2023年10月11日更新
天窓の後付けや設置リフォームの工事費用・価格は?
天窓は、電動式やロールスクリーン付き、複層ガラスタイプなど様々なタイプが多くのメーカーで販売されています。この記事では、リフォームで後付けする際に知っておきたい、天窓リフォームのポイントや、商品価格・工事費用の相場などについて解説しています。
目次
天窓(トップライト)リフォームのメリット・デメリット
天窓とは、天井に取り付ける窓のことで、トップライトとも呼ばれます。
屋根に直接窓を取り付けることで、多くの日光を室内に取り入れることができます。

天窓には、メリットとデメリットの両方がありますので、リフォームを行う前に、取り付ける方角や相応しい商品タイプを見極めておきましょう。
天窓リフォームのメリット
天窓は、壁に取り付けられた窓にはない、様々なメリットがあります。
採光性の向上
採光とは、室内に太陽光を取り入れることです。住宅の居室や学校の教室などは、建築基準法で一定量以上の採光を確保することが義務付けられています。
採光性の高い部屋では多くの日光が入るため、ほとんどの季節・時間帯で電気を点けずに生活することが可能です。
垂直壁の窓に比べて、天井に接地された天窓は日光を部屋全体に届ける特徴があるため、高い採光性を備えています。
そのため、大きな窓を壁に取り付けられず昼間でも薄暗い、狭小地や縦長の建物などでは、採光性向上のために、天窓の設置が推奨されています。
夏場の換気
暖かい空気は部屋の上部に移動する性質を持っています。
夏場に屋根裏やロフトに近づいたとき、猛烈な熱気に驚いた経験のある方も多いのではないでしょうか。
屋根裏やロフトのある住宅では、開閉タイプの天窓を開放しておくことで、部屋の温度上昇を緩和することができます。
解放感のある部屋になる
天窓がついていることで、解放感のある部屋になります。窓をたくさんつけても解放感が出ますが、それだけ外からの視線にさらされやすくなります。天窓であれば、そのような心配もありません。
気分転換に空を眺めることもできることもメリットの一つといえます。
解放感のある部屋になる
天窓がついていることで、解放感のある部屋になります。窓をたくさんつけても解放感が出ますが、それだけ外からの視線にさらされやすくなります。天窓であれば、そのような心配もありません。
気分転換に空を眺めることもできることもメリットの一つといえます。
天窓リフォームのデメリット
天窓リフォーム置後に生活が不便になってしまわないように、以下のようなデメリットも把握しておきましょう。
設置する方角によっては不向き
天窓には採光性向上というメリットがありますが、南側の部屋は夏場に多くの日差しを取り込み過ぎてしまい、換気どころか部屋の温度上昇に繋がってしまいます。
現在市販されている天窓は、多くが断熱性に優れた複層ガラスタイプを標準仕様としていますが、南側に天窓を取り付ける場合は、オプションでロールスクリーンの取り付けた方が良いでしょう。
メンテナンスが難しい
手の届かない高い位置にある天窓は、毎日の吹き掃除が行えず、ガラスに汚れが溜まった状態を常に目にしながら生活することになってしまいます。
さらに、天窓をリフォームで後付けすると、設置後に雨漏りが生じる恐れもあり、メンテナンスのためには、専門の点検業者に屋根の上に登ってもらわなくてはなりません。
天窓設置のメリット・デメリットはこちらの記事でも詳しく紹介しています
天窓のタイプと価格相場
様々なメリット・デメリットを持つ天窓は、リフォームの目的に応じて、適切なタイプを選ぶことがポイントです。
例えば、設置する壁の傾斜が急な場合は傾斜窓タイプを、手の届かない高い位置に取り付けるのであれば電動開閉タイプを選ぶと良いでしょう。

天窓のタイプと特徴
多くのメーカーでは、主に以下のようなタイプの天窓が用意されています。
複層ガラスは多くのメーカーで標準仕様となっていますが、ロールスクリーンは手動と電動でそれぞれオプション費用が倍近く異なりますのでご注意ください。
天窓タイプ
傾斜が緩やかな天井に接地するタイプの天窓です。
傾斜窓タイプ
屋根裏やロフトなど、傾斜が急な天井や、垂直な壁に接地するタイプの天井です。
複層ガラスタイプ
複層ガラスとは、複数枚のガラスの間に設けられた中間層が、熱の移動を防ぐガラスのことです。
熱の移動をカットするため、断熱・遮熱効果を発揮します。
なお、断熱とは熱の移動を防ぐ機能を、遮熱とは入ってくる熱をカットする機能を指します。
ロールスクリーン付きタイプ
天窓とロールスクリーンが一体になったタイプです。
手動または電動で、ロールスクリーンを好みの量に調整することができますので、日差しが強い日はスクリーンを出し、冬の寒い日は閉まっておくなど、天気や温度に合わせた使い分けが可能です。
天窓のリフォームが得意な会社を探すには
自分が住んでいる地域で天窓(トップライト)のリフォームが得意なリフォーム会社を知りたい場合は、リフォーム会社紹介サービスを使うと良いでしょう。
リフォーム会社紹介サービスの「ハピすむ」は、お住まいの地域やリフォームのニーズを詳しく聞いた上で、適切で優良なリフォーム会社を紹介してくれます。
運営会社のエス・エム・エスは、東証プライム上場企業なので、その点も安心です。
天窓設置リフォームの工事費用相場
天窓を屋根に後付け設置する場合は、天窓の取り付け費用のほか、既存の屋根の一部を撤去する費用、防水処理費用、さらに足場設置費用などが発生します。

また、天窓設置の際に撤去した屋根は、処分のために廃材処分費が発生しますが、取り付ける天窓が大きいほど処分費も高くなります。
- 足場設置費用:約15万円
- 既存の屋根の部分撤去費用:約5万円
- 天窓取り付け工事費用:約6万円
- 防水処理費用:約2万円
- 廃材処分費:約3万円
合計:約30万円
また、設置する天窓のタイプが電動式の場合は、電気配線工事が別途必要になります。
- 電気配線工事費用:約3万円
天窓リフォーム後の雨漏り点検費用
リフォームで天窓を後付けすると、天窓付近の屋根の雨漏り点検が必要になります。
工事の際に、既存の屋根の一部をくり抜く以上、天窓設置には雨漏りのリスクは避けられません。
そのため、天窓設置後は約5年に1度は雨漏りの点検も兼ねたメンテナンスが発生します。
しかし、屋根は本来、約5~10年に1度の定期的な点検が推奨されていますので、天窓設置の有無にかかわらず、上記の費用はいずれ発生するものです。
天窓設置リフォームを行う際に、将来に備えて屋根全体の雨漏りの点検も済ませておくと良いでしょう。
- 屋根の雨漏り点検費用:約2~4万円/1箇所あたり
屋根リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた屋根リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は見積もり比較のステップへ行きましょう!
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