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2021年02月04日更新

外壁張替えの費用・施工方法・ポイントご紹介します!

住宅の外壁を張り替える場合、施工費用の目安はどれぐらいなのでしょうか?外壁張り替え工法の工事の手順と、それぞれの工程ごとにかかる費用、外壁を張り替える際のメリットとデメリットなどについて、詳しくご紹介していきます。

外壁張り替え工法とはどんな工事?

外壁張り替え工法とは、既存の外壁材を解体、撤去し、下地部分を調整してからサイディングボードなどの新しい外壁材を施工するリフォーム方法です。

一度全ての外壁材を撤去する必要があるため、解体費用や廃材の処分費用等がかかりますが、外壁部分を新品に交換することができるため、住宅の雰囲気を変えたり、断熱性や防音性を高めたりといった効果が得られます。

また、外壁材を撤去してから施工を行うため、外壁の傷みによる雨漏りで発生した下地部分の劣化を修繕したり、断熱材を交換して断熱性能を取り戻したりすることができるのも張り替え工法のメリットです。

外回りがスケルトン状態で躯体も露出するので、ベランダ改修やサンルームの増築などの付属工事が一体化して施工できます。これを機会に計画するのも良いタイミングでしょう。

外壁張替えの費用・施工方法・ポイントご紹介します!

外壁材別の外壁を張り替えるタイミング

月日が経過するうちに太陽光や風によって外壁が劣化し、張り替えが必要な時期が訪れます。

しかし、張り替えが必要なタイミングやメンテナンスの周期は外壁材の種類によって異なります。

ここでは窯業系サイディング、モルタル外壁、金属サイディングの材質ごとに外壁を張り替えるべきタイミングについて見ていきましょう。

窯業系サイディング

窯業系サイディングの寿命は約30~40年と言われています。サイディング自体は劣化しにくい外壁材ですが、目地のコーキング部分がひび割れたり剥がれたりするため、定期的なメンテナンスが必要です。

メンテナンスが必要な周期は約7~10年で、サイディング表面の塗膜を塗り直したり目地を打ち直すといった作業を行います。

新規で窯業系サイディングを施工してから約30~40年以上が経過すると、劣化が進行するため張り替えか重ね張りを検討する必要があります。

張り替えに比べて重ね張りは価格を抑えることができるため魅力的ですが、窯業系サイディングのように重量のある外壁材では重ね張りは適しません。

業者によってはコストを抑えるために重ね張りを提案してくるケースもあるようですが、耐震性の低下が懸念されるため、窯業系サイディングの場合は重ね張りよりも張り替えを選んだ方が安心でしょう。

モルタル外壁

モルタル外壁の寿命は約30年と言われています。ただし、メンテナンスが必要となる周期はモルタル外壁の表面に塗装する塗料の種類によって約5~約15年と差があります。

使用する塗料によっては表面に発生するひび割れの数も異なるため、状況に応じて適切なメンテナンスをおこなうことが必要です。

モルタル外壁の場合は寿命を迎えても既存のモルタルは撤去せず、新しいモルタルを重ね張りすることが多いのですが、外壁の重量が増えるため建物の耐震性が低下する恐れがあるので要注意です。

モルタルからサイディングへ変更したい場合もコストを抑えるためにモルタルの上からサイディングを重ね張りするケースが多いようです。
尚、モルタルにサイディングを重ね張りする場合には、軽量な金属サイディングを使用します。

金属サイディング

金属サイディングの寿命は約40年と言われています。金属サイディングは木質系や窯業系のサイディングのようにひび割れ等の心配がなく耐久性が高い外壁材です。

メンテナンスが必要な周期も他の外壁材よりも長く約10~15年とされていますが、定期的に表面の汚れを水洗いするクリーニング作業や金属部分の錆を除去する作業が必要です。

約30年の寿命を迎えると、金属サイディングも他の外壁材と同じく張り替えか重ね張りを検討します。金属サイディングは軽量であるため、窯業系サイディングとは異なり重ね張りが可能です。

外壁の張り替えと重ね張りの違いは?

外壁の耐用年数が近づくと大規模なメンテナンスが必要となります。通常は張り替えもしくは重ね張りのどちらかを選ぶことになります。しかし、既存の外壁材や予算によっては片方のみしか選択肢がない場合もあるでしょう。

「張り替え」とは既存の外壁を一度撤去し、新たな外壁材に張り直すことを言います。張り替えを行う場合は下地のメンテナンスも同時に行うことができるため、施工後は新築と同等の状態になります。施工後は安心して長く使用することができるでしょう。

一方、重ね張りは既存の外壁の上から新たな外壁材を重ねて張ることを言います。既存の外壁を撤去する必要がないため工期も短く、費用も安く済む場合が多いでしょう。

外壁を重ね張りするメリット・デメリット

外壁を重ね張りする場合のメリット・デメリットについて紹介します。

まず重ね張りのメリットは既存の外壁を撤去する必要がないため、工期が短く費用を安く抑えることができる点です。

また既存の壁を撤去しないため廃材があまり発生せず、撤去費用もかかりません。他にも重ね張りすることによって壁の層が厚くなるため、断熱性や遮音性が増すというメリットがあります。

一方デメリットは、壁の重量が増すため耐震性が落ちることが懸念される点です。また、外壁の劣化状況によっては重ね張りでは対応できず、下地のメンテナンスが必要となる場合があります。

劣化が激しい場合や既存の外壁材の種類によっては重ね張りでは対応できないことがあることには注意しましょう。

外壁を重ね張りする費用相場

外壁の重ね張りリフォームは張り替えの場合よりも費用を安く抑えることができます。具体的な費用の相場は、延床面積が120平方メートル場合で約150万円であると言われています。

ただし、使用する外壁材によっては1平方メートルあたりの単価に5,000円ほどの開きがでるでしょう。使用する外壁材によっては総計で60万円以上の差が生じる場合もあります。

それでは外壁材ごとの費用相場についてご紹介します。種類ごとの1平方メートルあたりの単価相場は次の通りです。

窯業系サイディング:約3,000円〜
金属系サイディング:約4,000円〜
木製サイディング:約6,000円〜
樹脂サイディング:約9,000円〜

一般的に窯業系サイディングは低単価で、樹脂サイディングは高単価であることが多いでしょう。サイディングの単価については取り扱い業者によって異なるため、上記の単価はあくまで目安となります。

窯業系サイディングは耐震性や遮音性、防火性にも優れている上に手頃な価格で入手できるため人気のある外壁材です。

しかし、窯業系サイディングや木製サイディングは他の外壁材よりも重量が重いため、重ね張りにはあまり適しません。

重量のある外壁材は重ね張りすることによって耐震性の低下が懸念されるため、重ね張りをする場合は金属系サイディングか樹脂サイディングを選ぶとよいでしょう。

次に工事に関する費用相場についてご紹介します。工事に関する1平方メートルあたりの単価相場は次の通りです。

足場代:約600円~約800円
施工費:約2,500円~約3,000円

また、上記の工事費用とは別に資材運搬費及び諸経費が約10,000円~約20,000円を目安に必要となります。

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外壁張り替え工法の流れと費用

外壁張り替え工法では、まず住宅の周囲に作業用の足場とホコリ等の飛散を抑えるための養生シートを設置していきます。

足場の設置費用は1平方メートル辺り約700円、養生シートについては1平方メートルあたり約200円が相場です。

施工面積についてあらかじめ知っておきたい場合は、住宅の周囲に8mを足し、高さを掛けるとある程度の足場費を計算することができます。

ただ、あくまで概算となりますので、正確な足場費を知りたいという場合には業者に見積もりを依頼すると良いでしょう。

足場の設置が終わったら既存の外壁材を解体し、廃材を処分、その後下地の調整を行ってから新しい外壁材の施工です。

解体および廃材の処分費については、住宅の大きさや業者にもよりますが、約10万円が相場となります。

外壁材の施工については、金属サイディングなら施工費用込みで1mあたり約6,000円、窯業系サイディングなら1mあたり約8,000円が目安です。

サイディングボードを施工後、隙間からの雨水の浸入を防ぐ為にシーリング剤を用いて目地を埋める作業を行い、最後に全体的な仕上がりを検査し、足場等を撤去して工事は完了となります。

シーリング作業については1mあたり約700円が相場です。

合計費用は40坪の住宅をリフォームした場合で約200万円となります。

施工期間については、足場の設置と養生シートの設置が合計で約2日、解体作業が約1週間、下地調整が約2日、サイディングとシーリングの施工が合計で約1週間、撤去および検査で約2日が目安です。

施工期間についても、正確に予定を知りたい場合には、リフォーム業者に見積もりを依頼すると良いでしょう。

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外壁張り替え工法のメリットとデメリット

外壁張り替え工法で住宅の外壁をリフォームした場合、下地や断熱材の補修が行えるというメリットがありますが、その他にはどのようなメリットがあり、またどのようなデメリットがあるのでしょうか?

外壁張り替え工法のメリット

下地等の補修が行える以外のメリットとしては、住宅の外壁重量を増やすことなくリフォームが行えるということです。

外壁のリフォーム方法には、既存の外壁材の上に新しい外壁材を重ね張りする工法もあるのですが、どうしても新しい外壁材の分だけ重量が増加してしまうため、耐震性がやや低下するというデメリットがあります。

張り替え工法なら、既存の外壁材を撤去して新しい外壁材を設置するため、この重量増加が起こらず、耐震性を維持したままリフォームを行うことができるでしょう。

また、重量の問題が少ないため、使用する外壁材をある程度自由に選ぶことができるというのもメリットです。

外壁カバー工法の場合、重量の問題から軽量な金属サイディングを利用することが多いのですが、張り替えの場合はある程度重量に余裕があるため、窯業系サイディングボードも使用することができます。

耐久性を考えた場合、金属サイディングに比べて窯業系サイディングの方が優れているとされていますので、経年劣化に強い外壁にリフォームしたいという方は張り替えで窯業系サイディングに変更すると良いでしょう。

外壁張替えの費用・施工方法・ポイントご紹介します!

外壁張り替え工法のデメリット

外壁張り替え工法では、どうしても既存外壁の解体と撤去を行う必要があります。

そのため、解体の必要がないカバー工法に比べて施工期間が長く、処分費や解体費、人件費等が追加でかかるため、施工費用はやや高めになってしまうでしょう。

また、解体の際には騒音等が発生するため、騒音対策についても考えておく必要があります。

養生シートを足場に設置しておけば、多少騒音やホコリについては抑えることができますが、それでも完全に音を消すことはできませんので、工事着工前に近隣住民に挨拶を行っておきましょう。

外壁張り替えリフォームの費用を安く抑える方法とは

外壁の張り替えリフォームを行う場合、破損の原因が自然災害の場合は火災保険の適用を受けることができます。

もし、台風や地震等で外壁が破損し、修理を兼ねてリフォームを行う場合にはご加入の保険会社に連絡し、調査を依頼すると良いでしょう。

また、自治体によっては住宅リフォームについての補助金制度が実施されている場合もあり、上手に利用することで費用を抑えることができます。

外壁のリフォームには対応していない場合でも、適用となるリフォームと組み合わせることで費用を抑えられることもありますので、リフォームをお考えの方はお住まいの地域の役所等まで問い合わせてみてください。

外壁リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた外壁リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!

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一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。

後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!

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この記事の監修者プロフィール

【監修者】下久保彰

2級建築士。建築設計や施工業務を30年以上経験。最近は自営にて各種請負業務を行う。

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