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2018年12月27日更新
トタン屋根を塗装リフォームする際にかかる費用は?リフォームの流れも併せて解説!
トタン屋根のリフォームには、葺き替えの他に塗装も用いられています。トタン屋根を塗装する場合の工事の流れと注意点、リフォームにかかる費用とその内訳について調査しました。また、トタン屋根のメリットとデメリットについてもご紹介していきます。トタン屋根のリフォームには、葺き替えの他に塗装も用いられています。トタン屋根を塗装する場合の工事の流れと注意点、リフォームにかかる費用とその内訳について調査しました。また、トタン屋根のメリットとデメリットについてもご紹介していきます。
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この記事の監修者株式会社フレッシュハウス樋田明夫営業戦略室 室長
トタン屋根ってどんなもの?
トタン屋根とはどのような屋根材のことなのでしょうか?
トタンとは亜鉛メッキ鋼板のことで、トタン屋根は亜鉛メッキ鋼板葺きが正式な名前です。
同じく金属素材にメッキを施した建材にガルバリウム鋼板がありますが、トタン屋根はガルバリウム鋼板と違い、鋼板がベースのため、比較的サビやすいという特徴があります。
トタン屋根のメリットとデメリット
トタン屋根にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

トタン屋根のメリットとは
トタン屋根のメリットは、何より軽量なことです。
日本瓦と比較した場合、トタン屋根は瓦の一割程度の重量となるため、地震や台風の際に家屋にかかる負担を抑えることができます。
また、瓦やスレートと違って落下の危険が少ないため、災害の際に落下物で怪我をする危険も抑えることができるのもメリットです。
価格についても屋根材の中で最も安価ですので、費用を抑えたい場合はトタン屋根を選ぶと良いでしょう。
トタン屋根のデメリットとは
上でも触れているとおり、錆びやすいという大きなデメリットがあります。
また、厚みが薄いという特徴もあるため、錆びた場合にはすぐに穴が空いてしまうのもデメリットですし、断熱性や防音性についても期待できません。
耐久性についてもやや短く、日本瓦が約50年、スレート瓦が約30年と言われているのに比べ、トタンは約15年が寿命と言われています。
ただ、塗装や錆落としなどのメンテナンスをしっかりと行えば、スレートと同じく約20年程度は使用できるようです。
トタン屋根のメンテナンス方法
トタン屋根は耐久性が低いため、他の屋根材に比べてメンテナンスをしっかりと行う必要があります。
汚れている場合には真水をかけて汚れを流し、錆が発生した場合には錆を除去して錆止め剤を塗布し、塗装を行ってください。
ただ、トタン屋根はサビやすい上に薄いため、破損しやすい屋根材でもあります。
サビや塗装の剥がれを見つけた場合には、すぐにリフォーム会社に連絡し、補修を依頼するようにしてください。
もし劣化したまま放置してしまうと、雨漏りが発生し、家屋の内部にダメージを与えてしまいます。
トタン屋根の塗装リフォーム工事の流れ
トタン屋根の塗装が劣化して塗り替えを行う場合にはどんな流れになるのでしょうか?
まず、一般的な屋根塗装と同じく、足場を設置し、周辺への汚れの飛散や塗料の飛散を抑えるために養生を行います。
続いて、表面の汚れや古い塗膜を除去するために高圧洗浄を行い、表面に凹凸を作って塗装の乗りを良くするためのケレン作業とサビ止め剤の塗布、最後に各種塗料を用いて上塗りを行えば完成です。
基本的な屋根の塗装と工程自体はほぼ同じですが、トタン屋根の場合はサビやすいため、下塗りの際には必ずサビ止め塗料を使用します。
塗装以外のリフォーム方法について
トタン屋根のリフォームでは、再塗装の他に葺き替えを行う場合もあります。
この場合は、まず古い屋根材を撤去し、垂木などの下地部分の確認及び破損時の修繕を行った後、新しい屋根材へと葺き替えるという手順です。
ただ、トタン屋根の張替えは、一般的な屋根材の葺き替えと違い、板金職人が現場でトタンの板を加工して設置していくため、職人の技術力によって仕上がりが変わってしまいます。
トタン屋根のリフォームで張替えを行う場合には、トタン屋根の施工になれた会社に依頼するようにしましょう。
トタン屋根のリフォームにかかる費用
基本的な費用の相場は一般的な屋根の塗装とほとんど変わりません。
1平米あたりの単価は、足場費が約700円、養生費が約200円、高圧洗浄が約200円、ケレン作業が約500円となります。
塗装については、錆止め剤の施工価格が約500円、塗装については使用する塗料によって価格が変わり、ウレタン塗料なら単価約1,500円、シリコン系塗料は単価約2,000円が1平米あたりの相場です。
シリコン系塗料を用いた場合の施工価格は、面積が30坪なら約45万円、35坪なら約55万円が相場となります。

正確な費用については、施工面積などによって変わってきますので、まずは見積もりを依頼すると良いでしょう。
見積もり依頼の際には、施工箇所の面積がわかる図面などがあればスムーズです。
DIYでトタン屋根の再塗装、リフォームを行う方法
トタン屋根の塗装リフォームをDIYで行うことはできるのでしょうか?
シリコン系塗料や錆止め剤などの塗料類や工具類についてはホームセンターや金物店などで入手することができるため、ご自分でリフォームを行うことは不可能ではありません。
注意点として、まず下地処理及び養生、高圧洗浄をしっかりと行ってください。
養生が甘いと汚れや塗料が飛び散って汚くなってしまいますし、洗浄や下地処理が甘いと塗膜の耐久性が落ち、すぐに剥がれてしまいます。
また、錆がある場合には、ケレン作業の際にしっかりと錆を削り取り、金属がむき出しになるまで磨かなければいけません。
錆が深く、ケレンの際に穴が空いてしまった場合には、張替えが必要となります。
安全性の面でも、足場を個人で用意することは難しいため、落下に注意しなければいけません。また薄い屋根材ですのでしっかり下地のあるところでないと体重を支えられません。トタン折れてそこが錆の原因になったりしますので屋根に上って作業する際はご注意ください。
屋根は雨から建物を守る重要な部分です。
DIYで塗装を行うことも可能ですが、1つミスをするとすぐに雨漏りが発生して家屋の寿命を縮めてしまいます。
雨漏りが起こらなくても、十分な塗膜の質が確保できなければ、すぐに塗装がダメになってしまいますので、リスクを考えるとDIYではなくプロに施工を依頼した方が良いでしょう。
屋根リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた屋根リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
