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2020年09月01日更新
屋上の防水工事にかかる費用や価格・相場は?
屋上の防水工事にはどのようなものがあるのでしょうか?屋上の防水リフォームの種類と、工法ごとの施工方法、特徴、リフォームを行う際の流れについてご紹介していきます。また、リフォームの際に必要な費用とその詳細についても調査しました。
屋上防水工事の種類
マンションなどの屋上は、定期的に防水工事を行う必要があります。
防水工事にはシート防水、ウレタン防水、FRP防水、アスファルト防水の4つの種類の工法が用いられますが、これらの工法には一体どのような違いがあるのでしょうか?
各工法の特徴と、施工の流れについて見てみましょう。
ウレタン防水の特徴とは
ウレタン防水とは、液状のウレタン樹脂を塗装する工法です。
塗装のように塗り重ねて施工するため、シート類を用いた防水方法と違い、継ぎ目のない仕上がりとなります。
また、施工箇所が複雑な場合でも施工が行いやすく、化学反応で硬化すれば防水膜として機能するため、比較的施工に手間も時間もかかりません。
耐用年数は約12年、施工が容易なため、マンションやアパートの屋上、ベランダなどに多く用いられています。
シート防水の特徴とは
シート防水は、塩ビなどの防水シートを接着材で貼り付けて行う工法です。

施工期間の短さが特徴で、貼り付けてしまえばすぐに防水性が得られるため、施工に時間の取れない場合などに良く用いられています。
ただ、施工の際に隙間ができてしまうと防水性が低下してしまいますので、施工を依頼する際にはシート防水に慣れた施工会社に依頼した方が良いでしょう。
耐久性については、約13年と言われており、施工の手軽さと耐久性の高さからこちらも人気です。
FRP防水の特徴とは
FRP防水は、ガラス繊維製のシートと、樹脂を使った防水工事です。
樹脂とガラス繊維を重ねるように施工を行い、施工後は強化プラスチックのような仕上がりとなります。
軽量で強度が高く、耐候性、耐食性、耐水性に優れていますが、ややメンテンナンスに手間がかかることが難点です。
FRP防水は紫外線に弱いという特徴があり、表面には紫外線から防水層を守るトップコートを塗布するのですが、この部分は使用にともなって劣化するため、定期的に塗り替えなければいけません。
そのため、屋上にはあまり使われることがなく、車両などの重量物が頻繁に通行する箇所などに使われることが多い防水方法です。
アスファルト防水の特徴とは
こちらは、アスファルトを染みこませた合成繊維の布を張り重ねる工法です。
アスファルトそのものが水を良く弾くため、耐水性が高く、屋上庭園などの水にさらされやすい箇所に向いています。
施工の際にはアスファルトを溶かす必要があるため、石油バーナーなどで加熱しなければならず、手間がかかるのが難点です。
また、加熱の際には煙と臭いが出るため、周辺への環境問題にも配慮しなければいけません。
アスファルトを染みこませたシートに接着剤を塗布することで加熱の必要の無い製品もありますので、臭いなどの発生を抑えたい場合はこちらを選ぶと良いでしょう。
各工法の施工費用の相場
防水工事にはさまざまな工法がありますが、それぞれの工法の施工価格の相場はどれぐらいなのでしょうか?
ウレタン防水の場合、平米あたりの単価は約7,500円、シート防水の平米単価は約8,000円が相場のようです。
FRPの場合は平米単価約9,000円、アスファルト防水は平米あたり約8,000円と、どの工法もそれほど単価に違いはありません。

工法ごとに施工期間や耐水性、耐用年数に違いがありますので、価格や目的、スケジュールなどに合わせて最適な工法を選ぶと良いでしょう。
マンションなどのように屋上に階段への出入り口がある場合は問題無いのですが、出入りを想定していない屋上の場合は、足場の設置などが必要となる場合があります。
この場合、足場の設置費用が追加で平米あたり約800円ほど必要になりますので、施工を依頼する際には注意しましょう。
マンションの屋上にはどの工法が向いている?
マンションの屋上に防水工事を施す場合、屋上部分をどう活用しているかによって向いている工法は変わってきます。
ほとんど出入りすることが無く、エアコン用室外機などを設置しているだけなら、安価で施工しやすいウレタン防水がおすすめです。
ウレタン防素は塗料を塗るのと同じように施工できるため、外壁塗装を行っているリフォーム会社でも取り扱っていることが多く、同時に施工を依頼できるため、価格や工期を短縮することができるでしょう。
屋上緑化など、マンションの屋上で水をよく利用するという場合はアスファルト防水がおすすめです。
重量物や水の問題が無く、人が多少出入りする程度ならシート防水が向いています。
ただ、屋上の形状が複雑な場合には施工が難しいため、ウレタン防水などを選んだ方が良いでしょう。
FRP防水については、紫外線に弱いという特徴があるため、屋上にはあまり向いていないとされています。
しかし、トップコートで十分に紫外線を予防すれば問題無く使用できるため、軽量で強度の高い防水層が必要な場合は選択肢として選ぶことができます。
断熱塗料を使用したい場合に向いている防水方法
屋上に防水工事と同時に断熱塗料を塗布したい場合には、どの工法を選べば良いのでしょうか?
基本的にどの防水工法でも専用の断熱塗料が各社から販売されていますので、対応したものを選べば施工することができます。
防水工法によって断熱塗料が使えないということは基本的にありませんので、防水工事を行う際には、性能面を重視して選ぶと良いでしょう。
事前調査の段階で見落とせないのは既に雨漏りがしている場合です。
水の進入場所を特定し修理をしておく必要があります。原因は屋根ばかりとは限らず壁からの漏水もよくあることですので気をつけましょう。
屋根リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた屋根リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
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