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2019年06月13日更新

モルタルで外壁塗装する費用や相場は?

モルタル外壁では下地にクラックが起こりやすく、外壁塗装の塗膜が剥がれやすいと言われています。しかし、弾性塗料を用いることでひび割れを抑え、補修の回数を抑えられるのです。モルタル外壁の外装リフォームの相場と、クラックの補修方法をご紹介します。

  • 【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫
  • この記事の監修者
    株式会社フレッシュハウス
    樋田明夫
    営業戦略室 室長

モルタル外壁の劣化症状と対処法

モルタル外壁とは砂・セメント・水を混ぜ合わせて作る外壁材のことで、1990年以前の住宅に広く使用されていました。現在では、新築に施工することは少なくなりましたが、モルタル外壁を施工した住宅はまだ多くあります。

モルタル外壁の劣化は目視で確認することができるため、劣化症状を発見した場合にどのような対処をすれば良いのか、詳細を見ていきましょう。

クラック(ヘアークラック・構造クラックなど)

クラックはひび割れという意味で、軽微な症状であるヘアークラックや外壁に悪影響があるかもしれない構造クラックがあります。

ヘアークラックはひび割れの幅が0.2mm以下のことで外壁材や塗料が乾燥し収縮することが原因で発生します。またヘアークラックは、直ちに雨漏りなどの悪影響を及ぼすものではありません。

一方、構造クラックはひび割れの幅が0.3mm以上深さが5mm以上のもので、建物内部の歪みや地震などの外部からの衝撃で発生します。

構造クラックはひび割れの幅や溝が深いため、雨水が外壁内部に浸透し外壁を劣化させる恐れがあります。

【クラックの対処法】
・ヘアークラック
ヘアークラックの症状が現れた場合、塗料を再塗装しクラックをカバーします。また、ひび割れの内部にパテや粉末のコンクリートを注入することもあります。

・構造クラック
構造クラックの場合は溝が深いため、シーリング材をひび割れにしっかり注入しなければなりません。その場合、下塗り材で処理した後にシーリングを注入するカットシーリング工法を行うか、外壁の塗り替えを行います。

色落ち・チョーキング

色落ちやチョーキングは紫外線や雨、耐用年数などによる外壁の塗膜の劣化が原因となります。特にチョーキングについては、外壁の防水機能を失っている状態のため出来るだけ早い対処が必要となります。

【対処法】
色落ちやチョーキングの症状を発見したら、モルタル外壁の塗り替え時期です。出来るだけ早めに塗り替えの計画を立てましょう。

塗膜の浮き・剥がれ

塗膜の浮きや剥がれは、クラックなどから雨水が浸透し下地材や塗膜の付着力が低下することが原因で発生します。劣化症状の初期段階として塗膜の浮きが発生し、劣化が進行すると浮いた塗膜だけでなく、モルタルの外壁材自体が剥がれるという症状が現れることがあります。

【対処法】
塗膜の浮きや剥がれが発生した場合、外壁に注入孔を開けて樹脂を注入するエポキシ樹脂注入工法や、樹脂の注入後にステンレス製のピンを挿入するアンカーピニング工法を行います。

モルタル外壁の汚れ

モルタル外壁の日当たりが悪く、カビやコケなどが発生することで汚れることがあります。カビやコケなどの汚れは外壁の防水機能が低下して発生している可能性が高いため、単なる汚れであっても放置しないほうが良いでしょう。

【対処法】
初期段階であれば、ブラシなどで優しく擦って落とすことが可能です。汚れが落としにくくなった場合は無理やり擦るのではなく、業者に依頼して高圧洗浄を依頼すると良いでしょう。

モルタル外壁の塗り替え時期について

近年広く普及しているサイディングなどの外壁材は、パネルを接着させるためにコーキングを施しています。

しかし、コーキングは外壁材よりも耐用年数が短いため、サイディングなどの外壁材よりも早くメンテナンスを行う必要があります。

一方、モルタル外壁は砂やセメントなどを原料としていて劣化しにくいという性質を持っているため、クラックに気をつければ定期的な塗り替えなどのメンテナンスで長く保全することができるでしょう。

では、モルタル外壁の塗り替えタイミングとはいつなのでしょうか。塗料の種類別に見ていきましょう。

【アクリル系塗料】
・特徴:耐久性は良くないが比較的安価。近年ではあまり使用されない。
・耐用年数:約4〜約7年

【ウレタン系塗料】
・特徴:色褪せや汚れに強く、耐久性が高い。コストパフォーマンスは高い。
・耐用年数:約6年〜約10年

【シリコン系塗料】
・特徴:1番選ばれやすい塗料。価格や耐久性などのバランスが良く汚れに強い。
・耐用年数:約8年〜約15年

【ピュアアクリル塗料】
・特徴:耐久性は上位に入るが価格が高め。防水性に優れている。
・耐用年数:約12年〜約15年

【フッ素樹脂】
・特徴:耐久性は最も高いがコストも高め。主に商業施設などで使用される。
・耐用年数:約15年〜約20年

モルタル外壁に適した塗料と施工方法

次に、モルタル外壁に適した塗料と施工方法をご紹介します。

モルタル外壁には弾性塗料がおすすめ

モルタル外壁に適した塗料とは一体どのような塗料なのでしょうか。モルタル外壁の「ひび割れやすい」という性質上、伸びが良い塗料が相応しいとされています。その伸びが良い塗料とは「弾性塗料」です。

弾性塗料は他の塗料と比べると塗膜に伸縮性があるため、塗装後はまるでゴムでコーティングしたような状態になります。そのため、万が一下地のモルタルがひび割れたとしても、塗膜が破れずに雨水や湿気の侵入を防止できるのです。

弾性塗料の施工方法の種類

次に、弾性塗料の施工方法の種類を見ていきましょう。

単層弾性工法

単層弾性工法とは、下塗り・上塗り(2回)の計3工程で仕上げる工法のことです。上塗りを2回塗装することで厚みをつけ、弾力性を出します。ひび割れに強くなる工法ですが、弾力性は複層弾性工法の3分の2程度となります。

通常単層弾性工法に使用される塗料は粘度が高いのですが、悪徳業者の場合、水増しして材料費を安く済ませようとするケースがあります。

そのため、相場よりも極端に安い見積もりの場合は、塗料の缶数を確認するなどしてチェックしておくようにしましょう。

複層弾性工法

複層弾性工法とは、下塗り・弾性が高い塗料で中塗り(2回)・上塗り(2回)の計5工程で仕上げる工法のことです。単層よりも多く塗装することで、弾力性や防水性も高くなります。

また、複層弾性塗料工法の弾力性は約8年〜約10年もちます。ただ、工程が多い分施工するのに時間がかかり、人件費もかかるため施工費用が高額になる傾向にあります。

微弾性塗料工法

微弾性塗料工法とは、下塗り(シーラー)の代わりに「微弾性フィラー」を塗装する工法のことで、下塗り・上塗り(2回)と計3工程行われます。

単層よりも厚みがあり弾力性を持たせることが可能で、細かいクラック程度であれば埋めることが可能です。また、耐久性や密着性は複層よりは劣りますが、上塗りを自由に選ぶことができます。

モルタル外壁塗装の流れと工期

モルタル外壁塗装の流れと工期をご紹介します。

塗装内容とスケジュール

モルタル外壁を塗装する際の手順として、まずは建物全体のクラックやひび割れをコーキングし、その上から下地材で塗装していきます。

ひび割れの補修の際、ヘアークラックなどには専用の薬剤をすり込み、構造クラックなどの大きなひび割れについては、エポキシ性のコーキング材や変成シリコンなどを充填し補修します。

また、外壁内部が劣化していた場合は、外壁などを削るなどして新しいモルタルを塗装し直すこともあります。モルタルを一度落とすことで内部の木部の劣化の状態も確認することもできます。

モルタル外壁塗装の工期は最短で10日間程度、最長で2週間程度が目安となります。しかし、天候などによっても異なるため正確な工期が知りたい場合は業者とスケジュールを調整すると良いでしょう。

モルタル外壁の仕上げ方法と塗装について

モルタル外壁はサイディングなどのように外壁材を貼り合わせていく方法ではなく、職人の手で仕上げていく方法となります。

仕上げ方法はリシン仕上げ・スタッコ仕上げ・吹付けタイル仕上げ・左官仕上げの4種類があり、それぞれどのような特徴があるのか見ていきましょう。

リシン仕上げ

リシン仕上げは、細かく砕いた石とセメント・樹脂などを混ぜ合わせたものを吹き付ける仕上げ方法で、細かい砂のようにザラザラしたような形状が特徴です。

リシンの種類は主にアクリルリシン・弾性リシン・シリカリシンなどがあります。価格が比較的安価で作業性が良いため、70年代〜80年代にかけてモルタル外壁の仕上げ方法として広く施工されていました。

砂状の外壁で落ち着いた風合いがありますが、クラックが発生しやすく凹凸部分に汚れが付着しやすいため、近年はあまり選ばれることはありません。

スタッコ仕上げ

スタッコ仕上げは、セメントと骨材を混ぜ合わせたスタッコ材を約5〜約10mm程の厚さで吹付けた仕上げのことです。スタッコ材の種類には、セメントスタッコ・弾性スタッコ・アクリスタッコなどがあります。

また、スタッコ仕上げの形状は、カットローラーで押さえるヘッドカット仕上げと吹き放し仕上げがあります。

スタッコ仕上げは重厚感や高級感を表現できるのが特徴ですが、表面の凹凸が激しいため汚れが付着しやすいというデメリットがあります。

吹付けタイル仕上げ

吹付けタイル仕上げは、樹脂などの結合材を混ぜ合わせた吹き付けタイルと呼ばれる仕上材を1〜3ミリ程の厚さで吹き付ける仕上げのことで、ヘッドカット仕上げと吹き放し仕上げがあります。骨材の凹凸のない滑らかな仕上がりが特徴の仕上げ方法です。

吹付けタイルの種類には、シリカタイル・エポキシタイル・アクリルタイル・スキンタイル・弾性タイル・高弾性タイルなどがあります。

左官仕上げ

左官仕上げとは、職人がコテを使用して作られた手作りの風合いが特徴の仕上げ方法です。左官仕上げの種類には、くし目引き仕上げ・コテ仕上げなど様々な種類があります。

職人の技術力によって仕上がりが変わるため、味わい深くきれいな外壁にしたい場合は、熟練した技術を持つ左官職人に依頼する必要があります。

近年はモルタル外壁の上に塗布するエスケー化研の「ベルアート」、アイカ工業の「ジョリパット」などの材料が登場しています。

DIYでモルタル外壁を塗装するには

DIYでモルタル外壁を塗装手順やDIYで塗装するときのメリット・デメリットをご紹介します。

塗装の手順

塗装の手順は以下の通りです。

1 養生
2 既存の塗膜を剥がす
3 シーラーを塗布する
4 パテで表面の段差を処理する
5 サンドペーパーで表面をきれいにする
6 パテで段差をきれいにする
7 サンドペーパーでさらに表面をきれいにする
8 上塗り用のシーラーを塗布する
9 ウレタン・アクリル・シリコン・フッ素などで上塗りする
10 乾燥させる
11 上塗り2回目を行う
12 養生を剥がして完成

DIYで塗装するメリット・デメリット

DIYで塗装する際のメリットは、自由な塗り方で個性を出せるところでしょう。塗り方次第で様々な模様ができるため、個性的な外壁にすることが可能です。

一方、DIYのデメリットはきちんと施工しないとクラックが生じやすくなるところでしょう。その他に、材料や道具などを揃える必要があったり、素人が行うため仕上がりがあまりきれいにならかったりする可能性もあります。はがれ始めた塗膜や劣化した塗膜は剥がさずに上から塗っても下の塗膜がはがれやすいので上から塗装した塗膜と共に下からはがれやすい状態になります。古い塗膜を剥がすのは新しい塗膜を長持ちさせるために必要ですが、凹凸のある表面をサンドペーパーなどで綺麗に剥がすのは非常に難しく、業者は高圧洗浄などで剥がすことが多いものです。DIYのために高圧洗浄機を購入するには高額です。何れにしても高所作業になりますので足場などの作業環境を整えないと危険です。

外壁塗装と補修にかかる費用

補修については上で説明していますが、同時に外壁塗装を行う場合は、約100万円が相場です。

これは、下地の補修、足場代、材料費などを含めた価格で、外壁塗装でよく用いられているシリコン樹脂塗料のモルタル用弾性塗料を用いた場合の費用となります。

もしフッ素塗料を用いる場合は、約20万円が追加となりますが、こちらは定期的にきちんとメンテナンスすることで約20年近く維持でるので、できるだけ塗り換えをしたくない場合は選択肢に入れても良いでしょう。

フッ素塗料はやや費用が高くなりますが、モルタル用の弾性塗料も作られています。

ただ、フッ素塗料は施工に技術が必要で、モルタル用は特に難しいと言われているので、経験豊富な業者を選ぶようにしてください。

50坪のモルタル外壁塗装にかかる費用相場

50坪のモルタル外壁塗装にかかる費用は以下の通りです。

【50坪のモルタル外壁塗装にかかる費用相場】
・足場設置:約600〜約800円/平方メートル
・高圧洗浄:約100〜約300円/平方メートル
・養生:約300〜約500円/平方メートル
・飛散防止ネット:約100〜約150円/平方メートル
・シーリング:約600〜約1000円/平方メートル
・下地補修:約2万円〜約3万円/平方メートル
・下塗り:約600〜約900円/平方メートル
・塗料:約85万円〜約100万円
・その他(産業廃棄物処理費など):約1万円〜約3万円

モルタルの外壁塗装の注意点

モルタルの外壁塗装を行う上で注意する点がいくつかあります。具体的な内容を見ていきましょう。

塗装でモルタル外壁の凹凸を残すには

外壁塗装でモルタルの凹凸を残すためには、モルタル専用の塗料を使用するのがおすすめです。一般的な塗料の場合、凹凸が潰れてしまったり艶が目立つようになったりと、元々のデザインが変わってしまう可能性があります。

モルタル専用の塗料であれば、モルタルならではの細かい凹凸に入り込むことができるため塗装後は新築のような仕上がりにできるでしょう。

塗料を吸収しやすい

モルタル外壁は塗装時に塗料を吸収しやすいという性質を持っています。そのため、塗料は余裕をもって準備することが好ましいでしょう。

また、塗装から乾燥までの行為を何回か繰り返すため、施工に時間がかかる傾向にあります。そのため、モルタルの外壁塗装を計画する場合は雨の多い時期を避け施工期間が長くとれる期間に設定しておくと良いでしょう。

モルタル外壁は業者の腕で寿命が決まる?

モルタルの場合、ボードを張り付けるだけのサイディングと違い、いかに新築時に精度の高い施工ができるかが寿命を左右します。

腕の良い左官職人が施工を行い、外壁の厚みと精度が十分な場合はクラックが入りにくくなり、比較的メンテナンスの回数を減らせるのです。

施工担当者が未熟だったり、厚みに問題があったりするとクラックができやすくなるため、メンテナンスの回数が増え、費用が余計にかかってしまいます。

新しい家をモルタル外壁にする場合は、経験が豊富で技術のある業者に依頼すると安心です。

もし、現状でひび割れが起こりやすい外壁であったとしても、リフォームの際にきちんと補修を行い、下地をしっかり作ることでクラックの発生を抑えることができます。

モルタル外壁の補修の際についても、新築時と同じく、技術力の高い業者に依頼しましょう。

外壁リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた外壁リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

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