象となるようなら申請するという形にすると良いでしょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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