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2019年01月26日更新
洗面所の収納リフォームにかかる費用や価格の相場は?
洗面所には、タオルや掃除道具、化粧品など、さまざまな小物などがあるため、収納が不足しがちです。化粧台を収納力が高いものに交換したり、床下に収納を設置したり、棚などを新規に設置するリフォームを行う場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか?
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この記事の監修者下久保彰二級建築設計事務所経営30年
何故洗面所は物が多くなるのか
洗面所はどうしても物が多くなり、収納スペースが不足しがちな場所です。
特に脱衣所を兼用している場合などは、バスタオルや洗濯機のスペース、洗濯前の衣類を置いておく場所も必要となります。
また、買い置きの洗剤や風呂掃除の道具なども洗面所に保管するとなると、収納スペースはいくらあっても足りなくなってしまうでしょう。
浴室と洗面所は隣接している場合が多く、どうしても湿気の溜まりやすい場所で物の保管場所には不適当です。必要最小限の仮置き程度の収納と考えましょう。

どうすれば洗面所の収納を増やすことができる?
洗面所の収納スペースを増やすためには、いくつかの方法があります。
まず1つ目は、洗面化粧台を収納力が豊富なものに交換することです。
洗面化粧台には、鏡台部分の背面に棚が内蔵されているものがあり、化粧品や洗顔料などをここに収納しておけば、化粧台周辺の小物類をまとめることができるでしょう。
2つ目は、棚の増設です。
壁などの空きスペースに吊り下げ戸棚や棚を設置すれば、据え置きタイプの収納家具を設置する場合より少ないスペースで収納力をアップさせることができます。
脱衣所と兼用の場合は、タオルや洗濯前の衣類を収納できる棚を作れば、見た目もスッキリするでしょう。
3つ目の方法は、床下収納の設置です。
マンションの場合は床下スペースがなかったり狭かったりするため、設置が難しいのですが、一戸建ての一階部分ならある程度のサイズの床下収納を設置することができるでしょう。
ただ、床下収納は蓋を取り外して荷物の出し入れを行いますので、タオルなどの頻繁に使うものを収納するのには向いていません。
買い置きの洗剤やトイレットペーパーなど、月に数回程度使うものを収納しておきましょう。
洗面所の収納スペースを行う際の施工価格の相場は?
色々な収納リフォームの方法がありますが、施工価格はどのぐらいが相場なのでしょうか?
まず、洗面化粧台の交換についてですが、シャワー機能などがないシンプルなタイプの化粧台が約8万円、大型でシャワー機能などが付属しているタイプの化粧台なら、約15万円が相場となります。
洗濯機置き場の広さを増やしたり、設備の位置を入れ替えたりしてスペースを変更する場合はもう少し費用がかかり、約15万円です。
棚の増設については、シンプルに板を金具で壁に設置する場合は約1万円から、扉付きの収納棚を設置する場合は約3万円が相場となります。
床下収納を増設する工事の価格は、約3万円が相場です。
ただ、使用する床下収納ユニットの大きさによって多少費用が変わってきますので、どの程度のサイズがあれば十分荷物を収納することができるのか、あらかじめよく計算しておくと良いでしょう。
床下収納を設置する場合には、床下の確認が行えるように点検口の機能を持ったものを使用することをおすすめします。
住宅の基礎部分は湿気や経年劣化によって傷んでくるため、定期的な確認と修繕が欠かせません。
洗面所の床に床下収納を作ると同時に点検口を設置しておけば、簡単に床下の状態を確認することができるようになるため、床を剥がすなどの大がかりな作業が必要なくなります。
マンションの場合は何処までリフォームできる?
マンションの場合は、床下にスペースが無いことが多いため、新たに床下収納を増設するのは難しいと言われています。
ただ、床下収納の新設は難しくても、戸棚の増設や化粧台の設置については、一戸建てと同じように施工することができますし、施工費用もほとんど変わりません。
また、間取りの変更による洗面所や脱衣所の拡張、洗濯機置き場の移動なども可能ですので、まずはリフォーム会社に相談し、設計と見積もりをお願いすると良いでしょう。
マンションで間取り変更をともなう洗面所の拡張リフォームを行った場合の費用は、間仕切り壁の撤去及び内装工事で対応できる場合は約15万円が相場となります。
DIYで洗面所の収納リフォームはできる?
作り付けの棚を設置するだけなら自分で取り付けてしまえば施工費用を抑えることができるのですが、棚そのものの重さと荷物の重さが取り付け部分にかかるため、固定が甘いと落下してしまうことがあります。
特に壁材としてよく用いられている石膏系ボードの場合、ネジ止めをすると問題無く固定できているように見えたとしても、ある一定以上の負荷がかかると根元から簡単に外れてしまうのです。
壁の下地にきちんとネジ止めをするか、石膏ボード用の固定金具を使用することで十分な強度を確保することはできます。
ただ、これらの方法で固定しても、施工ミスがあれば本来の強度が出ず、落下を防ぐことができません。
棚などの重量物を設置する場合には、できるだけ施工に慣れているプロに依頼するようにしましょう。

DIYでも可能な収納リフォームは?
誰が作業しても安全に収納をリフォームすることはできるのでしょうか?
基本的に、工事が必要な作業については慣れていないと十分な安全性が担保できないため、DIYで施工することはおすすめできません。
予算の都合などで本格的なリフォームが難しいという場合には、壁面に100円ショップなどで購入できる網を吊り下げ、フックで小物をセットする程度なら落下しても被害が少ないのでおすすめです。
ちょっとした工夫で小物を収納しやすくしたり、無駄になっているスペースに収納ボックスを追加したりすれば、本格的な工事を行わなくてもある程度収納力を向上させることができるでしょう。
ただ、これらの工夫で増える収納スペースはごくわずかです。
洗面所の収納力をしっかり増やしたいという場合には、リフォーム会社に相談し、予算の範囲で何処まで収納リフォームができるか聞いてみると良いでしょう。
洗面台・洗面所リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた洗面台・洗面所リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
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