2020年10月05日更新

スレート屋根の解体費用は?

2004年より前に建てられた住宅のスレート屋根はアスベスト含有である可能性があります。その場合は非飛散性アスベストに分類されるので工事の際に注意が必要です。屋根を解体する際にはアスベスト処分のできる業者に依頼しましょう。解体費用や注意点を取り上げます。

スレート屋根に含まれるアスベストについて

現在使われている屋根スレートにアスベストが含まれていないだろうかということを心配しておられる方も多くいらっしゃると思います。

アスベストの使用は2004年に禁止となりました。しかし2004年より前の住宅のスレートにはアスベストが含まれたスレートが使われている可能性があります。2004年以降のスレートにはアスベストは使われていません。

スレートの場合は非飛散性アスベストに分類されます。アスベストを含有したスレートであっても通常の状態ではアスベストは飛散しないと言われています。通常はアスベストがセメントなどによって固定化されているからです。

しかしながら、劣化によりスレートの表面のコーティングがはがれたり、スレートを撤去する作業の際に割れてしまったり、塗装工事のために高圧洗浄をしたりする際に飛散の可能性があります。

したがって、工程や作業方法を確認して、マスクの着用や離れているべき時間など、安全確保の方法をきちんと説明してもらいましょう。

スレート屋根の解体費用は?

スレート屋根の解体費用

アスベスト含有ではないスレート屋根の解体にかかる費用について先に取り上げます。

費用の相場としては1平方メートルあたり約2,000円程度です。さらに処分費やゴミの運搬費として約1〜2万円の費用が必要となります。

屋根工事のため上記費用の他に足場代として約20〜30万円程度の費用が必要です。足場代は現場によって必要な範囲が変わりますのでリフォーム会社の担当者へ確認してください。

現場によっては近隣の車を傷つけないための養生代が必要となることがあります。養生代は現場の立地条件などによって大きく変わります。

一般的な大きさの住宅のスレート屋根で約30〜60万円程度の費用が必要となります。

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アスベスト含有のスレート屋根の解体費用

アスベスト含有のスレートを使用している屋根リフォームの場合、アスベストを扱うことのできる施工業者に依頼することが必要です。

費用の相場としては1平方メートルあたり約3,000〜5,000円程度です。これは屋根のスレートだけをはがしてアスベスト含有廃棄物として適正に処分する費用です。

さらに処分場への運搬費が必要です。処分する量によって大きく変動しますが、概ね約30,000〜50,000円程度でしょう。

その他にはアスベスト含有ではないスレートを解体・処分する時と同じ程度の費用が必要となります。一般的な大きさの住宅のアスベスト含有スレート屋根で約50〜100万円程度の費用を考えておきましょう。

アスベストが含まれたスレートを撤去する際には石綿作業主任者が必要

アスベスト除去作業の際には石綿作業主任者を選任する必要があります。計画書の作成など書類の準備も必要となります。

また作業の際には水を散布しながら手作業で行なうことが求められています。これらのことから通常の解体処理よりも手間がかかり、解体費用もその分必要ということになります。

アスベスト含有スレート解体の見積もりの注意点

まず石綿作業主任者がきちんと選任されているかを確認してください。この資格を持っている人は指定の講習を修了した人です。

またアスベスト含有廃棄物として適正に処理される予定になっているかどうかも確認すると安心です。除去作業はできるだけスレートを壊さないように手作業で作業されていきます。

飛散防止の観点からこのことは施主様にとっても大切ですし、近隣住民の方々にとっても大変重要なことです。ですから作業員が数名必要です。この点も確認しましょう。

また足場代、養生代なども見積もりに含まれているか確認しましょう。

スレート屋根の解体費用は?

複数の会社に見積もりを取る

アスベスト含有建材の除去作業は特殊な工事となります。そのため費用にもバラつきが出やすい工事です。

適正に処理するためにはある程度の費用は必要ですが、高額すぎるのも良くありません。そのため、費用に関してはなぜこの工事が必要なのか、どのように行われるのかをリフォーム会社の担当者へ確認するようにしてください。

また複数のリフォーム会社へ見積もりを取るようにしてください。見積もりの際には図面だけではなく現地調査が必要です。必ず現地調査をしてもらった上で見積もりを出してもらうようにしましょう。

屋根リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた屋根リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫

株式会社フレッシュハウス

樋田明夫

フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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