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2018年12月26日更新
ベランダの屋根を延長する価格・費用の相場は?
ベランダの屋根の奥行きが短い、または横にもっと延長したいという場合のリフォーム工事はどれくらいの費用がかかり、また、どのような点に注意すればよいのでしょうか?屋根の増築のために必要な延床の概念と、容積率の関係についても併せて説明します。
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- 監修者明堂浩治
既存のベランダ屋根を前面に延長する場合の方法と注意点

既存のベランダの奥行きが短いために洗濯物が雨に濡れてしまう、または、日差しがまぶしいといった不便を感じているという方も多いのではないでしょうか。ベランダの屋根を前面に延長するリフォームを考えているという場合、実際にそのようなリフォームが可能なのかについてみてみましょう。
ベランダの屋根の構造
ベランダの屋根の形状はフラット型とR型があります。延長するのならば、既存の形状に合わせる必要があります。なぜならば、形状によって傾斜の角度や側枠(そくわく)といわれるサイドの枠の形状が異なるからです。
そのため角度や形状の違うものを無理に取り付けると、雨漏りの原因にもなります。だから前面の延長をする場合には、既存と同じ機種、同じサイズのものである必要があります。また、メーカーによるマイナーチェンジで形状等が変わっている場合は、リフォーム工事することができないので注意が必要です。
既存のベランダ屋根を横に延長する場合と費用について
既存のベランダの屋根をもう少し延長して、ベランダ全体を覆いたいなどの、ベランダの屋根の増築についてみてみましょう。
既存のベランダの屋根と同じような外観に仕上げたいのならば、現在使用しているメーカーで、同じ仕様の商品を選ぶことをお勧めします。そうすることで、見た目にも美しい外観に仕上がります。
延長費用は新規でベランダを作る費用とそれほど変わらないので、約7万~という価格が相場価格といっても良いでしょう。しかし、ベランダ屋根の延長工事の場合は現状をみてみないと分からないことも多いので、一般的な相場価格を算出するのは難しくなります。
延床面積と容積率の関係

通常、ベランダの先端から2m以下のベランダは延床面積(延床)には含まれません。しかし、柱を立てて大きなベランダ屋根を増築したりすると、建築物または建築空間として延床面積に含まれてしまうことがあります。そのために、容積率が大きくなってしまい、建築違反になる場合があるので注意しましょう。
一般的には3方向が壁に囲まれているなど、ベランダの開放性が低い場合と、2m以上奥行きがあるベランダの場合は、ベランダの先端から2m引いた部分の床面積が延床に含まれるとされています。詳しいことについてはお住まいの地域の各自治体に問い合わせてみましょう。
※延床面積とは…床のトータル面積です。建築基準法では床面積は壁の中心から測る壁芯面積が基準とされています。
※容積率とは…敷地面積に対する延床面積の割合(建築基準法第52条)
容積率の計算式
・容積率=延床面積÷敷地面積×100%
仮に、ベランダの屋根を延長して延床面積が増えてしまったという場合は、容積率も変わってきます。計算式にあてはめてみてください。地域で決められた容積率よりもオーバーするようなら、リフォーム内容を変更しなくてはならないこともあります。
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ここまで説明してきた屋根リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
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