2024年01月24日更新

監修記事

ウレタン塗料で外壁や家具を塗装するメリットは?

リフォームの際に外壁や家具、内装にウレタン塗装を施すと、どのようなメリットがあるのでしょうか?オイル仕上げやシリコン塗料、アクリル塗料などの塗料とウレタン塗料との違いを、塗料の特徴、施工価格等からご紹介していきます。

塗料には様々な種類がありますが、この記事ではウレタン塗料についてご紹介します。

ウレタン塗料にはどのような種類があるのか、ウレタン塗料の費用相場や、メリット・デメリット、そして注意点などについて見ていきます。

塗料を選ぶ際には、どのようなものを使用すればいいのか悩まれるのではないでしょうか。

この記事を読むことで塗装したい外壁や家具などにウレタン塗料が適しているのか判断するお手伝いができればと思います。

ウレタン塗料の種類は?

ウレタン塗料には「ポリウレタン樹脂塗料」と「アクリルウレタン樹脂塗料」の2種類があります。

ここでは、この2つの含有成分や特徴についてご紹介していきます。

ポリウレタン樹脂塗料

ポリウレタン樹脂塗料はポリオール樹脂を主剤にして、イソシアネート樹脂と組み合わせて作る塗料です。

耐候性が大切になってくる上塗りとしてよく使われるのが、ポリウレタン樹脂塗料です。

アクリルウレタン樹脂塗料

アクリルウレタン樹脂塗料は、アクリルポリオール樹脂を主剤にしてイソシアネート樹脂と組み合わせて作る塗料です。

現在、ウレタン塗料として主流となっているのは、このアクリルウレタン樹脂塗料です。

耐候性や塗膜性能、仕上がりに優れているという特徴があります。

ウレタン塗料の費用相場は?

ここでは、ウレタン塗料とその他の塗料の費用相場や耐用年数について見ていきます。

ウレタン塗料

ウレタン塗料の費用相場は1㎡あたり約1800〜2500円です。

耐用年数は約6〜8年と言われ、耐久性や価格においてバランスのよい塗料と言われています。

アクリル塗料

アクリル塗料の費用相場は1㎡あたり約1500〜2000円です。

耐用年数は約4〜7年と言われています。

他の塗料と比べて価格が安いですが、その分耐用年数が短いため、塗り替え頻度が高くなります。

シリコン塗料

シリコン塗料の費用相場は1㎡あたり約2300〜3000円です。

耐用年数は約7〜10年と言われています。

紫外線などの影響を受けにくく、長期間にわたり塗膜の劣化症状があらわれにくい塗料です。

ラジカル塗料

ラジカル塗料の費用相場は1㎡あたり約2200〜4000円です。

耐用年数は約8〜16年と言われています。

ラジカル塗料は塗装しやすく、チョーキングが起こりにくいという特徴があります。

また光沢が持続するため、防汚性・防カビ性にも優れています。

フッ素塗料

フッ素塗料の費用相場は1㎡あたり約3000〜5000円です。

耐用年数は約15〜20年と言われています。

耐久性が高く性能が優れているため、塗り替えがしにくいタワーなどの建造物にも使われています。

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ウレタン塗料とはどのような塗料なのか?

ウレタン塗料とは、ウレタン系樹脂を主成分として作られている塗料のことです。

鉄や木、塩ビなど、ある程度幅広い範囲の素材に塗布することができるため、住宅外壁から屋内の設備、家具などに広く用いられてきました。

ウレタン塗料は10年ほど前まで色々なところで多数用いられた塗料ですので、その種類も豊富で価格帯も安く実績ある塗料です。

水性をはじめ、弱溶剤、強溶剤、2液性、遮熱塗料など、使用する場所や用途に合わせて様々な機能や特性を持った多くの品揃えから塗料を選択できる使い勝手の良い塗料です。

ウレタン塗料のメリットは?

ウレタン塗料には、どのようなメリットがあるのか見ていきます。

光沢のある高級感

ウレタン塗料は、ウレタン塗料特有の光沢ある塗膜を作ることができます。

光沢のある高級感ある仕上がりにしたい方にとっては、大きなメリットと言えるでしょう。

逆につやを出したくない場合には、つや消しを用いてマットに仕上げることも可能です。

柔らかく扱いやすい塗料

作業をする際に柔らかい塗料は扱いやすく、作業がしやすいという性質があります。

ウレタン塗料は柔らかいため、とても扱い安い塗料です。

また柔らかく柔軟性に優れているため、塗装後もひび割れを起こしにくいというメリットもあります。

密着性が高い

ウレタン塗料は密着性が高い塗料でもあります。

密着性が高いことで扱いやすく、塗料の種類によっては初心者の方でも扱いが簡単な塗料となっています。

耐薬品性に優れている

ウレタン塗料は耐薬品性に優れています。

耐薬品性とは各種薬品に接しても、溶解、侵食などのダメージ反応が少ないことを言います。

そのため工場などが近くにある建物などに適した塗料です。

硬化剤の種類により様々な作用を発揮する

ウレタン塗料は硬化剤によって様々な作用を発揮します。

硬化剤は塗料を硬化させるために使う材料のことです。

ウレタン塗料では硬化剤の種類によって、低汚染効果を発揮したり、弾力性に優れた塗料になるため、使用する場所や用途などに合わせて使い分けすることが可能です。

メンテナンス性に優れる

メンテナンス性に優れているという点もウレタン塗料のメリットです。

日常的なメンテナンスもラクに行うことができ、塗装を塗り直す際も手間がかかりにくいです。

普及品塗料よりも価格帯が安い

ウレタン塗料はそのほかの塗料と比べると、価格帯が安い傾向にあります。

1㎡あたりでは少ししか変わらないとしても、外壁などに使うとなると全体的な価格には大きな差が出てきます。

大量の塗料が必要になる際などには、この価格の安さは大きなメリットになるでしょう。

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ウレタン塗料のデメリットは?

ウレタン塗料のデメリットについて見ていきます。

耐久性が他の塗料よりも劣る

ウレタン塗料の耐用年数は約6〜8年と言われています。

そのため、短期間での塗り直しなどが必要になってきます。

他の塗料では10年以上もつものもあり、それらと比べると耐久性に劣る塗料と言えるでしょう。

配合成分に毒性がある

ウレタン塗料には、イソシアネートという人体に有害な物質が含まれており、繰り返し使用していると健康に害を及ぼす危険性があります。

吸引すると鼻や喉、気管支などに炎症を引き起こす恐れがあるため、扱う際には保護具を身につけるなど十分な注意が必要です。

紫外線に弱い

ウレタン塗料は紫外線の影響を受けやすい塗料です。

紫外線の影響を受けると、黄色く変色してしまうこともあります。

紫外線の影響を受けやすい箇所への塗布はあまり向いていないと言えるでしょう。

水分に弱い

ウレタン塗料に使用されている硬化剤と水が反応しやすいため、ウレタン塗料は湿気や水などとの相性が悪いというデメリットがあります。

雨水にさらされる箇所や、湿気の多い箇所への塗布はあまり向いていません。

防汚性に劣る

塗料には、汚れを付着させにくくする防汚性というものがあります。

ウレタン塗料は他の塗料と比べると防汚性に劣っています。

最近では、防汚性に特化したウレタン塗料なども増えています。

使用途中の塗料の保存が困難

ウレタン塗料を使用途中のまま保存する場合には、しっかりと密封しないと変質してしまいます。

2液性タイプの使用にコツがいる

2液性タイプの使用にはコツが必要です。

2液性タイプは、塗料と硬化剤を塗装前に混ぜ、使用する際にさらに水やシンナーで薄める必要があります。

混ぜ合わせる比率や水の量などに注意しないと、きちんと固まらない恐れがあります。

ウレタン塗料はどのような場合に適しているのか?

ウレタン塗料はどのような場合に適しているのでしょうか?

外壁塗装の場合

ウレタン塗料は耐摩擦性が大きく弾力があり、ひび割れが起こりにくい塗料です。

一方で耐久性や紫外線に弱く汚れやすいという特徴も持っています。

塗膜が柔らかいことによる施工性の高さなどから木部などの付帯部などを塗装する場合にはウレタン塗料はおすすめですが、外壁塗装などの紫外線や雨水の影響を受けやすい場所への塗装はあまりおすすめできません。

高級感を出したい場合

ウレタン塗料は、ウレタン塗料特有の光沢を出すことができます。

このような特徴からもウレタン塗料は高級家具の仕上げなどにもよく使われています。

高級感のあるつやを出したいといった場合には、ウレタン塗料を使用することをおすすめします。

予算を抑えたい場合

ウレタン塗料は他の塗料と比べて価格が安いです。

なるべく費用を抑えて塗装を行いたい場合にはウレタン塗料がおすすめです。

注意点としては費用が安い分、耐用年数も他の塗料と比べると劣るという点です。

なるべく費用を抑えるためにウレタン塗料を使ったのに、すぐに剥がれてしまって結局は他の塗料よりもメンテナンス費用がかかってしまったということもあります。

塗料を選ぶ際には、費用だけでなく耐用年数やその他の機能などについても確認してから選ぶことをおすすめします。

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ウレタン塗装の強度は?

ウレタン塗料は、塗膜が柔らかく密着性に優れているため、塗装をすると塗膜がはがれにくくなります。

弾性も強く、伸縮性に優れていることから、ウレタン塗装をするとひび割れがしにくくなります。

硬化した後でも塗膜が柔らかいことから、建物に動きがかかっても、ひび割れの発生をある程度抑えることが可能です。

ひび割れしやすい建物にはウレタン塗装を選択すると、塗膜表面のひび割れが少なく理想的な塗装とも言えるでしょう。

また、しなやかで密着性の高い塗膜によって、内部がひび割れしても、塗膜の表面にまで広がりにくくなります。

そのため、モルタル塗りなど、ひび割れが起こりやすい外壁の塗装に使われているのです。

さらに、ウレタン塗装の密着性によって、傷に強くなり、外壁などの下地も傷みにくくなります。

そのため、外壁のメンテナンスのために塗装を塗り替える時には、下地処理に手間がかかることなく、楽に作業ができるようになります。

ただし、ウレタン塗料に含まれる硬化剤は水と反応しやすいため、湿度が高い時に使用すると、塗膜性能が落ちてしまいます。

ウレタン塗装をする際には、湿度に注意しながら使用すると良いでしょう。

油性ウレタン塗料と水性ウレタン塗料の違いとは

ウレタン塗料は、ウレタン樹脂を溶剤に混ぜて作られています。

水性ウレタン塗料はこの溶剤に水を用いられた製品で、油性ウレタン塗料は石油系溶剤を用いて作られた製品です。

どちらもウレタン樹脂で作られた塗料ですので、性能的に大きな違いはありませんが、溶剤の違いのよって施工性は大きく異なります。

水性の場合は、硬化までに時間がかかり、塗膜の密着性もやや弱くなるというデメリットがありますが、石油系溶剤特有の強い臭いが無いため、室内での施工や、近隣に住宅が多い場合に使いやすいのです。

油性は水性と逆で、硬化が早く塗膜の密着性も強いのですが、臭いの問題から換気や近隣への配慮が必要となります。

現在の製品では、乾燥速度以外の面ではさほど仕上がりに違いがあるわけではありませんので、リフォームでウレタン塗料を使用する場合には、施工環境などに合わせて使用する製品を選ぶと良いでしょう。

1液型塗料と2液型塗料では何が違う?

水性と油性以外にも、ウレタン塗料には1液型塗料と2液型塗料という分類があります。

これは、施工の際に缶から取り出してそのまま塗布することができるか、硬化剤を現場で混ぜる必要があるかの違いです。

1液型の場合は、硬化剤を混合する必要が無いのですぐに作業に入れるのですが、一度開封すると硬化してしまうため、施工タイミングを考えなければ塗料が無駄になってしまうというデメリットがあります。

2液型の場合は、作成する塗料の量を調整できるため、比較的無駄が出にくいのがメリットです。

また、2液型の方が比較的塗膜が硬くなるため、耐久性を重視したい場合は2液型塗料を選ぶと良いでしょう。

シリコン塗料には水性と油性、1液型、2液型とさまざまな製品がありますが、基本的な性能に違いはほとんどありません。

施工性や塗膜の硬度など、それぞれのメリットとデメリットを考慮して使い分けると良いでしょう。

木製製品へ使用する場合の他塗料との比較

ウレタン塗料は木部にも塗装が可能ですが、他の塗料と比べた場合、どのような違いがあるのでしょうか?

木にはウレタン塗装の他にアクリル塗装やオイル仕上げなどがよく用いられていますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。

ウレタン塗料とその他の塗料の違いについて比較してみましょう。

ウレタン塗料とアクリル塗料の違い

アクリル塗料もウレタン塗料も、基本的に木材の表面をカバーするタイプの塗料になります。

そのため、木材の劣化を抑えることができ、屋外に設置する場合にはより長期間雨などによる劣化を抑えることができます。

ただ、アクリル塗料はウレタン塗料に比べて耐久性と耐候性に劣る部分があり、メンテナンスの手間を考えるとウレタン塗料を塗布した方が長期間維持することができるでしょう。

費用については、アクリル塗料の方がウレタン塗料に比べて3~4割程度安価ですので、費用を抑えたいという場合にはアクリル塗料が向いています。

オイル仕上げとウレタン塗料の違い

オイル仕上げは木にオイルを染みこませて着色する方式で、木の質感を活かせるため、家具などの仕上げに多く用いられています。

また、傷などがついてもサンドペーパーなどで磨いてオイルを塗れば元通りの状態に戻すことができるのもメリットです。

ただ、ウレタン塗料と違って表面を保護しているわけではありませんので、水が長時間付着するとシミになってしまったり、湿気によって変形してしまったりすることがあるのがデメリットです。

ウレタン塗料は水に強いため、これらのデメリットはありませんが、木目などの風合いがやや生かし切れない部分もあるので、好みに合わせてどちらを使うか選ぶと良いでしょう。

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ウレタン塗装の方法とは?

ウレタン塗料で塗装すると、塗膜に美しいツヤが生まれます。

塗膜の光沢によって高級感のある仕上がりになることから、家具やフローリングの仕上げによく使用されています。

塗膜が柔らかいことで、時間が経つと伸縮しやすい木材などにも対応が可能なのです。

ウレタン塗料には速乾性のものもあります。早く乾くと作業効率が上がるため、細部の塗装にも使われています。

塩化ビニール製の雨樋や壁面の剥がれといった、小さな部分の補修にも使用が可能です。

大がかりな工事の必要がなく、予算的にも厳しい場合にはおすすめの方法です。

また、ウレタン塗料は種類が豊富で、さまざまな効果を含むものもたくさんあります。

そのため、塗装する場合でもさまざまな使い方ができます。

弾性の高いタイプは木材の部分や小物の仕上げに、サビ防止効果のあるものは鉄製の部分に、断熱・耐カビ機能が含まれたものは外壁などにと、必要な場所や部位によってぴったりのものを選ぶことができます。

家具や小物だけでなく、プラスチック素材のキッチンアイテムにも使えます。

色も豊富なため、自分のイメージに合った仕上がりにすることができるでしょう。

ウレタン塗料の使用上の注意点は?

ウレタン塗料にはイソシアネートという硬化剤が使われています。

イソシアネートは人体に有害な物質が含まれています。

イソシアネートは粘膜や皮膚に触れると炎症を起こしたり、気化した蒸気などを吸い込むと中毒症状を起こすなど、健康へ害を及ぼす危険性があります。

安全に塗装を行うためにも、ウレタン塗料を使用する際には、最低限必要と言われる保護マスク、保護メガネ、保護手袋などの安全保護具を使うようにしましょう。

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おすすめのウレタン塗料は?

おすすめのウレタン塗料をご紹介していきます。

油性ウレタン塗料

油性つや有ウレタン建築用(ロックペイント株式会社)

耐久性、耐候性に優れた油性のウレタン塗料です。

油臭がなく、においがあまり気になりません。

防藻、防カビ剤が入っているためカビが生えにくいという特徴もあります。

価格
(税込)
内容量 用途
4,790円 1缶
(1.6L)
コンクリート、モルタル、鉄部、トタン、木部

ニッペ1液ファインウレタンU100 油性 艶あり(日本ペイント株式会社)

様々な用途に使うことができる耐久性の高い塗料です。

ウレタン塗料でネックになる低汚染性や防藻、防カビなどの機能を備えています。

また環境への配慮もされている塗料です。

価格
(税込)
内容量 用途
15,730円 1缶
(15kg)
コンクリート、モルタル、ALCパネル、鉄部、FRP、硬質塩ビ部

油性ウレタンガード(関西ペイント株式会社)

高耐久ウレタン樹脂が配合されている、紫外線や排気ガス、酸性雨、塩害に強いウレタン塗料です。

塗りやすく光沢や汚染性にも優れています。

価格
(税込)
内容量 用途
3,377円 1缶
(1.6L)
トタン、フェンス、鉄部、木部、窓枠

水性ウレタン塗料

ビニロックウレタン(ロックペイント株式会社)

高性能なアクリルウレタン樹脂をベースにしていて、耐候性、耐久性、耐汚染性に優れています。

防藻や防カビにも優れ、環境への配慮もされている塗料です。

価格
(税込)
内容量 用途
4,990円 1缶
(3kg)
モルタル、コンクリート、屋外鉄部の上塗り

水性ウレタン建物用(サンデーペイント株式会社)

様々な用途に使うことができ、高級感あるつやを出せる水性のウレタン塗料です。

早く乾く、汚れが付きにくいといった点もこの塗料の特徴です。

価格
(税込)
内容量 用途
2,190円 1缶
(0.7L)
鉄部、トタン、木部、サイディング、外壁、モルタル、コンクリート、プラスチック

水性ファイングロスG(ニッペホームプロダクツ株式会社)

作業性に優れ、つやのある光沢が高級感を出してくれます。

防藻、防カビや耐候性、耐水性にも優れているウレタン塗料です。

価格
(税込)
内容量 用途
6,990円 1缶
(4kg)
鉄部、木部、硬質塩ビ、各種外壁

1液型ウレタン塗料

1液マイルドウレタン(エスケー化研)

耐久性、耐久性に優れ、長期にわたってしっかりと密着することが期待できます。

においも少なく、作業しやすいという特徴もあります。

耐薬品性にも優れているため、特殊な特殊な箇所などへの塗布もおすすめです。

価格
(税込)
内容量 用途
13,900円 1缶
(15kg)
コンクリート、セメントモルタル、ALCパネル、サイディングボード、鉄部、木部

1液ファインウレタンU100 調色対応品(日本ペイント株式会社)

重金属やホルムアルデヒド、クロルピリホスなどを配合しない環境にやさしい塗料です。

塗りやすく、素早く乾燥し、作業性に優れています。

また耐候性に優れている点や、結露などにも強いという特徴があります。

価格
(税込)
内容量 用途
9,900円 1缶
(3kg)
コンクリート、モルタル、鉄部、亜鉛めっき、ステンレス、アルミ

オメガウレタン(日亜ペイント)

耐候性、耐摩擦性に優れたウレタン塗料です。

塗りやすく、重ね塗りなどをしてもリフティング(ちぢみ)が起こりにくいという特徴があります。

価格
(税込)
内容量 用途
8,580円 1缶
(3kg)
鉄部、木部、外壁

2液型ウレタン塗料

ユメロック(ロックペイント株式会社)

耐久性に優れているだけでなく、塗りやすく、仕上がりが美しい塗料です。

衝撃や寒暖の差による割れなどにも強いという特徴があります。

においもマイルドで、環境に配慮されています。

価格
(税込)
内容量 用途
7,990円 1缶
(3.6kg)
コンクリート、モルタル、鉄部、非鉄金属部、木部

クリーンマイルドウレタン(エスケー化研株式会社)

特殊技術で実現した低汚染性が強みのウレタン塗料です。

耐久性や透湿性にも優れ幅広い下地に使うことができます。

においもマイルドで、作業しやすいです。

価格
(税込)
内容量 用途
11,440円 1缶
(15kg)
コンクリート、モルタル、鉄部、各種ボード

パナロック(ロックペイント株式会社)

こちらは自動車の塗装などによく使われています。

速乾性や硬化反応が早いという特徴があります。

そのほかにも、耐候性や耐ガソリン性にも優れている塗料です。

高い光沢感もこの塗料の強みでしょう。

価格
(税込)
内容量 用途
10,900円 1缶
(3.6kg)
屋外用

外壁塗装は外壁リフォームの基本

外壁をリフォームする方法として、外壁材を新たに張替え、既存の外壁の上に重ね張り、外壁塗装の塗り替え、の3つの方法があります。

外壁がきれいになることはもちろんですが、中でも塗装はメンテナンスの意味もあり、外壁リフォームの基本と言えます。

ウレタン塗料で外壁塗装する費用・価格は?
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外壁塗装の効果

外壁塗装は「外壁を塗り替えて見た目をきれいにする」「外的要因から外壁を保護する」「塗料による機能性を付加する」の意味があります。

新築のような外装になる外壁塗装

外壁塗装に使われる塗料は、バリエーション豊かな色があるので迷うほどです。単色とは限らず、ツートンカラーで仕上げたり、カラーコーディネートの幅が広いこともメリットのひとつです。

外壁塗装や屋根塗装は新築のようにきれいになるだけでなく、今までとは全く違うイメージの外装にすることも可能です。

外壁を保護するためのメンテナンス

一般的に外装材は、ガラス、アルミ、ステンレス、銅など以外は何らかの塗装処理が施してあり、長持ちさせるためにはメンテナンスは必須と言えます。塗装は外壁に塗膜をつくり、過酷な自然環境の中でも風雨や紫外線から外壁を守る意味があります。

塗膜は年数が経つと共に徐々に剥がれ、その効果が薄れてしまいます。そのままにしておくと、外壁の劣化が進み家の寿命を短くしてしまう結果となってしまいます。

メンテナンス的な意味でも、外壁や屋根を塗装することはとても重要になってきます。

機能性のある塗料で付加価値を与える

外壁塗装の塗料には種類があります。アクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料が一般的で、近年登場したラジカル塗料、光触媒塗料など機能性を持ち合わせた次世代塗料と呼ばれるものもあります。

外壁塗料の種類の違いは?

いろいろな塗料がありますが、そもそも何が違うのでしょうか。塗料について簡単にご説明します。

塗料の成分

塗料は、色や艶を決める「顔料」、塗膜を均等にするための「添加剤」、耐久性や保護などの機能を持たせる「合成樹脂」の3つの成分で成り立っています。

塗料の種類の違いは合成樹脂

塗料の種類の差は合成樹脂によるもので、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリルシリコン合成樹脂、フッ素樹脂などに分けられているのです。

ラジカル塗料の「ラジカル」は樹脂の名ではありません。自然環境の中でチョーキングなどの劣化を起こす因子をラジカルと言い、その発生を抑える塗料です。

水性と油性に分けられる合成樹脂

各合成樹脂は、水性と油性(溶剤系)があり、溶剤系はさらに弱溶剤系と強溶剤系に分けられます。その違いは希釈剤です。水性は水、弱溶剤系は塗料用シンナー、強溶剤系はラッカーシンナーなどで希釈します。

耐久性においては強溶剤系塗料が最も高く、次いで弱溶剤系、水性の順になっています。現在では、水性と弱溶剤系の耐久性の差もほとんど変わらなくなっているようです。

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機能と価格のバランスが取れたウレタン塗料

数ある塗料の中でもウレタン塗料は、耐水性、耐久性などの機能面と価格のバランスが良い万能型の塗料で、幅広く利用されています。予算を抑えてリフォームしたい場合におすすめの塗料です。

ウレタン塗料とは

ウレタン塗料とは、ウレタン系樹脂が主成分の塗料のことで、柔軟性や密着度が高い塗料です。弾性があり伸縮性に優れているため、外壁の他にも雨樋や塩化ビニール製品、木材などの細かい部分の塗装にも向いています。

また、ウレタン塗料は価格が安価なため、外壁塗装の費用を抑えたい場合には有効な塗料です。ツヤがあるウレタン塗料であれば光沢があり、高級感のある仕上がりになるでしょう。

ウレタン塗料には、油性と水性の2種類があります。油性の場合は乾燥油と樹脂を主成分としており、1液型と2液型があります。水性の場合は、人体や環境に優しく油性に比べて臭いがあまりないのが特徴です。

ウレタン塗料のメリット・デメリット

では、ウレタン塗料のメリット・デメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

【ウレタン塗料のメリット】
・費用が安価
・ツヤが出るため高級感のある仕上がりになる
・塗料に弾性があるためひび割れしにくい
・メンテナンスがしやすい
・作業効率が良く扱い安い
・伸びがいいのでDIYも可能

【ウレタン塗料のデメリット】
・耐久性に欠けるため耐用年数が約6年〜7年と短め
・シンナーを使用して希釈するため塗装時にシンナー臭がする
・柔らかい性質のため汚れが付着しやすい

耐久と光沢保持率に優れたシリコン塗料

次に、ウレタン塗料と比較されやすいシリコン塗料についてご紹介します。シリコン塗料はどのような特徴やメリット・デメリットがあるのかを見ていきましょう。

シリコン塗料とは

シリコン塗料とは、合成樹脂やシリコン系樹脂を主成分とする塗料のことです。シリコン塗料にも水性と油性(1液型、2液型)があり、用途によって使い分けます。

シリコン塗料の耐用年数は約8年〜15年とされており、アクリル塗料やウレタン塗料よりも耐久性があります。シリコン塗料の中には、高耐熱性・耐候性・耐水性などの機能性に優れているものもあります。

また、費用はウレタン塗料の方が安価ですが、シリコン塗料は耐久性に優れているため、長い目でみるとコストパフォーマンスの高い塗料だと言えるでしょう。そのため、外壁塗装の際に、最も選ばれている塗料です。

シリコン塗料のメリット・デメリット

シリコン塗料のメリット・デメリットは以下の通りです。

【シリコン塗料のメリット】
・価格と耐用年数からコストパフォーマンスが良い
・透湿性があるため建物内部の結露を防ぎ、カビなどの発生を防ぐ
・価格が比較的安価
・取り扱う業者が多い

【シリコン塗料のデメリット】
・ウレタン塗料に比べひび割れしやすい
・シリコン塗料の中でも価格や耐久性などにばらつきがある
・1液型は密着性が劣る可能性がある
・2液型は手間がかかるため扱う業者が少ない

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ウレタン塗料とシリコン塗料の選び方

それでは、外壁塗装リフォームの際、ウレタン塗料とシリコン塗料のどちらを選べばいいのでしょうか。

費用の面だけを見るとウレタン塗料の方が安価なため、外壁塗装時の費用が少なく済みます。しかし、耐用年数を比べてみると、ウレタン塗料の耐用年数が約6年〜7年なのに対し、シリコン塗料は約8年〜15年と長くなります。

ウレタン塗料を選び、費用をかけずに外壁塗装リフォームができたとしても、10年未満で再塗装が必要になるため、将来的なメンテナンスコストが高くなると言えるでしょう。

そのため、価格と耐用年数を総合的に判断し、塗り替え頻度を少なくしたいのであれば、コストパフォーマンスが高いシリコン塗料が向いていると言えます。

一方、ひび割れの修復や雨樋などの細部の塗装などは、シリコン塗料よりも弾性があり伸縮性の高いウレタン塗料が向いているでしょう。また、築年数が10年未満の建物にも、安価なウレタン塗料は有効です。

このように、価格や耐用年数、使用用途などを考慮した上で、ウレタン塗料とシリコン塗料のどちらが適切かを判断するようにします。

また、個人で判断できない場合は、外壁塗装の専門業者に相談しながら決めると、適切な塗料を選ぶことができるでしょう。

外壁塗料の価格相場と耐用年数の比較

ウレタン塗料で外壁塗装する費用・価格は?

塗装は、下塗り→中塗り→上塗りと3回塗ります。塗料別の3回塗り平米単価と耐用年数を比較してみましょう。

アクリル塗料(5〜7年):約1,400〜1,600円
ウレタン塗料(8〜10年):約1,700〜2,200円
シリコン塗料(10〜15年):約2,300〜3,000円

ラジカル塗料(12〜15年):約2,500〜3,000円
フッ素塗料(15〜20年):約3,800〜4,800円
光触媒塗料(15〜20年):約4,200〜5,000円

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ウレタン塗料で外壁塗装をする費用は?

外壁塗装の見積では、まず塗装面積がどれくらいかを計算します。また外壁塗装に欠かせない足場の設置面積も計算しなければなりません。

外壁面積の計算方法

おおよその外壁面積の求め方:総床面積(坪数×3.3)×(1.1~1.4の係数)

外壁には塗装をしない窓などの開口部もあるので、係数の大きさによって調整します。総面積が大きいほど係数を小さくすると、実際の外壁面積に近くなります。

総床面積100平方メートルであれば係数1.2を掛けて、外壁面積は120平方メートルになります。

足場設置面積の計算方法

足場は家の外周より0.5m広げた位置に設置します。足場を設置する外周を求め、2階建ての高さを6mとして「足場外周×6.5=足場設置面積」を算出します。

ウレタン塗料で塗装する費用相場

外壁塗装面積:120平方メートル
足場設置面積:150平方メートル

・足場:平米単価600円×150平方メートル=約9万円
・高圧洗浄:平米単価200円×120平方メートル=約2万4,000円
・飛散防止ネット:平米単価100円×150平方メートル=約1万5,000円

・養生:平米単価300円×150平方メートル=約4万5,000円
・下地補修:約3万円

・下塗り:平米単価800円×120平方メートル=約9万6,000円
・ウレタン塗装:平米単価2,000円×120平方メートル=約24万円

合計:約81万円前後

また上記の工事に加え、サイディングなど外壁材によってシーリング工事が必要となります。
ほかにも手すりや物干しなど鉄製部分の塗装、雨戸の塗装など、足場をかけたときでないと塗装できない部分もメンテナンスが必要か確認して一緒に見積もりを取っておくとよいでしょう。

外壁リフォームで、優良な会社を見つけるには?

本記事の外壁リフォームは一例で、「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なり」ます。複数社の見積もりを「比較」をすることが重要です!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】久田麻里子

2級建築士、インテリアコーディネーター、住環境福祉コーディネーター。ハウスメーカー、リフォーム会社での建築業を幅広く経験。主婦・母親目線で様々なリフォームアドバイスを行う。主な担当は水回り設備リフォーム、内装コーディネート、戸建てリフォームなど。

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