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2021年01月12日更新

外壁セルフチェック|クラック、チョーキングとは?

新築から約10年前後経過していて、特に外壁のリフォームをしていない場合、そろそろ外壁のメンテナンスが必要な時期かもしれません。外壁の劣化症状は、自分で簡単に確認できます。外壁のセルフチェックで、どんなメンテナンスが必要なのか確認しましょう。

外壁の状態をセルフチェックする方法

現代の建材はガラス以外、何らかの塗料・コーティング材・化学被膜などで表面処理が施してあります。それらの耐久性は日頃からの手入れで倍増し劣化速度を抑えられます。

外壁の劣化症状は、自分で確認することが可能です。劣化症状は主に7種類あります。

  • 色あせ
  • 汚れ
  • チョーキング
  • クラック(ひび)
  • シーリングの劣化
  • サビ
  • はがれ

これらの症状がどれくらいの劣化症状なのか、レベル別に分けてみました。

外壁の劣化レベル1:外壁の汚れ、色あせ

【汚れ】
ほこりや泥などが付着し汚れている状態。外壁の掃除をして、落ちない汚れは色あせや変色の可能性があります。

外壁セルフチェック|クラック、チョーキングとは?

【色あせ】
外壁の塗膜を守っていた樹脂が劣化して、ツヤが無くなり色味を出している顔料に影響が出ています。このまま放置しておくと塗膜が機能しなくなり、防水効果が弱くなることも。

外壁セルフチェック|クラック、チョーキングとは?

外壁の劣化レベル2:チョーキング

【チョーキング】
外壁を手で触ると、白いチョークのような粉が付く現象のこと。雨や紫外線で劣化して、塗料の色味を作る顔料自体が粉状になっている状態です。

外壁の防水効果がなくなってしまい、外壁に雨水などが浸透してしまいます。チョーキング現象が外壁全体に見られるようになったら、専門業者に見てもらう必要があります。

外壁の劣化レベル3:クラック、シーリングの劣化、サビ

【クラック】
外壁がひび割れた状態のこと。クラックには、小さなクラックと大きなクラックの2種類あります。

小さなクラックは塗装膜が経年によって硬化して起こったもので、大きなクラックは塗装膜の下地が割れてしまっている可能性があります。下地が割れている場合、雨水が侵入するため、下地を腐食させてしまいます。

外壁セルフチェック|クラック、チョーキングとは?

【シーリングの劣化】
シーリングまたはコーキングの劣化とは、サイディングボードやタイル外壁などの目地に充填してあるシーリングが劣化してひび割れてしまう状態のことです。

サイディングボードとシーリング材の間にすき間ができてしまうと、雨水などの侵入を防ぐことができなくなってしまいます。

【サビ】
サビは鉄部分に発生することが多く、銅板を使用した外壁などに症状が現れます。また、雨どいなどがサビついていて、そこに雨水が伝わり外壁をサビつかせてしまうこともあります。

サビがまだひどくない初期段階であれば、ブラシで落ちることもありますが、外壁のクラックによってサビついている場合、クラックなどの補修も同時に行う必要があります。

外壁セルフチェック|クラック、チョーキングとは?

外壁の劣化レベル4:剥がれ

【剥がれ】
外壁の塗装膜が剥がれている状態のこと。経年劣化の影響で付着力が低下したのが原因です。外壁を保護する機能が失われており、下地の損傷につながります。

しかし、室内から下地素材へ侵食していて、塗装膜を浮かしている可能性もあるので専門家の判断が必要です。

外壁セルフチェック|クラック、チョーキングとは?

外壁のセルフチェックポイントはどこ?

外壁のセルフチェックにはいくつかチェックするポイントがあります。専用工具や足場などがなくても、自分で出来るチェックのポイントを紹介していきます。

目視で確認できるものとして「雨だれの汚れ」があります。これは窓枠の近くなどに多く見られますが、外壁の防水性能が低下してきているサインとも言えます。塗膜の劣化具合が一目で分かります。

次に「色あせ」や「チョーキング現象」です。どちらも目視である程度確認することができます。特に直射日光のよく当たる外壁部分に見られることが多いです。どちらも紫外線による塗膜の劣化が原因となります。

チョーキングについては、外壁を指で触ったときに白い粉のようなものが付着します。これは塗料が経年劣化により分離している証拠ですので、外壁の塗り替えを検討することをお勧めします。

外壁材には継ぎ目にコーキング(シーリング)を施工することが多く、シーリング材にはウレタンやシリコン、ポリサルファイド系などの種類があり、どれも表面にひび割れや剥離が起きますのでチェックしておきましょう。

「外壁材の浮き」もチェックする必要があります。特にタイルであれば、経年劣化や防水性能の低下とともに浮いてくることがあります。目視でも確認できますし、金属などで軽く叩くと音で分かる場合もあります。

「外壁クラック」のセルフチェックも重要なポイントです。クラックには表面的な塗膜のひび割れから、構造材自体のひび割れなど様々あります。外壁にひび割れが確認できた場合は、一度専門業者に相談しましょう。

「鉄部のサビ」をチェックすることも大切です。雨樋を固定する部材など外壁には色々な鉄部があります。これがサビていると、外壁自体に悪影響を及ぼす危険性がありますので、要注意と言えます。

このように基本的に目視で、外壁をセルフチェックするポイントはいくつかあります。1つでも気になる点があった場合には、専門業者に早めに相談することをお勧めします。

外壁のセルフチェックをするタイミングは?

外壁のセルフチェックをするタイミングは、建物の立地条件や周辺環境、使用している外壁材により異なりますが、今回は一般的な環境下におけるセルフチェックのタイミングをお伝えしていきます。

外壁のセルフチェックをする一般的なタイミングは、約10年を目安に行うことをお勧めします。外壁の塗り替えを行った場合でも、その日から約10年と考えるといいと思います。これは一般的な外壁の塗り替えのタイミングでもあります。

ただし、使用している外壁塗料のグレードや外壁材の種類によっては、5年といった10年未満で経年劣化が顕著に現れてくる場合もあります。日頃から外壁の状態を気にかけておくことが大切かもしれません。

特に「潮風にさらされる」とか「積雪量が多い地域」「直射日光が長時間当たる場所」などの環境下にある建物については、外壁の劣化が早くなるリスクが高いと言えますので、特に注意してチェックする必要があります。

建物の外壁に艶がなくなったら、一度きちんとセルフチェックをすることをお勧めします。外壁の塗料は経年劣化していくと、紫外線や雨などにより当初の艶が損なわれてきます。これも一つのセルフチェックのタイミングになります。

外壁に劣化症状が現れたときの対処法とは?

では、上記のような劣化症状が現れてしまったら、どのような対処をすればいいのでしょうか。対処方法別に見ていきましょう。

対処法1:外壁を自分で掃除する

劣化症状が【汚れ】の場合、届く範囲であれば自分でブラシや洗浄機などを使用して、洗浄することが可能です。落ちない汚れは専門業者に依頼するときれいになります。

対処法2:外壁の塗り替え

外壁の劣化症状が【色あせ、クラック、シーリングの劣化、サビ】の場合、外壁の塗り替えがおすすめです。外壁の塗り替えをする前に、クラックやサビなどは補修し、その上から新たに塗装していきます。

外壁塗装の塗料の種類はたくさんあり、カラーや用途別で選ぶことができます。

また、外壁リフォームの中では価格が安価な傾向にあり、低予算でも外壁リフォームが可能なことから、外壁塗装はよく選ばれる傾向にあります。

対処法3:外壁の張替え

外壁の劣化症状が【色あせ、クラック、剥がれ、シーリングの劣化】の場合、外壁の張替えも考慮しておきましょう。特に上記の症状が全体的に広がってきたら、張替えが一番おすすめです。

これらの症状が現れた場合、外壁の下地素材にも影響が出ていると考えられています。下地を補修せずに、外壁塗装などを施工すると、数年後また剥がれなどの劣化症状が起きる可能性があります。

そのため、一度既存の外壁材を剥がし、下地を補修してから新しい外壁材を張り付けるのが好ましいと言われています。

対処法4:DIYでメンテナンスをする

近頃はインターネットでDIYの情報が得られたり、ホームセンターなどで接着剤や塗料などが販売されていたりと、DIYができる環境が整っています。小さなクラックならば、DIYで補修することも可能かもしれません。

しかし、やむを得ず、応急処置としてDIYすることは可能かもしれませんが、基本的に外壁リフォームをDIYで行うことは難しいと言えます。例えば、2階の外壁などは足場がないと危険なため、道具を運び作業することも困難になります。

塗装の仕上がりを良くしたり、外壁としての機能を高めるためには熟練した職人による外壁塗装が不可欠になります。

外壁のセルフチェックでクラックなどを発見したら、無理をせず外壁専門業者に相談しましょう。

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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