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2022年02月02日更新
家の外壁リフォームの費用と事例をご紹介
新築の家でも10年を超えれば、汚れや劣化が気になるものです。外壁リフォームの施工方法や外壁の種類、費用を抑える方法などをご紹介します。
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- 監修者弘中純一
目次
家の外壁リフォームで失敗しやすいポイントとは?
外壁リフォームにおいて失敗しやすいポイントとはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは実際の失敗例とその対策を紹介します。
塗装がすぐに剥がれた
塗装をしたのにすぐに剥がれてしまうのは、外壁材に対して塗料が合っていない場合や施工が良くなかった可能性があります。
事前に塗料の種類や、商品名、品番を確認したうえでリフォーム業者に保証内容を確認しておきましょう。
また、工程表を提出してもらい工程ごとの写真を提出してもらうことで施工不良を防ぎやすくなるためおすすめです。
塗りムラや塗り残しがあった
塗りムラや塗り残しの原因は施工不良が大半です。
一方向から確認をしてしまうと見落としてしまう可能性が高いため、複数の角度から現場の確認をおこなうようにしましょう。
業者に写真を撮ってもらい一緒に確認することも効果的です。
また、万が一塗りムラや塗り残しを見つけた場合には早急に業者に伝えるようにしましょう。足場が残っている場合には迅速に対応してもらえる可能性が上がります。
塗料の色選びに失敗した
色選びの失敗は「イメージしていた色と違っていた」「思っていた以上に汚れが目立つ色だった」などが挙げられます。
色のイメージは塗装をする前に業者から外観パースやイメージを作成してもらうとより現実的な想像がしやすいです。
屋根や玄関などの付帯部の色との確認もできるほか、小さい色見本から決めるより面積効果についても意識しやすくなるため業者に依頼してみましょう。
汚れが目立つかどうかについては経験豊富な専門業者に相談し、過去に同じような色の塗装をした現場がないか確認することをおすすめします。
もし似たような現場がある場合には現在の写真を提供してもらったり、汚れの状況について確認することで避けることができます。
明確な目的を持たずにリフォーム内容を決めてしまった
外壁リフォームに限らずリフォームをするうえで一番大切なことはリフォームをした後でどのような状態にしたいのか明確にすることです。
外壁リフォームにおいて一例を挙げると、外壁材が傷んでいて交換するべきタイミングになっているにも関わらず、塗装のみで済ませてしまうケースがよくあります。
この場合外観は綺麗に見えますが根本的な問題の解決にはなっておらず、近いうちに外壁材の交換が必要になるかもしれません。
何のためにリフォームをするのか自分なりにあらかじめ考えたうえで業者と相談し、適切な内容の工事をおこなうようにしましょう。
以上が主な失敗事例と対策になります。外壁リフォームを行う場合には起こり得る内容になりますので参考にしてみてください。
家の外壁の役割とは?
夏の暑い日差しや冬の厳しい寒気、雨や強風、紫外線といった過酷な自然条件から私たちの住宅を守る役割を果たしているのが外壁です。外壁としての機能性の有無が住宅の寿命に与える影響も少なくはないでしょう。
また、外壁は建物の一番外側に位置しているため、住人だけではなく通行人の目に触れる機会も多い部分です。
外壁の色や質感が見る人に与える印象も大きく、外壁は住宅の顔としての役割も果たしていると言えます。
外壁をリフォームをする必要性は?
外壁は普段から雨晒しの状態となっているため防水性能が非常に大切な部分です。
外壁のリフォームをせずに放置してしまうと艶の減少やひび割れ、コーキングの肉やせなどが発生し、防水機能が低下して家屋内部に水がまわる恐れがあります。
内部に水がまわってしまうと単純に内部の劣化を招くだけではなく、基礎部分の劣化や土台の腐食などを引き起こす可能性があり、躯体の強度にも影響を及ぼしかねません。
一見綺麗に見える外壁でも年数が経過していれば劣化していると考える必要があります。
家屋の寿命を伸ばす意味でも外壁のリフォームは重要なポイントになりますので、適切なタイミングでメンテナンスをするようにしましょう。
外壁をリフォームする時期は?
外壁は塗装と外壁材の交換によって適切なリフォーム時期は異なり、使用している塗料や外壁材の種類によっても大きく耐久年数が異なることをご存知でしょうか。
ここでは「外壁塗装」と「外壁材の交換」の2つに分けて適切なリフォーム時期を紹介します。
外壁塗装をする時期
外壁塗装は一般的に約8年〜10年を目安に塗替えることで防水性能を保つことができます。
外壁表面を触った際に手が白くなるチョーキングや、クラック、塗装部位が膨れているなどの症状が現れている場合にはメンテナンスをするべきタイミングです。
塗料により耐久年数は異なりますが、上記の症状が現れた場合には年数に拘らずメンテナンスをおこないましょう。
外壁材を交換する時期
外壁材はしっかり適切なタイミングで塗装をしている場合には約20年〜40年の耐用年数があります。外壁材交換のタイミングは、外壁材の種類やメンテナンスの仕方によって大きく異なります。
年数だけで外壁材の交換時期を見極めるのは難しいですが、外壁材の表面が水を含み剥がれ落ちている、大きなクラックが入っている、変形している場合には外壁材の寿命ですので、交換を視野に入れてリフォームを検討しましょう。
以上が外壁リフォームをするべき時期となります。いずれの場合も自己判断は難しいため、専門業者に相談の上判断してもらうようにしましょう。
外壁選びのポイント

一口に外壁と言っても、外壁材だけでも多くの種類があり、色やデザインまで含めると数え切りないほどのバリエーションがあります。
どの外壁材を選んでも、メリットとデメリットがありますから、何を優先したいかを明確にすることが外壁選びのポイントです。
機能面
外壁に必要な機能としては居住空間の保護と外的主張(デザイン性)が全てと言えます。
外壁リフォームに向けて、資材や特徴についてご紹介しましょう。
遮熱性・断熱性
基本的には断熱性を得るためには、断熱材を入れることが一番重要です。古い住宅の場合は、外張り断熱工法や内断熱工法をまずは検討しましょう。
外張り断熱工法は、外壁の外側から断熱材で家を覆う工法です。断熱性能が高く、結露しにくいことが特徴となっています。
内断熱工法は、外壁を解体して、柱など構造体の間に断熱材を埋め込んでいきます。天井や壁内部に断熱材を納めるので、断熱性能が経年劣化しにくい工法です。
断熱材がしっかりと入っている住宅の場合は、塗装で遮熱性や断熱性を高めることもできます。劇的な効果を得るのは難しいものの、体感温度を2~3度程度下げる効果は得られるでしょう。
防音性
外壁材で防音効果が得られるものに、ALC(高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート)があります。音を反射させて通しにくくし、内部の気泡が音を吸収する効果を持っています。
施工方法では、後述する「重ね張り工法」で外壁を二重にするという方法があります。また、外壁を壊して断熱材や防音シートの追加、窓を二重サッシする方法も外からの音を防止する上で効果的でしょう。
光触媒
現在流通している塗料の中で、最も耐用年数が長く、汚れを防止すると言われているのが光触媒塗料です。太陽の光で汚れを分解し、雨で汚れを洗い流す「セルフクリーニング機能」を持っています。
約20年の耐用年数がうたわれていますが、まだ歴史の浅い塗料なので実証されていないことと、1平方メートルあたり約5,000円と価格が高いことがデメリットです。
親水性
親水性の高い塗料は、外壁についた汚れを雨水が浮かして洗い流してくれる効果があります。光触媒のように汚れを分解する能力はありませんが、光触媒に次いで汚れにくい塗料と言えるでしょう。
デザイン・色
住宅の外壁デザインや色は、見た目の印象を大きく左右するものです。外壁は「家の顔」とも言えますから、どんな雰囲気にしたいかイメージしてみましょう。
モダン
サイディングの外壁にアクセントとしてレンガを組み合わせると、モダンでおしゃれな外壁になります。「カルセラ」というセラミックレンガが有名です。
ツートン
塗装だけでおしゃれな外壁にする方法もあります。塗り分けという方法で2色使い、いわゆるツートンカラーにする方法です。2色ともベーシックなカラーを使えば、目立ちすぎることなく、個性を出すことができます。
また、1色をブルーやグリーンなど、インパクトのある色を選べば、一気に個性的な印象になるでしょう。
スタイリッシュ
すっきりとスタイリッシュな外観にしたい場合は、ガルバリウム鋼板など金属系の外壁がおすすめです。金属系の外壁材は、シンプルな形状の住宅によく合います。
特にガルバリウム鋼板は、軽量で耐久性にも優れており、サビにくい素材でもあります。そのため耐用年数も約25年前後と長くもつことが多いようです。
価格
価格を抑えるのなら、既存壁を生かしたリフォームが一番効果的です。外壁が傷んでいないことが条件になりますが、廃材が出ない分コストや工期が抑えられます。
現状が塗装壁ならば、塗り替えリフォームに。サイディングなら、シーリングの補修とサイディングの塗装で済ませると、比較的低コストでリフォームできるでしょう。
家の外壁材の種類とその特徴
それでは住宅の外壁材にはどのような素材があるのでしょうか?素材の種類ごとに特徴と費用相場をご紹介します。
窯業系サイディング
「窯業系サイディング」とはセメント質と繊維質の素材を混ぜ合わせて成形した板状の外壁材のことを言います。
レンガ調やタイル調、石積み調のものなどさまざまなデザインのものが存在し、近年の住宅では最も良く利用されているのがこの窯業系サイディングです。
耐火性・遮音性に優れている上に比較的安価なため、機能性を保ちつつデザインにもこだわりたい場合に向いています。
1平方メートルあたりの単価は約3,000円~約6,000円が相場のようです。
金属系サイディング
金属系サイディングとはガルバリウム鋼板やアルミニウム合金等を加工して作られる金属質のサイディングのことを言います。
金属であるため耐久性が高く、丈夫で長持ちしやすいのが特徴です。また、軽量であるため建物への負担が少なく耐震性・断熱性にも優れています。
塩害によるサビが発生しやすいという欠点があるため海沿いの住宅には向きませんが、機能性が高くスタイリッシュな住宅にしたい場合におすすめです。
1平方メートルあたりの単価は約3,500円~約8,500円が相場のようです。
木質系サイディング
木質系サイディングとは木材を加工して作られたサイディングのことを言います。
木材であるために長期間水分を含むと腐食しやすかったり防火性が乏しいなどの欠点はありますが、木ならではの温もりを感じることができるでしょう。
木質系サイディングはお洒落な外観に仕上げることはできるものの価格は安くないため、デザインにこだわりたい人に向いている外壁材です。
1平方メートルあたりの単価は約5,500円~約10,000円が相場のようです。
タイル
タイルは粘土や土、天然石などを焼き固めて板状に成形した外壁材です。タイルそのものは耐久性に優れており、目地以外の部分はほとんどメンテナンスを必要としません。
後々のメンテナンスの手間や費用を抑えたい場合や、外壁に高級感を持たせたい場合はタイルが向いているでしょう。
1平方メートルあたりの単価は約10,000円~約20,000円が相場のようです。
モルタル
モルタル外壁は水とセメント、砂を混ぜ合わせたものを壁に塗りつけて施工します。既製品にはないデザイン性を持たせることが可能で、アイデア次第でさまざまなオリジナリティを演出することができます。
断熱性や遮音性に優れていますが、藻やカビの発生、チョーキング、ひび割れなどの問題が起こり得るため、定期的なメンテナンスが不可欠です。
1平方メートルあたりの単価は約4,000円~約6,000円が相場のようです。
塗壁
塗壁の代表的なものとして漆喰があります。漆喰は日本では昔から城壁などにも利用されてきた馴染み深い壁材です。
漆喰の白は光沢があり高級感があるため、和風・洋風問わずどのような住宅でも美しく仕上げることができるでしょう。
費用は職人の技術によっても左右されますが、1平方メートルあたりの単価は約4,500円~約10,000円が相場のようです。
ALC
ALCとは微細な気泡を多数内包するコンクリートパネルのことを言います。多孔質で空気が含まれているため通常のコンクリートよりも軽量で断熱性、耐火性に優れています。
強度も高く人体への悪影響も少ないとされているため、高い機能性を求める場合にはALCが向いているでしょう。
1平方メートルあたりの単価は約5,500円~約10,000円が相場のようです。
家の外壁の色の種類
外壁の色を何色にしようか迷ったときには色の持つ効果を考えてみるのも1つの手段です。
ここでは外壁として良く選ばれる色ごとに色の持つ心理的効果とおすすめの色の組み合わせについてご紹介します。
赤
赤は人を興奮させ前向きな気持ちにさせてくれる色です。インパクトが強く人目を引きやすいのですが、主張が強すぎるためベースカラーとしてはあまり選ばれない傾向にあります。
ホワイト系のベースカラーにアクセントとして赤を取り入れると、全体が引き締まりお洒落な雰囲気になるでしょう。
茶
茶色は土や木など自然界にも多く存在する色で、人を安心させ温もりを感じることができる色です。
茶色は一見地味な色ですが、落ち着いた雰囲気で周辺地域にも馴染みやすい色であるためベースカラーとしてもよく採用されます。
ホワイト系や淡いイエロー、暗めの青などの色が合わせやすいでしょう。
緑
緑は草木の葉や森林の色でもあり見る人をリラックスさせる効果があります。緑色はあまり主張の激しくない色であるため、比較的どの色とも合わせやすいでしょう。
緑と他の色を馴染ませたいのであればベージュ系、緑を際立たせたいのであれば濃紺や白なども合わせることが可能です。
青
青は人を落ち着かせ、集中力を高める色であると言われています。また、空や海と同じ色で多くの人に親しまれており、嫌う人が少ないと言われている色でもあります。
ベージュやホワイト系にアクセントとして青を合わせるとすっきりと落ち着いた雰囲気にすることができるでしょう。
ピンク
淡いピンクは人の心を愛らしく優しい気持ちにさせる効果があるとされています。
白のベースカラーにピンクを合わせることで華やかな外観に仕上げることができるでしょう。
グレー系
グレー系は単色では地味で控えめな印象を持たれやすい色ですが、落ち着いた高級感を与える色であるとも言えます。
黒やホワイト系の色と合わせることで、シンプルながらスタイリッシュな外観となるでしょう。
白
白は物を軽やかに見せ、清潔感のある印象を与えることができる色です。外壁のベースカラーとしても万能で、黒やグレー系の色とも相性が良い色です。
また、鮮やかな赤や青といったアクセントカラーとも上手くマッチするので工夫次第でいくらでもおしゃれさを演出することができるでしょう。
クリーム系
淡いベージュなどのクリーム系の色は人を落ち着かせる効果があります。
真っ白よりもやわらかな親しみやすさがあり、茶色よりも明るくピュアな印象を与えるのがクリーム系の色です。茶色と合わせることで高級感を持たせることができます。
家の外壁の色のおすすめな選び方
ここでは外壁の色を選ぶ際に注意した方が良い点について紹介します。
落ち着いた色をベースにして考える
どの色にするかを決められない場合はまず茶色やベージュ、グレー系などの落ち着いた色をベースにして考えてみると良いでしょう。
落ち着いた色であれば、色自体の主張があまり強くないため飽きがこなかったり、周囲の住宅とも馴染みやすくなります。
また、2色以上を使った外壁にしたい場合にも、落ち着いた色をベースカラーに設定すれば、後に自分の好きな色をアクセントカラーとして取り入れやすくなります。
逆に最初からビビットカラーをベースとして色選びをしてしまうと相性の良い色が限られてしまい、選択の幅を狭めてしまうでしょう。
汚れが付くことも考慮する
外壁の色を選ぶ際には経年によって外壁に汚れが付着したり、カビが発生する可能性についても考慮した方が良いでしょう。
新築時にはこまめに掃除をすれば問題ないと考えていても、実際に住み始めると定期的な掃除を行う余裕がなくなることもあります。
色選びの段階であまり汚れの目立たないグレー系やベージュ系を選択するというのも後々のために賢い選択であると言えるでしょう。
景観に配慮する
外壁の色を選ぶ際はカタログなどを見ながらどの色にするか悩むことが多いでしょう。そのような時、どうしても自分の家のことばかりに目が行きがちですが、周辺地域全体を眺めてみることも重要です。
いくら自分の好きな色であるからと言って、あまりにも奇抜な色を選んでしまうと地域内で自宅だけが浮いてしまう恐れがあります。
外壁の色を選ぶ際は街並みとの調和も考慮して色を選ぶようにしましょう。
塗り替えシュミレーションをする
業者に色選びについて相談するとカタログや色見本をもとに提案をしてくることもあります。
しかし、小さな色見本を見ただけでは実際にその色で広い面積の外壁を塗装した時のイメージを正確に思い浮かべるのは難しいと言えるでしょう。
そこで、どの色にするか迷った時には塗り替えシュミレーションをしてみるという手段があります。
「塗り替えシュミレーション」とは、住宅の写真などをもとにして外壁の色を希望する色に塗り替えるシュミレーションのことです。
インターネット上で無料で利用できるシュミレーションサイトもあるため、色に迷った際は試しに利用してみるのも良いでしょう。
面積効果を気にする
「面積効果」とは、同じ色であってもサイズが異なれば色の見え方も異なるという効果のことを言います。
たとえば、親指サイズの色見本とA4サイズの色見本があるとします。どちらも同じ色であっても、A4サイズの方が明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見えてしまうものです。
小さな色見本で色を選ぶ際には面積効果についても考慮して選ぶと失敗しにくくなるでしょう。
付帯部(屋根など)の色合いを気にする
住宅における付帯部とは屋根や軒などのことを指します。せっかく外壁の色を決めても付帯部との調和が取れなければ全体的にどこかアンバランスな印象となってしまうでしょう。
全体に統一感を持たせるためには、付帯部の色合いについても気にしながら色選びをしましょう。
人気の高い外壁の色とは?
ここでは外壁の色としてどのような色が人気であるかをご紹介します。
人気が高いのはホワイト系やベージュ系など、落ち着いた雰囲気で他の色と馴染みやすい色です。また、次いで茶色系も人気が高く、濃い茶色、薄い茶色ともに多くの外壁で用いられているようです。
ある塗料メーカーの出荷量からみた人気の高い色TOP10は下記の通りです。
1位 | ブロークンホワイト |
2位 | ニュートラルホワイト |
3位 | クールホワイト |
4位 | ミッドビスケット |
5位 | モカ |
6位 | ベージュ |
7位 | ライトクリーム |
8位 | ホワイトリリィ |
9位 | アイアンバーグ |
10位 | メリーノ |
家の外壁を緑化する方法
家の壁面を植物で覆う壁面緑化は見た目の美しさだけではなく、太陽の強い光を遮ることで室内に熱が伝わるのを和らげたり、二酸化炭素削減や温暖化対策などにも有効であるとして人気があります。
壁面緑化を行う場合はワイヤーやネットなどを利用して植物が生育しやすい環境を整える必要があります。
そのため、壁面緑化を行う場合は資材の購入・メンテナンスや植物の手入れに手間とコストがかかる点については注意しましょう。
一般家庭で手軽に壁面緑化したい場合はゴーヤやヘチマなど、比較的育てやすい植物を選ぶと良いでしょう。
戸建ての外壁リフォーム工事の種類

住宅の外壁リフォームには様々な施工方法があります。それぞれの家の状態を確認し、適切な工法を選ぶ必要がありますが、ここでは代表的な3つの施工方法についてご説明します。
塗り替え
外壁の塗り替えが必要となる症状の種類には、ひび割れ・チョーキング・苔・藻などが挙げられます。
ひび割れはクラックと呼ばれ、目を凝らさないとよく見えない細いものから、明らかに目立つ亀裂まであります。大きなクラックは雨水が侵入する恐れがあるので、下地を傷める前に補修を検討した方が良いでしょう。
チョーキングは外壁に触れたときに、粉末状の塗装が手についてきてしまう症状です。塗料の効果が弱まり、外壁を風雨から守ることができなくなっています。
苔・藻はわずかなものなら、自分で落とすこともできますが、広範囲な場合や汚れとして外壁にしみついているような場合は、リフォームを検討する時期と言えるでしょう。
外壁塗装の価格は、塗料のグレードによって変動しますが、約100万円前後であることが多いようです。工期は約10日~約2週間ほどかかるでしょう。
重ね張り
家の外観の色やデザインをガラリとイメージチェンジしたいけれど、価格はできるだけ抑えたい。そんな時は重ね張り工法がおすすめです。
重ね張り工法はカバー工法とも呼ばれ、既存の外壁をそのままに、新しいサイディングボードを施工することが可能です。外壁が二重構造になりますから、断熱性も上げることができるでしょう。
ただし、外壁の劣化が見られ、下地の補修が必要な場合は、重ね張り工法は適していません。
無理に重ね張り工法でリフォームすると、耐久性の面で問題が出てくるかもしれません。外壁を解体して、下地の補強工事をすることができる張り替え工法の方が適しているでしょう。
重ね張り工法の費用の相場は30坪規模の家で約100万円~約150万円、工期は約2週間~約3週間かかることが多いようです。
張り替え
雨漏りが起きたり、外壁が剥がれたりしている場合、家の下地部分が劣化している可能性があります。
張り替え工法は、外壁を解体し、住宅内部の劣化した部分を補修することができます。外壁と下地の同時メンテナンスが可能です。断熱材の交換や筋交いの追加などもできるので、断熱性・耐震性の向上が期待できるでしょう。
外壁の全面リフォームとなるので、費用と工期が最もかかる工法です。価格の相場は30坪規模の家で約150万円~約250万円、工期は約4週間みておくと安心でしょう。
外壁メンテナンスの方法
外壁のメンテナンスで大切なことは、こまめに外壁の状態を確認することです。自分でできる範囲の清掃で、苔やカビなど汚れの定着を防ぎましょう。
外壁をリフォームする際の注意点
外壁をリフォームする際に気をつけるべきポイントがいくつかあります。
ここでは外壁リフォームの準備段階で気をつけるべき4つのポイントを紹介しますので参考にしてみてください。
・相見積を取る
1社からの見積もりだけでは、適切な工事の内容や価格の相場が分からないまま工事を進めることになり、結果として高い金額で粗悪な施工を受けてしまう可能性があります。
複数業者から見積もりをもらい、施工の内容や価格を照らし合わせることで適切な工事内容と価格を把握することができるため、相見積を取るようにしましょう。
・訪問営業を行なっている業者に注意する
外壁リフォームにおけるトラブルとして訪問販売をしている業者に依頼した際の仕上がりが悪い、価格が高かったなどの例が挙げられます。
トラブルの頻度としても高く、実際に手抜き工事や高額な施工費を請求するという事例は今も横行しているため気をつけましょう。
・現地調査にどのくらい時間をかけているか確認する
一般的に外壁リフォームの現地調査は1時間程度の時間がかかりますが、中には15分〜30分程度の確認で終わってしまう業者がいます。
この場合外壁の状態などを詳しく確認出来ておらず、施工後にトラブルが発生する可能性がありますので気をつけましょう。
・専門業者に依頼する
外壁のリフォームを依頼する場合には施工実績が豊富で専門的な知識を有している業者に依頼をするようにしましょう。
専門業者は何かあった場合の対応や、施工方法においても優れている傾向にあります。
以上がリフォームをする前に気をつけるべきポイントです。上記のポイントを抑えて慎重に準備を進めることで外壁リフォームを成功させやすくなるため意識するようにしましょう。
戸建ての外壁リフォームを成功させるポイント
外壁リフォームの費用を抑えるポイント
外壁のリフォームは短いと約10年、長くても約20年に一度は必要になります。40年暮らすと仮定した場合、リフォームの回数は10年サイクルだと4回、20年サイクルだと2回です。
長年のトータルコストで考えた場合は、耐久性の高い外壁材を使うことで、外壁リフォームの回数を減らすことができます。
また、外壁リフォームには足場の設置が必要です。足場仮設にも費用がかかりますから、同じく足場が必要な屋根の工事も一緒に行うと、コスト削減につながるでしょう。
外壁と屋根工事のメンテナンス時期を一度合わせておくと、今後は同じ時期にリフォームすれば良いので計画を立てやすくなります。
そして、意外と費用がかかるのが廃材処分です。張り替え工法のように外壁を壊す工程があると、どうしても廃材が発生します。重ね張り工法や塗装の塗り替えは、廃材が発生しない分、費用を抑えることができます。
外壁リフォームで補助金(助成金)を受けるための条件・注意点
一番初めに確認することは、お住まいの地域・自治体で外壁リフォームに対する補助金や助成金の制度の有無です。自治体により支給される金額や工事内容が異なってきますので、よく確認しておきましょう。
助成金の申請は工事に入る前に行います。審査を必要とする自治体もあるでしょう。耐震基準を満たしていること、省エネルギーにつながるリフォームなどが助成金の対象となっているようです。
助成金を受け取るタイミングは、基本的には工事終了後になります。費用は前もって準備しておく必要があるでしょう。
※2020年12月時点の情報です。
家の外壁を建てるための費用相場はどれくらい?
家の壁を建てるための費用はいくらするものなのでしょうか。増改築など検討する際には是非知っておきたい情報だと思いますので、家の外壁を建てるための費用を紹介していきます。
木造工事:1坪あたり約70万円
2畳:約70万円
4畳:約140万円
6畳:約210万円
8畳:約280万円
鉄骨工事:1坪あたり約100万円
2畳:約100万円
4畳:約200万円
6畳:約300万円
8畳:約400万円
工事内容には外壁や屋根、内装仕上げ工事を含みます。その他設備関係の工事費用は含んでおりませんので、トイレなど水まわり設備を導入する場合は、別途費用が必要となります。
また、同じ住宅でも2階部分は工事に手間がかかり、工事する部分も増えるため費用は割高になる傾向があります。
また、増築をする場合は建築確認申請手続きを行なう必要があります。この手続きについては、工事施工業者や設計事務所が代行してくれますが、申請費用などが約2万円~約3万円必要となる場合があります。
家の外壁を新たに建てる工事を検討する際は、より専門的な知識が必要になりますので、建築した建設会社か信頼のおけるリフォーム会社に相談することをお勧めします。
外壁のリフォーム事例
塗装のリフォームでひびや苔対策
リフォーム費用 | 100万円 |
---|---|
施工日数 | 14日 |
住宅の種類 | 一戸建て |
築年数 | 20年 |
外壁にひびが入り苔も生えていたため、塗装のリフォームをご希望されていました。塗装をすることで外壁が綺麗になり、ひびが目立ちにくく苔も生えなくなりました。
新築のような見た目にリフォーム
リフォーム費用 | 87万円 |
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施工日数 | 16日 |
住宅の種類 | 一戸建て |
築年数 | 15年 |
築15年ほど経ち、塗装のタイミングということでリフォームを希望されていました。明るめのピンクにすることで内装はそのままですが、新築のような見た目です。
長持ちする外壁に
リフォーム費用 | 144万円 |
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施工日数 | 1カ月 |
住宅の種類 | 一戸建て |
築年数 | 19年 |
壁にひびが入っており、壁から雨が滲み出てくるようになったためリフォームをご希望されていました。良い素材なので当分壁をリフォームする必要がなくなり、石調の高級感があります。
外壁リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?
ここまで説明してきた外壁リフォームは、あくまで一例となっています。
「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。
そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!
この記事で大体の予想がついた方は次のステップへ行きましょう!
「調べてみたもののどの会社が本当に信頼できるか分からない…」
「複数社に何回も同じ説明をするのが面倒くさい...。」
そんな方は、簡単に無料で比較見積もりが可能なサービスがありますので、ぜひご利用ください。
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで全国1000社以上が加盟しており、外壁リフォームを検討している方も安心してご利用いただけます。
一生のうちにリフォームをする機会はそこまで多いものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、リフォーム会社選びは慎重に行いましょう!
この記事の監修者プロフィール

一級建築士事務所アルド住宅研究所
弘中純一一級建築士、宅地建物取引士。プレファブ住宅の開発からスタートし、以来40年にわたり住宅産業に従事。建築設計事務所・住宅リフォーム会社の経営を経て、現在は住宅の悩みを解決する、コンサルティングを中心に活動中。

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