2024年01月24日更新

監修記事

廊下に手すりを取り付けるリフォーム費用や価格は?

廊下に手すりを取り付けることで、足の不自由な方でも使いやすくなります。廊下に手すりを取り付けるリフォームの際には、下地の補修工事が必要になる場合があります。今回は、廊下に手すりを取り付けリフォームするのにかかる費用の相場について解説します。

廊下に手すりを取り付けるリフォームにかかる費用の内訳

廊下に手すりを取り付けるリフォーム費用や価格は?

廊下に手すりを取り付けるリフォームには、手すりの本体代金と工賃、諸経費などがかかります。手すりの大きさや長さによって異なりますが、1メートルあたり約5000円~7000円が価格の相場です。6メートルの手すりを取り付ける場合は、約3万~4万2000円が相場になります。

手すりには樹脂製や無垢材、ステンレス製などいくつかの種類があります。グレードが高いものだと1メートルあたり2万円を超えるものもあります。そうなると6メートルあたり12万円以上かかることになるので、予算に合わせて適切な素材の手すりを選ぶことが大切です。

工賃の相場は約3万~5万円です。業者によって大きく異なるため、複数の業者に見積もりを依頼することが大切です。

下地の補強が必要な場合がある

手すりに体重をかけることになるため、下地の状態によっては補強工事が必要な場合があります。その場合にかかる費用の相場は約2万~3万円です。また、下地の補強の際に壁紙やクロスを破ることになるので、修繕費がかかります。

修繕費の相場は1カ所につき約2万~3万円から相場になります。また、下地の補修により廃材が発生するため、廃材処分費として約1万~2万円が請求されることがあります。一定金額以上の施工になると、廃材処分費が無料になる場合もあります。

クロスの補修費用の相場はこちら

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廊下の拡張リフォームが必要になる場合がある

廊下に手すりを取り付けるリフォーム費用や価格は?

手すりを取り付けることで車椅子が通れなくなる場合は、併せて廊下の拡張リフォームが必要になります。廊下の拡張リフォームでは壁を壊す大がかりな工事が必要になります。広くする範囲によりますが、約30万~100万円が費用の相場です。

廊下の拡張リフォームでは、廊下に面している部屋側の壁も補修する必要が出てくるため、工事期間中は不便な思いをすることになるかもしれません。工事期間中には工事によって起こった大量のホコリや粉じんなどが舞うため、場合によっては一時的に他の家で生活することになります。その際にかかる費用も含めて予算に組み込むことが大切です。

階段に手すりを付けて安全性を高める

家庭用の階段の場合、手すりが付いていなかったり、手すりの形状が使いにくくなっていたりすることがあります。

そのような場合には、使いやすい手すりに交換したり、新しい手すりを取り付けたりすることで階段の上り下りが楽になり、高齢者や子供でも安全に階段を使えるようになるでしょう。

ただ、手すりにはロートアイアンのようなデザイン性の高いものや介護用のものなど、さまざまな種類があるため、いざ手すりを取り付けようとしても、どれが一番自宅の環境にあっているか選びにくいのが難点です。

そこで、まずは材質と形状による使いやすさと安全性について見ていきましょう。

手すりの材質で何が変わる?

リフォーム工事で階段に手すりを増設する際によく用いられているのが木製の手すりです。

木製の手すりは熱伝導率が低いため、冬場などに触っても手が冷えにくく、施工にも時間がかからないというメリットから人気となっています。

木の棒の代わりにステンレスなどの金属を用いた手すりも人気となっており、こちらは木に比べて強度があるため、壊れにくく、長い間使えるのが特徴です。

ただ、金属はどうしても熱伝導率が高いため、冬場に触れると手が冷たく、しっかり握りにくいという弱点もあります。

金属製の手すりの場合は、表面に樹脂などを塗って熱の伝わりを抑えているものもありますので、冷たさが気になる場合はこのような製品を選ぶと良いでしょう。

手すりの形状は使う人に合わせよう

手すりには丸棒を這わせただけのものから、デザイン性の高い幅広のものまで色々な形状があります。

介護向けとして手すりを取り付ける場合には、この形状についても気をつけてください。

高齢者は握力や腕の力が低下しているため、デザイン性の高い幅広の手すりや、細身の手すりでは上手くつかめず、体を保持することが難しくなります。

高齢者向けに手すりを設置するなら、太さが約3cm程度で表面には滑り止めが施されているつかみやすいものを選ぶと良いでしょう。

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デザインの良さから人気のロートアイアンとは

ロートアイアンとは、錬鉄を意味する言葉で、ヨーロッパの伝統的な建具の名称です。

イギリスなどの庭園にある細かな装飾が施された門扉などがまさにこのロートアイアンによるもので、日本国内でもガーデニングや欧風調住宅の増加とともに人気となっています。

製造方法は、棒状や板状の鉄を加熱して加工する鍛造という手法で行われており、施工場所に合わせて細かな調整が必要となるため、ひとつひとつ職人の手作業による調整が必要です。

材質に鉄が使われているため、どうしても錆びやすいというデメリットはありますが、完成時にメッキや塗装を施すことで錆の発生をある程度抑制しています。

ロートアイアンの手すりを取り付ける費用

ロートアイアンの手すりはひとつひとつ職人が手作業で作るため、通常の手すりに比べると設置費用は割高になります。

ただ、ロートアイアンでも量産タイプの既製品なら比較的安価に購入できるため、もし費用が心配なら既製品を選ぶと良いでしょう。

既製品の相場は、こちらもデザイン次第ですが、シンプルなものなら製品価格は約5万円からとなります。

設置については手すりそのものが重いため、壁の強度に注意しなければいけません。

場合によっては補強工事も必要となりますので、リフォーム工事の際には取り付け場所の強度を業者に確認してもらいましょう。

介護用としてロートアイアンの手すりを取り付ける場合には、手の触れる部分に木材を使ったものにするか、設置用金具だけをロートアイアンにして、木製の丸棒を使うタイプの手すりにすると良いでしょう。

おすすめの手すりメーカーは?

ロートアイアン以外の手すりを取り付けるなら、メーカー製の製品がおすすめです。

一般的な手すりはある程度軽量で施工にも殆ど手間がかからず、設置費用も安価なため、約5万円が相場となります。

どのメーカーの製品を選んでも施工価格はほぼ同じ水準ではありますが、形状や材質などで各社ともに特徴がありますので、メーカーによる手すりの特徴を紹介します。

金属から木製まで幅広い選択肢があるLIXIL

LIXILの手すりは、材質、形状ともにさまざまな種類の製品がラインナップされており、階段の雰囲気に合わせて選びやすいのが特徴です。

シンプルな木製の丸棒を繋いでいくタイプのものから、金属製の支柱を使ったもの、アルミの柱に半透明のパネルをはめ込んだものなどが人気となっています。

美しい木製手すりが特徴のウッドワン

ウッドワンは木製建材を主に製造販売している会社です。

手すりについても、木の良さを前面に押し出したデザインのものが多く、どこか暖かみを感じます。

支柱については強度を重視した金属製のものも用意されているので、体重がかかる可能性が高い場合にはこちらを選ぶと良いでしょう。

もちろん全て木製の製品もありますので、デザイン重視ならこちらもおすすめです。

足元を照らすダイケンのLED手すり

ダイケンの手すりで人気となっているのが、金具部分にLEDが取り付けられた手すりです。

電気代についてもLEDなので消費電力は少なく、長寿命なので交換の手間もほとんどかかりません。

高齢者の事故でよくある階段の踏み外しを予防できるので、介護用に手すりを取り付ける場合におすすめの製品です。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】ディバルコンサルタント株式会社 代表 明堂浩治

ディバルコンサルタント株式会社

明堂浩治

芝浦工業大学工学部建築工学科を卒業。大手建設会社で20年勤務した後、独立しコンサルタント業を始める。

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