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2021年01月26日更新

人気でおすすめできる屋根瓦の種類は?

屋根瓦には、和瓦や洋瓦といった「形状の違い」と、陶器瓦やセメント瓦などの「素材の違い」があり、それぞれ異なる特徴を持っています。人気の屋根瓦から、ご自身のリフォーム最も適したタイプ見つけるためには、施工価格だけでなく、屋根瓦の基本的な種類と特徴を知っておきましょう。

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

屋根瓦の形状の違い

屋根瓦には、異なる3つの形状があります。

選んだ屋根瓦の形状は家の外観を大きく左右します。リフォーム工事の前に、まずは屋根瓦の形状と、それぞれの名称を押さえておきましょう。

屋根瓦の形状には、和瓦に適したタイプと、洋瓦に適したタイプがあります。また、それぞれの瓦の名前に使用されているアルファベットは、産地を表しています。

人気でおすすめできる屋根瓦の種類は?

和瓦タイプ

日本瓦、和瓦、J形、和形など呼び名は色々ですが全て同じ和風建築用の屋根瓦です。

J形は「ジャパニーズ」の頭文字を取って「J型」とも呼ばれます。

洋瓦タイプ

洋瓦タイプには形状が全く異なる2種類のタイプがあります。

「F型」は平板瓦とも呼ばれ、フラットな見た目で家全体をシャープな雰囲気に演出する屋根瓦です。アルファベットのFは「フレンチ」を意味します。

「S型」は、半円と直線が組み合わさった形状の屋根瓦です。愛嬌のある見た目は、欧米のカントリー風の外観にぴったりです。アルファベットのSは「スパニッシュ」から来ています。

スレート屋根タイプ

スレートとは、粘板岩の薄板を使用した屋根材のことを言います。建物の屋根材として広く普及しており、デザイン性が高く、薄くて軽いため耐震性にも優れています。

スレートには大きく分けると「天然スレート」「化粧(人工)スレート」の2種類があります。

天然スレート

「天然スレート」とは、天然の粘板岩を薄く板状に加工した屋根材のことです。東京駅の屋根にも使用されていて、自然な風合いと高い品質により、高級感のある屋根材として知られているものです。

化粧スレート

「化粧スレート」とは、セメントに繊維状の素材を混ぜて薄く板状に加工した屋根材を言います。一般的に住宅の屋根材に使用されており、安定した品質と高い作業性から、費用を抑えられることが特徴です。

化粧スレートは、混ぜる繊維の種類により2つに分けられています。

セメントに石綿(アスベスト)を混ぜた「石綿(アスベスト)スレート」は、以前は多く使用されていた素材です。石綿が健康に影響があることから、2006年に重量の0.1%を超える石綿を含む物の使用や製造などが全面禁止となり、今後新たに使用されることはありません。

現在主流になっているのが「無石綿(ノンアスベスト)スレート」です。セメントにパルプなど石綿以外の繊維を混ぜたもので、波型や平型などデザインが豊富で、多くのカラーも揃っています。

ガルバリウム屋根瓦タイプ

ガルバリウム屋根瓦とは、ガルバリウム鋼板素材を使用した屋根瓦のことです。

ガルバリウム鋼板とは、薄い鉄板にアルミ亜鉛合金をメッキした鋼板のことで、耐久性や耐震性に優れています。見た目がスタイリッシュでモダンな印象ですが、実は昔から使われている素材なのです。

ガルバリウム屋根瓦は、複雑に折り曲げることが可能なガルバリウム鋼板のメッキ層の柔らかさを利用して、瓦状に仕上げたものとなっています。

1枚1枚の鋼板をかみ合わせて施工することから、通常の陶器瓦のようにずれたり、台風などの強風で飛ばされたりということが起こりにくくなっています。

また、金属なのに非常に軽い素材であるため、屋根材に使うと建物への負担が軽減されて、地震にも強い住宅にすることが可能です。

屋根瓦の種類とメリット・デメリット

屋根瓦は、素材の違いによって種類が分かれ、それぞれ全く異なる特徴を持っています。

日本瓦とセメント瓦、それぞれの特徴とメリット・デメリットは以下の通りです。

日本瓦の特徴とメリット・デメリット

陶器瓦、和瓦、粘土瓦とも呼ばれる屋根瓦です。

素材は粘土でできており、陶器と同じように高温で焼き上げられ、表面は陶器にも使われる釉薬で処理されています。

ガラス質の釉薬は、瓦の表面に光沢を出すだけではなく、雨水や紫外線から守る効果も持っています。

通常、スレート材やガルバリウム鋼板などの他の屋根材は、約10年に一度、防水塗料を使って再塗装を施す必要があります。しかし、日本瓦は表面に釉薬が施されていますので、塗装リフォームの必要がありません。

また、日本瓦には釉薬で処理されたタイプの他に、仕上げ段階で表面を炭化させて膜を作った「いぶし瓦」タイプもあります。

日本瓦のメリット

陶器瓦は素材自体の耐久性が高いため、約50年という非常に長い耐用年数を持っています。手入れや点検リフォームをこまめに行えば、大規模な葺き替え工事を行わずに、100年近く持たせることも可能です。

また、日本瓦は屋根材そのもののメンテナンスはほとんど発生しません。屋根は通常、約10年に一度の塗替えが必要ですが、釉薬で表面が保護されている日本瓦は再塗装の必要がありません。

一方、スレート材や金属のガルバリウム鋼板などの耐用年数は約30年と日本瓦よりも短く、さらに表面の塗装を怠ると、30年以内に耐用年数を迎えることもあります。

日本瓦のデメリット

再塗装の必要がない日本瓦ですが、完全にメンテナンスフリーというわけではありません。

瓦のずれや割れによる雨漏りや、瓦の落下を防ぐために、瓦と桟木を繋ぎ止める釘や「鬼首」や「雀口」などに施工された漆喰部分の点検リフォームが必要です。

また、日本瓦をのせると屋根が重くなってしまい、リフォーム後に家の耐震性が低下する恐れがあります。

屋根が重いほど地震で家が揺れやすくなり、家の柱や壁に負荷をかけてしまいますので、耐震性についてはリフォーム会社とよく打ち合わせておきましょう。

軽量な屋根材を選びたいという場合は、ガルバリウム鋼板など金属屋根を選ぶことをおすすめします。

日本瓦の施工価格相場

約1万円/平方メートルあたり

日本瓦の施工価格は、屋根材の中で最も高く、約5千円~約7千円で施工できるスレートやガルバリウム鋼板などの金属屋根に比べ、倍近くのリフォーム工事費用になることもあります。

また、屋根瓦の施工費用は、屋根の勾配が急になるほど高額になりますので注意が必要です。

セメント瓦の特徴とメリット・デメリット

セメントを成型して作る瓦で、デザインやカラーバリエーションが豊富な点で人気の屋根瓦です。セメントの量が少ないものはコンクリート瓦と呼ばれることもあります。

セメント瓦のメリット

伝統的な和瓦タイプほか、モダンなF型や洋風のS型なども選べますので、洋風・和風どちらの外観デザインも作ることができます。

また、成型のしやすさから日本瓦に比べると施工費用が安く、接続部分の寸法が大きく狂うことも少ないため、施工しやすい屋根瓦と言えるでしょう。

セメント瓦のデメリット

セメント瓦は日本瓦に比べると耐久性が低く、割れやすい屋根材です。また、表面を塗装で保護しなければならないため、約10年後には塗装リフォームが必要です。

屋根の塗装費用は、平均的な70~80平方メートルの屋根であれば、約60万円~約100万円が相場です。そのため、最初の施工費用を安く抑えることができても、日本瓦よりも多くのメンテナンス費用が必要になります。

その他、屋根が重くなり耐震性が低下する、重ね葺きができないといった、日本瓦と同じデメリットも持っています。

セメント瓦の施工価格相場

約8千円/平方メートルあたり


屋根瓦の種類を見分ける方法は?

さまざまな種類がある屋根瓦ですが、それぞれ見分けるにはどのような方法があるのでしょうか。実は、屋根瓦にはそれぞれ見た目に特徴があるので、ここでそのポイントについて紹介します。

粘土材を使用した和瓦と洋瓦は、瓦の曲線で見分けることができます。J型の和瓦は、滑らかに波が打つような形になっています。洋瓦のうち、S型は大きく波打ったような形になるため、より陰影がはっきりした印象になります。F型は平板瓦とも呼ばれる通り、平らな形状になっています。

瓦の角の形状で見分けることもできます。和瓦の場合は、瓦の角が丸く滑らかになっています。一方、セメント瓦やコンクリート瓦だと、瓦の角がギザギザした形になっています。

スレート屋根かどうかを判断するには、屋根の形状と素材で見分けることになります。平らな板が張り合わされていて、見た目にも金属製ではない屋根材であれば、ほぼスレート屋根とみて間違いないでしょう。

同様に、ガルバリウム屋根瓦でも平らな板が張り合わされていますが、こちらは金属製です。また、素材が1mm~3mm程度と非常に薄いことから、屋根材の薄さからも判断することができます。

このように、それぞれの屋根材の見た目の特徴を押さえておけば、簡単に種類を見分けることが可能です。

屋根瓦の種類別の寿命は?

屋根瓦の寿命、つまり耐用年数は、それぞれの素材の性質によって異なります。

和瓦や洋瓦といった陶器瓦の場合は、耐用年数が長く約50年以上は持ちます。瓦がずれたり破損したりしても、1枚単位で交換できます。瓦に釉薬を塗った釉薬瓦だと、状態によっては半永久的に持つと言われています。ただし、下地剤や棟部の漆喰などは、ある程度定期的なメンテナンスが必要になります。

セメント瓦の場合は、約30年~約40年ほど持ちます。水を吸いやすい性質のためコケやカビが生えやすく、塗装がなくなってセメント素材が露出すると割れやすくなります。そのため、約15年おきに定期的に塗装を行うと、長持ちさせることも可能です。

スレート屋根は、さほど耐久性が高くありませんが、それでも約20年~約25年は持ちます。長持ちさせるためには約10年サイクルで定期的な塗装のメンテナンスを行う必要があります。

ガルバリウム屋根瓦の耐用年数は、塩害地域で約15年、それ以外の地域だと約30年になります。ガルバリウム鋼板も屋根塗装をすると持ちが良くなりますが、約15年~約20年で塗装する必要があります。

それぞれの素材の性質によって屋根瓦の寿命が変わってきますが、より長持ちさせるためには、それぞれの素材に応じたメンテナンスを行うことが大切です。

屋根瓦別・おすすめのリフォームパターン

以上のように、形状や素材の違いで異なる特徴を持つ屋根瓦には、それぞれにおすすめのリフォームパターンが存在します。

人気でおすすめできる屋根瓦の種類は?

日本瓦がおすすめなリフォーム

  • 耐久性を重視してリフォームしたい
  • 塗装リフォームを省きたい
  • 重厚感のある和風なデザインにリフォームしたい

日本瓦がいまなお人気を得ている理由は、この屋根瓦でしか表現できない独特の重厚感と言っても過言ではないでしょう。

特に、力強い存在感を放ついぶし瓦は、断熱材の代わりにもなるため、外観・機能ともにおすすめの屋根瓦です。

セメント瓦がおすすめなリフォーム

  • 施工費用を安く抑えてリフォームしたい
  • 定期的に塗装リフォームで色を変えたい
  • 洋風の外観にリフォームしたい

再塗装が負担にならないようであれば、あえてセメント瓦を選んでみても良いでしょう。

南欧風の外観デザインに仕上げたい場合は、明るく温かみのあるS型瓦を、モダンかつ落ち着いた雰囲気の外観デザインに仕上げたい場合はF型瓦を選ぶなど、仕上げたいイメージに応じて形を選ぶことができます。

屋根リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

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