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2019年07月12日更新

外壁塗装の剥がれの原因や予防法は?補修方法や費用もご紹介します

住宅の外壁塗装が剥がれてしまった場合、どのように対処する必要があるのでしょうか?外壁塗装の剥がれの原因と予防方法、外壁の塗装が剥がれてしまった場合の対処方法と対処にかかる費用についてご紹介していきます。

  • 【監修者】株式会社フレッシュハウス 樋田明夫
  • この記事の監修者
    株式会社フレッシュハウス
    樋田明夫
    営業戦略室 室長

住宅の外壁塗装が剥がれる原因は?

住宅の外壁の塗装が剥がれることは、築年数が古い家でなくても起こることがあります。まだ外壁のリフォームを済ませてからあまり年月が建っていないにもかかわらず起こりえる現象でもあります。
実は、外壁塗装が剥がれる原因は古さだけではありません。外壁塗装が剥がれるさまざまな原因を解説します。

塗装の劣化で塗膜が剥がれる

外壁の塗装が剥がれる原因の一つに、塗装の劣化があります。外壁塗装用の塗料は、少々の悪天候にも耐えらえるように耐久性が施されているのですが、決して半永久的に効果が持続するというものではなく、年数とともに劣化していきます。
外壁用塗料の中で耐用年数が短いのは、アクリル系の塗料で4年~7年です。シリコン系やラジカル系、光触媒塗料の耐用年数は8年~15年、ピュアアクリル塗料なら12年~15年です。
耐用年数が長いものは、フッ素系、遮熱系、無機系の塗料で15年~20年です。
この耐用年数を過ぎれば、塗装は劣化して塗膜が剥がれると考えられます。
ところが、この耐用年数はあくまで目安です。というのは、各塗料製造業者は塗料の耐用年数を、実験機を使って疑似的に作られた環境に置いて耐用年数を算出しているからです。
つまり実際に風雨にさらして数年、数十年という期間を待って耐用性を実験したわけではないので、実際に使ってみると耐用年数よりも長く使える場合もあれば、逆に短くなることもあります。
そのため、耐用年数よりも早く塗装が劣化して剥がれてしまうことも十分に考えられます。

施工不良が原因

外壁塗装が剥がれる原因に、施工そのものに問題がある場合も少なくありません。例えば、次のような例が見受けられます。

下地処理が十分できていない場合

外壁塗装してからまだ2~3年ほどしか経っていないのに外壁塗料が剥がれたケースには、下地処理が十分にできていなかったことが原因の場合があります。
下地処理は、主に壁面の汚れを落とすための高圧洗浄、高圧洗浄では取り切れなかった汚れを取るケレン作業、そしてひび割れなどが見つかればその補修などがあります。
こうした下地処理は手間がかかる上に、外壁塗装をしてしまえば外からは見えない部分なので、手を抜く業者がいるのも実情です。
しかし下地処理で手を抜くと、最初のうちはキレイに見えても、塗料が劣化を早めて剥がれるなどの問題が出てきます。

下塗り材に問題がある場合

外壁塗装には3段階あり、各段階に正しい塗料を適量を正しく使うことで外壁塗装を長持ちさせることができます。
ところが、最初の段階で間違った下地材の塗料が使われたり、塗る量を間違えたりすると、一番外に塗られた外壁塗装の収縮などが原因で下地ごと塗膜が剥がれやすくなります。
第1段階で使われる下地ともなる下塗り作業は、第2・第3段階で塗られる外壁塗装剤と壁面との接着剤としての役割があります。
最終的な外壁の仕上がりをよくするためでもありますが、下塗り作業の接着剤としての役割は重要で、下塗り材が適量で正しく塗られないと外壁塗料が耐用年数以内であっても剥がれやすくなります。
外壁塗装が早く剥がれたりしないように、下塗り材の選び方も大切なのです。

塗料が剥がれやすい材質もある

外壁塗料が塗られる箇所に使われている素材や塗られる場所によっても、塗料が剥がれやすくなります。
塗料がはがれやすい材質とは、塩化ビニールや、ガルバリウム鋼金のような金属系サイディングボード、そして屋根の張り出した部分の壁面である破風板が木製の場合です。
また屋根の張り出し部分の下部にある軒天といわれる箇所も塗料がはがれやすい場所です。
塗装される材質や塗装箇所によっても塗装は剥がれやすくなるため、そうした箇所はこまめなメンテナンスが大切です。

外壁塗装の剥がれの原因や予防法は?補修方法や費用もご紹介します

外壁の剥がれを放置するとどんな問題が起きる可能性がある?

住宅の外壁塗装は建物を雨水から守るために施されています。

そのため、外壁塗装が剥がれてしまうと雨水が簡単に内部に侵入できるようになってしまい、建物の構造や内壁を傷めてしまうのです。

内壁まで雨水が浸入した場合は壁紙などの内装が傷んでしまいますし、内壁まで侵入していない場合でも、外壁内部の構造材が腐食し、大がかりな修繕が必要となってしまいます。

塗装が剥がれた場合の補修方法

塗装にひび割れや剥がれが発生した場合、外壁への雨水や湿気の侵入を予防することができなくなり、構造材などが傷みやすくなってしまうため、一刻も早い対処が必要です。

外壁塗装にひび割れや剥がれを発見した場合は、すぐに業者に連絡し、破損部分の補修を依頼するようにしましょう。

また、塗膜剥がれの原因が塗装の劣化によるものだった場合は、住宅全体の塗装リフォームも必要となります。

もし、リフォームや新築時の施工不良が原因で塗膜の剥離が起こった場合は、施工を担当した業者に連絡を取り、状態を確認してもらってください。

この時、施工不良に対する保証があるなら問題はありませんが、もし保証がない場合には費用をどうするかの協議も必要となります。

このようなトラブルは丁寧に施工を施していても完璧に防ぐことはできませんので、リフォームなどで外壁塗装を依頼する際には、保証体制がしっかり整っている会社に施工を依頼するようにしましょう。

DIYで外壁塗装を修理することはできる?

剥離した塗膜の補修やひび割れの修理を業者ではなく自分で行うことはできるのでしょうか?

ホームセンターなどでは、外壁塗装用のペンキや建築用のモルタル、防水用のシリコンシーリング剤などが販売されているため、これらの材料を用いれば自分で対処できそうに思えます。

ですが、建物の外壁塗装やひび割れの修理については、完璧に補修できなければ内部に水分が侵入し、建物の寿命を縮めてしまうというリスクがあるため、DIYでの外壁補修についてはおすすめできません。

また、一時的に補修が上手くいったとしても、下地づくりなどが不十分なら簡単にペンキが剥離してしまいますし、ペンキによっては耐候性が不十分な製品もあり、補修には向いていないものもあります。

長期間安心して暮らせるよう、外壁に関する補修や修理については、DIYではなく専門の業者に施工を依頼するようにしましょう。

施工不良による剥がれは保証の対象?

外壁塗装が終わってから時間があまり経っていないのに塗装が剥がれることは少ないですが、もしも剥がれてしまったのなら、それは施工不良の可能性があります。
施工不良なら外壁塗装を依頼した業者に責任があるのですから、無償で修繕をしてくれるものと思っていないでしょうか。ところが、業者によっては修繕をしてくれないケースもあります。
そこで施工不良と保証との関係について見ていきましょう。

塗装の剥がれを保証するかは保証内容次第

施工不良により保証内で修繕をしてくれるかどうかは、保証の内容次第です。保証内容に施工不良により塗装が剥がれたのなら修繕するという明記があり、塗装が剥がれた原因が施工不良だと判断されれば、その修繕は補償対象です。

施工不良かどうかの判断は難しい

しかし実際には、このような主張が通らないケースが多くみられます。
塗装の剥がれが施工不良かを判断するには専門的な知識が必要で、素人目には難しい判断になり、また業者も施工不良を認めないことも多いのです。
塗料メーカーが保証している場合もありますが、塗料メーカーの保証はまだ数が少なく、使用された塗料が保証対象ではない場合は塗料メーカーの保証外になってしまいます。
つまり施工不良かどうかの判断が難しい以上、補償を受けられる可能性は低いと言っていいでしょう。

保証内容の確認を忘れずに

外壁塗装の保証には大きく分けて二つあり、どちらの保証を契約するにも内容を確認することが大切です。

自社保証は内容をしっかりと確認

自社保証とは、外壁塗装会社が発行する保証で、オリジナル保証とも呼ばれています。けれども、自社保証を発行するくらいなら安心できる塗装業者だと信じるのは、早計です。
自社保証は独自で保証内容を決めることができるので、いい加減な保証内容を提示する悪徳な企業もあります。定期的な点検を含めたアフターフォローも含んだ自社保証を提供する業者なら信頼できますが、でたらめな保証内容を提示する業者には注意が必要です。
保証内容は各社によって違いますのでしっかりと内容を確認して、信頼できる業者かどうかを判断しましょう。

団体や組合保証の安心感

外壁塗装の保証には、外壁塗装会社が加入している団体や組合による保証もあります。第三者によって正しく外壁塗装が行われたのかを判断してもらえるため安心感が得られると同時に、業者の施工不良によるトラブルを避けることができます。
ただ団体や組合による保証にも内容はいろいろですから、保証内容は吟味する必要があるでしょう。

保証がしっかりとした業者に依頼しよう

自社保証や各団体や組合の保証など保証にはいろいろありますが、保証内容が具体的でしっかりとした内容の業者なら、施工不良による塗装の剥がれで補償が受けられないといったトラブルを避けることも可能です。
したがって施工業者を選ぶ際には、保証がしっかりとした業者を選ぶようにしましょう。

外壁の補修を業者に依頼するとどれぐらいの費用がかかる?

外壁塗装の剥がれの原因や予防法は?補修方法や費用もご紹介します

塗膜の剥がれや外壁のひび割れが発生した場合、修理を依頼すると費用はどれぐらいかかるのでしょうか?

まず、小規模なクラックや剥がれなどが起きている場合については、モルタルをひび割れに擦り込むだけで補修できるため、下地補修と塗装を含めて1平方メートルあたり約15,000円が相場となります。

ひび割れの範囲が広い場合や、ひび割れが大きい場合はモルタルの塗り直しなどの大がかりな補修が必要となるため、下地の補修が1平方メートルあたり約2,000円、塗装は1平方メートルあたり約3,000円が相場です。

塗装費用については、一般的に広く用いられているウレタン塗料で塗装を行った場合の費用ですので、シリコン塗料やフッ素塗料などの高機能塗料を使用した場合、費用はもう少し高くなります。

また、施工箇所が高所の場合は足場を設置しなければならないため、追加で1平方メートルあたり約700円の費用が必要です。

施工方法や使用塗料により工事費は変わりますが、吹付け塗装では一見きれいな仕上がりに見えますがどうしても塗幕が薄くなります。

多少高めになりますがマスチックローラーによる弾性塗料の手塗り施工をお勧めします。

工期に関しては、建物全体の補修および塗装を行う場合が約2週間、一部のみを補修する場合については、施工内容と範囲にもよりますが、約1週間が目安となります。

外壁の補修を行う際には火災保険を確認しよう

外壁の塗装が破損したり、外壁にひび割れなどが発生したりした場合、原因によっては火災保険を利用することができます。

火災保険には、風災害への保証が組み込まれているものがあり、このようなタイプの火災保険では、地震や台風などによって外壁が破損した場合の補修費用が一部保証されるのです。

経年劣化による補修については費用の補償を受けることはできませんが、台風の後や地震の後に外壁の傷みを見つけた場合は、保険会社に連絡して対象となるかどうか確認してもらうと良いでしょう。

外壁リフォームに対応する優良な会社を見つけるには?

ここまで説明してきた外壁リフォームは、あくまで一例となっています。

「費用・工事方法」は物件やリフォーム会社によって「大きく異なる」ことがあります。

そのとき大事なのが、複数社に見積もり依頼して必ず「比較検討」をするということ!

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