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2023年01月04日更新

トイレの床からの水漏れの原因は?修理費用も解説

トイレの床下が水漏れした場合、どのような対処をすればいいのでしょうか。トイレの水漏れを改善するためには原因を探し出し、適切な処置をする必要があります。今回はトイレの水漏れの原因や対策、修理にかかる費用などをご紹介します。

トイレの床の水漏れを発見したときの応急処置

トイレの床に突然水漏れが起こると焦ってしまいますが、被害が広がらないように落ちついて対処することが大切です。

トイレの床の水漏れを発見したときの応急処置を解説していきます。

止水栓を止める

水漏れによるダメージを最小限に抑えるために、まずは水の供給を止めましょう。

トイレ内の止水栓や水道の元栓を閉めることで、水の供給を止められます。

止水栓はトイレの壁や床から出ている給水管に設置されてるパーツのことです。

タンクレストイレなどでは止水栓が便器の内部に収納されていることがあるので、見つけられない場合は説明書やメーカーのホームページなどで確認してみてください。

止水栓が見つかったら、マイナスドライバーなどで時計回りに回転させます。

その際、止水栓をどれくらい回転させたか覚えておくと、止水栓を開くときに水量の調節がしやすくなり便利です。

止水栓が見つけられなかったり、止水栓を閉めても水が止まらなかったりする場合は、水道の元栓を閉めましょう。

水道の元栓は戸建ての場合は屋外の水道メーター付近に設置されているのが一般的です。

集合住宅の場合は玄関付近のパイプシャフト内に設置されていることが多いですが、建物によって異なります。

水道の元栓の場所がわからない場合は管理会社に問い合わせるとよいでしょう。

また水道の元栓を閉めるときは、トイレだけでなく家全体の水の供給が止まるので、洗濯機やお風呂を使用していないか確認しておかなくてはいけません。

漏れた水をふき取る

止水栓や元栓を閉めて水の供給が止まったら、次は漏れた水をふき取りましょう。

ぬれた状態で長時間放置すると床材が傷んだり、床下に水が入り込み家の構造部分まで腐食したりする恐れがあります。

また汚水が漏れている場合は悪臭の原因にもなるので、いずれにせよ早めにふき取ることが大切です。

汚水はふき取ったあともにおいが残ることがあるので、アルコールなどで除菌するといいでしょう。

また換気扇を回しながら作業すると床をはやく乾燥させることができ、におい対策としても効果的です。

水漏れ箇所を特定する

水をふき取ったら、水漏れ箇所を特定していきます。

水漏れが起こる可能性がある以下の箇所を中心によく観察してみましょう。

  • タンクの背面や底面
  • 便器本体
  • 便器と床の接合部分
  • 給水管や洗浄管の接続部分
  • ウォシュレット

どこから水が出ているかわからない場合は、止水栓を開いて水を流してみるといいでしょう。

水漏れ箇所が特定できたら再度止水栓を閉じ、原因に合わせて適切に対処していく必要があります。

トイレの床から水漏れする主な原因と対処法

 

ある日突然トイレの床が水浸しになったら、どのような対処をすればいいのでしょうか。

水漏れを放置すると床下まで浸水し基礎が腐食することもあります。

トイレの床が水浸しになる原因は、便器の結露だったりトイレタンクの破損や故障だったりと様々な要因がありますが、まずはトイレの水漏れ原因を特定しなければなりません。

では、トイレの床から水漏れする主な原因の詳細と、どのような対処をすればいいのかをそれぞれ見ていきましょう。
 

トイレのタンクや便器に結露が生じている場合の原因と対処法

暑い時期にペットボトルに入った冷たい飲み物を置いておくと、ペットボトルの周りに水滴がつきます。

これは冷たい飲み物と暖かい気温との温度差によって発生する現象で、トイレのタンクにも同じ現象が現われることがあります。

トイレのタンク内の水は冷たく気温の高い夏場はトイレの室温も高くなりやすいため、空気中の水分がタンクの周りに水滴となって付着することがあるのです。

そしてこの付着した水滴が滴り落ちると、床が濡れて水漏れのようになってしまいます。その他にも便器が結露すると、トイレ室内の床や壁の下部分にカビが発生しやすくなるでしょう。

【対処法】

結露で床が濡れている場合は、換気扇で水分を追い出し湿度を下げることが対処法になります。また、結露が発生していたら放置せずにタオルや雑巾で拭き取りましょう。

その他に結露させない対策として、窓に日よけをつけたり窓を開けるなどをして室温と湿度を一定にするようにしましょう。

トイレの床から水が染み出している場合の原因と対処法

トイレの本体と床との間から水が染み出しているように水漏れした場合、設置不良または接続部分の劣化が考えられます。

また、ウォシュレットのノズルをつないでいるホースが切れていたり亀裂が生じている場合、本体内部で水漏れを起こし床に水が染み出してしまうことがあります。

接続部分の劣化の場合、亀裂など劣化している箇所の部品を交換することで対応できますが、設置不良の場合は専門業者に相談する必要があります。

【対処法】

接続部分からの水漏れの場合、該当する箇所を見つけ出す必要があります。しかし専門的な知識がないと見つけづらいことがあるため、専門業者に相談するといいでしょう。

自分でできる応急処置は、本体内部で漏水が発生している場合、止水栓を閉めて電源プラグを抜くことです。

トイレの床下内部で漏水している場合、自分で修理することは難しくトイレ周りには電気コードなどもあるため、専門業者に依頼した方が安心できるでしょう。

また、設置不良が疑われる場合、便器内に墨汁を垂らして一晩置いたあとに床下を観察してます。

墨汁を入れた水が床下に漏れていたら設置不良の可能性があるため、できるだけ早く専門業者に相談するようにしましょう。

トイレのタンクからの水漏れの原因と対処法

トイレのタンクには配管などをつなぐためのボルトや水抜き栓にパッキンなどが使われていますが、それらの部品が緩んだりひび割れなど劣化をすることによって、水漏れを起こしてしまう可能性があります。

また、部品が劣化することによって、タンクの水の量が多くなっていることがあるようです。

この場合、タンク内の水位と動作確認によって破損している部品が特定できることもあります。

【対処法】

接続箇所の部品が緩んでいるようであれば、部品をレンチなどで締めることで解決するでしょう。

また該当箇所の部品交換が必要な場合、接続部分の劣化した部品を交換すれば水漏れが解消することもあります。

タンク内の水位と動作確認によって水漏れの原因を特定する方法の例は以下の通りです。

タンク内の水位線よりも水が上の場合

  • 浮き球を持ち上げて水が止まる:タンク内の水量が多い
  • 浮き球を持ち上げても水が止まらない:ボールタップの不具合

タンク内の水位線よりも水が下の場合

  • レバーハンドルを回すと元に戻る:ゴムフロートの不具合
  • レバーハンドルを回しても元に戻らない:レバーハンドルの不具合
  • レバーハンドルを回すと元に戻る:ゴムフロートの不具合

トイレのウォシュレットからの水漏れの原因と対処法

近年ウォシュレットやシャワートイレなど洗浄機能がある便器が広く普及しており、ウォシュレットが原因の水漏れも増えています。ウォシュレットによる水漏れの原因は以下の通りです。

  • トイレのリモコンの電池切れ

ウォシュレットのノズルから水が出て止まらない場合、トイレ本体の故障ではなくリモコンの電池が切れているケースがあります。トイレ横の壁にリモコンが設置されている場合、壁面のリモコンの電池が切れてしまうと、水が止まらなくなる可能性があります。

【対処法】

リモコンの電池を交換しましょう。

  • ウォシュレットのノズルが戻らない

ウォシュレットのノズルが戻らない場合、ノズルの奥にあるバネ(スプリング)が故障している可能性があります。

【対処法】

スプリングが故障していたり伸びきっている場合はノズルは戻らないため、専門業者を呼ぶ必要があります。しかし、手で押し込んで元に戻る場合もあるようです。

  • ウォシュレットのノズルの弁の故障

ウォシュレットのノズルが出た状態で水の放出が止まらなくなってしまった場合、ノズルの中にある弁の故障が原因の可能性があります。

ノズル内部には水の往来を調節する弁があり、電気系統の故障によってノズルが動かなくなってしまうことがあります。

【対処法】

水回りの電気系統の故障は、自分で行うと大変危険なため専門業者に修理を依頼するようにしましょう。
 

トイレの床から水漏れした場合の修理方法と費用相場の目安

 
トイレの床から水漏れした場合の修理方法と費用相場の目安をご紹介します。
 

トイレタンクの交換やトイレタンク内の部品交換の費用相場

トイレのタンクから水漏れした場合、トイレタンクの交換にかかる費用相場は約15,000円~になります。また、ダイヤフラムの交換などのタンク内部の修理費用の相場は約3,000円~と言われています。

トイレタンクを交換するときの修理方法は以下の通りです。

【トイレタンクの交換取り付け方法】

  1. 部品の確認をし、便器を取り付ける前に止水栓を取り付ける
  2. 1と同時にウォシュレットの分岐水栓なども取り付ける
  3. 給水ホースを接続する
  4. キャップを付けたままのホースを、ロータンクの上部から下部の穴に通す
  5. 給水ホースのキャップを外し、ボールタップに給水ホースを差し込んで、クリップを置くまでしっかりと差し込む
  6. カバーをはめやすくするため、クリップを半回転させる
  7. クリップのカバーをはめ込む
  8. ロータンクの下面の密結ボルトと便器のボルト穴を合わせてタンクを設置する
  9. ディストリビューターの差し込み部分を確認しながらタンクを下ろす
  10. ワッシャーや取り付けナットでロータンクを手で締めて固定したら、レンチなどを使って便器が割れない程度にしっかり締める

次に、タンク内の部品(ダイヤフラム)交換の方法を見ていきましょう。

【タンク内の部品(ダイヤフラム)交換の方法】

  1. 止水栓の位置を確認する
  2. 止水栓を閉めてマイナスドライバーで右に止まるまで回す
  3. タンクの水を流す
  4. タンクのフタを外して中を確認する
  5. 浮き球レバーを外す
  6. ナットを左に回して手で外す
  7. 新しいダイヤフラム部を指で押さえてクリーニングピンが穴から出ていることを確認する
  8. ダイヤフラム部を外し、新しいダイヤフラムと交換する
  9. ナットや浮き玉、ボールタップカバーを元に戻す
  10. カバーやタンクを元に戻し、止水栓を開けて調整する

トイレのロータンク内の部品の交換費用相場

トイレのロータンク内の給水管や密結パッキンの交換費用は約1,000円~約2,500円が相場になります。また給水管パッキンの交換が約4,000~が費用相場となります。

トイレの給水管から水漏れを起こした場合、給水管のパッキンを交換するだけで水漏れが解消できることがあります。給水管のパッキンの交換手順は以下の通りです。

  1. 交換するパッキンのサイズを確認するために、給水管の直径をノギスを使用して測定する
  2. 1を元にパッキンを購入しておく
  3. 止水栓を閉めて、パッキンを新しいものに交換する
  4. 止水栓を開けて水を流す

トイレのフラッシュバルブや止水栓の交換費用相場

トイレのハンドルレバーを動かしても正常に動かない場合、フラッシュバルブに問題があることが考えられます。

トイレのフラッシュバルブを交換する費用は約8,000円~が相場です。

フラッシュバルブは部品が多く水道業者でも難易度の高い作業であるため、自分で交換するのは難しいようです。

そのため、フラッシュバルブの交換実績の多い専門業者に依頼した方が安心できるでしょう。

また、止水栓の交換にかかる費用は約7,000円~が相場になります。

その他にボールタップの交換費用相場は約4,000円~、フロートバルブの交換費用相場は約2,000円~になるようです。

ボールタップの交換の方法は以下の通りです。

  1. タンクのフタをあけ、タンク内の水を抜く
  2. ボールタップのバルブを取り外す
  3. ボールタップのバルブの交換をする
  4. バルブを元に戻す
  5. 止水栓を調節する
  6. タンクのフタを締める

トイレの水漏れを事前に防ぐ方法

トイレの水漏れが起こると修理費用がかかるだけでなく、家の劣化にもつながることがあるので、できれば未然に防ぎたいですよね。

トイレの水漏れを防ぐ方法は以下の通りです。

  • 定期的にトイレの点検をする
  • こまめに換気をする

トイレの水漏れの原因はパッキンの老朽化やタンクや便器の破損など、劣化によるものがほとんどです。

掃除する際に便器や床の状態を注意深く観察したり、定期的にタンク内や給水管周りを点検したりして早めに異常に気付くことで、水漏れのリスクを下げられるでしょう。

また結露による水滴を防ぐにはこまめな換気が効果的です。

つねに換気扇をまわしたり、頻繁に窓を開けたりして、トイレ内の湿度が上がらないように日頃から気をつけましょう。

業者に依頼すべき水漏れのケース

水漏れの原因が結露やウォシュレットの電池切れだった場合は自分でも対処できますが、以下の場合は専門業者に依頼するべきです。

  • 便器本体の破損
  • 便器本体の設置不良
  • タンクの破損や不良
  • 給水管や便器接続部からの漏水

いずれの場合も便器やタンクを取り外さなくてはいけないため、専門的な知識と技術が必要です。

修理費用を節約するために自分で対処しようとすると水漏れが悪化したり、ほかの箇所を傷付けたりして、より高額な費用が必要になるかもしれません。

水まわりの修理をするときは階下への水漏れなど高いリスクがともなうので、専門業者に依頼して確実な方法で対処してもらいましょう。

賃貸でトイレの水漏れが起きたときの対処法

賃貸住宅の場合は修理を依頼する前に管理会社や大家に連絡して指示を仰ぐ必要があります。

というのも、賃貸住宅は管理会社や大家の所有物なので、勝手に修理するとトラブルにつながる可能性があるからです。

また修理費用をどちらが負担するかも契約内容や状況により異なります。

基本的には管理会社や大家が負担することが多いですが、以下のように入居者に過失があると修理費用を負担しなければならない可能性があります。

  • 水漏れを放置していた
  • 自分で修理しようとして部品を破損した

トラブルを避けるためにも応急処置をしたのち、すぐに管理会社や大家さんに連絡をとりましょう。

トイレの床張り替え費用と床材の選び方

トイレで水漏れが起こったときは、被害の程度によっては床の張替えを行わなくてはいけません。

トイレの床材の選び方や張り替え費用などを解説していきます。

トイレの床材の種類と選び方

トイレの床材を選ぶときはデザイン性や価格のほか、手入れのしやすさや耐水性・耐久性を考慮して選びましょう。

トイレの床材としてクッションフロアやフローリング、タイルがよく使用されています。

それぞれの特徴は以下の通りです。

クッションフロア
デザイン性
価格
手入れ
耐水性
耐久性
フローリング
デザイン性
価格
手入れ
耐水性
耐久性
タイル
デザイン性
価格
手入れ
耐水性
耐久性

クッションフロアは水に強い塩化ビニールからできており、価格も手頃なので水まわりの床材としてよく使用されています。

木目柄やタイル柄などデザインも豊富で手入れがしやすいのも魅力のひとつです。

ただしデザインによっては安っぽく見えることがあるので、トイレを高級感のある空間にしたい人には不向きかもしれません。

商品によっては耐久性がやや劣るものもあります。

これに近い素材でPタイル(塩ビタイル)というものもあります。

こちらは、塩化ビニールを含むやや硬質のプラスチック素材を薄い板状にしたタイルです。

本物のタイルのように分割された薄い板を1枚1枚張って仕上げるものです。

クッションフロアに比べてやや高級感は増します。

耐水性だけでなく耐薬品性に優れた商品もあります。

フローリングは廊下やほかの部屋と素材を合わせて統一感を出したい人におすすめですが、一般的なフローリングは耐水性が低く、水分が染み込みやすいものが多いので、水まわりの床材としてはあまり向いていません。

どうしてもフローリングを採用したい場合は水や汚れに強いコーティングがしてあるものを選ぶといいでしょう。

タイルは柄や色が豊富なデザイン性に優れた素材です。耐水性や耐久性も高く、手入れのしやすさも問題ありません。

その分、価格はほかの素材と比べると高額になりがちなので、コスパを重視したい人には向かないでしょう。

また水にぬれると滑りやすいので、小さい子どもや高齢の家族がいる家庭では注意が必要です。

トイレの床張り替え費用相場

トイレの床の張替え費用相場(1帖あたり)は以下の通りです。

  • クッションフロア:約2万円~約3万円
  • フローリング:約4万円~約6万円
  • タイル:約5万円~約8万円

素材のグレードや、もともとの床材などにより費用は大きく変動します。

業者によっても施工費用が異なるので複数の業者に見積もりをとって比較するのがおすすめです。

より低価格で高品質な工事をしてくれる業者が見つかりやすくなるでしょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】岩納年成

大手ゼネコン会社にて、官公庁工事やスタジアム、免震ビル等の工事管理業務を約4年経験。
その後、大手ハウスメーカーにて注文住宅の商談・プランニング・資金計画などの経験を経て、木造の高級注文住宅を主とするビルダーを設立。
土地の目利きや打ち合わせ、プランニング、資金計画、詳細設計、工事統括監理など完成まで一貫した品質管理を遂行し、多数のオーダー住宅を手掛け、住まいづくりの経験は20年以上。
法人の技術顧問アドバイザーとしても活動しながら、これまでの経験を生かし個人の住まいコンサルテイングサービスも行っている。

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