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2022年04月14日更新
軒天(軒下・軒裏)や破風板の塗装や修理の費用・価格は?
破風板とは屋根の側面の部分、軒天は軒下や軒裏とも言い、外壁よりも外側に出ている屋根の裏側のことを表します。塗装及び修理にはいくつかの方法があり、状態にあった使い分けが必要です。今回は破風板、軒天の塗装、修理の方法と費用についてご紹介します。
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- 監修者明堂浩治
目次
軒天と破風板の補修は何故必要なのか
外壁塗装や住宅の外壁の補修などを行う際、つい忘れられがちなのが破風板と軒天部分です。
破風板は屋根の側面、軒天は屋根の裏側のことで、もし外壁の補修の際にこの部分への対処を忘れてしまうと、見た目のバランスが悪くなるだけではなく、建物自体の耐久性に悪い影響を及ぼすのです。
特に破風は屋根の側面部分のため、破損や塗装の劣化が起こると雨が侵入しやすくなってしまい、雨漏りや下地の腐食によって大がかりな修繕が必要となってしまうこともあります。
基本的に業者に依頼すればこれらの部分についての塗装が忘れられることはありません。
しかし、外壁塗装だけを依頼すると、屋根に含まれる破風板部分の塗装が対象外となることがあるため、見積もりの際には破風部分の塗装費が含まれているかどうかを確認しておいてください。
破風板のリフォーム工事の方法と費用
破風板のリフォームでは、破風板に破損や劣化が見られなければ塗装が、劣化などが見られる場合には交換修理が行われます。

破風板の塗装にかかる費用
塗装を施す場合の費用は、1平米あたりアクリル塗料なら約500円、シリコン塗料なら1000円が相場です。
もし破風板だけを塗装する場合は、追加で足場代が必要となるため、平米あたり約700円、合計で約15万円程度が相場となります。
破風の塗装は外壁や屋根と同じく劣化していくものですから、定期的に破風板の状態も確認しておき、必要であれば塗装または補修を行いましょう。
破風板の交換、補修にかかる費用
破風板が破損している場合は補修、または交換が必要です。
補修については下地材に痛みが見られない場合はガルバリウム鋼板を板金して巻き付ける工法が用いられ、料金は約15万円となります。
交換の場合は、木、ガルバリウム鋼板、窯業系のものが使われますが、木製の破風板は雨に弱いため、近年ではガルバリウム鋼板と窯業系のものが多く使われているようです。
交換費用は足場代が約15万円、破風板の交換料金が約17万円の合計約32万円となります。
外壁塗装の際などに同時に交換や補修を行えば、ある程度費用を抑えることができるのでおすすめです。
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破風板のリフォームが得意なリフォーム会社を探すには
自分が住んでいる地域で破風板のリフォームを得意としているリフォーム会社を知りたい場合は、リフォーム会社紹介サービスを使うと良いでしょう。
リフォーム会社紹介サービスの「ハピすむ」は、お住まいの地域やリフォームのニーズを詳しく聞いた上で、適切で優良なリフォーム会社を紹介してくれます。
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屋根の軒天(軒下、軒裏)の補修工事にかかる費用の相場
軒天はなかなか目にする機会が無く、外観を見ていてもあまり目に付く場所ではありません。
そのため、劣化に気がつきにくく、気がついたときには雨水が浸入して躯体が腐り、大がかりな修繕が必要になってしまう可能性もあります。
住宅に大きな被害が出る前に、定期的に軒下や軒裏部分をチェックし、塗装やボードの剥がれがあるようならすぐに修理を依頼しましょう。

軒天の塗装にかかる費用
軒天が劣化してしまった場合の対処方法は、塗装または部材の交換、補修となります。
塗装費用は、30平方メートルあたり約12万円、塗装箇所が高所になるため、足場代も別途必要となり、こちらは約15万円必要です。
合計で約30万円かかりますので、破風板の補修と同じく、外壁塗装と同時に施工した方が良いでしょう。
軒天の補修、交換にかかる費用
軒天の補修では、既存の軒天の上から新しく軒天を被せるカバー工法と、軒天を交換する工法とがあります。
費用の相場は、一般的な規模の戸建て住宅で30平方メートルあたり約17万円、この場合も足場の設置が必要となるため、費用は合計で約30万円です。
交換工事の場合は、相場が30平方メートルあたり約23万円、この場合も別途足場の作成に費用がかかるため、合計の費用は約40万円となります。
軒天の交換に用いられる材料と価格
軒天(軒下、軒裏)の交換やカバー工法に用いられる素材は、安価なベニヤ板や軽くて丈夫なケイカル板、燃えにくいスラグ石膏板などがあります。
ベニヤ板は軽量ですし、化粧シートを貼ることで独自の風合いを作ることができる素材ですが、耐久性が低く、耐火性も弱いため、近年ではあまり使われることはありません。
ベニヤ板で軒天を張り替えた場合の費用は、1平米あたり約5,000円です。
ケイカル板は正式名称をケイ酸カルシウムといい、珪藻土や消石灰などを原料として用いています。
古いタイプのケイカル板ではアスベストが使われていましたが、現在販売されているものでは使用されていません。
軽さ、耐久性、耐火性に優れており、不燃材にも認定されているため、軒天への利用に向いた素材です。
価格は1平米あたり約8,000円となります。
最後にスラグ石膏板ですが、こちらは鉄鉱石を精製する際に排出される不純物と再生された石膏を材料にして作られるボードです。
ケイカル板と同じく耐火性に優れ、不燃材として認定されています。
価格は1平米あたり約8,000円、ケイカル板と価格差はほとんどありませんので、デザインや機能性で選ぶと良いでしょう。
軒天に有孔板を使う利点とは
軒天にはボードに穴が空いている有孔タイプのものが用いられることもあります。
有孔板を軒天に使用すると、軒天部分の通気性を高めることができ、屋根内部の劣化を抑えられるのですが、屋根の構造や使用箇所によっては効果が得られません。
屋根の通気性を高めるためには、軒天部分に穴が空いているだけでは意味が無く、棟や屋根の上部に通気口が設置されている必要があります。
もし通気口が屋根に無い場合は、有孔板を使用しても通気性は高まりませんので注意してください。
また、穴が空いた構造のため、穴無しタイプに比べて耐火性は劣ります。
材質がケイカルやスラグ石膏の場合でも、穴が空いているタイプのものは純耐火構造の建物にも利用できません。
一部分だけに穴が空いた防火有孔板という製品なら、準耐火構造の建物に使用することができますが、耐火構造の建物には使えません。
お住まいの地域によって求められる耐火性は変わってきますので、リフォーム工事の際にはどのようなボードが使えるか確認しておきましょう。
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軒天や破風の補修は保険で支払える?
屋根や外壁の破損については、火災保険でリフォーム費用が支払われる可能性があります。
対象となるのは、強風などによる破損で、通常の経年劣化などは対象にはなりません。
ただ、経年劣化だと思っていても、最終的な破損の原因が風災にあたるものだった場合は保険の適用が受けられる可能性もあります。
もし強風の後に破風や軒天に破損が起こったら、保険会社に連絡して適用されるかどうか確認して貰いましょう。
リフォーム費用0円とうたう業者に注意
外壁や屋根のリフォームの際に火災保険を使えば費用がかからないと説明している業者もいます。
しかし、経年劣化による破損の修繕には保険金は支払われないため、依頼したとしてもリフォーム費用を自分で支払うことになってしまうかもしれません。
また、悪徳業者に依頼してしまうと、リフォーム費用が割り増しで保険会社に請求されてしまい、保険会社とトラブルになってしまう可能性も考えられます。
このようなトラブルの発生を防ぐため、災害によって破風や軒天が破損した場合は、自分で保険会社に申請を行い、業者についても信頼できる会社に任せるようにしましょう。
屋根リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた屋根リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
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