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2023年02月17日更新
リノベーションマンションはお得?気になるメリット・デメリットを解説!
家づくりのトレンドな手法として、中古マンションを購入し、住みやすくリノベーションする方法が注目されています。新築マンションやリノベーション済み物件と条件を比較しながら、マンションリノベーションメリット・デメリットについて見てみましょう。
「マンションリノベーションの準備の進め方がわからない」
「マンションリノベーションの際の注意点を知りたい」
マンションのリノベーションを検討している方には、さまざまな疑問があるのではないでしょうか。
本記事では、マンションをリノベーションする際のメリット・デメリットや、知っておきたい注意点などを紹介します。
この記事を読めば、マンションリノベーションについて基礎知識が身につくため、マンションのリノベーションをスムーズに進めることができるでしょう。
マンションのリノベーションを検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
目次
マンションの最適な入手方法は?
施工:フレッシュハウス
マンションの入手方法には、三つの選択肢があります。
まず一つ目は、新築のマンションを購入するという方法です。
そしてもう一つは、最新の設備にリノベーションされた中古マンションを購入する方法。
最後の三つ目が、築年数の長い中古マンションを手頃な価格で購入し、現代風の住みやすい間取りや設備にリノベーションするという方法です。
それぞれの方法の、特徴や利点・欠点などを詳しく見てみましょう。
新築マンションを購入する場合
建物や設備が新品かつ最新のデザインで造られている新築マンションは、入居後すぐに快適な生活をスタートさせることができます。
しかし、当然のことながら、新築マンションの販売価格は中古マンションに比べると割高に設定されており、駅の近くや人気のエリアなど、立地が良い物件ほど価格はさらに高くなります。
加えて、利便性の良い立地にある新築マンションはすぐに買い手が見つかってしまうため、希望通りの条件で手頃な予算の物件を手に入れるためには、非常に多くの時間と根気が必要です。
リノベーション済みマンションを購入する場合
リノベーション済みの中古マンションは、設備やデザインは最新の状態でも、希望通りの間取りや設備にリノベーションされているとは限らないというデメリットがあります。
「壁紙やキッチンが好みの色ではない」といった、デザイン面の不満だけでなく、「住む人の生活スタイルに合わない」リノベーションが行われている場合は、特に注意が必要です。
例えば、床がフローリングから石のタイルにリノベーションされていた場合、小さいお子様や年配の方がいるご家庭では、転倒による事故のリスクが高まります。
さらに、リノベーション済みの中古物件は、リノベーションされていない物件に比べると割高になるため、場合によってはリノベーション分の販売金額が、余分な出費になってしまうこともあるでしょう。
中古マンションをリノベーションする場合
あえて手頃な中古マンションを購入し、自分たちでリノベーションすることで、物件購入費用を抑えながら、理想のマイホームを手に入れることができます。
自分たちの生活スタイルや家族構成に合わせて自由にプランニングが行えるため、リノベーション済みの中古マンションと違って、余分な工事や不必要な設備に予算を投じてしまうリスクも低くなります。
また、古い年代に建てられた中古マンションは、利便性の良い立地に建てられているものも多く、立地条件の面でも新築マンションに比べると有利になることがあります。
このように、金額、設計の自由度の両方を併せ持つ中古マンションのリノベーションですが、メリットだけでなく、デメリットもよく把握したうえで検討しなくてはなりません。
マンションリノベーションのメリット
施工:フレッシュハウス
マンションを購入してリノベーションを行うメリットをまとめると、以下のようになります。
物件購入費用を抑えられる
昔ながらの間取りに古い設備が付いたままの中古マンションは、販売価格も最新の新築マンションに比べると安く設定されています。
このような中身が古い中古マンションでも、リノベーションによって使いやすく清潔な状態に作り替えることができます。
限られた空間を有効活用できる
マンションは、戸建て住宅に比べると専有面積が限られているため、いかに無駄のない間取り作りを行えるかが、住みやすさを左右する鍵となります。
特に、中古マンションのリノベーションは、既存の空間を利用して間取り作りが行えるという利点もあります。
新築で家を建てる際、平面図の状態から完成後の状態を予測しなければならず、実際の仕上がりとイメージがかけ離れていることもあります。
しかし、中古物件のリノベーションであれば、既にある空間から改善点を見つけ、効率良くプランニングを行うことができます。
例えば、壁に遮られ、暗く湿気のたまりやすい浴室をガラス張りにしたり、細かく仕切られたリビングの壁を撤去して、明るく開放的な広いリビングにするといったことも、リノベーションで行うことができます。
そのほか、スキップフロアや小上がりを作り、その段差を活かして収納スペースにするといった工夫も、リノベーションで取り入れることができるでしょう。
マンションリノベーションのデメリット
マンションを購入してリノベーションを行うデメリットをまとめると、以下のようになります。
耐久性が心配
中古マンションを購入した場合、耐久性が低下している可能性があります。
メンテナンスを行っていても経年劣化は避けられないため、建物は古くなっています。
特に1981年以前に建てられた建物は耐震基準が旧基準であるため、地震などには弱い構造です。
逆に1981年以降に建てられた建物は新基準の耐震基準であるため、この基準改正によって壁の量などが増え耐震性が保証されています。
ローン金利が高くなる
中古マンションを購入し、リノベーションの費用に住宅ローンを利用したいと考えている方は、住宅ローンが適用されない可能性があります。
リノベーションを住宅ローンに組み込むことができない場合には、単独でリフォームローンを組む必要があります。
リフォームローンは住宅ローンよりも金利が高くなる傾向があり、変動金利で比較すると3%以上の差が出ることもあるため事前に調べておきましょう。
古い物件だと断熱性が乏しい可能性がある
マンションを購入する際に古い物件では断熱性が乏しい可能性があります。
新しい物件では、壁や床、天井に断熱材を入れていますが、古い物件では十分に断熱材が入っていない場合があるため、外に熱が逃げてしまい冷暖房の効果も低下してしまうのです。
その分冷暖房を多く使用するため、光熱費が高くなってしまうというデメリットもあります。
マンションを購入する際には断熱材の使用なども確認しましょう。
間取りや電気設備が古い
古いマンションを購入する際には間取りや電気設備などが古いというデメリットがあります。
近年ではLDKなどの広い空間を中心とした間取りの物件が多くなっていますが、古い物件は壁が多く、部屋数が多いという特徴があります。
部屋が多ければ必然的に自然光が入らない部屋もできます。
部屋数が多いことによって使用しない部屋などができ、スペースを無駄にしてしまうこともあるため、間取りを変更するなどして対策すると良いでしょう。
また、電気設備が古いため家電を多く使用する生活に適していないケースがあります。
電気の容量はマンションの問題であり変更できないケースが多くなります。
外観が古いままのことがある
古い物件を購入してリノベーションをすると内装は新築のようにきれいにできますが、マンションの外観は古いままです。
エントランスや玄関前の廊下などがリノベーションされていない場合もあります。
マンションの外観もきれいな物件に住みたいと考えている方は、リノベーションマンションは避けた方が良いでしょう。
暮らせるようになるまで時間がかかる
中古のマンションを購入してそのまま住む場合には、すぐに入居して生活を送ることが可能ですが、リノベーションする場合には工事を行う期間は入居できません。
マンションのリノベーションは工事の範囲にもよりますが、約3ヶ月〜約5ヶ月はかかります。
現在住んでいるマンションのリフォームでは仮住まいが必要なため、リフォームに時間がかかれば仮住まい費用もかさみます。
また、現在違う賃貸物件に住んでいて引っ越しをする場合には、退去日より前に完成する必要があります。
予定している時期に入居ができるよう、なるべく早い段階から準備を進めておくと良いでしょう。
リノベーション済みの中古マンションの選び方と種類
リノベーション済みの中古マンションは、どのように選んだら良いのでしょうか。
リノベーション済みのマンションの種類を知れば、自分が求めている物件に近づけるリノベーションを考える際の手助けとなります。
ここではリノベーション済みの中古マンションの選び方と種類について解説します。
内装のみリノベーションした物件
内装のみリノベーションした物件は、中古の古い内装を避けてきれいな状態の住宅に手軽に住みたいと考えている方におすすめです。
リノベーションの費用も後々かかることがないため、新築同様の内装の建物に住みたいと考えている場合には、内装のみリノベーションされた物件を選ぶと良いでしょう。
一部の水回りだけをリノベーションした物件
費用を抑えたいと考えている方は、一部の水回りだけをリノベーションした物件がおすすめです。
水回りは以前の居住者が使用していたものを使用するのに抵抗感がある方もいるでしょう。
そのような場合にはすでに水回りがリノベーションされている物件があり、内装などのリノベーションにかかる費用が抑えられているためおすすめです。
マンション全体をリノベーションした物件
マンション全体をリノベーションしている物件は、エントランス部分や外壁の塗装なども行われているため、建物の外観もきれいになっています。
マンション全体をリノベーションしている物件は、マンションの外観もきれいな建物に住みたいと考えている方におすすめです。
内装部分などもきれいになっているため、新築に住む気分で生活を送ることができるでしょう。
中古マンションの購入、築年数は気にする?
中古マンションの購入時に、築年数を確認すべきか悩んでいる方もいるでしょう。
ここでは中古マンションの購入時にチェックしておきたい築年数について紹介します。
1981年以降の物件は新耐震基準を満たしている
新耐震基準は1981年に改正されているため、それ以降の物件は壁や建物の構造部分の耐震性能が高くなっています。
一方で1981年以前の物件は旧耐震基準で建築が行われているため、それ以降に建てられた建物と比較すると耐震性が劣っています。
安全性を重視したいと考えている方は1981年以降の中古マンションを選ぶと良いでしょう。
マンションの寿命は100年超え!?
マンションの寿命は、鉄筋コンクリートなどで作られている建物の場合、100年以上あるとされ、メンテナンスの状況が良いマンションでは、100年を超えても住めるといわれています。
しかし、メンテナンスや外部の環境にも左右されますが、マンションの設備や立地などによって寿命の前に建て替えするケースもあります。
マンションを安く購入してもすぐに寿命となってしまうと、損をしてしまう可能性もあるため、居住予定期間とのバランスが大切です。
メンテナンスの行き届いている中古マンションを選ぶ
中古マンションを選ぶ際にはメンテナンスが行き届いているマンションを選ぶとよいでしょう。
マンションは寿命が100年以上とも言われていますが、寿命を迎える前に建て替えを行うケースが多いようです。
このような場合には損をしてしまう可能性もあるため、メンテナンスが行き届いており、建て替えの心配などがない物件を選ぶことが重要になります。
また、メンテナンスが行き届いていれば、その分きれいな状態の建物に住めます。
リノベーションが可能なマンションを選ぶポイント
リノベーションが可能なマンションを選ぶ際には、自分でリノベーションを行うことができる箇所を事前に確認しておきましょう。
マンションのリノベーションは構造上の制約や管理規約により可能な部分と不可能な部分があります。
仮に自分の希望のリノベーションが不可能な場合は、希望通りの物件にできません。
リノベーションが可能なマンションを選ぶ際にはリノベーション希望箇所をリノベーションできるか明確にしてから準備を進めましょう。
ワンストップリノベーションとは?
ワンストップリノベーションとは物件を探して「デザイン」「設計」「ローン」などの相談から、施工会社への依頼などを1つの会社に依頼することです。
ワンストップリノベーションは物件探しから、リノベーションの完成まで1社で完結するため、施工準備の無駄な負担をなくし、完成までにかかる準備をスムーズに進められます。
状況を確認しやすいため、リノベーションなどの手間を削減したい方におすすめです。
ワンストップリノベーションのメリット・デメリット
ワンストップリノベーションにもメリット・デメリットが存在します。
ワンストップリノベーションを選択する際の参考にしてください。
ワンストップリノベーションのメリット
ワンストップリノベーションは窓口が1つであるため施主の手間が省けることや、ローン金利を抑えられること、理想の物件に近づけやすいことなどのメリットがあります。
窓口は依頼した会社の担当者のみになるため、確認したい点がある場合には担当者に確認するのみで気軽にやり取りできます。
また、ローン金利では通常、リフォームローンと住宅ローンを分ける必要がありますが、ワンストップリノベーションでは1つのローンにまとめられます。
ワンストップリノベーションのデメリット
ワンストップリノベーションは途中で別の会社に相談をしにくい、費用がかかってしまう可能性があるなどのデメリットがあります。
物件の仲介をしてもらった後に、リノベーションの相談をしていて担当者に不満が生じた時に、リノベーションを他の会社に依頼しにくくなってしまいます。
また費用の面でも、社外に依頼するワンストップリノベーションではそれぞれの会社が利益を確保するために、費用が高くなってしまう可能性があります。
中古マンションをリノベーションする際の注意点
中古マンションのリノベーションをする際には注意点が存在しています。
ここでは中古マンションを選ぶ際に参考になる、注意点について紹介します。
リノベーションは「専有部分のみ」
マンションのリノベーションが可能なのは居住スペースのみになります。
マンションには共有部分と専有部分があり、エントランスや共用廊下、各住戸の排水管を繋いでいるパイプスペースなどは共用部分です。
共用部分のリノベーションは、管理組合が集めた修繕積立金で工事を行います。
マンションの玄関ドアや窓の外のバルコニーは占有部分ではありません。
構造による間取り変更の制限
マンションのリノベーションを行う際に、間取り変更を検討している方も多いのではないでしょうか。
マンション構造にはラーメン構造と壁式構造があります。壁式構造のマンションは壁で建物を支えるため、構造壁が存在しています。
この構造壁は建物の構造に関わるものであるため、リノベーションの際に壊せません。
間取り変更の内容によっては構造壁が障壁となって希望通りの間取りにできないケースがあるため、物件を選ぶ際に確認しましょう。
水回りの移動は「配管経路」に注意する
中古マンションを購入してリノベーションの際に、水回りの移動を検討している方もいるでしょう。
マンションの給排水管は通常であれば床下を通っています。
この配管を繋いでいるパイプスペースと遠すぎる位置に水回りを設置すると水が流れなくなってしまう可能性があります。
物件の配管経路によっては、水回りの移動ができないケースもあるため、事前に確認をしておきましょう。
「管理規約」による制限
マンションのリノベーションを行う際に、専有部分のリノベーションであっても管理規約によって制限されているケースがあります。
制限の例としては使用する床材の遮音等級が指定されているケースや電気の容量に制限がある場合などです。
このような制限は管理規約に記載があるため、リノベーションを検討している方は、購入前に管理規約なども確認をしておきましょう。
建物の管理状態
中古マンションを購入してリノベーションをする際には、建物の管理状態も確認しておきましょう。
マンションの管理形態は、マンションの住民が自ら管理している自主管理と、管理会社が管理を行っている委託管理の2種類あります。
一般的には委託管理のマンションが多いようですが、自主管理の場合にはマンションの居住者が管理を行っているため修繕金などが集まっていないケースがあります。
耐震性と立地環境
中古マンションを購入してリノベーションする際には耐震性と立地環境にも注意しましょう。
耐震性においては新基準の耐震基準で建てられている建物がおすすめです。
地震などの災害の際に費用をかけて、リノベーションした物件が居住不可な状態になってしまっては損をしてしまいます。
また、立地環境においても、旧耐震基準で作られていた建物は経済成長と共に住宅整備事業が盛んに行われていたため、立地が良い場所に位置している物件が多くなっています。
立地条件は良いですが、耐震性に不安がある物件があるため確認しておきましょう。
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ここまで説明してきたフルリフォーム・リノベーションは、あくまで一例となっています。
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この記事の監修者プロフィール
2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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