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2023年01月04日更新

監修記事

屋根瓦の修理費用・価格の相場は?

瓦屋根のリフォームや補修工事にはどのぐらいの費用がかかるのでしょうか?台風などによる破損の場合には、火災保険を使って修理することもできますが、通常の補修では保険が使えません。そこで、瓦屋根を修理する際にかかる費用の相場について調査しました。

瓦屋根の補修工事はどんなことをするのか?


瓦の補修工事では主にどのようなことを行うのでしょうか?

部分補修

部分補修ではひび割れをコーキング材で埋めたり、壊れた瓦を差し替えます。

ひび割れ修理は1平方メートルあたり約5,000円、瓦の交換は1枚あたり約8,000円〜約9,000円が費用相場です。

小さい劣化も放っておくと雨漏りなどにつながってしまいます。

劣化が激しくない場合には部分補修で補修するといいでしょう。

葺き替え

瓦屋根の葺き替えとは、瓦とその下にある防水シートを取り外して、新しい防水シートと新しい瓦を設置することをいいます。

葺き替えの費用相場は、広さや素材の種類によって変わってきますが、30坪の住宅で約150万円〜約250万円です。

葺き直し

瓦屋根の葺き直しとは、瓦をいったん取り外し、防水シートの交換と下地の補修を行ったあと、もともとあった瓦を再び設置することをいいます。

葺き直しの費用相場は、広さや素材の種類によって変わってきますが、30坪の住宅で約120万円〜約220万円です。

なお、こちらの記事に記載の金額はあくまでも一例です。

詳しくは業者による現地調査が必要となります。

また、業者によっても金額は変わってくるため、複数社に見積もりを依頼し、比較・検討するようにしましょう。

部分補修工事の内容は?

部分補修工事では、痛んだ瓦の交換だけでは無く、劣化した漆喰の塗り直し工事を行う場合もあります。

このような場合には、漆喰だけを塗り直せば、瓦はそのまま活用できるため、リフォーム費用を安く抑えることができるでしょう。

瓦のズレは簡単に補修できる

漆喰の劣化や雪の重みなどによって瓦がずれてしまい、隙間が空くことがあります。

このような隙間ができてしまった場合も、ちょっとした補修だけで対応可能です。

ただ、隙間は下から確認することは難しく、気がついたときには雨漏りで屋根の構造材に水が染みて手遅れになっていることが多いため、雪が多い地域では1年に1回程度は業者による確認を行った方が良いでしょう。

もしズレが見つかった場合には、ズレの原因を調べ、下地などに問題が無いようならズレている瓦を元の位置に戻すだけで治せます。

ズレの補修費用の相場は約50,000円と、他の補修工事に比べて安価ですので、被害が大きくなる前にこまめに修理を行うようにしてください。

屋根瓦の補修工事に対応する優良な業者をさがすには

自分が住んでいる地域で瓦屋根の補修工事をしてくれるリフォーム会社を知りたい場合は、リフォーム会社紹介サービスを使うと良いでしょう。

リフォーム会社紹介サービスの「ハピすむ」は、お住いの地域やリフォームのニーズを詳しく聞いたうえで、適切で最適な業者を紹介してくれます。

また、運営会社のエス・エム・エスは、東証プライム上場企業であり、複数の大手リフォーム会社が加盟しているので、安心して利用することができます。

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瓦の葺き替え工事の内容と費用

屋根全体の瓦を葺き替える場合には、部分補修に比べて費用がかかります。

これは、瓦そのものの価格の他に、古い屋根瓦を撤去処分する費用や状況によっては瓦を設置するための下地である野地板の張り替え、隙間を塞ぐ棟板金工事などが必要となるからです。

瓦屋根の葺き替え工事の相場は約150万円が相場ですが、これは屋根面積120平米の場合の価格となります。

もしもっと広ければ費用は高くなりますし、屋根の形状などの問題で棟板金工事や漆喰の使用量が多い場合も費用が高くなることに注意してください。

葺き替え工事費用の内訳

屋根の葺き替え工事では、リフォーム工事を行う屋根の面積から費用を計算していきます。

そのため、自宅の屋根を葺き替える場合には、まず自宅の屋根面積を知っておくと予算の算出がしやすくなるでしょう。

自宅の屋根面積が解れば、後は1平米あたりの各工事費用で計算していけばある程度の目安が解ります。

建物の建築面積に加え、軒の出幅や屋根の勾配などを計算して加えていきますので、何社か見積を取ってみるとわかってくるでしょう。

各工事の相場は1平米あたり

足場の設置約700円
既存屋根の撤去工事約2,800円
瓦の設置工事約5,500円
工事で発生した廃材の処理費用約800円

板金工事や漆喰の塗り直しについては面積では無く、距離で計算されるので、平米あたりの単価では無くメートルあたりの単価となります。

これらの工事の相場は、1mあたり約3,500円です。

例えば、100平米の屋根を葺き替えた場合で考えると

既存屋根の撤去工事約280,000円
瓦の設置工事約550,000円
工事で発生した廃材の処理費用約80,000円

足場については住宅の高さなどが関係するため、同じ屋根面積であっても1階建てと2階建てでは価格が変化しますが、
2階建ての建物に設置したと想定した場合、約150,000円が相場です。

板金や漆喰などの付帯工事についても屋根の形状によって費用は変化しますが、特に変わった形状をしていないなら、
約70,000円程度をみておくと良いでしょう。

合計の費用:約1,130,000円

120平米の場合に比べて約400,000円程度安くなっていますが、施工面積の差を考えると殆ど同じ水準となります。

屋根瓦の葺き直しとは?

屋根に使われる瓦にも様々な種類があります。

種類により耐用年数が変わってきますが、陶器製の屋根瓦などは耐用年数が50年を超えます。

一方で、屋根瓦の下に引かれている防水シートの耐用年数は約20年〜約30年ほどで、瓦そのものよりも早く寿命がきてしまうのです。

屋根瓦の葺き直しでは、瓦そのものは変えずに、下地部分を補修し新しいものに交換します。

下地部分を定期的にメンテナンスすることで、より長く屋根瓦を使うことができるのです。

葺き直しの費用は、広さや素材の種類などにより異なってきますが、30坪の広さの住宅で約120万円〜約220万円が費用相場となっています。

瓦も新しいものに取り替える葺き替えとは異なり、葺き直しでは瓦を取り替える必要がないため、その分費用を抑えることができます。

火災保険で屋根の補修や葺き替えができる?

自然災害、特に台風や強風による災害である風災が原因で屋根が破損して雨漏りなどが起こった場合には査定の上、保険で修理費用をまかなうことができます。

ですから、ご加入の火災保険がまず風災に対応しているかどうかが屋根の補修を保険で行うための大前提です。

もし加入中の火災保険が風災に対応していなかった場合はそもそも請求することができませんので、注意してください。

屋根の補修に火災保険を使う条件

火災保険によって風災による被害が補償されますが、どのような災害なら補償の対象になるのでしょうか?

まず、風災の定義ですが、これは強風による災害と定められています。

つまり、台風以外の突風なども強風として風災補償の対象となる可能性が考えられます。

火災保険を申請する際に注意することは?

まず、基本的なこととして、あくまで風災による破損が対象となる点に注意してください。

老朽化による破損と判定された場合には保険金は支払われません。

そのため、風災による故障として申請した場合でも、保険会社の調査次第では保険金が入らない可能性も考えられます。

また、申請期間についても注意が必要です。

風災による屋根の破損を修理する場合、災害にあった日から3年間が申請期限となり、この期間を超えて申請しても保険金は支払われません。

もし強風によって屋根が壊れてしまった場合には、まず保険会社に連絡をし、申請のために必要な条件や手続きを確認してから業者に見積をとるとよいでしょう。

火災保険の申請方法についてはこちらの記事でも解説しています

その他にも火災保険の契約内容次第で適用される災害は変わります。

屋根が壊れてしまったときは火災保険の契約内容を確認し、補償が受けられるかどうか確認してみると良いでしょう。

火災保険と屋根の修理についてはこちらの記事でも解説しています

火災保険で修理無料をうたう業者に注意

強い台風などが直撃した後は保険手数料を目当てにした悪徳リフォーム業者の営業が活発になります。

この手の業者は、まるで保険会社からの依頼を受けたような体で各家庭を訪問し、火災保険で修理やリフォームができるとして工事をすすめ、余計な工事をしたり、相場より高い費用を請求したりするのです。

保険会社では基本的に加入者からの申請が無い限り調査を行うことは無いため、もしこのような営業を受けた場合には保険会社に一度確認を取ると良いでしょう。

破損した屋根瓦を放置するリスク


屋根瓦のずれやひび割れなどの破損を放置していると、そこから雨漏りする危険性があります。

雨漏りが進行すると建物の木材が腐ってしまい建物の構造自体に影響を与えたり、カビが発生しアレルギー性鼻炎や気管支喘息など健康に悪影響を及ぼすケースもあるため注意が必要です。

また、瓦がひび割れしているとちょっとした衝撃などで瓦が落下してしまい、通行人に怪我をさせてしまう危険性もあります。

屋根瓦が破損している場合には、大きな被害につながる前に定期的にメンテナンスを行い補修することが大切です。

屋根瓦の修理やメンテナンスのタイミング

破損やズレ・劣化があるとき

屋根瓦にズレや劣化などが見られる場合には早めの修理を行うようにしましょう。

小さな劣化だからと放っておいてしまうと雨漏りなどにつながります。

また、修理が必要ない場合でも、瓦や下地などは耐用年数に応じて交換する必要があります。

耐用年数によるメンテナンス

瓦の耐用年数は種類にもよりますが約50年と長いです。

一方で、瓦の下地であるルーフィングと呼ばれる防水シートの耐用年数は約20年〜約30年と瓦よりも短くなっています。

そのため、耐用年数に応じて葺き直しなどを行うようにしましょう。

瓦にひび割れやズレなどはないのに、雨漏りしている場合などは下地部分が劣化している可能性があります。

また下地部分は見えないことから劣化状態を把握しにくいため、定期的にメンテナンスを行い状態を把握することが大切です。

修理するべき屋根瓦の劣化症状

修理を行ったほうがいい屋根瓦の劣化症状について見ていきましょう。

まずは、瓦のズレや浮き、ひび割れなどです。

これらの劣化症状を放っておくと雨漏りの原因につながるため早急に対処するようにしましょう。

屋根のたわみや歪みも劣化症状の一つです。たわみとは屋根の重さによって下地部分がたるんでしまうことをいいます。本来であれば瓦は直線に並んでいますが、たわみによって歪んでしまうのです。

放置しておくと瓦のズレや雨漏りにつながるため修理する必要があります。

屋根の漆喰の剥がれにも注意しましょう。漆喰とは、屋根瓦の一番上の部分の棟という土台を守るために塗り込んでいる材料のことです。

漆喰は、屋根の棟と瓦の隙間を埋めて雨風などから屋根を守ってくれています。漆喰の耐用年数は約20年ほどと瓦よりも短く、劣化が見過ごされやすい部分でもあります。

漆喰が剥がれてしまうと棟全体がダメージを受けてしまうため、発見した際にはなるべく早く修理するようにしましょう。

屋根瓦をDIYで修理するのは危険

屋根瓦の修理はDIYでは行わずに業者に依頼することがおすすめです。

その理由としてはまず、屋根瓦修理は高所で行われるため落下などの危険が伴います。

たとえ1階の屋根だとしても転落してしまうと大怪我、最悪の場合には命に関わります。

また、高所での慣れない作業で工具や瓦などを落下させてしまう危険性もあります。

その場合には、人を傷つけてしまったり、近隣の家など他のものを破損させてしまう可能性もあるでしょう。

高所で作業するということは想像以上に危険で難しいものです。

そのような状態で屋根の破損箇所などをきちんと確認することは難易度が高く、結果として破損箇所の見落としにもつながります。

何といっても安全第一です。

安全に、そして効率的に修理を行うためにも、屋根瓦の修理を行う際にはDIYではなく業者に依頼するようにしましょう。

屋根瓦の補修工事に対応する優良な業者をさがすには

自分が住んでいる地域で瓦屋根の補修工事をしてくれるリフォーム会社を知りたい場合は、リフォーム会社紹介サービスを使うと良いでしょう。

リフォーム会社紹介サービスの「ハピすむ」は、お住いの地域やリフォームのニーズを詳しく聞いたうえで、適切で最適な業者を紹介してくれます。

また、運営会社のエス・エム・エスは、東証プライム上場企業であり、複数の大手リフォーム会社が加盟しているので、安心して利用することができます。

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屋根リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた屋根リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

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後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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