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2022年06月23日更新
トタン屋根を塗装リフォームする際にかかる費用は?リフォームの流れも併せて解説!
トタン屋根のリフォームには、葺き替えの他に塗装も用いられています。トタン屋根を塗装する場合の工事の流れと注意点、リフォームにかかる費用とその内訳について調査しました。また、トタン屋根のメリットとデメリットについてもご紹介していきます。
目次
トタン屋根ってどんなもの?
トタン屋根とはどのような屋根材のことなのでしょうか?
トタンとは亜鉛メッキ鋼板のことで、トタン屋根は亜鉛メッキ鋼板葺きが正式な名前です。
同じく金属素材にメッキを施した建材にガルバリウム鋼板がありますが、トタン屋根はガルバリウム鋼板と違い、鋼板がベースのため、比較的サビやすいという特徴があります。
トタン屋根のメリットとデメリット
トタン屋根にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

トタン屋根のメリットとは
トタン屋根のメリットは、何より軽量なことです。
日本瓦と比較した場合、トタン屋根は瓦の一割程度の重量となるため、地震や台風の際に家屋にかかる負担を抑えることができます。
また、瓦やスレートと違って落下の危険が少ないため、災害の際に落下物で怪我をする危険も抑えることができるのもメリットです。
価格についても屋根材の中で最も安価ですので、費用を抑えたい場合はトタン屋根を選ぶと良いでしょう。
トタン屋根のデメリットとは
上でも触れているとおり、錆びやすいという大きなデメリットがあります。
また、厚みが薄いという特徴もあるため、錆びた場合にはすぐに穴が空いてしまうのもデメリットですし、断熱性や防音性についても期待できません。
耐久性についてもやや短く、日本瓦が約50年、スレート瓦が約30年と言われているのに比べ、トタンは約15年が寿命と言われています。
ただ、塗装や錆落としなどのメンテナンスをしっかりと行えば、スレートと同じく約20年程度は使用できるようです。
トタン屋根のメンテナンス方法
トタン屋根は耐久性が低いため、他の屋根材に比べてメンテナンスをしっかりと行う必要があります。
汚れている場合には真水をかけて汚れを流し、錆が発生した場合には錆を除去して錆止め剤を塗布し、塗装を行ってください。
ただ、トタン屋根はサビやすい上に薄いため、破損しやすい屋根材でもあります。
サビや塗装の剥がれを見つけた場合には、すぐにリフォーム会社に連絡し、補修を依頼するようにしてください。
もし劣化したまま放置してしまうと、雨漏りが発生し、家屋の内部にダメージを与えてしまいます。
トタン屋根の寿命と塗装のタイミング
トタン屋根は、塗装をすることで防水性を発揮し、錆を防止しています。トタン屋根の寿命は約10年〜約15年と言われていますが、塗装をしていなかったり塗装が剥がれてしまうとあっという間に劣化が進み、寿命は非常に短くなってしまいます。
そのため、定期的にトタン屋根の塗装をしてメンテナンスをすることが大切です。塗装時期は塗料の耐用年数によって変わりますが、約5年〜約10年ごとに塗替えると良いと言われています。
年数が経っていない場合でも、色褪せてきたり塗料の光沢が無くなってきたりした場合には塗装を検討したほうがいいでしょう。
塗料が剥がれていたり、錆が発生している場合には、迅速に対応をするようにしましょう。錆が広がると屋根に穴が空き、雨漏りなどの原因となってしまいます。
トタン屋根を塗装にするか葺き替えにするかの判断方法
トタン屋根のメンテナンスを検討する場合、塗装にするか、トタンを取り替える葺き替えにするか、どのように判断をすれば良いのでしょうか。
屋根材は、常に雨や太陽光にさらされていて、建物の中でも最も劣化が進みやすい部分です。
屋根材が朽ちて穴が空いてしまうと、そこから雨水等が入り込み雨漏れの原因になるだけでなく、柱や梁などの構造材を腐食させてしまい、建物の強度に大きな影響を与えかねません。
普段の生活では屋根を注意深く観察することが少ないため、気づいたときには大きな問題に発展していることもあります。そのため、屋根の点検は定期的に行う必要があります。
トタン屋根のメンテナンスを検討する際、トタン屋根の寿命である15年を経過している場合には、塗装ではなく葺き替えを検討しましょう。
15年未満でも、屋根に穴が空いていたり屋根建材が浮いているなどの変化が見られる場合や、部屋の天井にカビが生えていたり水でできたシミのようなものがある場合は、屋根からの水の侵入が疑われるので、葺き替えを検討しましょう。
トタン屋根の塗装リフォーム工事の流れ
トタン屋根の塗装が劣化して塗り替えを行う場合にはどんな流れになるのでしょうか?
まず、一般的な屋根塗装と同じく、足場を設置し、周辺への汚れの飛散や塗料の飛散を抑えるために養生を行います。
続いて、表面の汚れや古い塗膜を除去するために高圧洗浄を行い、表面に凹凸を作って塗装の乗りを良くするためのケレン作業とサビ止め剤の塗布、最後に各種塗料を用いて上塗りを行えば完成です。
基本的な屋根の塗装と工程自体はほぼ同じですが、トタン屋根の場合はサビやすいため、下塗りの際には必ずサビ止め塗料を使用します。
塗装以外のリフォーム方法について
トタン屋根のリフォームでは、再塗装の他に葺き替えを行う場合もあります。
この場合は、まず古い屋根材を撤去し、垂木などの下地部分の確認及び破損時の修繕を行った後、新しい屋根材へと葺き替えるという手順です。
ただ、トタン屋根の張替えは、一般的な屋根材の葺き替えと違い、板金職人が現場でトタンの板を加工して設置していくため、職人の技術力によって仕上がりが変わってしまいます。
トタン屋根のリフォームで張替えを行う場合には、トタン屋根の施工になれた会社に依頼するようにしましょう。
トタン屋根の塗装の費用相場
トタン屋根の塗装を行う場合の、1平方メートルあたりの費用相場は下記のとおりです。
広さ1平方メートルあたり単価 | ||
---|---|---|
塗料代 | ウレタン塗料 | 約1,500円 |
シリコン塗料 | 約2,000円 | |
足場代 | ー | 約 700円 |
養生費用 | ー | 約 200円 |
高圧洗浄費用 | ー | 約 200円 |
ケレン作業費用 | ー | 約 500円 |
錆止め費用 | ー | 約 500円 |
トタン屋根のリフォームにかかる費用
基本的な費用の相場は一般的な屋根の塗装とほとんど変わりません。
1平米あたりの単価は、足場費が約700円、養生費が約200円、高圧洗浄が約200円、ケレン作業が約500円となります。
塗装については、錆止め剤の施工価格が約500円、塗装については使用する塗料によって価格が変わり、ウレタン塗料なら単価約1,500円、シリコン系塗料は単価約2,000円が1平米あたりの相場です。
シリコン系塗料を用いた場合の施工価格は、面積が30坪なら約45万円、35坪なら約55万円が相場となります。

正確な費用については、施工面積などによって変わってきますので、まずは見積もりを依頼すると良いでしょう。
見積もり依頼の際には、施工箇所の面積がわかる図面などがあればスムーズです。
トタン屋根の塗料について
トタン屋根の塗装に使用できる塗料はいくつか種類がありますが、一般住宅においてよく採用されるのは、「シリコン塗料」と「フッ素塗料」です。
シリコン塗料は、最も普及率の高い屋根材塗料です。耐久年数は約10年〜約13年程度で、費用は1平米あたり約2,000円が目安です。コストパフォーマンスが良いので、一般住宅によく採用されています。
シリコン塗料は防汚性も高く、塗装時の綺麗な状態を維持しやすいという特徴があります。さらに、断熱や遮熱に優れたタイプもあります。
フッ素塗料は、耐用年数が約15年〜約20年と長いことが大きな特徴です。
屋根は雨や太陽光等の外的刺激を受けやすく劣化しやすい部分ですが、メンテナンスに手間がかかる部分でもあります。耐用年数が長いフッ素塗料は、メンテナンスの手間を減らしてくれるでしょう。
フッ素塗料は他の塗料と比較すると費用が高くなりますが、長期的な視点で考えるとメンテナンスにかかる合計金額はお得になることもあります。
DIYでトタン屋根の再塗装、リフォームを行う方法
トタン屋根の塗装リフォームをDIYで行うことはできるのでしょうか?
シリコン系塗料や錆止め剤などの塗料類や工具類についてはホームセンターや金物店などで入手することができるため、ご自分でリフォームを行うことは不可能ではありません。
注意点として、まず下地処理及び養生、高圧洗浄をしっかりと行ってください。
養生が甘いと汚れや塗料が飛び散って汚くなってしまいますし、洗浄や下地処理が甘いと塗膜の耐久性が落ち、すぐに剥がれてしまいます。
また、錆がある場合には、ケレン作業の際にしっかりと錆を削り取り、金属がむき出しになるまで磨かなければいけません。
錆が深く、ケレンの際に穴が空いてしまった場合には、張替えが必要となります。
安全性の面でも、足場を個人で用意することは難しいため、落下に注意しなければいけません。また薄い屋根材ですのでしっかり下地のあるところでないと体重を支えられません。トタン折れてそこが錆の原因になったりしますので屋根に上って作業する際はご注意ください。
屋根は雨から建物を守る重要な部分です。
DIYで塗装を行うことも可能ですが、1つミスをするとすぐに雨漏りが発生して家屋の寿命を縮めてしまいます。
雨漏りが起こらなくても、十分な塗膜の質が確保できなければ、すぐに塗装がダメになってしまいますので、リスクを考えるとDIYではなくプロに施工を依頼した方が良いでしょう。
屋根リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた屋根リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

株式会社フレッシュハウス
樋田明夫フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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