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2019年01月24日更新

1000万円でできるスケルトンリフォームは?

約1000万円という限られた予算でスケルトンリフォームを行うためには、必ず発生する工事費用を押さえ、残りの予算で、希望する工事がどこまで行えるかを見極める必要があります。基本的な工事の費用相場や、1000万円に抑えるためのポイントを知っておきましょう。

  • 【監修者】下久保彰
  • この記事の監修者
    下久保彰
    二級建築設計事務所経営30年

スケルトンリフォーム工事の費用内訳

スケルトンリフォームとは、建物の基礎を除く内装や外装全面を解体し、一から作り替えるフルリフォームのことです。部分リフォームに比べると、解体・産廃処分費用は高額になり、仕上げ工事も大掛かりになります。

このように、非常に高額な費用を必要とするスケルトンリフォームに対し、1000万円という予算はやや厳しい額と言えます。

施工面積が少ないマンションであれば約1000万円でも比較的充実した工事が行えますが、戸建て住宅では希望している全面リフォームが行えない可能性もあります。

1000万円でできるスケルトンリフォームは?

1000万円という限られた予算で効率良くスケルトンリフォームの予算を立てるためにも、まずはスケルトンリフォームの工事費用の内訳を知っておきましょう。

スケルトンリフォームの工事内容

スケルトンリフォームには、解体や仕上げなどの「工事費用」と、「水回り設備の交換費用」が発生します。

工事費用の相場

※平方メートルあたりの施工単価
※耐震補強、外壁、屋根工事は、戸建て住宅でのみ可能
・解体工事費用:約1~3万円
・耐震補強工事費用:約2~6万円
・断熱補強工事費用:約1~3万円
・外壁、屋根工事費用:約3万円
・内装工事費用:約8千円
・水道工事費用:約8千円

建物の面積が広く、劣化箇所が多いほど、補修や補強工事は増える傾向にあります。

また、過去にどこまでメンテナンスが行われたかによって、耐震補強工事や電気・水道工事費用なども変動してきます。しかし、これらの箇所の補強は、安全な家を手に入れるためには欠かせない工事です。

限られた予算の中で建物のフルリフォームを行う場合は、補強工事にしっかり予算をかけ、それ以外の箇所は極力コストを抑える工夫が必要といえるでしょう。

水回り設備の交換費用相場

※本体価格・取り付け工事費用を含む
・システムキッチン交換費用:約60~80万円
・ユニットバス交換費用:約70~110万円
・洗面台交換費用:約30~50万円
・トイレ交換費用:約20万円

合計:約180~260万円

水回り設備は、本体のグレードや選んだオプションの数によって、本体価格が変動します。

ミドルクラス~スタンダードクラスの商品であれば、総取り付け費用の相場は、約150~210万円ですので、水回り以外の工事費用と比較しながら、どこまでオプション機能を取り入れるか考えると良いでしょう。

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1000万円でできるスケルトンリフォームの事例

以下からは、スケルトンリフォームの事例をもとに予算を1000万円に抑えるポイントや注意点をご紹介します。

1000万円でできるスケルトンリフォームは?

事例1:機器のグレードを落とす

解体工事費用や内装仕上げ費用は、スケルトンリフォームでは欠かすことができません。そのため、水回り設備をいかに効率良くプランニングできるかが、予算を1000万円以内に抑えるコツとなります。

フルリフォームで予算を抑える方法として、よく行われているのが、洗面台を施主支給にするというものです。

洗面ボウル、鏡、カウンターを自分たちで購入し、取り付けと配管工事のみリフォーム会社に依頼することで、洗面空間の工事費用を約10万円前後に抑えることができます。

規格品の洗面台を約30~50万円で取り付けるよりも、はるかに安くなるため、残りの予算で洗面台にタイルを貼ったり、他の内装材に予算を回したりすることができます。

事例2:内装材を使い分ける

柔らかい手触りと心地よい香りを放つ自然素材の無垢材は、家のリビングや寝室、子ども部屋まで使える人気の内装材です。

しかし、価格が高額になることでも知られており、化粧シートのフローリングが、平方メートルあたり約3~5千円であるのに対し、無垢材は、約8千~1万5千円と、倍以上の費用相場となっています。

もし、家の床全面を無垢材で仕上げてしまうと、1000万円の予算内に納めることはほぼ不可能と言えるでしょう。

どうしても無垢材仕上げにこだわりがある時は、リビングの一部のみを無垢材にしたり、無垢材に近い突板系のフローリング材にしたりすると良いでしょう。

突板系は、本体は合板や繊維が使われていますが、表面には、0.3mmにスライスした天然の木材が使用されており、ほとんど無垢材と変わらない見た目に仕上がります。

事例3:建物の補強をメインにする

スケルトンリフォームのメリットは、建物の基礎や構造材の状態を確認できることです。

部分的な内装リフォームの場合、基礎や構造材は、一部のみしか点検することができず、耐震・断熱補強工事を行う場合は、内装の解体と元に戻す工事が必要になります。

一方、スケルトンリフォームでは、基礎と構造材以外のすべての内装・外装材を取り払いますので、建物全面の点検・補強ができ、解体や内装仕上げ費用も無駄になりません。

戸建て住宅で行う補強工事は、耐震補強は約80~210万円、断熱補強工事は、約30~200が相場です。さらに、基礎や構造材を補強する費用として、約20~80万円かかることもあります。

補強工事で約130~500万円かかっても、内装・外装材や水回り設備でコストダウンを図ることで、スケルトンリフォーム費用を約1000万円前後に抑えることも不可能ではありません。

ただし、建物の面積が約40坪を超える一戸建て住宅では、解体・仕上げ費用だけで約1000万円になることがありますのでご注意ください。

スケルトンリフォームで気をつける事

戸建住宅の場合、用途地域の変更などで使える資材に制限を受ける場合があります。

マンションの場合は共有部分との取り合いや内装制限などにも要注意です。法的確認や近隣対策など細かい配慮を心がけましょう。

住宅リフォームの減税や補助

住宅の建て替えやリフォームには各種の減税や補助金の制度があり、一定の条件で支援を受けることができます。

補助金については、各自治体により各種の制度が増えたり、内容が変化していますので最新の情報を確認しておきましょう。

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