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2018年12月28日更新

セメント瓦葺き替え工事の費用・手順をご紹介します!

セメント瓦のリフォームでは、塗装と葺き替えのどちらが良いのでしょうか?葺き替えを選ぶ場合の目安と、葺き替え工事の手順、葺き替え工事のメリットとデメリット、また、ガルバリウム鋼板張りに変更する場合の費用などについてご紹介していきます。

セメント瓦とはどのような屋根材なのか?

セメント瓦葺き替え工事の費用・手順をご紹介します!

セメント瓦とは、セメントを成型して作られる屋根瓦の1種です。

日本瓦と同じく重いタイプの屋根材ですが、加熱処理を行わないため、角がシャープな形状となっているという特徴があります。

セメント瓦は日本瓦に比べて安価なため、多くの新築住宅で屋根材として使用されていましたが、耐用年数が日本瓦に比べて半分以下と短く、定期的な塗装によるメンテナンスが必要なため、現在ではあまり使われていません。

耐用年数の目安は日本瓦が約80年ですが、セメント瓦は短いものだと約20年で交換が必要となるようです。

5~6年毎にキチンとした塗装リフォームが施されたセメント瓦は30年以上長持ちしている例もあります。

また、古いセメント瓦には耐久性を強化するためにアスベストが用いられているため、リフォームで撤去する際には専門の業者による処理を依頼する必要があります。

セメント屋根のリフォームで塗装ではなく葺き替えを選ぶ理由

セメント瓦のリフォームでは、塗装によるものと瓦そのものを交換する葺き替えがあります。

これは、耐用年数が過ぎて耐久性が低下したセメント瓦や塗幕が擦り切れセメント生地が露出している状態の場合、割れやヒビなどが起こりやすくなり、強風やちょっとした地震などで簡単に破片が落下してしまう可能性があるからです。

屋根材が破損した状態では雨の侵入を防ぐことができなくなり、屋根の基礎部分に雨漏りが発生してしまうことがあります。

もし、雨漏りが発生してしまうと、建物そのものの耐久性に悪い影響を及ぼしてしまうため、屋根瓦の傷みが見られる場合には早めに補修やリフォームを依頼するようにしましょう。

また、セメント瓦は日本瓦と同じく重量のある屋根材のため、耐震性なども考え、軽量なガルバリウム鋼板製の金属瓦への葺き替えが主流となっています。

セメント瓦の葺き替え工事の内容と費用

セメント瓦葺き替え工事の費用・手順をご紹介します!

セメント瓦の葺き替えを行う場合、まず足場を設置し、既存のセメント瓦を撤去していきます。

足場の設置については、1平方メートルあたり約700円、撤去については1平方メートルあたり約2,500円が相場です。

アスベストを含むセメント瓦については、アスベストの飛散を抑えつつ作業を行う必要があるため、費用が増し、1平方メートルあたり約5,000円が相場となります。

アスベストの処理については、自治体によって処分方法が変わってきますので、市役所等に処分方法を確認しておきましょう。

屋根材の撤去が完了したら、基礎となる野地板の交換または追加を行い、改質アスファルトルーフィングなどの防水下地を張り付けていきます。

下地処理の費用については、野地板の増し張りまたは交換が1平方メートルあたり約2,000円から、防水下地の張り付けは1平方メートルあたり約600円が相場です。

下地が完成したら、最後にガルバリウム鋼板製の金属瓦で屋根を葺いて完了となります。

ガルバリウム鋼板製の金属屋根瓦については、金属のみで作られたものや、断熱材が一体となったものなどがあり、金属のみのものは1平方メートルあたり約4,000円から、断熱材付きのものは1平方メートルあたり約6,000円が相場です。

施工価格の詳細をもっと詳しく知りたいという場合は、リフォーム会社に相談し、現地調査の上で見積りを立ててもらうと良いでしょう。

セメント瓦の葺き替え工事にかかる期間

セメント瓦の葺き替えリフォームでは、基礎部分を補修する必要がなく、下地の追加と葺き替えのみを行う場合なら約1週間で施工することができます。

瓦に損傷があり、雨漏りなどが発生している場合については、基礎の傷み具合にもよりますが、小規模な損傷なら約3日、大規模な補修が必要な場合は約10日が目安です。

葺き替え工事にはどんなメリットやデメリットがある?

セメント屋根の葺き替えリフォームを行うと、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

メリットについては、屋根部分を新品に交換することができるため、新築と同様の状態まで復元できることです。

また、軽量な金属屋根へと葺き替えることで屋根を軽量化することができるため、耐震性の向上にも役立ちます。

その他にも、断熱材入りの屋根材を使用すれば、夏場や冬場などにより快適に暮らせるようになるでしょう。

デメリットについては、屋根材を全て交換することになるため、どうしても施工価格が高くなることです。

金属屋根やスレート瓦で施工されている場合は重ね葺きという工法を用いて比較的安価に屋根をリフォームすることができますが、セメント瓦については重ね葺きができないため、どうしても高価な葺き替えとなります。

ただ、屋根を葺き替えることで建物の状態を蘇らせ、雨漏りの心配や災害時の倒壊の危険性を抑えることができるため、セメント瓦の老朽化が見られる場合には早めに葺き替える方が良いでしょう。

屋根リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた屋根リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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