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2018年12月29日更新

監修記事

スレート屋根のメリット・デメリットは?

リフォーム施工を行うときの屋根の種類はスレート屋根の他に瓦やガルバリウム鋼板が一般的ですが、それらと比較してスレート屋根にはどのような利点があるのでしょうか。メンテナンスや耐久性などさまざまな点から見たメリット・デメリットを紹介します。

スレート屋根の特徴

スレート屋根と言われてピンとこなくても、カラーベストやコロニアルと言えばなんとなくイメージできるという人が多いのではないのでしょうか。

カラーベストやコロニアルはスレート屋根の一種であり、粘土板岩であるスレートを使用してつくられているものです。

スレート屋根は粘土板にさまざまな素材を混ぜてつくられますが、混ぜられる素材によってメリットやデメリットは変わってきます。

スレート屋根の種類は豊富

スレート屋根とは言っても、混ぜる素材によって特徴が異なってきます。一体どのように違うのでしょうか。

天然スレート

日本住宅では珍しい天然石を使用した天然スレート屋根は、スレート屋根でも最高級のものです。
他のスレート屋根では出せない重厚感や味わいがあり、高級住宅に使用されることがあります。

スレート屋根のメリット・デメリットは?

人工スレートと呼ばれるスレート屋根

天然石を使用した天然スレートよりも、さまざまな素材を混ぜてつくられた人工スレートはリーズナブルで一般的です。混ぜる素材によって特徴は異なります。

石綿スレート屋根

アスベストと呼ばれる石綿とセメントをミックスして作られた石綿スレート。かつては多くのリフォームで使われてきましたが、人体に有害なアスベストが社会問題になり、2004年以降は使用を禁止されるようになりました。

2004年以前に建てられた住宅が石綿スレート屋根である場合、屋根のリフォーム工事をする際には廃棄物処理法に則って施工を行わなければならないためメンテナンス費用が余分にかかります。

無石綿スレート屋根

石綿スレート屋根のように石綿を混ぜず、その代わりにパルプやビニロンを混ぜてつくられています。アスベストの使用が禁止された現在は無石綿スレート屋根を採用する家庭が一般的で、おすすめです。

セメントスレート屋根

施工時に無石綿スレート屋根にもセメントが混ぜられていることもありますが、セメントスレート屋根はセメントの比重が高く、耐久性が高いです。

コロニアルやカラーベストはセメントスレート屋根に属します。

他の屋根の種類と利点・欠点の比較

スレート屋根以外の屋根にはどのような選択肢があるのでしょうか。種類によって見た目からメンテナンスまで全く異なるので、リフォームの際にはよく考えて工事を依頼しましょう。

スレート屋根のメリット・デメリットは?

瓦屋根とスレート屋根の比較

日本家屋で長年使われてきた瓦屋根。スレート屋根と比較するとさまざまなメリット・デメリットがわかります。

瓦屋根より勝る利点

がっしりとした瓦屋根は加工することができませんが、比較的加工しやすいスレート屋根はデザイン性が豊富で、リフォームにはもってこいです。
一般的に無石綿スレートやセメントスレートは瓦屋根よりもリーズナブルで、半額程度で済ませることもできます。軽量であることから、住宅にかかる負担が少なく設計しやすい点も見逃せません。

瓦屋根より劣る欠点

地震や台風など自然災害が多い日本では、瓦屋根の方が優れていると考える人は少なくはありません。実際に耐火性や防水性など耐久性では瓦屋根の方がスレート屋根よりも勝っています。

また厚みがあることから防音性も瓦屋根の方が高いと言えます。メンテナンスで塗装工事を行わなければならないスレート屋根に対して、その必要がないため瓦屋根のメンテナンス頻度は低いです。

スレート屋根の防水性能は塗料に託されていると言っても過言ではありません。最低10年に1度の塗装リフォームは約50万~80万円の費用は掛かりますが、キチンとしたリフォームでスレート屋根の寿命は倍増します。

ガルバリウム鋼板屋根とスレート屋根の比較

鉄合金の上に金属加工を施したガルバリウム鋼板もスレート屋根と同様人気が高いです。金属の屋根と言えばトタンが有名ですが、耐久性ではガルバリウム鋼板の方が勝っています。

ガルバリウム鋼板屋根より勝る利点

瓦屋根と比較すると耐火性や防音性で劣ってしまうスレート屋根ですが、ガルバリウム鋼板と比べるとこのふたつにおいては勝っています。

またカラーバリエーションの点でもスレート屋根の方が種類が多いため、選択肢が充実しています。

金属であるガルバリウム鋼板にはサビてしまう恐れがありますが、それがないという点でもスレート屋根は優秀です。

ガルバリウム鋼板屋根より劣る欠点

塗装が頻繁に必要になるスレート屋根に比べると、ガルバリウム鋼板屋根はメンテナンスの頻度が少なく済ませられます。

約10~15年が寿命と言われるスレート屋根と比べてガルバリウム鋼板の寿命は約30~50年です。塗装工事もさほど行う必要がないガルバリウム鋼板が便利と考える家庭も少なくはありません。

また無石綿やセメントタイプのスレート屋根と比較するとガルバリウム鋼板はリーズナブル。耐水性が高いという点もガルバリウム鋼板のメリットです。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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