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2019年02月04日更新
耐震リフォーム見積りの注意点や相場とは?
耐震リフォームを行う際には、どうやってリフォーム会社を選べば良いのでしょうか?また、耐震リフォームの費用はどれくらいが相場なのでしょうか?見積りを元にした会社選びの方法と見積りの際の注意点、耐震リフォーム費用の相場などについてご紹介します。
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- 監修者樋田明夫
耐震リフォームにおける見積りでの注意点とは

耐震リフォームに限らず、リフォームを行う際には会社選びを入念に行わなければなりません。
実は、近年耐震リフォームや耐震診断を装った詐欺事件が増加しており、有資格者でないにもかかわらず耐震診断や耐震リフォームの見積りを行ったり、手抜き施工を行ったりといった問題が発生しているのです。
また、耐震診断および耐震補強工事については旧耐震基準で作られた木造住宅を対象として自治体が助成する制度がありますが、これについても助成金目当ての詐欺が起こっています。
詐欺以外のトラブルでも、仕事をとるために相場より安く設定し、工事の品質を落として儲けている悪徳業者も確認されていますので、施工を依頼する際にはこれらの業者にだまされないようにしなければなりません。
しかし、はじめてリフォームを依頼するという方や、リフォーム費用の相場がよくわからないという場合には、どうやって怪しい業者を見分ければ良いのでしょうか?
耐震リフォームをお考えでリフォーム業者選びに困っている、悩んでいるという方向けに、見積りを利用したリフォーム業者選びのコツをご紹介していきます。
リフォーム会社に見積りを出す前に確認しておくことは?
耐震リフォームのために見積りを依頼する前に、まず確認しておくことがあります。
それは、インターネットや広告などで探したリフォーム会社がきちんと各自治体の登録業者になっており、さらに耐震診断資格と耐震改修技術者資格を保持しているかどうかです。
耐震診断および耐震改修工事については、一般的なリフォームと違い、国土交通大臣が管轄する資格者講習を受講し、資格を取得していなければなりません。
そのため、もしインターネットサイトや広告などで耐震リフォームを宣伝していたとしても、有資格者の在籍について触れていない場合は、怪しいと考えると良いでしょう。
また、耐震リフォームでは工事を行う会社についても自治体への登録が必要となります。
耐震リフォームの登録業者については、自治体のホームページにて名称および連絡先が公開されていますので、耐震リフォームを依頼する際にはこの情報を元に見積りを依頼するのもおすすめです。
見積りを確認する上での注意点とは?
登録業者かどうかや有資格者の在籍を確認するだけもある程度怪しい会社を避けることができますが、見積りを確認することでさらに信頼性の高い会社を選ぶことが可能です。
調査後などに送られてくる見積り書には、全体的な工事の内容と費用の内訳が記載されています。
この時、施工費用があまりに安すぎたり、耐震性の向上に必要な工事が含まれていなかったりする場合は依頼しないが良いでしょう。
しかし、この方法を用いるには見積り書を確認する側にも相場や工事内容に関する知識が必要となるため、自分で見積り書を見て調査するというのは敷居が高いように思えるかもしれません。
ですが、あまり耐震リフォームに関する知識がない方でも、ある方法を用いることで信頼できるリフォーム会社と怪しい会社をある程度見分けることができるようになります。
その方法とは、見積りを複数の会社に依頼する「相見積り」です。
相見積りを行うと、複数の会社から提出された見積りを比較することができるため、費用の相場や基本的な工事内容がわかるようになります。
これにより、費用が明らかに安すぎる会社や、工事内容が不足している会社、余分な工事を追加している会社を判断することができ、詐欺やリフォーム後のトラブルを予防することができるのです。
また、耐震診断についても注意点があります。
耐震診断とは、実際に耐震リフォームを行う前にどの程度の耐震性があるのかを調査し、必要な工事を判断するために行うのですが、悪徳業者の場合は意図的に耐震性を低く評価して工事箇所を増やしたりすることがあるのです。
そこで、耐震診断についても複数のリフォーム会社に調査を依頼することで、自宅の耐震性をより公正に確認することができ、必要な工事を絞り込むことができます。
耐震診断は現状の把握だけでなく、それに基づいて補強計画を立て、見積を出してもらいます。補強したら診断結果がどう変わるかの説明も一緒にしてもらうとよいでしょう。
耐震診断や耐震リフォームは大がかりで高額な工事になりますので、できる限り診断や見積りは複数のリフォーム会社に依頼し、適正だと考えられる会社に施工を依頼するようにしましょう。
耐震リフォーム費用の相場

一般的な住宅に耐震リフォームを施す場合、費用の相場はどれくらいになるのでしょうか?
建物全体の傷みが少なく、耐震補強のみを行う場合の相場は家全体で約150万円が相場です。
これは、柱や梁への耐震金具の設置および筋交い、耐力壁の設置と耐震診断を行った場合の費用になります。
柱や内壁の強化ではなく、外壁部分に耐力壁を設置したり壁を補強したりする場合については、約100万円が相場です。
外壁リフォームによる耐震補強については、内部をリフォームする場合に比べて生活への影響が抑えられるといったメリットがありますので、部屋を片付ける手間をかけずにリフォームしたいという方におすすめとなっています。
いずれにしても強度が上がらなければ意味が無いので、金具で補強する場合でも金具を止める木部の状態を確認するなど、事前の調査をきちんと行ってもらうようにしましょう。
耐震診断のみの費用については、目視等で行う簡易診断が約10万円、レントゲン機器やセンサー類を用いた詳細診断を行う場合は約20万円が相場です。
耐震診断の方法については、築年数が長く、建物の傷みが懸念される場合は詳細診断を、建物の傷みが無く、構造を強化するだけで十分な場合は簡易診断を行うと良いでしょう。
もし、簡易診断を行った際に大きな問題が見つかった場合には、詳細診断に切り替えるという方法もあります。
耐震リフォームの費用は建物の状態などによって大きく変わるため、実際の金額が相場と違うということも多いため、できるだけ相見積りをとって自分の場合における相場というものをきちんと把握しておきましょう。
耐震リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた耐震リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で比較見積もりが可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで全国1000社以上が加盟しており、耐震リフォームを検討している方も安心してご利用いただけます。
一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

株式会社フレッシュハウス
樋田明夫フレッシュハウスでリフォームの営業担当を長年経験し、数々のリフォームコンテストでの受賞実績を持つ。現在はフレッシュハウス本社における営業戦略室の室長として、大規模リフォームから通常のリフォーム物件まで幅広く対応中。

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