1. リフォーム費用見積もり比較「ハピすむ」
  2.  > 
  3. リフォームの基礎知識
  4.  > 
  5. 防音リフォームをする費用・価格の相場は?

2019年02月04日更新

監修記事

防音リフォームをする費用・価格の相場は?

生活音や楽器の演奏など、防音を目的としてリフォームを行う場合、どのような工事が必要となり、費用はどの程度必要になるのでしょうか?目的とする防音工事ごとに、工事の内容と費用、相場についてご紹介していきます。

目的別の防音リフォーム方法

防音リフォームといっても、目的によって工事の内容はさまざまです。

どのような目的ならどんな防音リフォームを行うのか、部位別に見ていきましょう。

賃貸の場合でも、転居時の現況復帰などを条件に可能な場合がありますので、大家さんに相談してみましょう。

歩行音などが伝わるのを防ぐための床防音

マンションや集合住宅、一戸建てでも複数階の建物で、階下に足音などが伝わってしまう場合には、床の防音工事を行います。

床の防音工事では、フローリングやクッションフロアなどの床材を防音性能の高いものに交換、または床材の下に防音シートや防振シート、吸音材を敷く方法が主流です。

施工費用は防音フローリングへの張替えが下地の交換を含めて6畳で約15万~20万円、吸音材または吸音シートを敷き詰める工事では約約20万~30万円が相場となっています。

クッションフロアの施工については他の方式よりやや防音性能が劣りますが、施工が楽で価格も6畳で約10万円と予算的には負担が少ないのが特徴です。

床材を交換する以外にも、フローリングの上に防音マットを敷くという方法もあり、手軽に防音したいという方におすすめです。

ただ、子供の飛び跳ねる音などの大きな振動と音については完全に防ぐことはできませんので、その他のリフォーム方法を選ぶと良いでしょう。

防音リフォームをする費用・価格の相場は?

生活音を遮断するための壁防音

隣の部屋やマンションの隣家の生活音を防ぐためには壁の防音工事を行います。

壁の防音工事では、壁内に吸音材を敷き詰めたり、防音シートを壁に貼り付けたりするのが基本です。

施工費用は、吸音材の敷き詰めを行う場合が約20万円、防音シートを既存のクロスの上に貼り付ける場合は約10万円が相場となります。

また、マンションなどで壁内の工事が難しい場合には、グラスウールを防音シートで挟んだ後付けタイプの防音壁も販売されていますので、こちらを設置すると良いでしょう。

貼り付けタイプの防音壁の価格は、90cm×90cmサイズで1枚約4万円とやや高額ですが、楽器などの音も防ぐことができるので、音楽を聴かれる方や楽器を演奏されるという方はこちらがおすすめです。

屋外の音を防ぐ窓の防音

窓はどうしてもガラスの振動やサッシの隙間などから音が伝わってしまうため、屋外の騒音対策には欠かせない部位です。

リフォーム方法は、二重窓や二重サッシのものへの交換、内窓の設置などが一般的ですが、騒音が大きすぎる場合にはワンタッチで窓に設置できる防音板もおすすめです。

施工費用は既存の窓サッシにそのまま設置できる二重窓が約5万円、内窓の増設は約4万円が相場となっています。

取り外しが自由にできる窓用防音板については、サイズにもよりますが約2万円からです。

その他にも、ちょっとした音を防ぎたいという場合や手軽に防音したいという場合には、カーテンを遮音タイプのものに変えるという方法もあります。

窓そのものを交換する場合に比べて性能は劣りますが、安価なものなら約5,000円で施工できるので、とりあえず遮音したいという方におすすめです。

その他の防音リフォームの方法

ドアから音が伝わっている場合にはドアの交換となります。

防音室などに利用できる高性能なものでは約40万円かかりますが、通常の生活音などを予防する目的なら約10万円から施工可能です。

また、通気口や換気扇から音が入ってきている場合には、これらを防音タイプの製品に交換するという方法もあります。

遮音タイプの通気ダクトの価格は1個あたり約500円、換気扇については約1万5000円からです。

防音リフォームをする費用・価格の相場は?

楽器用に防音室を作る場合の費用

防音室の場合は、通常の生活音や屋外の騒音対策と違い、高品質な防音工事が必要となります。

ドアや窓、壁、床それぞれに吸音材を使用し、隙間はコーキング剤を用いて完全に防ぎ、空調についても音が伝わらないよう専用品が必要です。

そのため、楽器用防音室の施工費用の相場は、6畳で約250万円程度かかります。

また、ドラムのような振動が床に伝わる楽器の場合は、床面に防振及び制震工事も施す必要があるため、他の楽器に比べて費用が割高になるでしょう。

ドラム用に1階部分を防音室にリフォームした事例では、基礎工事と防音工事を含めて約300万円の費用がかかっていました。

書斎や仕事部屋などの外部からの音の侵入をできるだけ防ぎたいという目的で防音室を作成する場合は、もう少し費用が安くなり、6畳で約200万円程度となるようです。

防音室は目的に合わせて設計や使用する資材、設備が変わってきますので、できるだけ専門家に依頼し、適切な設計と見積もりを立ててもらうようにしましょう。

優良なリフォーム会社を見つけるには?

ここまで説明してきたリフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

この記事で大体の予想がついた方は見積もり比較のステップへ行きましょう!

「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」

「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」

そんな方は、簡単に無料で比較見積もりが可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。

大手ハウスメーカーから地場の工務店まで全国1000社以上が加盟しており、リフォームを検討している方も安心してご利用いただけます。

無料の見積もり比較はこちら>>

一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

まずは
無料お見積もりから

この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

LINE 友達追加
【お住まい周辺】
無料一括最大3社
リフォーム見積もりをする