2024年01月24日更新

監修記事

200・300万円でできるスケルトンリフォームは?

費用が高額になるスケルトンリフォームでも、プランニングを工夫することで、約200~300万円という低予算で行えることがあります。建物の全面リフォームは難しくても、部分的なスケルトンリフォームによって、理想の住空間を手に入れることができるでしょう。

200万円でできるスケルトンリフォームの事例

スケルトンリフォームとは、建物を基礎のみの状態に解体し、新たに内装・外装を作り替えるフルリフォーム工事のことです。

解体工事だけでも、約50~120万円の費用相場となるため、200万円という予算では、一戸建て住宅・マンションともに、家全面のスケルトンリフォームは厳しいと言えるでしょう。

ただし、建物の一部のみであれば、スケルトンリフォームが行えることがあります。

リフォームの目的を絞り、どこまで手を加えられるか、何度もプランニングを重ねると良いでしょう。

200・300万円でできるスケルトンリフォームは?

一戸建て住宅の部分スケルトンリフォームの事例

■リフォーム内容:
・キッチンのみのスケルトンリフォーム
・ダイニングとリビングを区切る間仕切り壁を撤去
・内装の張替え
・壁付けキッチンを対面キッチンに変更

費用合計:約185万円

システムキッチンの交換・移動費用は、本体価格・取り付け費用・水道・電気工事を含めても、約90万円です。

間仕切り壁の撤去は約10万円ですので、残り100万円の予算で、キッチン全体の内装の解体・仕上げを行うことができるでしょう。

マンションの部分スケルトンリフォームの事例

■リフォーム内容:
・間取り変更なし
・浴室・トイレを除く室内全面の内装材交換
・洗面台、トイレの交換

費用合計:約200万円

単身向けのマンションであれば、間取り変更を行わなければ、一室のスケルトンリフォームを行うことができます。

ただし、マンションの水回り設備交換費用は、約150万円が相場ですので、すべてを交換することは難しいでしょう。

なお、トイレや洗面台は、一台あたり約20~30万円で交換が可能ですので、浴室・キッチンに手を加えなければ、200万円で部分的なスケルトンリフォームが可能です。

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水回りのリフォーム費用についてはこちら

300万円でできるスケルトンリフォームの事例

予算が300万円あれば、部分スケルトンリフォームでも、水回り設備の交換も可能になります。

しかし、一戸建て住宅の場合、建物全面のフルリフォームは、この予算では現実的ではありません。

200・300万円でできるスケルトンリフォームは?

一戸建ての部分住宅スケルトンリフォームの事例

■リフォーム内容:
・一室のみのスケルトンリフォーム
・一室のみ床下、壁の断熱補強工事
・内装材の交換
・洗面台の増築
・コンパクトキッチンの増築

費用合計:約260万円

二世帯住宅化に伴い、建物の一部を別世帯の居室にする場合などに、リビングの一部をスケルトンリフォームで作り替えることがあります。

二世帯住宅へのリフォーム費用についてはこちら

部屋の断熱改修工事や、内装材の解体・仕上げを含めても、約200万円で行えますので、コンパクトキッチンや小さな洗面台なども、部屋の近くに取り付けることができます。

コンロとシンクのみの簡易なコンパクトキッチンや、サイズが小さな洗面台は、機器の本体価格と取り付け費用を含めて、それぞれ約30万円で増築することが可能です。

マンションの部分スケルトンリフォームの事例

■リフォーム内容:
・リビングと和室を繋ぐ間仕切り壁の撤去
・和室を撤去し、リビングと一体化
・キッチン、洗面台、トイレの交換
・浴室は変更なし

費用合計:約270万円

水回り設備を交換する費用相場は、機器の本体価格と取り付け費用を含めて、それぞれ、キッチンが約60万円、洗面台が約20万円、トイレが約20万円ですので、合計約80万円です。

なお、浴室のスケルトンリフォームは、ユニットバスの交換費用が約70万円ですので、残りの予算を大きく圧迫してしまいます。

間仕切り壁の撤去と和室の解体は約50万円、内装材の解体・仕上げが平方メートルあたり約5~10万円ですので、約35平米のマンションであれば、約300万円でフルリフォームが可能です。

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スケルトンリフォームで気をつける事

戸建住宅の場合、用途地域の変更などで使える資材に制限を受ける場合があります。

マンションの場合は共有部分との取り合いや内装制限などにも要注意です。法的確認や近隣対策など細かい配慮を心がけましょう。

住宅リフォームの減税や補助

住宅の建て替えやリフォームには各種の減税や補助金の制度があり、一定の条件で支援を受けることができます。

補助金については、各自治体により各種の制度が増えたり、内容が変化していますので最新の情報を確認しておきましょう。

リノベーションで、優良な会社を見つけるには?

本記事のリノベーションは一例で、「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なり」ます。複数社の見積もりを「比較」をすることが重要です!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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