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2018年12月27日更新
ガルバリウム鋼板の屋根、塗装リフォームする?気になる費用と併せて紹介!
ガルバリウム鋼板製の屋根材を使用している場合、どのようにメンテナンスを行えば良いのでしょうか?ガルバリウム鋼板製屋根材のメンテナンス方法と、塗装リフォームを行う際に使用できる塗料と、それぞれの塗料の特徴、費用についてご紹介します。
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- この記事の監修者株式会社フレッシュハウス樋田明夫営業戦略室 室長
ガルバリウム鋼板ってどんなもの?
ガルバリウム鋼板とは、鉄の合金に金属メッキを施した建材のことです。
外壁材や屋根材として広く用いられており、軽量で耐久性が高く、製品によっては断熱材が内部に取り付けられているため、簡単に家屋の断熱を行うこともできます。
ただ、金属メッキによって耐久性を高めているとはいえ、元々の材料は鉄の合金ですので、傷や汚れの付着などの原因で錆が出てしまうこともあり、定期的なメンテナンスは欠かせません。
また、デザイン性を高めるために表面に塗装が施されている商品も多く、経年劣化によって色あせが起こり、見た目が悪くなってしまうこともあります。

ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンス方法
ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンス方法はとても簡単で、雨上がりに真水をかけて流すだけで十分です。
水洗いを行う際には、一般的な水栓にホースを繋ぎ、あまり水圧をかけずに優しく流してください。
また、海沿いなどの潮風があたる地域に家屋がある場合は、雨上がり以外にも定期的に水洗いを行うことで錆の発生を抑えることができます。
汚れが酷いと高圧洗浄機を使いたくなるかもしれませんが、ガルバリウム鋼板に高圧洗浄機を用いると、歪みやメッキの劣化が起こる可能性があるため、使用は厳禁です。ガルバリウムの表面にへこみや折れができるとそこから塗料が剥げ錆や穴の原因になってしまいます。
もし金属メッキが剥がれている場合や、水洗いで汚れが落としきれない場合、塗装の劣化などが見られる場合には、塗装の塗り替えを行うことで新品同様の見た目に戻すことができます。
ガルバリウム鋼板の塗装に使用できる塗料は?
ガルバリウム鋼板は金属製の素材にメッキと塗装を施しているため、表面が滑らかという特徴があります。
表面が滑らかなので汚れがつきにくいという利点はあるのですが、滑らかな分塗料も乗りにくいため、施工の際には塗料の接着を助ける専用の下塗り剤、プライマーを用いなければいけません。
また、錆が発生している場合にはあらかじめ錆を除去し、サビ止め剤を塗布しておく必要もあります。
ただ、塗料についてはウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料などの各種屋根用塗料を使用することができますので、好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
塗料ごとの耐用年数は?
色々な塗料を使用することができるガルバリウム鋼板製の屋根材ですが、塗料ごとの耐用年数はどれぐらいなのでしょうか?
一般的に用いられている塗料では、ウレタン塗料で塗装を行った場合の耐用年数は、約7年、シリコン塗料なら約10年、フッ素塗料なら約15年が目安とされています。
屋根の場合、塗り替えには足場の設置などの準備が必要で、工事期間も費用もかかってしまいますので、できるだけ耐用年数の長い塗料を使った方が安心です。
また、屋根は直接確認することが難しい部位ですので、老朽化に気づきにくく、もし塗膜の剥がれなどが起こって錆びた場合、雨漏りが進行して家屋にダメージを与えてしまうことがあります。
耐久性の高い塗料ならこのようなトラブルの発生を抑えることができるので、建物を守る観点からも耐用年数の長い塗料を使った方が良いでしょう。
屋根塗装の相場はどれぐらい?
ガルバリウム鋼板製の屋根を塗装する際にかかる費用はどれぐらいが相場なのでしょうか?

まず、屋根の塗装にかかる費用の内訳について見てみましょう。
屋根の塗装には、足場の設置、塗料で汚れないための養生、汚れを落とすための洗浄、塗料がつきやすくするために表面を処理するケレン作業、そして下地と塗料の費用がかかります。
足場の設置価格は、施工面積1平米あたり約700円、養生費については足場代に含まれることもありますが、別料金の場合は1平米あたり約200円が相場です。
洗浄費も養生費と同じく1平米あたり約200円、ケレンは1平米で約500円、下塗り剤の塗布は1平米あたり約500円となります。
上塗りについては使用する塗料の種類によって変わり、ウレタン塗料なら約1,500円、シリコン塗料なら約2,000円、フッ素塗料なら約3,000円が平米あたりの相場です。
断熱塗料を用いる場合は、もう少し価格が高くなり、1平米あたり約3,500円になります。
これらの工事費用の他に、施工の際には駐車場料金などの諸経費がかかりますので、正確な価格を知りたい場合は図面だけでなく現地確認の上、見積もりしてもらうよう依頼すると良いでしょう。
カバー工法と塗装リフォームはどちらが便利?
屋根のリフォームでは、塗装の塗り替えの他に、新しい屋根材を重ねて設置するカバー工法という方法も用いられています。
カバー工法を行えば、屋根材が新しくなるため、耐久性も高まりますし、性能面でも向上が見込めますが、工事費用などが塗装に比べて多くかかるのがデメリットです。
ガルバリウム鋼板製屋根材の耐用年数はきちんとメンテナンスを行えば約30年といわれていますので、定期的なメンテナンスでは塗装を行い、屋根材そのものに傷みが見られる場合は下地の木部の状態を確認してもらい、カバー工法でリフォームすると良いでしょう。
屋根リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた屋根リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

株式会社フレッシュハウス
樋田明夫フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。
